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2009.12.25

有馬記念、直前予想

 (^_^) 前回GI、結果とほぞかみ (^_^)

 朝日杯FS、結果は……
 1着―小牧 08ローズキングダム…[◎] 単勝=2.3
 2着―池添 12エイシンアポロン…[・]
 3着―蛯名 02ダイワバーバリアン…[・]
 枠連=4-6=6.2 馬連=08-12=5.9 馬単=9.8
 3連複=08-12-02=18.2 3連単=67.2
 ワイド12=2.6 W13=5.8 W23=8.1

※ いやー強かったですねえ、ローズキングダム(^_^)。直線半ばでは「どうだろう?」と思ったのですが、ぐいぐい抜け出すや、最後は流したように見えました。これで3連勝。来年の皐月賞までは無敗で行けるかもしれません。
 我が予想は久し振りに(1番人気とは言え)表のど本命1着で単勝的中。もちろん気持ちはいいのですが、私の本線はウラ馬券にあったので、雀の涙の単勝・馬連的中では話になりません。ウラ●16ニシノメイゲツは大外がこたえたか、5着が精一杯でした。
 それにしても、私が2着候補と見なした3頭がダメで、3着候補と見なした3頭から2・3着馬が出るなんて(^_^;)。ちぐはぐ馬券のトンネルはまだまだ抜け出せないようです。

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【GI有馬記念、直前予想】

 しかしっ、今年もとうとうオーラスGI――有馬記念。
 これまでのちぐはぐ馬券を脱皮してきれいにド的中といきたいものです(^_^)。

 去年は「年度代表馬最有力のウオッカが出走しない有馬記念。きっと妙な荒れ方をするに違いない」と読んで、ウラ▲(^_^;)に最低14番人気のアドマイヤモナークを指名しました。そうしたら、それがまさかまさかの2着大激走。
 1番人気で1着だった女傑ダイワスカーレットとの馬連290倍、ワイド70倍を大的中したものです。
 3着エアシェイディとの3連複は19万、3連単はなんと98万馬券。レース後アドマイヤモナークをウラ●にしなかったこと、「しあった! ダイワスカーレットを相手に総流しだった」と欲深なほぞを噛んだものです(^_^;)。
 もちろん今年も昨年に続きたいと思っています。

 ところで、ここでアルツ防止クイズ(^_^)。

 キャプテントゥーレにタケミカヅチ、ディープスカイにスマイルジャック。そしてオウケンブルースリにフローテーション。この6頭の馬名――何を意味しているか、おわかりになりますか。

 打てば響くで直ちに答えの出た人はまだまだアルツではありません(^_^)。

 今年ジャパンカップ2着のオウケンブルースリや昨年大活躍だったディープスカイの名はもちろん記憶に残っているでしょう。かし、他の4頭は忘却の彼方に消え失せてしまいそうです。
 実はこの6頭、昨年の皐月・ダービー・菊花賞の1・2着馬なのです。

 今年大活躍しても不思議でないこの6頭がイマイチ、イマニの活躍しかなく、この有馬記念に一頭も出走しないなんて。だけでなく4歳馬の出走そのものが0とはちょっと驚きです。

 さらに4歳に続いて有力馬群を構成してもいい5歳馬の出走さえ、宝塚記念馬ドリームジャーニーただ一頭なのです……。なんじゃーにーとちょっと呆然(^.^)。

 結果今回の有馬記念全16頭はかなりいびつな年齢構成となりました。
 《有馬記念年齢構成》
  3歳=7(牝1)
  4歳=0
  5歳=1
  6歳=5(牝1)
  7歳=1
  8歳=2

 見ての通り3歳が7頭、続くのが6歳馬5頭。
 3歳馬の筆頭は桜花賞・オークス連勝の牝馬02ブエナビスタでしょうか。
 そして皐月賞馬01アンライバルド。菊花賞からは1着馬の10スリーロースはもちろん、2着16フォゲッタブル、3着14セイウンワンダー、4着11イコピコまで全て出走します。そして、残る一頭が武豊騎乗無冠の帝王(?)08リーチザクラウンです。
 古馬なめられたというか、このメンバーなら上位食い込み可能と思われたか。いずれにせよ3歳馬が大挙7頭も出走します。

 対する古馬勢はやはり6歳馬の5頭でしょう。
 ここには一昨年の有馬記念馬07マツリダゴッホ、春の天皇賞馬04マイネルキッツがいます。

 しかし、マツリダゴッホは前走JCで17着大敗。マイネルキッツも秋はイマイチの敗戦ばかり。
 残る3頭のうち牝馬12テイエムプリキュア、15ネヴァブションはここでは役者が違いすぎるし、前走G2アルゼンチン共和国杯1着の03ミヤビランベリもそのとき11番人気。ここでさらなる上昇があるかどうか。どうにもみんな箸にひっかかりそうにありません。と言うか、みな軸としての信頼性に乏しいと言わざるを得ません。
 いわんや、7歳馬13シャドウゲイト、8歳馬05コスモバルクと06エアシェイディはすでに終わった感じです。

 では唯一5歳馬09ドリームジャーニーが不動の軸……と言えるかどうか。
 同馬は宝塚記念1着後、秋はオールカマー2着→秋天6着でこれもぴりっと来ません(-.-)。

 となればぐるり回ってやっぱり3歳馬か。JCダートに続いてここでも政権交替なるのか。
 02ブエナビスタが一番人気になりそうな気配ですが、なにしろ3歳牝馬です。
 あの名牝ウオッカでさえ、古馬と初対戦した一昨年の有馬記念で敗れました。
 また、有馬ダントツ一番人気だった三冠ディープインパクトでさえ、3歳時の有馬では2着でした。古馬あなどるべからず、です。

 誰か調教師が言っていましたが、3歳馬が初めて古馬と戦うときは、古馬のオーラに圧倒されるそうです。なんとなくわかるような気がしますね。
 人間の世界でも、たとえば大相撲など、快進撃を続ける新入幕の怪物が横綱と対戦すると、ころり負けてしまう。あるいはサッカーなども世界トップチームに格負するのはよく言われることです。
 今回の3歳馬も古馬の壁に跳ね返されるかもしれません。

 ただ、ブエナビスタがウオッカと違うのはすでに一度古馬と戦って(2着)いること。また、右回りイマイチだったウオッカに対してブエナは右回り全く問題ないことでしょう(ただし中山は初出走)。
 なにしろ全成績[5130]で全て連複がらみを果たしています。古馬の57キロに対して4キロ軽い53キロで出られるのは明らかに有利。先行して古馬に飲み込まれるのではなく、後方から追い込み一手にかければ、古馬のオーラは関係ないかもしれません。
 今回逃げ先行馬が多く、ペースはスローに流れそうにありません。よって強烈な末脚が爆発する可能性はあります。
 しかし、有馬出走における大きな問題点は夏に一走したことで、エリザベス女王杯ですでに3戦走ったこと。見えない疲れがあるのでは、と思います。中山も初出走だから、割り引かざるを得ません。
 そこで、02ブエナビスタの評価は▲(^_^)。

 よって◎○は古馬から選びます。

 今年最後、渾身の表◎は……敗退覚悟の上で07マツリダゴッホ(^.^)。
 これが引退レースとか。

 ここで勝たないとゴッホのGI勝ちは一昨年の有馬だけで終わりということになります。確かにそれだけの馬かもしれません。オールカマーを3連覇しました。だから「所詮中山のG2しか勝てない馬だったなあ」とぼやかれるかもしれません。前走秋天は17着大敗です。普通なら◎を打ちません(^.^)。

 しかし、種牡馬となるに当たってもう一つ勲章がほしい。GI有馬2勝馬としてもう一度輝いて引退したい。今回はそんな陣営の必死さを感じるのです。

 チャンスはここしかない。なにしろ中山競馬場[8112]の鬼であることは明らか。勝ち鞍・連率・複率全16頭のトップです。
 前走秋天ブービーの大敗ですが、そもそも2年前有馬を勝ったときも、オールカマー1着→秋天惨敗しての有馬1着だったのです。つまり、この馬左回り東京競馬場では[0004]と、全く走らない馬なのです。
 昨年はオールカマー1着後JC戴冠を狙いました。しかし、それもやっぱりだめ。6着敗退してその影響か有馬は惨敗。

 そこで、今年引退を前にして陣営が考えたのが「もう一度有馬優勝のローテーションでアタックしてみるか」ではないかと思うのです。
 オールカマーでメイチ叩いて東京競馬ちんたら走って有馬に賭ける。これが最後のチャンス。これで勝てなかったら、それだけの馬(フロックでGI一つ勝っただけの馬)でしかないとあきらめようと。

 普通引退レースでは歩いて帰ってくればいい、骨折でもしたら、と無理はさせません。
 それでも勝てる名馬がいますが、普通はせいぜい良くて掲示板確保程度です。私も◎など打たないのですが、今回は3歳馬や他の古馬に光るものを感じません。ならば、最後の最後で輝くかもしれないマツリダゴッホに賭けてみたいと思います(^_^)。
 マツリダゴッホは名種牡馬サンデーサイレンス最後の世代。今回出走しているのはゴッホと06エアシェイディのみ。あるいは「SS最後のGI馬」として記憶に残るかもしれないし、そうなるためにはここで激走するしかないのです。

 ○も古馬から選びます。唯一5歳馬にして今年宝塚記念馬の09ドリームジャーニーです。
 先ほども述べたように、秋はオールカマー2着→秋天6着とぴりっとしません。この馬も追い込みタイプだから、直線の短い中山では不利と思われがちです。

 しかし(ここで展開面を推理するなら)、逃げる武豊リーチザクラウン。2番手をテイエムプリキュア。その後をスリーロールス、シャドウゲイト、コスモバルクにマツリダゴッホなどが続くと思います。先行馬が多く、結構平均ペース以上になりそうです。となれば、差し・追い込みが届く可能性は高いと見ます。
 よって○09ドリームジャーニー、▲02ブエナビスタと見たのです。

 △陣は3歳馬から2頭、古馬から3頭。
 3歳馬では菊花賞馬の10スリーロールスと皐月賞馬の01アンライバルド。古馬からは春天皇賞馬の04マイネルキッツ、芝25で3勝をあげている唯一2頭の03ミヤビランベリと15ネヴァブションを選びます。

 以上印をまとめますと、
 ◎07マツリダゴッホ
 ○09ドリームジャーニー
 ▲02ブエナビスタ
 △10スリーロールス
 △01アンライバルド
 △04マイネルキッツ
 △03ミヤビランベリ
 △15ネヴァブション

 買い目は、
 単 勝=07マツリダゴッホ[×10]
 馬 連=07→09 02[×3]
 馬 単=07→09 02 10 01 04 03 15
 3連複=07→09・02→10 01 04 03 15
 3連単=07→09=02→10 01 04 03 15
 [3連単は1→2着→3着流し]計46点

 さて今年最後のウラですが、しのごの言いません。ただ一言、豊の意地に賭けます(^_^;)。

 武豊08リーチザクラウンをウラ●として今年最後の逃げ粘りに期待。
 無冠の帝王が真価を発揮できるとすれば、これも直線短いここしかないと思います。
 同馬の成績は[3403]ですが、負けた3回は皐月14着、菊5着、JCの9着です。つまり10回走って連率7割。秋の凡走で評価がた落ちですが、決して不甲斐ない逃げ馬ではない、はまれば粘ると思います。
 今回の有馬は逃げ先行馬多く、ペースが速くなりそう……そう思ったとき、意外やスローな逃げとなり、直線短い中山でこそ、リーチザクラウンがぎりぎり粘り切る――そんなイメージも持ちます(^_^)。
 かくして豊最後の意地に賭けてウラ●08リーチザクラウン。

 買い目は、
 単複勝=08リーチザクラウン[×3]
 馬連単=08→07 09 02[×2]
 3連複=08→07 09 02[×2]
 3連複=08→07・09→10 01 04 03 15
 3連単=08→07 09 02
 3連単=08→07=09→10 01 04 03 15
 [3連単は1→2着→3着流し]計53点 総計99点

 さて結果は?

 ○ ちぐはぐな一年閉じるラス有馬 大穴ねらいに徹してみたが……

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:目下九州大分県に帰省しております。いつもなら年末恒例京奈良旅行の時期ですが、土曜日に姪の結婚式があるので、早めに帰省しました。そんなわけで土曜は夜遅くの帰宅となるので、今日の段階で配信いたします。
 実オッズを全く見ない段階での予想なので、マツリダゴッホが何番人気となるか、リーチザクラウンはどうか。さっぱりわかりません。まー両馬がフタケタ人気になることはあるまい、と見ての◎●です(^.^)。あとは日曜にオッズを確認してさらにばらばらと買いそうです。
 皆様方に有終の美がおとずれることを祈っております。(御影祐)

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