天皇賞春、直前予想
東京では風薫る初夏の陽気が続いています。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
大型連休直前に新型インフルエンザ騒動とは、外国旅行の方は大変でしょうね。
異国でなくとも風邪など召されぬように。へんな疑いかけられていやーな目で見られそうです。
新型インフルエンザはすでにパニック寸前ですね。
ところで、先週友人と山梨の南アルプス市を訪ねてアヤメ公園に行きました。
滝沢川の両岸に何十万本のアヤメが植えられているのですが、暖冬の影響か早くも五分咲き。今頃は満開でしょう。
初夏の陽気と鮮やかな新緑、紫色のアヤメの向こうには甲斐の山々が連なり、どどーんと富士山の勇姿が拝める。いやあ絶景でした(^_^)。
話はいろいろ飛びますが、皐月賞ダントツ1番人気だったロジユニヴァースの敗因が不明のままです。
関係者は何か言ってほしいと思いますが、一つ思いついたことがあります。それは「競馬ってやっぱりギャンブルなんだな」ってことです。
中央競馬会はご存じの通り、ヤクザもマッ青(っぁお)のテラ銭25パーセントを取っています。
それじゃあお客さんがかわいそうだと思ったか、昨年から「プレミアム対象レース」なるものをこしらえ、売り上げの5パーセントを払い戻しに上乗せすることになりました。
これまでその恩恵を感じたことがありませんでしたが、桜花賞のときははっきりわかりました。
桜花賞で優勝したブエナビスタの単勝は120円でしたが、複勝も110円つきました。
私は「よくまー複勝で110円もついたなあ」と感心していたら、あれプレミアム対象で複勝に10円分上乗せされたのです。本来だったら複勝100円元返しでしょう。
この10円分の総額が7千万とか8千万と新聞にありました。これ考えようによっては元締め――もとい中央競馬会の持ち出しと言えます。
そんな事態がたびたび起こってはたまらない――となればダントツ1番人気がそうしょっちゅう1着することはなく、それどころか3着にさえ入らない……と見なすべきなのかもしれません(^.^)。
ブエナビスタの1着につられて、ダントツ1番人気ロジユニヴァースの複勝が110円つくなら、と大金はたいた人がいたかもしれません。
やはり我々貧乏人は100円で100万円を稼ぐ方に賭けましょうね(^_^)。
さて、天皇賞春。今回はダントツ1番人気はなさそうです。
目下G2を2連勝、07菊花賞馬の17アサクサキングスが1番人気ですが、どうでしょう。
アサクサキングスは芝30以上の成績が[2010]。昨年の春天3着ですが1、2着だったアドマイヤジュピター、メイショウサムソンがここにいません。目の上のたんこぶなく、追いかける馬も大したことなし……となれば、今回は楽勝かもしれません(^_^)。
アサクサキングスは前走阪神大賞典芝30を重馬場で1着。中団から徐々に先行して4角で2番手、そのまま押し切りという強い勝ち方でした。
デイリーS紙データによると、春天前哨戦の阪神大賞典が道悪馬場の場合、その優勝馬が春天に出走した例は87年以降8例あるとのこと。結果は[6011]でアサクサには嬉しいデータです。
なお、春天3番人気以内に限れば6勝3着1回。つまり複率100。今度こそ単勝・複勝が固い?
もっとも、春天で勝った6頭はタマモクロス、メジロマックイーン、マヤノトップガン、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ディープインパクトなど、そうそうたる面々ばかり。
果たしてアサクサキングスはこの列に名を並べるのか。皐月賞ロジユニヴァースの例もあるだけに、疑心暗鬼にかられます(^.^)。
しかし、アサクサキングスにはロジユニヴァースほどのマイナス要素が見あたらず、本紙表予想は当然のように17アサクサキングス◎です。単複も×5枚買います。
難しいのは相手馬の選定です。
04アルナスラインは07菊花賞2着馬ですが、芝30以上はその菊花賞の1戦のみでビミョー。
ただ前走日経賞1着です。過去10年日経賞組は[142.24]だから悪くありません。△以上は付けたいところ。
次に16スクリーンヒーロー。昨年のJC馬です。GIはGI馬からのでんで行けば、資格は文句なし。しかし、こちらも芝30以上は前走阪神大賞典の1走4着だけ。
ちなみに過去10年春天で3着以内に入った阪神大賞典組は全14頭。このうち13頭は全て阪神大賞典3着以内でした(例外は阪神大賞典10着馬)。となると阪神大賞典4着だったスクリーンヒーロー、ビミョーです。しかし、来ても不思議ではないので△は付けます。
次に12ドリームジャーニー。2歳GI朝日杯馬にして前走大阪杯優勝馬です。
以前大阪杯組は(人気になっても)消しでオッケーだったのですが、過去10年[311.18]で無視できなくなりました。しかし、勝った3頭はテイエムオペラオー、ヒシミラクル、メイショウサムソンとそれなりの馬ばかり。果たしてドリームジャーニーはそのクラスの馬かビミョー。同馬も芝30以上は07菊花賞5着のみです。これも良くて△でしょう(^.^)。
ではどの馬を○▲に抜擢するのか。
その前に今回春天の馬齢構成を見ると以下の通りです。
《春天馬齢構成》
年齢-数
4歳-2
5歳-7
6歳-4(牝1)
7歳-1
8歳-3
9歳-0
10歳-1
上記で取り上げた◎アサクサ、△アルナス、△スクリーン、△ドリームの4頭はみな5歳馬です。
5歳馬7頭から4頭も抜擢したのだから、もういいでしょう(^.^)。
過去10年春天では4歳馬が[743.35]で他を大きくリードしています。
となると、今回たった2頭の参戦ながら4歳馬15モンテクリスエスと18ヒカルカザブエを取り上げないわけにいきません。
15モンテクリスは前走日経賞3着。芝30以上はG3ダイヤモンドSの1着のみですが、このタイムが3294のレコードです。これは光ります。前走日経賞組は過去10年[142.24]と悪くないので、最低でも△以上。
もう1頭18ヒカルカザブエは前走阪神大賞典2着。未勝利~3Wまで4連勝があり、芝30以上は阪神大賞典の1戦2着のみですが、若さの勢いで激走するかもしれません。これも最低△以上。
実は昨年の春天(14頭)でも4歳馬は2頭しか出走しませんでした。1頭がアサクサキングスでもう1頭が今回も出走している逃げ馬ホクトスルタンです。結果はアサクサが3着でホクトスルタン4着(^_^)。
おっとこうなると○▲は今年の4歳馬2頭モンテとヒカルで決まりでしょう。
芝34レコード勝ちのあるモンテを上位に取り上げます。
そこで印をまとめるとこうなります。
◎17アサクサキングス
○15モンテクリスエス
▲18ヒカルカザブエ
△04アルナスライン
△16スクリーンヒーロー
△12ドリームジャーニー
表の買い目は、
単 複=17アサクサキングス[×5]
馬連単=17→15 18 04 16 12
3複単=17→15=18→04 16 12
[3連単は1→2着→3着流し]計35点
さて、ウラです(^_^)。
非常に安易に○▲を4歳馬2頭に決めましたが、この2頭凡走の危険性大ありです。
というのはモンテもヒカルもGI初出走。なおかつG2勝ちさえありません。昨年3、4着に食い込んだ4歳馬2頭はアサクサキングスが菊花賞馬だし、ホクトスルタンも菊花賞6着がありました。
また、モンテもヒカルも前走56キロで今回は定量58キロ。よって斤量2キロ増です。
これをJC馬スクリーンヒーローと比較してみると、同馬は前走阪神大賞典では59キロ。それが今回58キロですから、どちらが楽か一目瞭然。
ただ、若さという武器は「えっ、斤量増えてたの?」てなもんで(^.^)、そんなことに関係なく激走する可能性もあります。だからまーこのマイナス点を承知で表に大抜擢したわけです。
しかし、GIと斤量の壁にぶつかってもしもモンテクリスエスとヒカルカザブエがゴール前馬群にもまれて苦しむようなら、ずるずる後退する場面がありそうです。
ならば、表予想で○▲2頭が消えるときの予想をウラにしたいと思います。◎アサクサキングスは不動です(^.^)。
順当なら5歳勢3頭ですが、私はある理由で03ジャガーメイルと02マイネルキッツをウラ○ウラ▲とします。根拠はあるのですが、たぶんダメだろうから当たったら紹介します(^.^)。
また、02マイネルキッツは相当の人気薄なので、複勝とワイドも買います。それと気になる逃げ馬09ホクトスルタンをウラの三番手△に追加します。
そんなわけで
ウラの買い目は、
複 勝=02マイネルキッツ[×2]
馬連W=17→03 02 09
3複単=17→03=02→04 16 12 09
[3連単は1→2着→3着流し]計30点 総計65点
さて結果は?
○ 表から対抗単穴変えたウラ 本命こけたら なすすべなしか
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最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)
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