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2008.03.31

高松宮記念、結果とほぞかみ

 高松宮記念、結果は……
 1着―幸  04ファイングレイン 単勝=7.1
 2着―岩田 10キンシャサノキセキ
 3着―福永 01スズカフェニックス
 枠連=2-5=27.0 馬連=04-10=46.1 馬単=87.5
 3連複=04-10-01=49.6 3連単=388.4
 ワイド12=15.5 W13=5.1 W23=7.7
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 ほぞ噛み反省の弁

 う~~ん。そうきたか~……(-.-)。
 「つまずかなかったら、福永スズカフェニックスの頭じゃないのか?」
 と思ったのは、私だけでしょうか。

 桜花高松宮記念は雨中の決戦となりましたが、スタートしてすぐ最内スズカフェニックスがつまずきました。
 鞍上福永は前のめりになって、むしろ「よくまー落馬しなかったな」と思われる体勢でした。
 私はテレビでそれを見て「ありゃま、これでスズカはなくなった」と思ったほどで、彼らは後方追走を余儀なくされました。

 ところが、そのスズカフェニックスが最後の最後で末脚を爆発させて3着に届いたから驚きました。
 4角14番手から上がり32.7という究極の末脚を繰り出しましたが、いかんせん遅すぎました。

 賭け事に「ればたら」はありませんが、「あのつまずきがなかったら」と思ったのは――何度も言いますが、私だけでしょうか(^.^)。

 私は直前予想で、高松宮記念は《マイル得意の馬対芝12得意の馬の闘い》であるとまとめて、連対候補として以下の7頭をあげました。(馬名のあとは印――着順)

 マイル得意馬から以下の4頭。
 01スズカフェニックス◎―3着
 16ローレル ゲレイロ○―4着
 07スーパーホーネット◎―5着(ウラ◎)
 10キンシャサノキセキ△―2着

 芝12得意組から以下の3頭。
 02プレミアムボックス○
 04ファイン グレイン▲―1着
 05マルカフェニックス△

 結局、この7頭の中から掲示板5頭が出たのですから、絞り方は間違っていなかったようです(^_^)。
 だから、スズカフェニックスにあのつまずきがなければ、たぶんスズカは1・2着に来たでしょうから、私は「的中(^o^)!」と叫べたはずなのです。
 それがああだから……競馬ってほんとに何が起こるかわかりません。

 ただ、印の付け方としては反省が多々あります。
 いつものように詰めを誤っているようで、前日4番人気のファイングレインより、7番人気のプレミアムボックスを上位ととってしまいました。
 両頭は同じく5歳馬、同じく前2走で芝12の連勝馬でしたが、ファイングレインの芝12[3000]に対して、プレミアムボックスは芝12[5031]でした。
 やっぱり「負けていない」ってことは強さの証なんでしょうね。

 それともう一つ。
 プレミアムボックスはGI初出走でした(G2も走っていない)。
 対してファイングレインは一昨年G2ニュージーランドT2着→GINHKマイル2着があります。
 GIは「まずGI馬から、次にGI連対馬から。GI未出走は格下げ」がセオリーなので、ファイングレインを上位と見るべきでした。

 それにファイングレインの過去成績を眺めてみると、この馬はむしろ3走前まではマイル以上のレースを走っていたので、《マイル・短距離両刀使い》と見なすべきだったかもしれません(^_^)。

 と考えると、やはり高松宮記念は短距離得意の馬より、マイル得意の馬にシフトチェンジした――と見なして良さそうです。来年はこのことを忘れず、絞り込みましょう。

 もっとも、最大のミスはマイルCS以来のスーパーホーネットをウラ◎にしたことでしょうか。
 このパターンは高松宮記念で過去1頭デュランダル2着があったので、通用するのではと思いました。
 ホーネットは5着に来たのだからそれなりに悪くはないのですが、あの短距離王デュランダルでさえ2着だったことを思うと、格的にはそれ以下のスーパーホーネットには過大な期待だったようです。

 ……とまーこのように、終わった後でいろいろ気づくのがいつものほぞ噛みであります(^.^)。

 まだまだ成長途上ということで、ご容赦ください。今回は太郎らも全滅でした。とほほ。
   
 ○ いつまでも成長途上とつぶやいて はっと気づけば棺桶の中?(^.^)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:実はまだいろいろな方針が定まってないため、相変わらず収支真っ赤っか状態継続中です。それがGI予想にも影響している気がします。再来週のGI本格開幕までには方針を固めたいと思っているのですが……。
 ところで、日曜日に私のゴルフ仲間(四十代)が肺炎を患って入院しました。ほぼ毎週のように休日出勤していた男で、過労が遠因ではないかと思います。花粉症もあって発見が遅れたのですが「胸が痛くなった」ら危ないようです。みなさん方もお気を付け下さい。(御影)

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2008.03.29

高松宮記念、直前予想

 土曜日の競馬中継を見ていたら、なんと中山競馬場は桜が真っ盛りではありませんか(^o^)。
 かくしてメインの日経賞は桜花日経賞となりました。
 明日も桜花高松宮記念なんでしょうね(^_^)。
 となると本番の桜花賞は葉桜桜花賞でしょうか(-.-)。

 それにしても、満開がこんなに早いなんて、やっぱり地球温暖化なのでしょうね。

 さて、地球の危機は置いといて明日の高松宮記念です(^_^)。
 
 まともなら01スズカフェニックスと16ローレルゲレイロの一騎打ちでしょうか。
 と思ったら、この2頭に07スーパーホーネットが割り込んで、3頭で3強の雰囲気になっております。実は私の◎○▲もこの3頭です。微妙に表ウラ分けていますが(^.^)。

 ところで、今年の高松宮記念はちょっと面白い傾向を示しています。
 それは芝12の闘いなのに、123番人気3頭がともにマイル得意の馬であることです。

 01スズカフェニックスは昨年高松宮記念前には芝14以上を13戦して[5152]、芝16[1133]で8戦全て掲示板を外したことがなく、芝14も[1110]と明らかにマイル得意馬。

 16ローレルゲレイロも芝12が[0111]芝14[1001]に対して芝16[1412]とやはりマイル得意。大きいところでは、朝日杯FSとNHKマイルでGI2着2度の実績があります。

 07スーパーホーネットも芝16[2213]。特筆すべきは一昨年のGIマイルCSを3歳時に2着していること。そしてこの馬は芝12未出走です。

 もう1頭5~6番人気10キンシャサノキセキも芝12[1010]、芝14[2003]に対して芝16[2132]だから、やはりマイル得意と言えるでしょう。

 つまり、今年の高松宮記念はマイル得意馬が上位人気を占めているのです。

 ある意味不思議な人気傾向ですが、高松宮記念はどうも06年より、短距離得意の馬からマイル得意の馬へシフトチェンジしたような気がします。

 JRAGIデータは過去10年の傾向として次のようにまとめています。
 「過去10年の3着以内馬30頭のうち19頭が、芝1200mで50%以上の3着内率を誇っていた。連対馬に限れば、芝1200mが未経験だった4頭を除く16頭中14頭がこの条件を満たしており、芝1200mで高い実績を収めている馬には注目が必要だろう」と。

 ところが面白いことに、ここで例外としている「芝1200mが未経験だった4頭」とは、06年1着オレハマッテルゼと2着ラインクラフトであり、昨年の1着スズカフェニックスと2着ペールギュントのことなのです。
 つまり、この4頭は芝12未経験のまま高松宮記念に出走して優勝し、2着連対を果たしてしまったのです(~_~)。

 おまけに昨年はごていねいにも3着プリサイスマシーンさえ、芝12の成績[0002]でした。
 彼らはとても芝12を得意としている馬とは思えなかったのです。

 これはちょっと異常です。
 精神世界の言葉に「1度しかないような出来事が2度続いたときは3度目もある」というのがありますが、これは果たして今年も続くのでしょうか。

 要するに、問題はこの「マイル得意の馬が活躍する」傾向は過去2年だけの特殊性だったのか、それともこれからも続くのか、という点に尽きます。
 続くようなら、123番人気3頭で決まるか、少なくとも2頭が絡むだろうから、もう1頭穴馬を探せばいいことになります。

 しかし、もしも2年前までの傾向が復活するなら、この3頭から1頭しか残らず、芝12得意の馬が2頭激走するかもしれません。であれば、結構な穴馬券になるはずです。

 木曜データで指名したように、芝12得意の馬は以下の7頭です。[ ]内は芝12の実績
 17エムオーウイナー [761.16](7勝)
 15トーセンザオー  [673.13](6勝)
 08リミットレスピッド[5138](5勝)
 02プレミアムボックス[5031](5勝)
 04ファイングレイン [3000](連率100)
 05マルカフェニックス[4010](複率100)
 10キンシャサノキセキ[1010](複率100)

 私はこの中から上位争いが可能な馬として、まず芝12[5031]とダントツな実績を持つ02プレミアムボックスをあげたいと思います。
 次に04ファイングレインですが、この馬は前走シルクロードS1着馬です。このトライアル経由馬は高松宮[315.25]と悪くないし、GINHKマイル2着もあるので取り上げます。
 また、05マルカフェニックスは前走阪急杯12着だが、これは5着降着でした。芝12[4010]と優秀なので、取り上げます。
 
 こんなわけで、まとめるなら、
 マイル得意馬から以下の4頭。
 01スズカフェニックス
 16ローレルゲレイロ
 07スーパーホーネット
 10キンシャサノキセキ

 そして、芝12得意組から以下の3頭をピックアップしました。
 02プレミアムボックス
 04ファイングレイン
 05マルカフェニックス

 私はこの7頭の勝負と見ます(^_^)。
 そこで、表の◎01スズカフェニックス、○16ローレルゲレイロ、残りは全て△扱い。
 ウラの◎07スーパーホーネット、○02プレミアムボックス、▲04ファイングレインとして残りは△扱いとして馬券を組みました。

 買い目は、
 単 勝=01スズカフェニックス 07スーパーホーネット
 馬 連=01→16 07 02 04: 07→02 04
 馬 単=01→16 07 02 04: 07→01 16 02 04
 3連複=01→16→07 10 02 04 05
 3連複=07→02・04→01 16 10 05
 3連単=01→16→07 10 02 04 05
 3連単=07→02=04→01 16 10 05
 [3連単は1→2着→3着流し]計45点

 さて結果は?

 ○ 表ウラごっちゃになって意味不明 マイル得意に賭けた予想か(^.^)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2008.03.27

高松宮記念、データ検討

【1】高松宮記念、人気パターン分類

 さて、いつものように過去10年間の高松宮記念人気分類です。
 高松宮記念は96年に芝1200のGIに昇格しました。
 よって、過去12年間のデータを見ます。
 パターン分けと出現回数は以下の通りです。

 《高松宮記念過去12年人気パターン(数字は人気)》

 《過去12年人気パターン分類》
(ア)1→2・3→456789(+超薄目)――4回
(イ)1→4・5→6789(+超薄目)――――1回
(ウ)1→超薄目→超薄目―――――――――――1回
(エ)2→3・4→56789―――――――――4回
   2→56→789――――――――――――1回
(オ)誕生日馬券(^.^) ――――――――――――1回

 3連複では全12回中1番人気軸が6回、2番人気軸が5回ですから、1番人気と2番人気を軸とすれば「ほぼ獲れる(^.^)」可能性があります。

 誕生日馬券は[6→3→4]と3・4番人気から流れています。つまり、過去12回のデータでは1234番人気が全て吹っ飛ぶ誕生日馬券が一度もありません。

 今年もこの傾向が続くかどうか断言できませんが、まー本線は1・2番人気軸でいいのではないか。 そして、穴馬券として1・2番人気を蹴って3・4番人気のどちらか――というやり方があります。

 ちなみに(ア)の4回は[3→4→1][1→3→16][2→1→8][1→13→2]。(イ)の1回が[4→6→1]。(ウ)の1回が[8→1→9]です。つまり、1番人気の1着は2回しかありません。
 また、(エ)の4回が[4→8→2][3→2→4][3→2→10][4→2→3]と2番人気は全て2着です。2番人気が軸で3・4人気が消えたパターンのみ[2→7→5]と1着でした。

 ということは1・2番人気馬は3連単の頭にしない方がいいかもしれません。
 今年はおそらくスズカフェニックス1番人気、ローレルゲレイロ2番人気でしょう。
 この2頭をどちらも頭にしないというのは、ちょっとした冒険ですね(^.^)。
 しかし、過去データは「頭にするな」と告げております。

 今回気づいた特徴として3・4番人気を軸とした3連複[3→4→1~6]パターンがあります。
 具体的には過去12回で[3→4→1][3→2→4][4→2→3][6→3→4]の4回がありました。
 これはちょっと面白いです。というのは、上記パターンは1番人気軸にせよ2番人気軸にせよ、2番手として2頭を設定しているので、馬券を買えばどうしても点数が増えてしまいます。かといって、どちらかに絞ると(大概ウラ目を食うので)あとでほぞ噛まねばなりません(^.^)。
 ところが、この3連複[3→4→1~6人気]は計6点です。しかも、1・2番人気も入っているので、面白いかもしれません(^_^)。

 もし1・2番人気から買うようならヒモは荒れると見なして人気薄でいきましょう。
 過去12回でフタケタ人気の10番人気以下が3頭、ちょい人気薄の8、9番人気も4頭激走しています。

【2】高松宮記念、確率前予想

 【高松宮記念、確率・タイム単純馬券作戦データ】

1 勝鞍順
 A=13勝リミットレスピッド[3526]
 B=9勝プリサイスマシーン[9.10.2.17]
 C=8勝スズカフェニックス[8365]
 D=7勝スーパーホーネット[7219]
 E=7勝トーセンザオー  [486.18]
 F=7勝エムオーウイナー [534.20]
 以下6勝2頭、5勝5頭、4勝4頭、3勝1頭

2 全成績連率(60以上……だが、連率60以上なし→50以上)
 C=スズカフェニックス [8365](50)
 C=ナカヤマパラダイス [4325](50)
 C=ローレルゲレイロ  [3526](50)
 C=プリサイスマシーン [9.10.2.17](50)
 D=スーパーホーネット(47)

3 全成績複率(70以上)
 A=スズカフェニックス[8365](77)
 B=プレミアムボックス[6044](71)
 C=ナカヤマパラダイス(64)
 D=マルカフェニックス(64)

※この3項目を見ると、全連率60以上が1頭もいないし、全複率70以上も2頭だけ。
 思いの外レベルが低いことに驚く。ローレルゲレイロの複率の低さも気になる。

 次に芝距離別成績では……(1Wは1勝クラスのこと)
4 芝12 勝ち鞍(2戦以上)
 A=7勝エムオーウイナー [761.16]
 B=6勝トーセンザオー  [673.13]
 C=5勝リミットレスピッド[5138]
 D=5勝プレミアムボックス[5031]

5 芝12 連率(2戦以上)
 A=ファイングレイン [3000](100)
 B=マルカフェニックス[4010](80)
 C=プレミアムボックス(56)

6 芝12 複率(2戦以上)
 A=ファイングレイン [3000](100)
 B=マルカフェニックス[4010](100)
 C=キンシャサノキセキ[1010](100)
 D=プレミアムボックス[5031](89)
 E=ローレルゲレイロ(67)

※スズカフェニックスがここに登場しない。ここでは伏兵陣多士済々といったところだろうか。


7 芝14
 A=スーパーホーネット[2001]
 B=ブラックバースピン[2102]
 C=プリサイスマシーン[2102]
 D=スズカフェニックス[1110]
 E=マルカフェニックス[0021]

8 過去数戦のタイム優秀馬を各距離2頭だけ列挙すると……
 芝12
 Aペールギュント  [1080]G3京阪杯2着
 Bブラックバースピン[1080]G3京阪杯4着
 芝14
 Aスズカフェニックス[1206]G2阪神C1着
 Bローレルゲレイロ [1207]G3阪急杯1着
 Bスーパーホーネット[1207]G2スワンS1着

 芝16
 Aスズカフェニックス[1328]GIマイルCS3着
 Aキンシャサノキセキ[1328]OP1着
 Aローレルゲレイロ [1328]G3東京新聞杯1着

【 データからの結論 】

 最後に上記2番目以降の8項目で名が上がった馬を取りあえず多い順に並べてみました。
 総合順位    項目=123456789
 Aスズカフェニックス=CCA   DAA
 Bローレルゲレイロ = C   E BA
 Cマルカフェニックス=  D BBE
 Dプレミアムボックス=  BDCD
 Eスーパーホーネット=DD    AB
 Fファイングレイン =    AA
 Gキンシャサノキセキ=CA
 Hエムオーウイナー =F  A

 一応、スズカ、ローレルをABとしましたが、抜けている感じではありません。
 Aのばらつき方からすると、2頭のマッチレースと言うより、混戦と見るべきではないでしょうか。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影)

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2008.03.24

08競馬を占う――メイン大荒れの理由は?

 いかがお過ごしでしょうか。3月も競馬真っ赤っか継続中の御影祐です(-.-)。
 しかし、桜の満開も間近。いよいよ本格的な春GIシーズンの到来です。
 今週末は高松宮記念ですが、その前に「今年のGIを占う――メイン大荒れの理由は?」を配信いたします。
 実はこの原稿はフェブラリーS前に書いていたものです。
 その後もあまり状況は変わっていない――つまり、特別戦の大荒れ傾向が続いている――ので読者各位の参考になれば、と思って配信する次第です。
 ちょっと長いですが、ヒマなときに読んでみてください(^_^)。

 【今年のG Iを占う――メイン大荒れの理由は?】
 《ア》1、2月実力馬不在
 《イ》サンデー産駆不在
 《ウ》豊の凋落(ちょうらく)
 《エ》厩舎廃業の危機

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【今年のG Iを占う――メイン大荒れの理由は?】

《ア》1、2月実力馬不在
 1月の中山、京都。続く2月の東京、2回京都開催は――特に特別やメインで大荒れだった。
 つくづくその理由を考えてみると、見出しに掲げた4点が思いつく。

 たとえば、古馬は昨年9月以降有馬記念を頂点とした中長距離GIの流れがあり、3歳馬は菊花賞を3冠最後として闘い、有馬記念で合流、以後実力馬は1、2月休養に入る。

 その傾向は当然G2、G3クラスでも似たようなもので、力があると見なされた人気上位馬が順当に勝ち上がって休息に入る。つまり1、2月は有力馬、実力馬が不在と見るべきだろう。
 となると、昨年秋それに絡んでいた2、3着~4、5着馬たちが押し出されるように、1番人気2番人気となる。

 しかし、この連中「鬼のいぬ間に勝ち星を」と出走してきても、昨年秋を闘った疲れが抜け切れていない。つまり、本来は休息すべき時期に出てくるのだから、大物ではなく中物と言うべきだろう。

 競馬は大物でさえ歴戦の疲れ、レース中の不利、へたな走りでいとも簡単に中物、小物(と見なされた馬)に負ける。いわんや、この時期押し出されたかのような1、2番人気の中物は、小物にたやすく負けても不思議でないだろう。


《イ》サンデー産駆不在
 次に(特に3歳馬で)偉大なる種牡馬サンデー死亡の影響がじわじわと出てきた気がする。
 サンデー産駆不在となって以降、クラシック戦線は猫の目勝ち馬状態で、荒れ気味である。
 かつてGI出走馬18頭のうち半数はサンデーサイレンス産駆という時期があった。
 ということはGI前哨戦で、サンデー産駆が人気を集め、そして順当に勝ち上がったことを意味している。つまり、実力馬=サンデー産駆だった。

 いまサンデー亡きあと、そうした絶対視できる産駆がいなくなったことを思えば、3歳特別や重賞が荒れたとしても、これまた不思議ではない。
 今年の3歳GI戦線も大荒れ傾向は続くのではないだろうか。


《ウ》豊の凋落(ちょうらく)
 GIフェブラリーSこそ、ヴァーミリアンで強い勝ち方をした武豊騎手。
 昨年私は「07武豊の異変――豊不振の謎を解く!」を書いて、豊の3000勝達成による衰え、ディープインパクト後遺症……など彼の不調を論じた。

 では、今年これまで豊はどうだっただろう。

 彼の初出走以来のトータル成績は勝率0.210、連対率0.357、複勝率0.475とさすがの天才ぶりを発揮している。出走半数近くで3着以内というのは恐るべき数字である。
 このデータを見れば、確かに「豊からか買うか、最低でも抑え」にしたくなる。

 では今年1~3月までの成績はというと、勝率0.222、連対率0.363、複勝率0.456で、ほとんど例年と大差ない。「衰えなどとは失敬な」と言われそうだ(^.^)。

 だが、ことメインやその前後の特別戦を見ると、武豊は必ずしも通算成績ほどの期待に応えられていない。

 今年重賞競争は15回参戦して[230.10]だった。
 勝ったのはフェブラリーSのヴァーミリアン、G3ファルコンSのダノンゴーゴーの2回のみ。2着は3回。15回中3分の1の連対率で、果たして満足できるだろうか。
 気になるのは3着が0だから、馬券の対象にならない着外が15回中10回もあったことだ。
 もちろん並みの騎手なら問題視しない成績である。むしろ良い方かもしれない。だが、武豊だから問題なのである(^_^)。

 しかも、2月以降の重賞9回中なんと1番人気が8回である。
 その結果は[2205]となれば……うーんビミョー(-.-)。

 これも率にすれば「まー普通」と言えるかも知れない。
 しかし、この馬たちみな武豊が乗って1番人気だったことを忘れてはならない。実力があると認められ、なおかつ「鞍上強化」と見なされた馬たちである。正直武豊なら、6、7回は3着内に来てほしい。

 ここでも3着がなく4着以下が5回。つまり、豊が乗った1番人気馬の過半数は4着以下に落ちたのである。

 私は3着が少なくなったことに、豊騎手が「粘りがなくなったのではないか」と感じている。つまりあきらめが早くなった、「こりゃダメだ」と思ったら、もうそれ以上無理しないし、追わないことの現れではないかと見ている。

 また、特別戦に関しても同じような傾向が見られる。
 今年1、2月前半まで武豊騎乗馬は1番人気が多かった。だが、それで勝ちきれず、2、3着にも来ないとわかり、最近は1番人気の回数が減ってきた。
 ならば結果はと見ると、やはりずぶずぶである。
 特別や重賞では逃げて残れず、追って届かない傾向が続いている。

 たとえば、G3シルクロードSでは1番人気アストンマーチャンで逃げて10着惨敗。3歳G3きさらぎ賞でも、1番人気ブラックシェルで4角最後方。そこからメンバー中最速の上がりを出しながら7着惜敗だった。
 昨年GIで何度も見かけた「逃げて粘れず追って届かず」という悪夢を再現しているかのようだった。
 フェブラリーSでヴァーミリアンが勝てたのは、馬が先行脚質だったからかもしれない。

 ところが、今年通算の成績なら、いつもの年と大差ないのである。

 これは何を意味するかというと、以下のようにまとめられる。
 新馬・未勝利・下級条件クラスでは武豊神話が継続している。しかし、特別戦や重賞クラスではもはや並みの騎手でしかない――ということではないだろうか。

 こうした傾向はかつて名手岡部の晩年にも発生した。
 彼もまた3000勝が近づいた頃、平場では勝てるけれど、GIや重賞で勝てなくなった。
 最も印象的なシーンは2004年牝馬3冠間違いなしと言われたダンスインザムード(結局桜花賞の1冠のみ)を、桜花賞を前にして武豊に譲ったときのことだ。私は「ああ岡部も老いたなー」と思った。その2年後彼はターフを去った。

 昨年通算3000勝を達成した武豊。彼のGIや重賞で勝てなくなった傾向は今年も続くのではないかと私は予想する。少なくとも「GIはとにかく武豊から買う」のは無謀な冒険(^.^)ではなかろうか。

 フェブラリーS以降、武豊騎乗馬は目下重賞6連続1番人気中である。
 結果はヴァーミリアンとダノンゴーゴーの1着を含めて[2202]と復調のきざしは見える。しかし、それ以前は15回騎乗して2着1回のみだったことを忘れてはならない。

 もはやGI・重賞で、豊は「頼りになる、鞍上強化」とは言えないのではないだろうか。特に追い込み、逃げタイプの馬に乗ったときは「危険な人気馬」と見なしていいような気がする。豊騎乗馬が来なければ、当然馬券は荒れる。


《エ》厩舎廃業の危機
 詳しいことは知らないけれど、地方競馬ではすでに厩舎廃業が始まっているという。
 中央競馬も厩舎の管理頭数が制限された。それは一言で言うと「活躍できない馬を抱えて活躍できない厩舎はもうやめてしまえ」ということのようだ。

 日本では「改革・規制緩和」の名の元に、いろいろな職業で徹底的な資本主義化が押し進められてきた。
 改革・規制緩和とはかつて日本にあった社会主義的助け合い精神の一掃も含まれている。

 それまではどの業界も突出した金持ちはいないけれど、「みんな中流でのんびりやりましょう」という雰囲気だった。
 たとえば、建設業界の談合はさんざん批判されたけれど、それは「今回の仕事は私が、次回はお宅が、その次はそちらが……」というみんなが生き抜くための方策でもあった。

 それが馬の目を抜く競争、弱肉強食の資本主義化が徹底され、強い奴、能力のある連中は、より一層強く金持ちになり、弱いやつは落ちこぼれる――という流れが広がった。

 とにかく「自分の会社だけが仕事を取る。他はつぶれたって構わない」なんてことになれば、ひたすら安くする、偽装をしても売り上げアップを図ることになって不思議ではない。
 モラルなんかへでもない。生き残るためにはなんだってやるだろう。

 あるいは、規制緩和で大型店舗がどんどん進出して地場の小売店をつぶした。どこでも酒が買えるようになって町の酒屋さんはつぶれた。地方の駅前シャッター街は有名だが、都市部でも住宅街から小売店舗が消えた。みんな車に乗って大型店に買いに行く。あれこそ独占資本主義の象徴ではなかろうか。

 あるいは、タクシー業界のように誰でも参入できるようにした結果、運ちゃんは過当競争と低賃金に追い込まれた。郵政民営化なんてのもその一環で、これから郵便局員は数万人がリストラされ、派遣社員になるしかないという。それが「小泉改革」という名の実態だ。

 かくして一握りの金持ちとたくさんの貧乏人という格差社会が完成しつつある。それはつまり原始資本主義の復活そのものではないか(^.^)。

 そうした体制と雰囲気についていけず、嫌気がさした若者は未来に希望を持てず、現在に生きていけない。
 毎年日本では老若男女三万人が自殺する。田舎町一つ分の人口が1年で消えるのだ。
 考えてみてほしい。自殺した三万人は「この世は楽しゅうございました。いい人たちばかりでした。お世話になりました」とつぶやいて自殺するのだろうか。

 いやいや、そんなことはあるまい。怨嗟と呪いの言葉を吐きながら、誰かれともなく怒りと憤りを噛みしめながら、「誰か道連れに殺してやりたい」と思って自殺するのだろう。
 自殺できない若者は引きこもり閉じこもり、ヴァーチャル空間でわけわからなくなって「人を殺してみたい」思いを実行する。
 これもまた悲しき社会総資本主義化の現れ――と見るのは私だけだろうか。

 とまー小難しい話は置いといて競馬に戻ると……(^.^)、

 要するに、競馬界にも資本主義化の波が押し寄せたのではないかと私は推理する。いわば「強い者が生き残り、弱い者は落ちこぼれろ」ってことだ。

 いままではのんべんだらりと「馬は出してりゃいい。掲示板に載ればいい。お互い助け合いましょう」てな発想が変わって、必死こいて「生き残るためには活躍しなけりゃならない。活躍しなければ馬肉だ、廃業だ(--;)」てな状況になったのではなかろうか。 かくしてなりふり構わず馬を仕上げて激走させる。

 馬をあずける馬主にとってみれば、クラシックや重賞勝利は名誉なことだが、人気薄で激走してくれるのはもっとおいしいはずだ。
 そんな厩舎には「ならばあの弱小厩舎にも馬をあずけてみよう」となるのではないか。そう思わせるために、厩舎は駄馬と見なされた人気薄馬を激走させる――ようになったのかもしれない。 かくして競馬は荒れる(^.^)。

 以上四つの推理が当たっているなら、競馬の大荒れ傾向はしばらく続くのではないかと思う。
 今後メインや重賞では、1、2番人気が軸ならヒモは薄目から超薄目に。あるいは1、2番人気馬にどんな小さなことでもいいから、いちゃもんつけて(^.^)34番人気から軸馬を探すべきかもしれない。たとえば「おっ1番人気武豊かー。しめしめ、カモネギだぞ」とか……(^.^)。

 少なくとも、もはや絶対視できる要素は何もないと心すべきではないだろうか。

 ○ 特別や重賞まずは荒れると思え、豊人気馬危険の徴候(^.^)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:ちなみに、今年の高松宮記念にカモネギの武豊騎手は出ません(^.^)。彼はドバイに出張だそうです。そちらはもちろん武豊騎乗馬を応援したいですね。(御影)

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2008.03.13

狂歌今日行くジンセー論[96号]

 ようやくあたたかくなってまいりました。いかがお過ごしでしょうか(^_^)。
 梅の花見のシーズンですが、東京で梅と言えば青梅(おうめ)の梅林が最も有名です。

 そこで先日友人A氏と日帰りで青梅と山梨の「旭(あさひ)温泉」(こちらはあわあわ炭酸温泉で有名)に出かけました。本日はそのお話しです。日帰り旅としては珍しく《妙な偶然》がありました(^.^)。

 初めにもう一つ伏線を。山梨県韮崎(にらさき)市の北方に「増富(ますとみ)温泉」というのがあります。源泉に微量のラジウム放射能が含まれており、がんこな病気にきくと評判の温泉です。私とA氏は昨年そこも訪ねたことがあります。

 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ 日帰りの小さな旅もまか不思議 たまたま出会う悩みの答え

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 (^O^)ゆとりある人のための10分エッセー(^O^)

 【 日帰り温泉旅の偶然 】

 私はこれまでメルマガやホームページに、自分自身の旅や偶然の出会いで、悩みの答えを得たり、問題解決のヒントを得る体験を書いてきました。
 私は結構面白いと思っているのですが、このような体験談を記すと、しばしば「宗教的だ」と言われることもありました。

 しかし、私は別に神仏を信仰しているわけではなく、何かを信じたおかげでそのような偶然が起こったなどというつもりも毛頭ありません。
 ただ、このような見方・考え方・感じ方は、感動薄きこの人生(^.^)に《感動と喜び》を与えてくれる――そう思って紹介しているだけです。

 そもそも人は物心ついてから、十代、二十代までは感動をもって人生を送ることができます。
 たとえば、友人との出会いや別れ。初めての恋に失恋に得恋。いろいろな事件に遭遇して失敗しては落ち込み、うまくいったときは「やった(^o^)!」と喜ぶ。そのつど喜怒哀楽の感情を味わいます。 苦労も含めて全てを《感動》と呼ぶなら、ある年齢までは生まれて初めての感動が次から次にやってきます。

 しかし、三十歳を過ぎたあたりから、だんだん人生で感動することが少なくなったような気がします。結婚して子どもが生まれれば、わが子の成長を自分の感動として生きることができるでしょう。しかし、子どもも成長してしまうと、ますます感動の機会が少なくなるようです。
 毎日は同じような仕事や生活の繰り返しであり、自然の移り変わりも感動の対象とはならない。あっという間に一年が経つというのも、新鮮な感動が少ないからではないかと思います。

 しかもいくつになっても苦労の種は尽きない。家族問題に頭を悩ませ、人間関係に苦しみ、さらに年を重ねるにつれ、健康上の悩みは増えるばかり……(--;)。

 そのような停滞した(^.^)人生で、一体どうやって《感動》をつかめばいいのでしょう。

 私は偶然の出会いや出来事からその《感動》がつかめると思うのです。
 そうした感動に出会うと、私は次のようにつぶやきます。
「これだから人生は楽しい。やめらんない」と(^_^)。

 さて、上記狂短歌に記した、日帰りの旅で得た「悩みの答え」とは私のことではありません。友人A氏の悩みのことです。

 彼とは初めて教員になったころからの付き合いで、数年前定年退職しました。
 最近六十代半ばとなったA氏は「歩けなくなった」悩みをうち明けることが多くなりました。

 この日も青梅(おうめ)に行く車中で、A氏は彼自身の不安や悩みを語りました。
 中でも深刻なのが「最近歩けなくなった」との悩みです。
 趣味のテニスをやってもみなについていけない。ひどく疲れる。散歩にも出なくなり「何より歩かなくなったし、歩けなくなった」と述懐していました。

 しかもこれから年を重ねるにつれ、足腰はますます弱くなる。ひどいと病気や骨折で寝たきりになる可能性だって高い。だから《積極的に歩かねばならない》ことはよくわかっている。
 しかし、それは理屈です。感情がそれを認めていないから、歩くと痛いとかきつい、つらいと思って歩けないのです。そうして不安はますます募る……そのような悩みを吐露していました。

 私はそれに対して通りいっぺんの答えしかできませんでした。
 私自身はゴルフをやっており、一日数キロ歩くことは苦ではないからです。A氏より十いくつ若いこともあって、私にはそのような不安がなく、当たりさわりのないアドバイスしかできないのです。

 ところが、この「日帰り梅見温泉の旅」で、彼の悩みに対する答えに遭遇しました。
 たまたま出会った「猛烈徒歩おじさん」。彼はA氏にとって手本としたいような人物であり、彼の悩みの答えでもありました。

 これだから人生は愉快で面白いのです(^o^)。たまたま出会った人から、悩みの答えを得られるのですから。

 以下は「旭温泉、行ってきました」と題して別の友人にこの件を知らせたメールです。

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 今日A氏と日帰りで旭温泉へ行ってきました(^_^)。
 旭温泉だけでは時間が余るので、その前に「青梅で梅見でも」と思ってそちらに寄ったのですが、これが大失敗でした。

 町田近辺では梅がかなり咲いているので、「まー五分咲きくらいはあるだろう」と思って出かけました。ところが、これが二、三分どころか一分咲き(^.^)。それも一千数百本ある梅の木の中の数本だけ……(--;)。
 ということはほとんどみーんな蕾でした。つまり、梅見じゃなくつぼ見(^.^)。
 どうやら二十日頃が見頃だそうです。

 もっとネットで調べていくべきでした。でも、客は結構多かったです。
 まーでも、(小さくても)旅に出かければ、そうしたことはあるので、私は別に気になりませんでした(^.^)。

 ところが、A氏は昨年二月末に奥さんと青梅に行き、そのときもつぼ見に終わったとかで、二連続の不如意となったようです。
 彼は出かける前その不安を口にしていたのですが、それが当たりました。
 私はそのとき「じゃあやめましょうか」と言ったのですが、彼は「まー行ってみよう」と答えたので、どちらも仕方ないなと思ったところです。

 その後中央高速で韮崎(にらさき)に行き、飯食って旭温泉へ。
 炭酸温泉と言うだけあって、確かにあわぶくぶくの源泉かけ流し温泉でした。

 A氏はイマイチ無感動の体でしたが、私も大分で炭酸系温泉を知っているので、まーこんなもんかなと(^_^)さほどの感動はなし。
 やはり内湯一つだけというのが物足りない。あれで露天とか水風呂があれば最高なのですが。
 それでもあまり熱くないので、1時間はたっぷり入りました。いい汗かきました。

 ところで、ここでちょっとした驚きの御仁と出会いました。
 私らが入って源泉が出る湯口近くにいると、10リットル用のポリタンクを手に近づいてくる男性がいらっしゃいました。年の頃はA氏と同じくらい。
 彼がタンクに源泉を入れているので、A氏が「ここの水は効きますか」と聞きました。
 すると、「いや。私もここは初めてなので、どうなのか……」との返事。
 私が「どちらから?」と聞けば「東京からです」。
 おやまー「私たちもです」と言葉を交わすようになりました(^_^)。

 そうしたら、驚いたことに、彼は前夜増富(ますとみ)温泉に泊まっていたというのです。
 おやまー「私たちも去年行きましたよ」としばし増富談義(^_^)。

 さらに彼が言うには「増富温泉の源泉をこれに入れてきたのですが、ここの炭酸水がおいしいと聞いて……」増富の湯を捨てて旭温泉のを入れるため、わざわざ「ここに来た」というのです。
 しかも「車ではない」と聞いたから、私もA氏も「ええっ(・o・)!」と目が点に。

 彼は東京から電車で韮崎まで来るとバスで増富温泉に行き、一泊して今日韮崎へ戻り、そしてバスに乗って再び旭温泉まで来たのです。
 その間コロ付きのバッグにその10リッターポリタンクを入れ、ごろごろ転がしながら歩いてた――ちゅうわけです。私もA氏も驚きました。

 もっと聞けば「昨年胃ガンで切腹しました」とのこと。
 お腹も私たちに見せてくれました。昨年手術したにしては、かなり傷跡が小さくなっていました。
 そして退院後はいろいろ温泉を渡り歩き、水を求めているというのです。
 大分県日田の天領水も飲んでおり、先日は別府鉄輪(かんなわ)温泉に行ったとか。
 おやまー。そこで私は九重(ここのえ)町の壁湯温泉や寒の地獄冷泉を宣伝しときました(^_^)。
 炭酸水なら、飯田高原の「お池」というところに、サイダー並みの冷泉がわき出しており、ご飯やコーヒーに使うととてもおいしいという話もしました。

 彼は別に悲愴感もなく、淡々と自分のことを語り、顔つきも精気があってとても元気そうでした。
 それでも、車を使わず歩きで温泉巡りをしている――そのエネルギーは「一体どこから来るんだろう」などと考え、帰りの車中でA氏と「あれは生への執着ですかね?」などと語ったところです(^_^)。

 最近「寒いところには行きたくない」とか「歩けなくなった」と、とみに弱々しい発言が増えた(^.^)、かの人にはいい刺激になったのではないでしょうか。

 これだから(小さくとも)旅に出るのは楽しいのです。
 思わぬ出会いと感激があるから。
 彼と出会ったことで、蕾梅見の不如意など吹っ飛んじゃいました(^_^)。
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 私はこの日起こった猛烈おじさんとの偶然の出会いに、当初あまり感激しませんでした。
 しかし、友人に送ったメールの最後に「A氏にはいい刺激になったでしょう」と書いたところで、「そうか。あのおじさんとたまたま出会ったことは、歩けなくなった悩みを抱えるA氏にとって、悩みの答えだったのか」と気づいたのです。どうやら私はその現場に立ち会っただけ――と言えそうです。

 それにしても、小さくとも、やっぱり外に出かけることでこんな偶然の出会いと遭遇する。
 ほんとに旅は面白いです(^_^)。

 ○ 日帰りの小さな旅もまか不思議 たまたま出会う悩みの答え

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:3月に入って早々面白い出来事に出会ったので、月末を待たずにメルマガを発行できました(^.^)。実はこの「偶然の出会い」にはもっと深くて面白い内容が含まれています。その見方について次号で紹介したいと思います。それまでにちょっと考えてみてほしいことがあります。たとえば、ミスや不運などでいやなことが二度三度と続いたとき、あなたはそれをどのようにとらえますか。感情を爆発させて自分を責め、人を責めたか。あるいはじっと我慢したか(^.^)。不運を呪い嘆き、仕方ないさとあきらめたか……などなど振り返ってみてください。(御影祐)

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