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2008.04.30

天皇賞春、データ検討

 先週土日もボロ負けで、相変わらず競馬絶不調、馬券中毒症候群の御影祐です(^.^)。

 つらづら思うに、桜花賞も皐月賞も大荒れでしたが、事前のスポーツ紙はどちらも「混戦」と評していました。
 私は「なーにそんなときは結構1・2・3番人気絡みで決まることが多いもんさ」と高をくくっていました。
 ところが、その風評どおり桜花は超穴、皐月も1番人気3着、2・3・4番人気が消える中穴の荒れとなりました。風評をバカにしちゃいけんですね。

 さて、今週は古馬の長距離GI。淀の坂を2周する春の天皇賞です。
 今回は誰もが認める混戦――というより軸馬不在。
 もっとも頼りにしたいメイショウサムソンが大阪杯で惨敗の6着。
 昨年の菊花賞馬アサクサキングスもなぜか阪神大賞典ではなく、大阪杯に出走して微妙な3着。
 いくらダイワスカーレットが強いと言ったって、あんなに簡単にGI馬が負けてしまっていいものでしょうか。

 春天は一体どういう荒れ方をするのでしょう。
 あるいは、古馬なら3連複123番人気1本があるのかどうか。
 今回も競馬中毒者を悩ませる一戦となりそうです(^_^)。

 まずはいつもの、春天過去10年の人気パターン分類です。

【天皇賞春、過去10年人気パターン分類】

 《過去10年人気パターン分類》
(ア)1→2・3→456789(+超薄目)――5回
(イ)1→4・5→6789(+超薄目)――――0回
(ウ)1→超薄目→超薄目―――――――――――1回[7→8→1]
(エ)2→3・4→56789(+超薄目)―――1回[2→11→4]
(オ)誕生日馬券(^.^) ――――――――――――3回

 (ア)が5回で(ウ)を加えると1番人気の軸は6回でした。
 とりあえず春天も1番人気からでしょうか。

 (ア)の詳細は[1→3→2][1→3→2][1→3→2][2→3→1][1→2→8]で、なんと123番人気の3連腹1点で決まった年が10回中4回もあります。4回中3回は1番人気の1着。

 ならば皐月賞同様、まずはこの1点を買っておこうか、と思いがちです。
 しかし、この4例は全て3連腹開始前のもの。しかも頭数14頭以内で出現した馬券です。それ以後123番人気の3連複決着は一度もありません。

 むしろ3連腹開始以後は誕生日馬券のオンパレードと言っていいくらいです。

 (オ)の誕生日馬券が[2→10→5][10→4→5][13→14→4]の3回。(エ)の[2→11→4]も実質的には誕生日馬券のようなものでしょう。
 つまり、過去10回中誕生日馬券が4回も出現しているのです。

 一昨年はディープインパクトの頭で(ア)の[1→2→8]。昨年はメイショウサムソンの頭でしたが、[2→11→4]と荒れました。

 もうこうなったら、皐月賞同様、大穴馬券の組み合わせを構築しようではありませんか(^.^)。

 まず何はともあれ1番人気軸の場合、ポイントは7・8番人気にありそうです。
 そこで3連複[1→678→234]のフォーメーション。

 次に1番人気が消えるときは2・4人気と5・6人気からさらに薄目へ流す。
 そこで3連複[2・4→5・6→10~14]のフォーメーション。

 いずれもフォーメーションで買って[軸→薄目→超薄目]に備えます。

 この網で誕生日馬券4回中[2→10→5][10→4→5][2→11→4]の3回、でっかいのがかかります(^_^)。
 さて、柳の下にどじょうはいるのか。はたまた荒れそうだと思われる春天で久々の3連複1番人気が激走(^.^)するのか?

【 確率前予想 】

 【天皇賞春、確率・タイム単純馬券作戦データ】

1 勝鞍順
 A=9勝メイショウサムソン
 B=8勝アイポッパー
 B=8勝アドマイヤモナーク
 B=8勝サンバレンティン
 C=7勝ポップロック
 C=7勝シルクネクサス
 以下6勝4頭、5勝1頭……

2 全成績連率(60以上)
 A=アドマイヤジュピター[6222](67)
 B=アイポッパー[8.10.19](64)
 B=メイショウサムソン[9526](64)
 C=ホクトスルタン[4405](62)
 以下55のアサクサキングス

3 全成績複率(70以上)
 A=アドマイヤジュピター[6222](83)
 B=メイショウサムソン[9526](73)
 C=ポップロック[7599](70)
 以下68のドリームパスポートとアイポッパー

※この上位で決まってくれればありがたいのですが、やっぱり武豊メイショウサムソンが1番人気なんでしょうか。

4 次に芝距離別成績ですが、その前に昨年の春天を振り返ります。

 昨年は[メイショウサムソン→エリモエクスパイア→トウカイトリック]で決まりました。人気は[2→11→4]で、トウカイトリックがフタケタ人気でした。
 春天終了後、私は以下のタイム系データ(^.^)を取り上げ、ぎりぎりほぞを噛んだものです。
----------------
 芝3000=1位メイショウサムソン[菊花賞 3034]……1着
       2位トウカイトリック―[万葉S 3073]……3着
 芝3400=1位トウカイトリック―[ダイヤS3306]……3着
       2位エリモエクスパイア[ダイヤS3306]……2着
 芝3600=1位アイポッパー―――[ステイS3434]……4着
 結局、これだけで上位4頭全て勢揃いだから、私がぎりぎりほぞを噛み、「やってもうた」とつぶやいた心境わかってもらえるでしょう。
----------------
 つまり、昨年の春天は「単純タイムデータ」で上位4頭をあぶり出せたのでした。

 ならば、今年も同じ手法であぶり出してみると……
 芝3000=1位アサクサキングス[菊花賞1着3051]
       2位ホクトスルタン―[菊花賞6着3057]
 芝3400=1位アドマイヤモナー[ダイヤ1着3336]
 芝3600=なし
 芝3600のステイヤーズS組がいないので、芝3200の実績を追加するなら、
 芝3200=1位メイショウサムソ[天皇賞春1着3141]
       2位トウカイトリック[天皇賞春3着3141]

 この5頭、上位争いをしてもおかしくないと思うのですが(^.^)。

5 念のため他の確率芝実績からも上位をあげます。
 芝2400
 A=アイポッパー[2301]
 B=アドマイヤモナーク[4112]
 C=ポップロック[1223]
 芝2500
 A=ポップロック[4121]
 B=トウショウナイト[3304]
 C=アイポッパー[1302]

 京都芝 確率
 A=ドリームパスポート[2301]
 B=アサクサキングス[2000]
 C=アドマイヤフジ[2122]
 D=ポップロック[1232]

【 データからの結論 】

 最後に上記7項目で名が上がった馬を取りあえず多い順に並べてみました。
 総合順位    項目=1234567
 Aメイショウサムソン=ABBA
 Bア イ ポッ パー=BBD AC
 Cポッ プ ロッ ク=CC C AD
 Dアドマイヤジュピタ= AA
 Eアサクサ キングス= E A  B
 Fアドマイヤモナーク=B  AB
 Gホ ク トスルタン= C B
 Hドリームパスポート=  D   A

 やはり確たる軸馬不在の感じです。
 しかし、確率データから「この数頭で固い」と思われた桜花・皐月があのように荒れたのなら、今回、データからは「大荒れ」予感の春天で「なんだよ、終わってみたら実力通りだったのか」となってほしい気もします(^_^)。
 え、「実力通りとは?」ですか。
 メイショウサムソン→アサクサキングスの1点に決まっているじゃありませんか。
 あと総流し……(^.^)。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影)

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2008.04.21

皐月賞、結果とほぞ噛み

皐月賞、結果は……

 1着―川 田 06キャプテントゥーレ 単勝=17.1
 2着―柴義臣 01タケミカヅチ
 3着―松 岡 09マイネルチャールズ

 枠連=3-1=20.9 馬連=06-01=102.6 馬単=203.0
 3連複=06-01-09=11.2 3連単=827.5
 ワイド12=25.9 W13=10.5 W23=9.4
-------------------
 ほぞ噛みの弁

 土曜日……在宅競馬で数万数千円使って獲ったのは2千円だけ(--;)。

 皐月賞を前にして「いやーな予感」がただよいました。
 こりゃー日曜は購入を控えにゃいけんなーと思いましたが、最近はすぐに1レース数千円買ってしまう「馬券中毒症」にかかっており(^.^)、出費(投資)を抑えるのが難しいのです。

 ところが、日曜の昼前、翌月曜に合う予定にしていた友人が突然訪ねてきました。
 どうもどちらかが言い間違いか勘違いをして日曜に会う約束を交わしたようです。
 私はゴルフのない日曜は競馬と決めているので、緊急でない限り会う予定を入れるはずがないと思ったのですが、わざわざ来てくれたのに、帰すわけには参りません。
 友人はとても恐縮していましたが、私はかえって「でも、これで馬券を買えなくなったからいいんです(^.^)」といろいろ話したり、用事を済ませました。

 彼が帰ったのが、午後3時前でした。
 これでこの日は皐月賞を買うだけで終わった……かと言うとさにあらず(^.^)。
 その後3場の10レースや他のメイン、最終をばたばたと買いまくる。
 なおかつ皐月賞のパドックを見て我が◎ブラックシェルが落ち着いてとてもよく見えたので、さらに皐月馬券をどばどばと買い足し、結局いつもの数万円の出費……だから、我が馬券中毒は相当の重賞であります(^_^;)。
 おっと「重症」です。

 とは言え皐月賞各馬入場――。
 パドックで武豊ブラックシェルはとてもよく見えたし、マイネルチャールズも着外には落ちないだろう。どうひいき目に見ても「3連複総流しだけは当たる」と思いました。
 3番手として8番人気あたりまでは多めに購入したので「何が来たって大丈夫(^o^)」の心境でした。

 ところが、ブラックシェルの返し馬がテレビで放映されたとき、びっくりしました。
 彼は口を割ってまるでレース本番であるかのように猛烈に走り出し、武豊が必死に手綱を押さえているのです。
 これを見てまた「いやーな予感」がただよいました。

 そしてレースはその予感通りでした。
 マイネルチャールズはお約束の3着ながら、ハナ差で馬券を死守してくれました。
 しかし、ブラックシェルは中団を追いかけるのに必死で、最後追い上げたけれど、6着が精一杯。我が総流し路線はもろくも崩れ去ったのであります。ふう(--;)。
 武豊の「GI勝てない症候群」も深刻です。

 勝ったのは伏兵(最終7番人気)の川田キャプテントゥーレ。
 スローペースを絶妙に逃げ切りました。
 2着が最内の義臣タケミカヅチ(最終6番人気)。

 3連複オッズパターンでは、1番人気軸でも獲りづらい[7→6→1]でした。我が子供たちも全滅。
 唯一太郎だけは当たる可能性があったのですが、前日夕方人気でも[5→7→1]では、いわゆる[1番人気→ちょい薄目→ちょい薄目]だから、逃すもやむなしです。

 それにしても、並み居る3勝馬が総崩れで、2勝馬が1着、1勝馬が2着だから、競馬は浅くて深いです(^.^)。
 データ至上主義者には最も買いづらい2頭でした。
 しかし、過去も並み居る3勝以上馬がもろくも敗れ去り、2勝馬1勝馬が激走することは珍しいことではありません。

 将来的に記憶に留めておいて役立ちそうなことは「皐月賞前、出走権利獲りのために3勝を達成した馬は危険だ」てことでしょうか。すでに疲労困憊しているのかもしれません。
 今回2勝馬は11頭で絞るには多すぎますが、1勝馬は2頭しかいませんでした。01タケミカヅチと12ベンチャーナインです。
 ベンチャーナインは前日16番人気なのに対し、タケミカヅチは前日7番人気。単勝オッズからは不思議な中位人気の1勝馬てことになります。まー後の祭りですが(^_^)。

 それにしてもこれで前期GI4連敗。
 7頭ボックスでダメ、総流しでダメとなれば……後は普通に買うしかないでしょう(^_^)。
 「まーいつか当たるさ」とつぶやきながら。

 ○ ボックスも流しもダメと言われては 素直な馬券に戻すしかなし

==============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:キャプテントゥーレの鞍上川田騎手は22歳の若手。GI挑戦19度目にして初制覇だそうです。桜花賞の小牧騎手のGI初勝ちといい、今年は「初勝ち」かキーワードかもしれませんね。彼のインタビューで涙がなかったのは若さゆえなのか。あるいは、浪花節のわからない宇宙人世代の特徴なのでしょうか(^.^)。(御影)

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2008.04.19

皐月賞、直前予想

 「う~~ん。そう来たか~(-.-)」
 木曜の夜、皐月賞の枠順を見て私は思わずつぶやきました。
 5枠に4勝馬マイネルチャールズと武豊ブラックシェルが同居したからです。


 実は桜花賞予想で、書こうとして書かなかった文言があります。
 5枠にトールポピーとリトルアマポーラが同居したとき、まず1・2番人気確実と思われたので、
「本命党は5枠から買って穴党は5枠蹴っ飛ばしですね(^.^)」と書くつもりでした。
 結果は5枠蹴っ飛ばしの方でした。

 それがなんと皐月賞でも5枠に1・2番人気が入りました。
「う~~ん。そう来たか~」とつぶやきたくもなろうってもんじゃありませんか。

 なおかつ驚きは、蛯名ショウナンアルバが大外18番に入ったこと。
 桜花で2着激走した蛯名エフティマイアも大外18番でした。
 さらに、安勝レインボーペガサスが3枠05番。
 桜花で惨敗した安勝オディールも3枠05番!

 これってどういうことでしょうか。
 枠順はコンピューター抽選とのことだから、たまたまの偶然でしょう。
 しかし、こうも2週連続で似たような枠順になるかな~と思うほど、似すぎです。

 えっ、だからどうっていうわけではありませんが……(^_^)。

 ただ、今回も桜花賞同様、
「本命党は5枠から、穴党は5枠蹴っ飛ばし(^.^)」なんでしょうね。

 さて、ここで私の結論です。
 私の表予想はデータ検討段階ですでに決めておりました。
 表の◎は武豊10ブラックシェル。
 表の○は松岡09マイネルチャールズ。
 馬連・馬単この1点で、3連複3連単は総流し(^_^;)。

 水曜データ検討では確率・タイム系の上位馬として以下の8頭をあげました。
 総合順位    項目=12345678
 A09マイネルチャールズ=AACA AC
 B18ショウナン アルバ=BCA AD
 C10ブラック シェル = ACB CD
 D02スマイル ジャック= DA CB
 E14ノット アローン =B  C  A
 F03フサイチ アソート= E    A
 G05レインボーペガサス=B E
 H11スマートファルコン=BE

 そして、「ABCDの4頭は抜けている」とまとめました。
 前走弥生賞1、2着がマイネルチャールズとブラックシェル。
 前走スプリングS1、3着がスマイルジャックとショウナンアルバ。
 この4頭がどうやら1~4番人気になりそうです。

 しかし、この4頭の中で引っかかるのは小牧02スマイルジャックと蛯名18ショウナンアルバです。
 両馬はともに芝20以上を走ったことが一度もありません。
 桜花賞では超特大万シューを演出した両氏ですが、今回は消える番ではないか。よって来ても3着までと見ます。

 09マイネルチャールズと10ブラックシェルについて実績は文句なしでしょう。
 マイネルが全成績[4101]、ブラックが[2300]。
 芝20ではマイネルが[3100]、ブラックが[2200]。
 中山芝の成績もマイネルが[3100]、ブラックは1着がないけれど[0200]。
 この2頭を◎○にしない理由が思いつきません。
 よって馬連はこの1点。両馬と心中します(^.^)。

 ではどちらが先にゴールを駆け抜けるか。
 一般的には成績や1番人気である点からもマイネルチャールズ上位でしょうが、私はマイネルのローテーションが気になったので、評価を下げました。

 マイネルチャールズは昨年10月20日新馬4着→11月10日未勝利1着→12月1日1W1着→12月23日OP1着→1月20日京成杯1着と実質3ヵ月の間に5戦も走っています。
 そして3月9日弥生賞1着となったのですが、この間馬体重も増加はなく微減続きです。
 これは明らかに使いすぎではないかと思うのです。その歴戦の疲れがここ一番で顔を出しはしないだろうか。しかし、底力はあるから2着は確保するのでは、と思って○評価としました。

 さて、そうなると3着候補を絞りたいのですが、数頭に絞るとヒモ抜けの恐怖にとらわれます(^.^)。
 荒れなければ、たぶん18ショウナンアルバと02スマイルジャックの2頭だと思います。私もこの2頭を多めに買います。
 しかし、この2頭が消えたときの馬を選んでいると、とめどなく増えてすぐ10点になりそうです。

 自慢じゃありませんが、私はかつてある11頭立てのメインレースで「この2頭の1・2着でまず固い」と思って残りの9頭に印を付けていき、結局8頭を買いました。3連複計800円です。
 買わなかった1頭は単勝万馬券の馬で「まさかこれはないだろう」と印を付けなかったのです。
 そうしたら、3着激走がその馬だから参りました。あと100円を惜しんで数万の万シューを取り逃がしたのです。
 それ以来「この2頭で固い」と思ったときは、総流しにすると決めているわけです(^.^)。

 そんなわけで、結論は
 ◎武豊10ブラックシェル。
 ○松岡09マイネルチャールズ。
 馬連・馬単この1点で、3連複3連単は総流し(^_^;)。
 買い目は、
 単 勝=10ブラックシェル
 馬連単=10→09
 3連複=10→09→総流し
 3連単=10→09→総流し [3連単は1→2着→3着流し]計35点

 さてウラですが……
 3着総流しにするくらいですから、ウラ◎をまたも発見できませんでした。
 結果を見てから論評したいと思います(^_^)。

 さて結果は?

 ○ 7頭のボックス懲りずに総流し 一息つくかやっぱりほぞか

============ 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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2008.04.16

皐月賞、データ検討

 桜花賞で優勝したレジネッタってイタリア語で「若き女王」という意味だそうです。
 桜の冠がぴったしの名だったのですね(^_^)。
 それから、中央移籍5年目にして初のGI勝ちを達成した小牧騎手がインタビューで号泣しました。ゴールと同時に鞭を高だかと掲げたことといい、嬉しさがにじみ出ていましたね。

 しかし、レジネッタの勝利でオークスがとても難しくなりました。
 オークスは芝24なのに、桜花賞馬の成績がいいからです。レジネッタの勝利はフロックなのかどうか。瞬発能力はあったから勝って不思議はないのですが、オークスでどうなのかなんとも言えません。かなり頭を悩ませそうです。

 さて、今週末は牡馬クラシック第一弾皐月賞です(^_^)。
 こちらも「混戦」と言われていますが、どうでしょう。

 まずはいつもの、過去10年の人気パターン分類です。
 昨年は2番人気フサイチホウオーが3着だったものの他の上位人気総崩れ、[7→15→2]で3連複20万、3連単160万と誕生馬券の大荒れでした。

【皐月賞、過去10年人気パターン分類】

 《過去10年人気パターン分類》
(ア)1→2・3→456789(+超薄目)――5回
(イ)1→4・5→6789(+超薄目)――――0回
(ウ)1→超薄目→超薄目―――――――――――2回
(エ)2→3・4→56789――――――(1?)回
   [5→6→2]で34人気が消えたパターン
(オ)誕生日馬券(^.^) ――――――――――――2回

 皐月賞も過去データだけなら、とりあえずは1番人気中心、10回中7回の連絡みです。
 詳細は(ア)が[2→3→1][2→1→13][1→3→2][1→2→3][1→12→3]の5回、(ウ)が[15→8→1][10→1→6]の2回でした。

 珍しいことに(オ)の誕生日馬券も[6→2→12][7→15→2]と2番人気が絡んでいます。
 よって3連複に限るなら、1番人気か2番人気が10回全て連絡みを果たしたことになります。つまり、3連複は[1/2→他→他]とまとめられます(^_^)。

 そこで2番人気の並べ方を変え、[2→他→他]で集計してみると以下のようになります。
 (ア)から[2→3→1][2→1→13][1→3→2]
    [1→2→3]の4回……[A]とする
(エ・オ)から[5→6→2][6→2→12][7→15→2]の
    3回……[B]とする

 つまり、1番人気軸の(ア~ウ)が7回なら、2番人気軸も計7回だったということです。
 この2番人気軸の7回を1番人気が絡んだ[A]、1番人気が消えた[B]の二つに分けると、面白い傾向に気が付きます。

 [A]は13番人気が3着に来た1回を除くと3回全て123番人気1点の3連複です。
 そして[B]は1番人気と3、4番人気も消えて[2→ちょい薄目→超薄目]馬券となっています。

 となると、過去の人気パターンを単純化するなら、
 まず[123番人気の3連複]1点を買い、次に
[1/2→5678→フタケタ10~15人気6頭]を買う――とまとめられます(^_^)。

 これ一体トータル何点になるのでしょうか……。
 よくわかりませんが、とにかくこれで過去10回中[123番人気3連複]が3回、(ウ・エ・オ)が5回で計8回的中です(^.^)。

 [1→2→10~15]6点も加えると(ア)の[2→1→13]も当たるので、10回中9回的中ですから、的中率9割(^o^)。
 不的中は3番人気が絡んで薄目に流れた[1→12→3]の1回だけ。
 もしこれも貪欲に獲りに行くなら、[1→3→10~15]6点を追加(^.^)。

 しかも、この9回の中には(ウ)[15→8→1][10→1→6](3連複206.1)の2回と、一昨年メイショウサムソン1着の[6→2→10](3連複142.8)、そして昨年の大荒れ[7→15→2](3連複2053.7)も入っています。
 これはもしかしたら、ものすごい穴パターンの組み合わせを発見したのかもしれません(^.^)。

 ところが、こういう風に「必勝パターンを発見した!」と思うと、まるで誰かに見られていたかのように、切った3、4番人気と9番人気が絡んだりするから、やになっちゃうんです(^_^)。
 ちなみに、この必勝パターンの点数は全部で1+48点だと思いますが~……自信はありません。


【 確率前予想 】

 【皐月賞、確率・タイム単純馬券作戦データ】

1 勝鞍順……4勝1頭、3勝4頭
 A=マイネルチャールズ[4101]
 B=ショウナン アルバ[3110]
 B=スマートファルコン[3102]
 B=レインボーペガサス[3122]
 B=ノットアローン  [3114]
 以下ブラックシェル[2301]など2勝11頭……

2 全成績連率(65以上)
 A=マイネルチャールズ[4101](83)
 A=ブラックシェル  [2301](83)
 C=ショウナン アルバ[3110](80)
 D=スマイル ジャック[2320](71)
 E=スマートファルコン[3102](67)
 E=フサイチ アソート[2001](67)

3 全成績複率(70以上)
 A=スマイル ジャック[2320](100)
 A=ショウナン アルバ[3110](100)
 C=マイネルチャールズ[4101](83)
 C=ブラックシェル  [2301](83)
 E=レインボーペガサス[3122](75)

※ここに名の上がった馬は上位争いをしておかしくないんですけどねえ。
 特にマイネルチャールズの4勝、連率・複率は素晴らしい。

4 次に芝距離別成績では……(1Wは1勝クラスのこと)
 芝20確率(2戦以上)
 A=マイネルチャール[3100]
 B=ブラックシェル [2200]
 C=ノットアローン [2000]
 D=サブジェクト  [1000]

※マイネルチャールズとブラックシェルは抜けているんですが……。

5 他では
 芝18確率
 A=ショウナンアルバ[2110]
 B=フローテーション[2100]
 C=スマイルジャック[1120]

6 中山競馬場実績
 A=マイネルチャール[3100]
 B=スマイルジャック[1110]
 C=ブラックシェル [0200]
 D=ショウナンアルバ[1010]
※ここでもマイネルチャールズが優秀……。

7 過去数戦のタイム優秀馬を各距離2頭列挙すると……

 芝20(参考として弥生賞も)
 Aノットアローン[2016]OP若葉S1着
 Bダンツウィニン[2017]OP若葉S2着
 Cマイネルチャー[2018]G2弥生賞1着
 Dブラックシェル[2019]G2弥生賞2着
 芝18
 Aフサイチアソー[1474]G3東スポ2S1着
 Bサブジェクト [1474]G3毎日杯10着
 芝16
 Aレッツゴーキリ[1339]GI朝日杯2着
 Bキャプテントゥ[1339]GI朝日杯3着

【 データからの結論 】

 最後に上記7項目で名が上がった馬を取りあえず多い順に並べてみました。
 総合順位    項目=12345678
 Aマイネルチャールズ=AACA AC
 Bショウナン アルバ=BCA AD
 Cブラック シェル = ACB CD
 Dスマイル ジャック= DA CB
 Eノット アローン =B  C  A
 Fフサイチ アソート= E    A
 Gレインボーペガサス=B E
 Hスマートファルコン=BE

 ABCDの4頭は抜けている気がします。前走弥生賞1、2着がマイネルチャールズとブラックシェル。前走スプリングS1、3着がスマイルジャックとショウナンアルバでした。
 よって表の◎○▲△はたぶんこの4頭です(^.^)。
============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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2008.04.14

桜花賞、結果とほぞかみ

 結果は……
 1着―小牧 15レジネッタ 単勝=43.4
 2着―蛯名 18エフティマイア
 3着―後藤 13ソーマジック

 枠連=7-8=23.4 
 馬連=15-18=1966.3 馬単=3344.4
 3連複=15-18-13=7783.5 3連単=70029.2
 ワイド12=356.8 W13=58.8 W23=222.6
-------------
 ほぞ噛み反省の弁

「う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん、そう来たかあ(-.-)」

 ……と桜花賞レース後長~いため息をついたのは私だけでしょうか。

 私はテレビ観戦でしたが、払い戻しが発表されたとき、場内から「どわっ」とどよめきの声がもれ聞こえました。
 それがなんとも言えない競馬ファンの思いを代弁していたようです。

 その直前、中山10レースで3連単480万馬券が出て「ぎょえっ!」と叫びましたが、まさか桜花賞でも同じように叫ぼうとは思いもしませんでした。
 私はレース直前まで「7奉行のアホなボックス馬券を買っちゃったけど、まーその7頭から連対馬が出るだろう」と高をくくっていたのです(^.^)。

 そして、以下私がもらしたつぶやきです。

「3連複77万3連単700万……1000円なら7000万か~」

「なんだよ、上位人気7頭で決まると思ったのに、来たのは1頭だけかよ。3強全滅か~(--;)」

「7頭の3連複ボックスを推奨してこうだから、ったく競馬っうのは……」

「ああ、15レジネッタも18エフティマイアも気になっていたんだよなあ。でも、いつものまさか病か~」

「トータライザーを使っている自分だったら、獲れてた可能性があるな~」

「なんだかほぞかみ反省記書きたくないな~」

 ……などいろいろな意味でがっくり来て、普通なら日曜夜に「ほぞ噛み反省の弁」を書き始めるのですが、もう全くやる気が起きず、テレビの「スピード2」を見てすぐ寝ちゃいました。

 しかし、今朝はしっかり回復しました(^.^)。
 立ち直りが早いのも競馬ファンの特徴でしょう。

 そして、この事態をしっかり振り返っていつか同じようなパターンが出現したとき、「絶対獲ったるぞ(`´メ)」の思いで反省記を書きたいと思います。

 昨日最後に私がつぶやいた「レジネッタもエフティマイアも気になっていた……トータライザー」云々に関して説明したいと思います。

 今回桜花賞の結果を見て私はいつもの「誕生日馬券」とは言いません。
 連対した3頭の最終人気は[12→15→5]ですから、もちろん完全な誕生日馬券です。
 しかし、この3頭、箸にも棒にもかからないような3頭ではなかったのです。

 もし「上位人気7頭以外の馬で何かが来るとすれば」と考えたとき――私はそれを三太予想で提示しました。それが「大穴」にあげた目です。
 《大穴=09/13→16 15 17→03》

 これは3強が全て消えたときの予想ですが、この結果は13が3着、15が1着でした。
 この中で「あり得る馬」として2番手にピックアップしたのが15のレジネッタでした。
 その根拠はトータライザーで瞬発能力が高いと知ったからです。

 データ専門紙「トータライザー」には瞬発系のデータの中に「基準値・最大値・最小値」というのがあります。
 それがときどき妙な馬にトップの数値が付くことがあるから面白いのです(^_^)。

 15レジネッタは基準値85で全体の3番手(トップは87でトールポピー)。
 また、最小値は97でなんとトップ評価でした(2番手は92のリトルアマポーラ)。
 つまり、3強4中以外では、レジネッタは充分上位争いできる瞬発能力を持っていたのです。

 この三太予想の3番手に03エイムアットピップ(前日5番人気)を持ってきたのは、まさかそれ以上の荒れはないだろうと思ってのことでした。
 が、私の中では「さらに薄目の馬は?」と考えていました。
 そのとき気になったのが18エフティマイアでした。

 なぜエフティマイアが気になったかと言うと「連勝記録」からです。

 競走馬の力を評価するにあたって「連勝記録」があります。
 ときどき勝つ馬より2連勝する馬、3連勝する馬はときに爆発的な力を発揮することがある。だから、決してチェックを忘れてはいけない――と自らに言い聞かせています。

 今回桜花賞出走全18頭の中で、過去3連勝している馬は2頭しかいませんでした。それが13ソーマジックと18エフティマイアです。

 13ソーマジックは誰でも気づくでしょう。3走前から前走までの3連勝でしたから。
 しかし、18エフティマイアはかなりしっかりとデータを眺めなければなりません。
 同馬は3歳にして早くも「忘れられた3連勝馬」となりつつあったからです(^.^)。
 この馬の3連勝は昨年6月から9月にかけて[福島新馬1着→新潟OP1着→G3新潟2歳ステークス優勝]までの3連勝でした。

 結局、この3連勝馬2頭が3着、2着なんだから恐れ入ります。

 つまり、トータライザーデータを使っている私から見ると、今回の桜花賞特大万馬券は[瞬発能力最小値トップの15レジネッタ→3連勝馬2頭]の馬券だったのです。ちょっと驚きます。

「トータライザーを使っている自分だったら、獲れてた可能性があるな~」と嘆いたわけ、わかってもらえたでしょうか。
 少なくとも3連複ゲットの可能性があったのです。

 がしかし「15レジネッタも、18エフティマイアも気になっていたんだよな~。でも、いつものまさか病かあ~」とつぶやいたように、過去の成績をチェックし、単オッズの人気に振り回されると、このように冷静には見られません。
 13ソーマジックこそ7番人気までに入りましたが、まずは(弱くとも)3強がおり、また中位の4頭がいました。
 どうしても、人気上位で実力がある(と思った)7頭に引きずられてしまいます。

 また、単純に眺めても、この3連勝馬2頭の成績が光っていません(^.^)。

 たとえば、ソーマジックの3連勝は[ダート12未勝利→1W芝14→OPアネモネS]というなんともさえない格下系の3連勝だし、エフティマイアも[新馬福島→新潟2連勝]でした。
 特にエフティマイアの方はその後京王杯で13着大敗、GI阪神JFも17着の大惨敗です。
 今年に入っての3戦は5→6→6着と復調気配でしたが、「平坦新潟だから連勝できたんだろう」と軽視してしまいます。

 前日人気でもソーマジックは4番人気、レジネッタは9番人気、エフティマイアは15番人気でした。
 よってソーマジックとレジネッタは「あるかもしれない。でも、エフティマイアはないな~」と見たからこそ、三太予想の《大穴=09/13→16 15 17→03》にソーマジックとレジネッタは入れましたが、エフティマイアは入れなかったのです。

 実は三太の「大穴予想」を提示したのは今回が初めてですが、さらに上に「超穴予想」というのを用意しています。これは一言で言うと2番手、3番手に薄目~超薄目の馬を取り上げる予想です。それならエフティマイアが入った可能性があります。
 もっとも、超穴予想の基本は「軸2頭→総流し」なのですが(^.^)。

 冷静に成績や新聞人気、オッズを振り返るなら、3強が消え、中位4頭も不甲斐なく、この7頭の中から2頭が消える可能性はあったようです。
 しかし、検討して買えば7頭3連複ボックスを買いたくなってしまいます。
 最近「検討して買ってボロ負け続き」の自分は、そろそろ本気で「自動で買うしかないな~」と感じつつあります。あとはいつもの「まさか病」の克服ですね(^_^)。

 ○ 大荒れの桜花を終えて思うこと 自動で買えば夢かなうかも

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:長くなるので、3強4中が消える可能性については書きませんでした。また、その機会があると思います。実は1強、2強、3強が消えるパターンさえ自動化しようとしています(^.^)。それから、今回はウラ馬券を構築しませんでしたが、やっぱりウラの◎○をしっかり検討すべきだったと反省しました。(御影)

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2008.04.12

桜花賞、直前予想

 土曜競馬……ご覧になったでしょうか(-.-)。

 先週のメイショウサムソンに続いて、衝撃の惨敗劇がありました。
 言わずと知れたニュージーランドTのゴスホークケンのことです。
 2歳チャンプの敗戦に「ブルータスよ、お前もか」と言いたくなるほど、私は単勝・馬連・馬単・3連複・3連単を彼から一本買い。
 そして「そりゃないよ~」と叫んだものです。
 競馬ってほんとにわけわからんです(~_~)。

 さて、このショックが桜花賞に引きずるのでは、と危惧しつつの桜花賞予想です(^.^)。

 混戦、混戦と言われていたのに、オッズのふたをあけてみれば、まずは武豊ポルトフィーノの「出走取消」に「え゛え゛っ!」と叫び、続いて単勝人気が3頭に集中して「なんだよ。3強じゃんか」とつぶやきました。
 それほど人気は05オディール、09リトルアマポーラ、10トールポピーに集中しています。ただし、不信と不安まるだしですが……。

 ところで、私は木曜データ検討で確率面から以下の8頭に絞りました。
 馬名の後に土曜午後8時現在の単勝オッズと順位を記すと、
 総合順位    単OZ=順
 A10トールポピー 4.0=1
 B03エイムアット11.6=6
 C09リトルアマポ 4.6=2
 D13ソーマジック11.0=5
 E11エアパスカル13.6=7
 F05オディール  4.8=3
 G16ブラックエン10.8=4
 H07ポルトフィー=取消

 ポルトフィーノが無事なら当然上位8番人気以内に入るわけで、結局、確率面から抜擢した8頭――現在7頭がそのまま上位人気となったようです。
 8番人気の12ベストオブミーの単オッズが28.0倍ですから、相当の差があります。
 よって、8番人気以下の馬から、何かが激走したら、もうあきらめることにして、この7頭から123着馬が出ると考えたいと思います。

 さて、そうなると問題は3強対4中(^.^)の比較です。

 昨年の桜花賞を覚えていらっしゃるでしょうか。
 ウオッカ・アストンマーチャン・ダイワスカーレットの3強と言われ、単オッズもその通り3強となったのですが、結果は3頭からアストンマーチャンが消え、7番人気のカタマチボタンが3着に入っての決着。1番人気のウオッカは2着に敗れたのでした。

 昨年の桜花賞3強の単オッズが以下の通りです。
 ウオッカ=1.4
 ダイワス=5.2
 アストン=5.9
 4番人気=34.7

 今年以上の猛烈3強ぶりだったことがわかります。
 私はこの3連複馬券は200円だけにして、他の穴馬探しに熱中したものです(^_^)。そしてウラ◎として
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 そこで狙ってみたいのが03カタマチボタンです。
 この馬5戦して[2210]ですが、その5戦全て芝16なのです。
 つまり、芝16も[2210]と複率100(^.^)。
 前走はG3クイーンカップで1番人気ながら、イクスキューズの2着に敗れました。阪神コースは初めてですが、関西藤田騎手が乗ります。穴の◎として面白いのではないでしょうか。
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 と予想して3連複を的中できたのです(^_^)。

 別に自慢話をしているわけではありません。
 ならば、今年も同じような穴馬がいるのではないかと思ったので、昨年の経過を述べさせていただきました。

 実はこのカタマチボタンに当たる馬が4戦中マイルで3勝をあげている09リトルアマポーラなのです。
 それが新聞人気では1番人気、実オッズでも3強に入ったのでは、もう穴馬とは言えません。

 しかし、そうかなーとも思っていたので、そのときはウラ◎として武豊ポルトフィーノを抜擢しようと思っていました。こちらも3戦全て芝16で2勝をあげていたからです。ところが、それが取消(--;)。

 で……ここに至って参りました。
 どうも表の3強、みな強そうだけど、みなこけそうな気がして仕方ありません。
 たとえば、05オディールは[2121]の成績が気に入りません。どう見てもじり脚タイプの23着候補です。

 また、09リトルアマポーラは12月に新馬→1Wクラスを走って連勝、1月には京成杯4着、2月にはクイーンカップを使っています。短期間に走りすぎのような気がして仕方ありません。GI出走権を取るため無理したのではないでしょうか。その反動がここで出ないか。

 さっきは「穴馬に」と言いながら、矛盾していますが、人気薄なら別に気にしなくていいのです。マイル3勝はそれをうち消して激走する可能性を秘めているからです。しかし人気になってしまうと、このマイナス点が噴出するかもしれません。

 となると、10トールポピーが最も穴がないように思えます。ところが、専門10紙ぐりぐり◎のど本命かと思いきや、◎を付けたのは1紙もありませんでした。 なおかつ土曜午前中は3番人気。たぶん最終的に1番人気はこの馬かと思いますが、私の長年の競馬勘で言うと、やな匂いぷんぷんです。
 そもそも昨年の阪神JF馬ウオッカでさえ、桜花賞では2着でした。トールポピーも23着ではないかと感じるのです。

 そんなわけで、この3強は3連複の軸にはどれでもいいかもしれないけれど、どうも表の◎にも、ウラの◎にもしたくない気分です。

 では残りの4中はどうか。
 これまた去年のカタマチボタンのようなインパクトを感じません。どうも何かしら物足りない中位馬ばかりです。

 03エイムアットピップは前走の大敗、鞍上福永のけち続きが。11エアパスカルはチューリップ賞優勝馬だけれど、スローペースを逃げての1着だったし、1勝をあげるのに3戦も要した。13ソーマジックも3連勝ながら、ダートを3戦してやっと1勝だった。
 ここで欠点がなさそうなのが16ブラックエンブレムですが、鞍上松岡がまだG Iでは青二才ではないかと(^.^)。

 そんなわけで、参りました……。
 これ以外の低人気馬には、もっと食指が動きません。

 で私が買いたいのは3連複7頭ボックスです(^.^)。
 これって一体何点になるのでしょう。

 ……てたった今パットでやってみました。
 4頭……4点、5頭10点……ここまではよく知ってる。
 6頭20点……ほうう。そして7頭……35点!!
 そうか35点か……1点100円なら3500円だ。
 なら「まー買ってもいいか(^.^)」ってなわけで、
 驚異の「3連複7頭ボックス買い」を決行いたします。

 しかし、まー一応順位を付けると……
 ◎10トールポピー
 ○09リトルアマポーラ
 ▲16ブラックエンブレム 
 △05オディール
 ・03エイムアットピップ
 ・11エアパスカル
 ・13ソーマジック

 買い目は、
 3連複=10 09 16 05 03 11 13BOX=35点
 馬 連=10→09 16 05 03 11 13=6点
 3連単=10→09=16→05 03 11 13=10点
 [3連単は1→2着→3着流し]計51点

 さて結果は?

 ○ 桜花賞上位7頭ボックスに どう転んでも歓喜はないか(^.^)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2008.04.09

桜花賞、データ検討

 先週の大阪杯……(-.-)。
 期待していたメイショウサムソンが女傑ダイワスカーレットにもろくも敗れ……るだけでなく、掲示板さえ確保できない6着に負けてしまいました。
 困りましたねー。これで春天皇賞がわけわからなくなりました。
 もっとも、安田記念と宝塚記念はダイワスカーレットで決まりでしょうか。
 まーしかし、春天、安田はまだまだ先のこと。
 まずは桜が散った桜花賞です(^.^)。

 今年は重賞2勝以上馬がなく、混戦だと言われていますが、さてどうでしょう。
 ではいつもの過去10年人気パターン分類です。

【桜花賞、過去10年人気パターン分類】

 《過去10年人気パターン分類》
(ア)1→2・3→456789(+超薄目)――4回
(イ)1→4・5→6789(+超薄目)――――1回
(ウ)1→超薄目→超薄目―――――――――――2回
(エ)2→3・4→56789―――――――――1回
(オ)誕生日馬券(^.^) ――――――――――――2回

 おわかりの通り、過去10年で1番人気が3着内7回で複率70。
 これはもう太郎の出番でしょう。3連複の軸は1番人気で決まりです(^_^)。

 ちなみに(ア)の詳細は[1→4→2][2→13→1][2→1→10][3→1→7]。
 (イ)は[1→7→4]で(ウ)が[13→7→1][6→1→5]です。

 これを見ると1番人気を3連複の軸とするのはいいのですが、1着がたったの2回では馬単・3連単の軸としてはイマイチと言わざるを得ません。

 昨年も後のダービー馬ウオッカの1番人気で固いと思ったら、3番人気だった(後の)女傑ダイワスカーレットにすこーんと抜かれてしまいました(^_^)。
 やはり過去データ通り1番人気の頭ではなかったのです。

 また、2番人気軸の(エ)は[4→2→5]で、なんとも言えません。
 2番人気は計4回3着内に来ています。
 よって[2→134→564789(+フタケタ人気)]の3連複を組むと、10回中4回的中の可能性があります。
 しかし、どうでしょう、4回中半分の2回フタケタ人気馬が激走しているので、点数が多すぎる気がします。

 誕生日馬券(オ)の2回は[3→4→9][6→7→3]ですが、3番人気軸となってヒトケタ人気までで決まっています。
 ということは[3→456→789]の3連複でこの誕生日馬券を仕留めることができるかもしれません(^.^)。

 面白いのは高松宮記念同様、過去10年で1234番人気が全て馬券から消えたことは一度もないことです(馬連では2回消えている)。
 よって3連複の軸はこの4頭から選んでいいのではないでしょうか(^_^)。
 中荒れならば、他の1~4番人気の3頭からもう1頭選び、薄目に流す。
 大荒れとみるなら、他の1~4番人気3頭は蹴って[軸馬→薄目→総流し]でいく。
 これでがっぽしです……て軸や2番手が当たったらの話しですが(^.^)。

【 確率前予想 】

 【桜花賞、確率・タイム単純馬券作戦データ】

1 勝鞍順(3勝馬6頭)
 A=ソーマジック――[3110]
 B=リトルアマポーラ[3001]
 C=ブラックエンブレ[3011]
 D=マイネレーツェル[3123]
 E=エフティマイア―[3005]
 F=ルルパンブルー―[3003]
 以下2勝9頭

2 全成績連率(65以上6頭)
 A=トールポピー――[2300](100)
 B=エアパスカル――[2301](83)
 C=ソーマジック――[3110](80)
 D=リトルアマポーラ[3001](75)
 E=エイムアットピッ[2311](71)
 F=ポルトフィーノ―[2001](67)
 参=オディール―――[2121](50)

3 全成績複率(70以上7頭)
 A=トールポピー――[2300](100)
 B=ソーマジック――[3110](100)
 C=エイムアットピッ[2311](86)
 D=エアパスカル――[2301](83)
 E=オディール―――[2121](83)
 F=ブラックエンブレ[3011](80)
 G=リトルアマポーラ[3001](75)

※混戦と言われていますが、連率・複率を見ると結構ハイレベルです。

4 次に芝距離別成績では……(1Wは1勝クラスのこと)
 芝16 勝ち鞍・連率・複率ベスト5(2戦以上)
 A=リトルアマポ[3000](100)
 B=エアパスカル[2200](100)
 C=ブラックエン[2000](100)
 D=トールポピー[1100](100)
 E=ポルトフィー[2001](67)

※3歳馬のこの時期としてはかなり優秀な成績を残しています。

5 他では
 芝18
 Aトールポピー=[0200]
 芝14
 A=エイムアット[1201]
 B=オディール―[1100]

6 過去数戦のタイム優秀馬を各距離2頭だけ列挙すると……

 芝16
 Aトールポピー[1338]2歳GI阪神JF1着
 Bエイムアット[1339]2歳GI阪神JF3着
 芝14
 Aエイムアット[1210]京都2歳1W、1着
 Bオディール [1211]京都2歳G3、1着

【 データからの結論 】

 最後に上記6項目で名が上がった馬を多い順に並べてみました。
 総合順位 項目=12345678
 Aトールポピー= AADAA
 Bエイムアット= EC ABA
 Cリトルアマポ=BDGA
 Dソーマジック=ACB
 Eエアパスカル= BDB
 Fオディール =  E B B
 Gブラックエン=C FC
 Hポルトフィー= F E

※ 連率・複率や芝16の得意ぶりを見ると、混戦と言われながら、上記8頭内で決まりそうな気がします。ただ、問題は順番ですが……(^_^)。
=============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:私は作曲・編曲が趣味で、ホームページに掲載しています。最近「お気に入り編曲集」に古賀政男の「誰か故郷を想わざる」をアップしました。ど演歌ですが、西条八十の詩も素晴らしく名歌謡曲だと思います(^_^)。ご覧(お聞き)になってください。(御影)

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2008.04.04

狂短歌ジンセー論[97号]

  関東では、はや桜が満開です。いよいよ春本番ですね(^_^)。
  4月新たな気分でスタートしようではありませんか。

  しかし、我がメルマガは前号の続きです。『日帰り温泉旅の偶然』
 について、もっと深くその意味を探りました。
  かなり長くなりましたが、いつものように深~い真実がつまって
 おります(^.^)。ぜひ、この見方・感じ方を体得してください。
  それはミスや不運などでいやなことが続いても、人を責めたり、
 自分を責めなくてすむ生き方・感じ方でもあります(^_^)。

 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ いくつかのミスや不運があったとしても 時間稼ぎと思えば愉快

------------
 (^O^)ゆとりある人のための10分エッセー(^O^)

 【 ピンポイントの偶然 】

 前号のように「偶然の出会いで悩みの答えを得た」などという話をすると、
「いいですねえ。そんな体験や出会いがあって。私も温泉によく出かけますが、悩みの答えを得るような人と一度も出会ったことがありませんよ(-.-)」と言われる。

 また、私が感激して語ったあの内容に関しても、
「どうしてそんなに感動するのかわからない。たまたま面白い人と出会ってちょっと言葉を交わしただけでしょ。それが悩みの答えを得ただなんて……大げさな(^.^)」なる感想を持たれることも多い。

 前者に関して私はこう答える。
 おそらく多くの人にそのような出会いが起こっているのだと思う。だが、気づかないだけだ。あるいは、目の前を悩みの答えを持った人が通り過ぎても、その人と言葉を交わさないだけだと。
 また、後者に関しては、あの体験が一生に一度あるかないかの《偶然の出会い》であり、だからこそ私は「大いに感動した」と言えばわかってもらえるだろうか。
 そしてそこにはミスや不運でいやなことが続いても、それが「必要だった」とわかる感激も含まれている(^_^)。


 まず「猛烈徒歩おじさん」と出会ったことを確率的に考えてみよう。

 あのおじさんのように胃ガンの手術をして、その後各地の温泉を巡り歩いている人、あるいは水を求めている人はおそらく相当数いるに違いない。特に珍しい人ではないだろう。

 だが、その人たちの多くは車を使っていると思う。いまや十八歳未満の少年少女や高齢者、障害者を除くと、車の免許を持たない人は百人に一人いるかいないかくらいではなかろうか。
 ところが、あのおじさんは徒歩で温泉巡りをしている。なおかつ10リッターポリタンクをごろごろ引きずりながら歩いている――となると、果たして何人いるだろうか。
 その確率たるや相当の低さではないかと思う。一万人に一人か十万人に一人。あるいは、百万人に一人かもしれない。

 現に私もA氏も過去数十年、そのような人とお目にかかったことがない。とても稀有(けう)な人と出会った可能性が高いのだ。
 もしかしたらこの先私が死ぬまで、もう二度とそのような人と巡り会うことがないかもしれない。
 それほどの人と出会えたことに、私はまず感激した(^o^)。

 次に彼と出会うとき、A氏が「歩けなくなった悩み」を抱えていたこと――正にそのとき「猛烈徒歩おじさん」と出会えたことがすごいと思う。
 つまり、A氏がそのような悩みを抱えていなければ、猛烈徒歩おじさんとの出会いは感激でもなんでもないだろう。「ふーん」てなもんで「珍しい人がいるね」で終わったに違いない(^.^)。

 実は私がそうだった。だが、A氏にとっては悩みの答えを持つ人と出会えたのだ。
 A氏が最も必要としているときに、最も素晴らしい答えがやって来たのである。

 なぜA氏にとってそれが「最も素晴らしい答え」と言えるのか。
 それは前号で述べたように、A氏はこれから高齢期を迎え、歩けない悩みを抱えている。A氏は理屈ではせっせと歩かねばならないとわかっている。だが、感情が認めないから歩けないのである。
 感情が認めるためには、大きな驚き、ショック、歓喜や感激などを体験して「そうか。そうだったのか!」と納得しなければならない。
 あのおじさんと出会うことは、A氏にとってその感激をもたらしてくれる出会いだったのである。
 私はそのことに気づいたとき、その現場に立ち合った僥倖(ぎょうこう)に感動した(^_^)。

 実は私自身に限れば、このような偶然の出会いと感激を何度か体験したことがある。
 特に六年前父と一緒に出かけた東北の旅では、驚きの出会いがあった。

 そのころ私は『ケンジとマーヤ~』二冊を執筆中だった。
 私は単なる小説ではなく、科学や哲学、心理学を取り入れた総合小説を書こうと考えた。そして、そのような「売れそうにない(^.^)」しちめんどくさいものは書かなくていいのではないかと悩んでいた。
 また、小説中に上層部に無断で「空間移動装置」を研究する自衛隊科学班を構想した。
 私は書く上で実感を重視するので、自分の体験にはない、主人公と自衛隊とのかけ合いを、一体どのように書いたらいいか。それがまた悩みの種だった。

 ところが、この東北の旅で、私は偶然にも妙な動きをする自衛隊の団体さんと出会ったのである。
 それこそ私が最も必要としているときに、最も素晴らしい答えがやって来た瞬間だった(^o^)。

 それは青森の三内丸山遺跡で起こった。
 私と父は午前9時半ころ遺跡に到着した。そして遺跡内を案内してくれるボランティアがあることを知った。
 これはラッキーと思って受付で案内を頼んだ。
 すると「もうすぐ団体さんが来ますから、その人たちと一緒になってください」と言われた。

 それから十分ほどしてやって来た観光バス1台の団体さんが、なんと自衛隊の一班数十人だったのである。私はその偶然の出会いにびっくりして「悩みの答えがやってきた(^o^)」とつぶやいたものである。
 そして東北の旅を終えたとき、総合小説を目指して書いていいという結論も得たのだ。

 同じようなことが友人の身に起こり、私もまたその現場に居合わせたことに、私は大いに感激したのである(^o^)。

 さて、次に、猛烈徒歩おじさんとの出会いがとてもピンポイントであったこと、そして、その前のさまざまなミスや不運による事件が全てそこに集約され――妙な言い方だが、必要な不運であり、必要な失敗であったことを説明したい。

 以下旭温泉に到着する前、私とA氏に起こったいやな事件を列挙してみよう(^.^)。

1.梅見に出かけたのに、まだ花が咲いていない不運とミス

 私たちは青梅(おうめ)に梅見に出かけた。ところが、不運にも花は全くと言っていいほど咲いていなかった。梅林はせいぜい数本が一分咲きでしかなく、ほとんど枯れ木だらけの寒々しい風景だった。
 なのに、入園料は取られたし、駐車料金も高かった。

 ここで私たちが犯したミスがある。それはインターネットで開花状況を調べなかったことだ。
 最近では観光地のホームページでそうした情報が流されている。もしそれを調べていれば、私たちは青梅に寄ろうと思わなかっただろう。

 しかも、A氏は昨年二月末に一度訪ねて《つぼ見》に終わっていた。当日朝も「まだ早いかな」とつぶやいていたのである。その不安が的中したから、A氏は「やっぱり行かなきゃ良かった」と身の不運を嘆いたかも知れない(^_^)。

 一方、私はと言えば冬枯れの景色であっても、そこに自分の現在をあてはめる。だから、花見ができなくても別にがっかりしなかった。
 むしろゴルフや競馬で不如意続きながら、蕾のような明るい芽を感じている。「ああ、この梅も十日後くらいには盛大に花が咲く。私もいまはこの芽と同じなんだな」と実感した程度である(^.^)。

 このとき私とA氏はお互い相手を責めることができた。
 青梅に寄ろうと言いだしたのは私だった。だからA氏は「なんで青梅に行こうと言ったんだ!」と語気を荒げ、対して私は「最終的に行こうと決めたのはあなたたでしょ!」など、売り言葉に買い言葉の口げんかを交わしても不思議でなかった。
 だが、二人は……内心の感情は別にして(^.^)穏やかに青梅と別れを告げた。

 2.最初の迷い道

 青梅の梅林公園を後にすると、韮崎(にらさき)へ向かうので、東京外環道から中央高速へ戻ることになる。
 このとき私は中央高速に近い日の出インターへ行こうとした。だが、助手席のA氏は青梅インターへ行こうと言う。どちらも数キロの距離だから、日の出インターから入る方が料金は安い。しかし、A氏は青梅インターの方が近いからそっちへ行こうと言い張る。ならばと私はA氏の意見を採り入れてそちらに向かった。
 ところが、走り初めてすぐA氏は自説を撤回して「Uターンしよう」と言いだした。
 「なんじゃそりゃ」と思ったが、私はこれにも従った(^.^)。

 すでに青梅インターへの道を走り出していた。そこは片側一車線なので単純にUターンできない。そこで、まず右に曲がり、さらに右に曲がって元の道へ戻ろうと考えた。
 ところが二度曲がってみると、車は住宅街に入り込み、道がどんどんせまくなる。A氏は道の分かれ目に来ると「右に行こう」「左に行こう」と指示した。
 しかし、最後は民家の庭みたいなところに迷い込んで、川の堤防に乗り上げ行き止まりとなった(^.^)。

 A氏は目の前の川とその向こうの山々を眺めながら、「あの向こうが日の出なんだがなー」とつぶやいた(--;)。
 もちろん行けるはずもなく、そこで苦心してUターンした。
 さらに細道をうろちょろしたあげく、ようやく元の道に戻り、日の出インターへ向かった。
 これで三十分は時間をロスしただろう。

 ここでも「なーにやってんだ!」とか「あんたが青梅インターに行こうとか、余計なこと言うからでしょうが!」とか「あんたのリードはちっともあてにならない!」など、口角泡を飛ばす口げんかをしても不思議でなかった。
 だが、二人は……内心の感情は別にして(^.^)穏やかに中央高速へ乗り入れた。

 ここでリードしたのはA氏で、私はかなり彼の意向に従った。彼のもろもろの指示で悪いことが起こったから、私の方が彼をいくらでも責めることができた。だが、私は彼を責めなかった。

 そのわけは「そのような批判を重ねれば、この次同じようなことで私がミスを犯すと、彼から批判のしっぺ返しを食らう」とわかっていたからだ。それに道に迷ったとき、私がリードしてうまくいくとは限らない。つまり、このミスはお互い様のことではないか。

 そして、私のこの予感はすぐ的中した。韮崎(にらさき)に着くと今度は私のリードで道に迷ったのである。
 これだからまったく人生は面白いと思う(^.^)。
 ちなみに、ナビは(妙なところを走っているので)全く役に立たなかった。

 3.またも道に迷う

 最後は韮崎でのことだ。
 私は自宅を出発したとき、ナビを目的地の《旭温泉》にセットしていた。
 だが、車が中古だからナビは約十年前の製品。旭温泉は数年前に設立されたので、ナビには出ていない。そこで電話番号を打ち込んで目的地を設定した。

 ところが、ナビの指示通り行ってみると、そこは韮崎の市役所周辺だった。
 近くのコンビニで旭温泉の場所を聞くと、南西の方角数キロのところにあるという。
 私は店員が教えてくれた大ざっぱな道を頭にたたき込んで、そちらの方角へ向かった。
 まず市役所の西を流れる釜無(かまなし)川にかかる武田橋を渡った。

 ところが、なんとなくそっちだろうと山勘で進んだものだから、またも道に迷ってしまった(^.^)。
 人に聞こうにも田舎のことで歩いていない。ナビは目的地を入れていないので、もちろん役に立たない。ここで分かれ道になると、今度は私の勘で右に行ったり左に行ったりした。A氏は黙っていた。

 ここで私が犯したミスは旭温泉について電話のメモしか持参しなかったことだ。
 ナビは電話番号だけでなく、住所を入力しても目的地に到達できる。
 A氏が「旭温泉の住所は?」と聞き、私は「住所は書いてこなかったんですよ~(--;)」と答えた。

 そうして二十分ほどうろちょろした挙げ句、A氏が「携帯で旭温泉に問い合わせてみたらどうかなー」と言った。私は携帯電話を持っていないので、そうした発想がわかない。「そうだ。その手がありましたね」とお願いした。
 A氏が携帯を取り出してメモを見ながら電話をかけた。相手はすぐに出た。
 そして、先ほど渡った武田橋からの道順を教えてくれた。

 そこでナビの地図を頼りに武田橋へ戻り、電話の指示通り車を進めてようやく旭温泉に到着できた。
 この迷い道で費やした時間も三十分ほどだった。

 ここでも「なーにやってんだ!」とか「うっるさいなー!」と口げんかを交わすことができた。
 夫婦や恋人同士なら「だから、お前が」「だからあなたが」と非難合戦になってもおかしくないところだ。

 ここでリードしたのは私だった。A氏は道に迷った私を責めなかった。なにしろ先ほどA氏のリードで道に迷ったことがある。
 しかし、もし最初の迷い道で私がA氏を責めていたら、彼はおそらくここで私を責めただろう。
 批判されたり、バカにされた感情は後で報復を果たそうとするからだ。
 結局、私とA氏は(内心そうであったとしても)非難・批判の応酬とならなかった(^_^)。

 実はそのとき私の内心はもっと穏やかだった。
 不思議なことに私はそのように道に迷ったりうろちょろしても、不安とか苛立ちを全く感じないのである。
 自分で正しい道を見つけられればオッケーだし、最終的に自力で解決できないと思えば、どこかで人に聞けばいいと思っているからだ。
 誰かと約束したわけでもない自由な旅行だから、こうしたミスで1、2時間ロスしたとしても、私はなんとも感じないのである。

 むしろ私の心の深い部分では「こうした時間の無駄と思えるような行動にも何かしら意味があるかもしれない」と思っていることもある。
 それはこれまでの海外旅行や東北の旅で、いやというほど――いや、むしろ歓喜を伴って体験したからでもある。
 つまり、ミスや不運でいやな事件が起きたとしても、後で「良いことが起こるかもしれない」と思っているのである(^.^)。

 そして、この予感は的中した。
 私たちがあのように無駄な時間かせぎをしないと、(結果論だが)あの猛烈徒歩おじさんと出会えないからだ。
 今になってみると、あの道に迷った無駄な時間は、まるで悩みの答えを得るための時間つぶしのようにさえ思える。

 とはいえ、やっとのことで旭温泉に到着したときはほっとした(^_^)。
 梅見で花が咲いていない不運にかち合い、ならばゆっくり温泉に浸かろうと思えば、アホな迷い道や遠回りを二度もしてしまった。もしこれらの事件がなければ、午後一時には旭温泉に着いたであろうに、温泉に浸かったときはもう二時半になろうとしていた。
 だが、この無駄な時間つぶしがなければ、あのおじさんとは出会えなかった。そこが「ピンポイントの偶然」というゆえんである。

 私たちが猛烈徒歩おじさんと出会ったことがいかにピンポイントであったか。これまた箇条書きで述べてみたい。

 1 時間のピンポイント

 私たちが旭温泉の浴槽に浸かって十分くらいしてから、あのおじさんがポリタンクを抱えて入ってきた。
 浴室には浴槽の外に掛かり湯があり、そこに源泉が出る蛇口がある。ペットボトルを持参した人は大概そこで汲んでいた。

 だが、ポリタンクおじさんはわざわざ浴槽の源泉湧出口までやって来た。
 そのとき私は湯口のすぐ隣にいてA氏は私の左側にいた。
 おじさんは私に「すみません。水汲ませてください」と断り、私は「どうぞ、どうぞ」と応じて湯口から離れた。そこから我々の会話が始まったのだ。

 そして、彼は私たちと十数分言葉を交わすと、身体も洗わず「お先に失礼します」と言って出ていった。
 私は彼がのんびり浸かるようなら、韮崎(にらさき)駅まで送ろうかと思っていただけに、「あれっ、もう出るのか」と思った。

 彼はたぶん午前中に増富(ますとみ)温泉に浸かっていたのだろう。
 それに歩こうとする人に対して「車に乗せてあげますよ」と言うことは、善意の押し売りになりかねない。そう思ってそのまま別れた。

 つまり、結果から見れば、彼は午後二時半から三時くらいの間だけ、あそこを訪ねたのである。
 ということは、私とA氏が彼と出会うためには、私たちもまたその時間帯に旭温泉に入っていなければならない。遅すぎてもいけないし、早すぎてもいけない。正にピンポイントの時間帯である。

 ならば、青梅で時間をつぶしたこと、そこで道に迷ってうろちょろしたこと、さらに旭温泉までの道がわからず、またもうろちょろして合計一時間余り時間をつぶしたこと。それらは妙な言い方だが、彼と出会うために全て必要な時間稼ぎだったことになる。

 もし青梅に行かなければ、私たちはおそらく正午前後に韮崎へ着いただろう。さっさと温泉に入ってさっさと帰路に就いたに違いない。おそらく帰る途中どこかへ立ち寄る程度だ。当然彼とは会えなかった。
 さらに青梅を出た後、二つの道に迷う事件がなければ、やはり午後一時には旭温泉に到着する。おそらくタイミングがずれて彼とは会えなかっただろう。

 2 場所のピンポイント

 しかも、彼が浴槽の湯口から源泉を汲むとき、私たちはそのすぐ近くにいる必要がある。
 これがまた相当のピンポイントであることに驚く。

 もしそのとき私たちが広い浴槽の別の場所にいたら、おそらく彼とは言葉を交わさないだろう。
 彼は黙々と(あるいは他の客と言葉を交わしながら)源泉をポリタンクに入れ、私たちは遠くからその様子を眺めていたに違いない。
 ところが、不思議なことに我々は彼が入ってくる直前、湯口近くへ移動したのである。

 私はインターネットで旭温泉について検索したとき、炭酸がぶくぶく出ていること、浴槽の中では湯口付近が最も気泡の出がよく、入浴者はそこに陣取るといった内容を読んでいた。
 私たちが入浴したとき客は五、六人で、そのうち二人がやはり湯口近くにいた。ぶくぶくを味わうにはそこが最適だが、いわば先着順だから、彼らが離れるまで近寄ることができない。
 私とA氏は窓際近くに浸かって外の景色を眺めたりした。

 十分ほどして先客二人が湯口から離れた。
 私は「これ幸い」とすぐにそちらへ向かった(^_^)。
 そしてA氏にも「こちらへ来て。ここがいいよ」と呼びかけた。
 その直後にポリタンクおじさんが入ってきたのである。

 こうして(全てが終わった地点から振り返ると)ほんとうにピンポイントの時間と場所の出会いであったことがわかる。
 早すぎてもいけないし、遅すぎてもいけない。出会える場所は湯口近くしかあり得ない。
 私がこの偶然の出会いに「ものすごく感激した」というのもわかってもらえるのではないだろうか(^.^)。

 3 言葉を交わすこと

 最後に決定的でとても大切なことがある。それは猛烈徒歩おじさんと言葉を交わさねばならないことだ。
 彼と言葉を交わさない限り、彼がA氏の悩みの答えを持っていたとわからない。私たちは単なる通行人としてすれ違うだけで終わっただろう。

 当然のことだが、私とA氏は時間の流れに従って青梅に行き、不甲斐なくも二度も道に迷った。その時点では、その後悩みの答えに出会うとか、そのために時間稼ぎをしているなどと全く意識していない。
 また、二人で湯口近くにいたとき、近寄ってきた人がA氏の悩みの答えを持っていると知るはずもない。
 つまり、この最後のところでおじさんと言葉を交わさない限り、A氏は悩みの答えを得られないのである。
 それこそ「多くの人にそのような出会いが起こっているのだと思う。だが、気づかないだけだ。あるいは、目の前を悩みの答えを持った人が通り過ぎても、その人と言葉を交わさないだけ」と言うゆえんである。

 このようなとき、特に傍観者タイプはなかなか言葉をかけられない。A氏も一人だったら、果たして「その水は効きますか」と声をかけただろうかと思う。
 ここで伏線として面白いのは、二年ほど前からA氏が健康法として「毎日二リットルの水飲み」を習慣としてきたことだ。だからこそA氏はさらりとその言葉が出たのかもしれない。

 こうしてピンポイントの時間と場所、そして最後の言葉の交換に成功して、A氏は悩みの答えにたどりついた。
 しかもこの答えは、たとえばテレビでそのような人が紹介されて「ふーん」と思ったのと違う。彼ひとりにだけやって来た答えである。「最近歩けなくなった」悩みを抱えたA氏が最も必要としているときに、最適の答えが稀有(けう)な偶然を経てやってきたのである。

 それを見た(気づいた)私がとても感動したわけがわかってもらえただろうか(^_^)。

 本当に妙な言い方だが、あの時間、あの場所にいるためには、それまでに何かしらのことで時間を稼がねばならない。その時間稼ぎが梅の花が咲いていないのに、梅見に行き、二度も道に迷うことであったなら、それらいやな事件は全て必要な時間稼ぎだったことになる。何度も言うけれど、それがなければ猛烈徒歩おじさんとは出会えなかったのである。
 ならば、その不運やミスに対して運命を呪い、相手を責めることはない。不甲斐ないと自分を責める必要もないだろう。全て必要な不運であり、必要なミスだったのだから(^_^)。

 もちろんミスや不運によるいやな事件のあと、毎度毎度素晴らしい偶然に出会えるわけではない。
 出先で不愉快な事件が起こり、不愉快な気分のまま帰ってくることはたびたびある(^.^)。
 しかし、私は出先で奇妙な出来事が続くと、「おやーこの先何かあるのかな」とか「もしかしたら、後でいいことが起こるかもしれない」などと勘を働かせる。
 あるいは道に迷ったとき、すぐにそれを修正しようとせず、そのまま行くこともしばしばである。
 それは「このまま進むことで何か自分にとって必要なもの、いいものが見られるかもしれない」と感じているからである。
 もっとも同乗者は私の内心をわかってくれず、「早く元の道に戻れ」とうるさいことが多いけれど(^_^)。

 初めに述べた通り、私のこのような話を聞くと、人は「悩みの答えを得るような偶然に出会ったことがない」と言う。だが、ほんとうは起こっているに違いない。ただ、気づかないだけだと思ってほしい。
 普段から偶然の出来事に対して「自分にとってこれは何か意味があるのだろうか」と自問したり、あるいは「なんとなく行こうと思った」とか、「なんとなく気になった」という動物的直感、野生の勘を大切にしていると、そのような機会が訪れる。

 そうして最後にそのとき傍観せずに勇気をもって――あるいは、そんなことは意識せず、ただ無心にさらりと言葉を交わすと「思いがけず歓喜の答えが得られる(^o^)」のだ。

 ○ いくつかのミスや不運があったとしても 時間稼ぎと思えば愉快

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:みんなが携帯電話を持つことによって『君の名は』のような「すれ違いの恋物語」はなくなりました。車もナビに頼っていると、迷い道や寄り道がなくなる。インターネットで最適な開花状況を調べて行くと、このような事件に遭遇せず、逆に歓喜の出会いもなくなってしまう。文明の利器にどっぷり浸かれば浸かるほど、わくわく感や動物的直感、原始の勘が失われてしまう――と考えるのは私だけでしょうか(^_^)。
 ところで、「東北旅の偶然」については以下をご覧下さい。(御影祐)
http://www.geocities.jp/mikageyuu/tabi/tabitop.html

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