« January 2011 | Main | March 2011 »

2011.02.22

フェブラリーS、結果とほぞかみ

 結果は……◎▲○の123着、馬連・3複失意の的中(^_^)!
 1着―藤田伸二 12トランセンド…………[◎] 単勝=3.5
 2着―デムーロ 13フリオーソ……………[▲]
 3着―池添謙一 05バーディーバーディ…[○][●]
 枠連=6-7=4.8 馬連=12-13=11.0 馬単=20.4
 3連複=12-13-05=32.0 3連単=122.4
 ワイド12=4.9 W13=5.6 W23=8.6
------------
 ほぞ噛み反省の弁

 見ましたか(^_^)。

 いや、競馬フェブラリーSは当然として日曜夜のテレビ――アニマル浜口「気合いだ、気合いだ」の限界挑戦です。すごかったですねえ。

 私はこの日今年初の東京競馬場出張。
 朝から一日競馬をやり、フェブラリーSも「あら◎○▲で当たっちゃったよ」と思いつつ、一日トータルではボロ負け惨敗。久しぶりに財布はすっからかん(-_-;)。
 失意のうちに帰宅しました。

 そして帰宅後TBSの『クイズタレント名鑑』なる番組を見たのです。
 これ、かつての有名人が現在同じことをやってどこまでできるか。その限界に挑戦するところが結構面白くてよく見ています。

 この日はたとえば、フィギィア女子で初めてトリプルアクセルを成功させた伊藤みどりさん。41歳になった彼女は今なら何回転できるか(結果はさすがの2回転半)。
 あるいは、日本のホームラン最長飛距離記録を持つ56歳ブーマーは今ならどれだけ飛ばせるか(結果はまさかの相撲取り体型で単なるレフトフライ)。
 ……などですが、その中に63歳アニマル浜口の「気合いだ、気合いだ」の限界挑戦がありました(^.^)。

 ご覧になった方はご存じだと思います。
 私は感動して涙が出ました(^_^;)。ほんとに。
 最近自分の競馬は不調続き、小説執筆もなかなか苦しく、くじけそうになる中、ものすごいアニマル浜口の「気合いだ」連呼に感動したのです。

 見なかった人のためにちょっと解説すると、アニマル浜口はかつて活躍した新日プロレスのリング上で「気合いだ」連呼の限界に挑戦しました。単純に何回叫べるかです。

 本職レフェリーがついてちょっとでも「気合いだ」が途切れるとカウントされ、3カウントになったら終了というルール。
 私は「年も年だし200回くらいかな」と思いました。
 回答者の最多が500回……無理でしょ、と思いました(^.^)。

 そして始まった「気合いだ、気合いだ、気合いだー!」の連呼。

 最初はおかしくて笑いました。
 途切れるとレフェリーがすかさず「バン、バン」とマットを叩きます。
 それがまたうまい。さすが本職です(^_^)。
 お約束のカウント2.5があったりと、途切れそうになりながらも結構続きます。

 彼の最長記録110回を過ぎたあたりで、連呼と言うより「気合いだ!……気合いだ!」と間が空くようになり、さすがにきつくなり始めた感じ。

 ところが、テンションは下がらないまま、やがて200回に達し、300回を超え、500回に達する頃にはもう笑えなくなって……そのうち彼のすさまじい気合いだ連呼に、私は涙が出始めたのです(^_^;)。
 感動し、感心し、すごいと思いました。

 そして、最終的にダウンしたとき、彼の「気合いだ」連呼回数はなんと918回に達していたのです。驚きました。

 終了後アニマル浜口は娘の京子選手に、ロンドンオリンピックに出てほしいという気持ちがあったことや、最近元気のない日本人に……など、限界までがんばった理由を語っていました。
 正に私も「元気と気合い」を注入された気分でした。

 再放送があったら、ぜひご覧になって下さい。泣けます(^_^)。

 で、本題の競馬フェブラリーSについて(^.^)。

 結果は◎トランセンド→▲フリオーソ→○バーディーバーディの123着決着。
 ほぞ噛み予想の大本線が久々のヒット。しかも、バーディーバーディはウラ●でしたから、文句なしの表ウラ的中となりました。

 しかるに、どうして「一日ボロ負け、失意のオケラ街道」だったかと言うと、フェブラリーSの馬券はすでに土曜の夜、パソコン投票で買っていたからです。
 だから、競馬場では何をどのくらい買ったか覚えていなかったし、もちろん払い戻しも手にしていません。確かなのは馬連と3連複が当たったことと、◎→○▲の3連単を買っていなかったこと。

 ところが、この日の競馬場馬券は朝から外れ、外れ、また外れ。
 当たって配当数百円。
 午後になっても外れて外れてまた外れ(^_^;)。
 当たった馬連数百円……てな感じで、結構荒れるレースもあったのに、全く網にかかりません。
 とうとう惨敗のまま東西メインレースへ。

 京都のメインでまず撃沈(^.^)。

 フェブラリーSはどうするか。パソコン投票ですでに1万ほど買っています。
 しかし、競馬場に来て何も買わないのは癪だし、もしかしたら自分が全く買っていない穴馬が激走するかもしれない。それになんとか負けを取り戻したい……その気持ちから、別パターンの穴馬を探しました。

 パドックを見たら11メイショウタメトモがとてもよく見えました。直前12番人気。
「おお、メイショウタメトモは武豊ではないか。もしかしたら……」と思ってそこから馬券をばらばら買い。

 結果……メイショウタメトモ撃沈。ふにゃ(--;)。
 やっぱーユタカはダメかあ……。
 そして逃げた1番人気トランセンドが強さを見せつけて圧勝の逃げ切り。
 格と強さがあれば「逃げ馬不利説」なんかカンケーない、でしたね。

 せめて単勝千円を買ったバーディーバーディが1着だったら、失意とはなりません。
 当然トランセンド2着か3着で単勝・馬単・馬連・3複・3単大的中。うはうはの大喜びだったと思います(^_^)。

 ところが、直線最後の200メートルでバーディーバーディが追えども追えどもトランセンドはつかまらない。1着2着はそのままで決まりそうな気配。

「仕方ない。まーウラ●からの馬連的中もあるからいいか」と思ったら、大外怒濤の追い込み馬が1頭。それが▲フリオーソ。
「えっ。うそ。やめてくでェ!」と叫ぶ間もなくフリオーソが交わして2着。ほげ(-.-)。
「なんだよ。じゃあウラから当たったのも大したことない3連複だけじゃんか」とがっくし。

 結局、フェブラリーSの最終人気は[1→3→4]――上位人気決着の時は3連単が当たらなければ大概トリガミか良くて元取り。馬連は10倍、3連複は30倍ちょっとだから、この日の負けを挽回できるとはとても思えませんでした。

 そして3連単は意外な1万馬券。「ああ……1番人気の1着率は良かったんだから、せめてトランセンド頭の◎○▲3連単も100円か200円買っておけば良かった」とほぞ噛みの嘆きでした(^_^;)。

 メイン終了後、財布の中身はお札が5000円。
 最後の挽回を期して東西最終レースに全額ぶっこみ……最後の撃沈。ふう(-_-;)。

 というわけで小銭をちゃらちゃら言わせながら、とぼとぼオケラ街道を帰路についたのでした。

 そして夜アニマル浜口の「気合いだ」連呼を見た後、パソコン投票の結果を確認しました。日曜はフェブラリーS1レース分しか買っていません。

 約1万使ったのですが、払い戻しが3万数千円ありました。
「えっ、何で?」と思いがけない払い戻し額にびっくり。

 詳しく見ると3連複◎○▲1点500円とか、馬連に裏の3連複など「厚めに」買っていたので、思わぬ配当額となったのです。
 もちろん競馬場での惨敗を取り戻せるプラスではありませんが、ほっと一息つける的中払い戻しだったことは間違いありません。

「よっし! 気合いだ、気合いだ、気合いだー!」と3回叫びました(^_^)。

 ○ 競馬場ボロ負け惨敗帰宅後に「気合いだ気合い」に思わず涙(^_^;) 

============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

| | Comments (0)

2011.02.19

フェブラリーS直前予想

 いよいよ2011年GIの開幕です(^_^)。

 今年はエネルギーを『空海伝』執筆に回すので、できるだけ短文予想を目指すつもりです(^.^)。
 もっとも、自分で書くものだし、別に誰かから「長く書いてくれ」と要望されているわけではありません。
 それなのに書いていると、なんとなく長くなるから……これたぶん病気みたいなもんだと思います(^_^;)。
 しかし、(もしかしたら)長文予想を期待されている読者もいらっしゃるかもしれず、そのような方には誠に申し訳ありませんが、ご了承お願いいたします。m(. .)m

 えっ「長かろうが、短かかろうが、当たりゃあいいんだ(`´)」ですって?
 確かに……(^_^;)。

 さて、それではフェブラリーS――早速表の結論です。

 表の◎は単純ですが藤田12トランセンド。
 全成績[7304]と優秀、昨年のJCダート優勝馬。実績・格は文句なし。
 それ以来の出走は気になりますが、データ(今後過去10年データは単に「データ」と表示します)では、JCダートステップの場合[3101]だから大丈夫でしょう。
 目下単勝1番人気ですが、データは[7012]と好成績。連に絡んで不思議ありません。

 問題は単勝軸にするかどうかです。
 唯一の逃げ馬だし、あっさり逃げ切るかもしれません。
 しかし、なにしろ舞台は東京ダート。データでは逃げ馬[1008]とムムムの成績。
 また、同馬はダート18なら[6102]と優秀ですが、ダート16は1戦着外1回のみです。よって2着・3着かなと思って単勝系は買いません。
 ただ、逃げ馬データでは勝たないと惨敗……ですから、いやーな感じなんですが(^_^;)。

 次いで○には、活きのいい4歳馬05バーディーバーディ。
 JCダート4着→東京大賞典3着以来ですが、JCダートの先行粘りが光ったし、東京ダート16で[2002]の実績を買います。

 そして▲は地方より唯一参戦の13フリオーソ。フタケタ10勝の勝ち鞍あり。
 1月の川崎記念1着以来ですが、データでは川崎記念ステップだと[231.17]で悪くありません。
 ただし、今年7歳の高齢が気になります。しかし、東京ダート16は[2201]の実績があるので、なんとか踏ん張れるかなと思います。
 馬連はこの2点を厚めに買います。

 後は△として14セイクリムズン、07ダノンカモン。そして8枠15シルクメビウス、16マチカネニホンバレ……の4頭。
 07ダノンカモンと14セイクリムズンはGI初出走ゆえ、評価を下げました。

 実はここまでにあげた7頭は前日単勝オッズ1番人気から7番人気までです。
 8・9番人気とはオッズに差があるので、この7頭内で決着がつくような気がします。
 しかし、まさかのフタケタ人気薄を1頭は抜擢しておきます。
 それは前3走芝16ばかりを走っている04ライブコンサートです(^.^)。

 よって表の買い目は
 馬 連=12→05 13 14 07 15 16 04[2×7]
 馬 連=12→05 13[3×2]
 3連複=12→05=13→14 07 15 16 04[1×13]
 3連複=12 05 13[5×1]
 計38点

 さて今年初のウラ●ですが、表の○05バーディーバーディにしました。
 4歳馬の参戦は2頭で、もう一頭はダート初の02コスモファントムです。よって実質4歳ダート馬はこの馬1頭だけ。
 芝は明け4歳馬が相当強いと思われますが、ダートでも激走があるのでは、と期待を込めてのウラ●。
 目下7番人気ですが、もちろん単勝を買います。

 馬連・馬単はいろいろ買っても仕方ないので、表の◎12トランセンドに絞ります。
 3連系はトランセンド1頭を2・3着付けとして13 14 15 07に流しますが、もう一頭平安S1着の10ダイシンオレンジを追加します。
 それとまさかの逃げ馬トランセンド惨敗着外にかけて3連複[05→07=14→13 15 16]も買っておきます(^.^)。

 よってウラの買い目は
 単 勝=05バーディーバーディ[10]
 馬連単=05→12[3×2]
 3複単=05→12→13 14 15 07 10[2×5×2]
 3連複=05→07=14→13 15 16[1×7]
 計47点 総計85点

 さて結果は?

==============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

| | Comments (0)

2011.02.14

狂短歌ジンセー論[130号]――鳥インフル全頭刹処分

 関東はからから天気に雪とお湿りが入り、これからいよいよ春めいてきそうです。
 しかし、日本海側の豪雪による雪下ろし、鹿児島新燃岳(しんもえだけ)の噴火、宮崎の噴塵被害など、被災地はほんとうに大変だと思います。心よりお見舞い申し上げます。

 逆に一月で嬉しい話題はサッカー日本がアジアカップで優勝したことでしょうか。ワールドカップに出場し一次リーグを突破するレベルに達した日本代表ですが、アジアも強敵揃い。苦しみながら古豪韓国、新興オーストラリアを破っての優勝ですから、日本のフィーバー、喜びようもよくわかります(^_^)。

 かたや、相撲界の八百長騒動は激震です。これまでうわさはあったとしても物的証拠がなく、いつもうやむやに終わっていました。それが携帯履歴という物証が出現したことで、とうとう本場所中止に追い込まれてしまいました。

 外国ではエジプトのデモ革命……とこの一月余り、メルマガの材料には事欠かない話題が多数ありました。

 しかし、ここではこれらの話題ではなく、鳥インフル騒動を取り上げたいと思います。
 宮崎県の鳥インフルはよく知られていますが、先日山口県で公園の白鳥四百羽が刹処分されました。
 その理由が「死んだ一羽の白鳥から鳥インフルが発見されたから」だというのです。
 このニュースを知ったとき「これはいよいよ発言せざるを得ない」と思いました。
------------
 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ 鳥インフル 人のために殺される 生き物たちの悲鳴が聞こえる

 (^O^) ゆとりある人のための10分エッセー (^O^)
 【 全頭刹処分について 】
 誰も言わないので、私が言わざるを得ません。

 素人の意見、情緒に流された感想、単なる感情論さ――と言われたとしても、あえて主張します。
「鳥インフルを理由としてその場にいる生き物全てを殺すことをやめるべきだ」と。

 鳥インフルが最もひどいのは宮崎県でしょう。
 昨年は口蹄疫(こうていえき)で牛や豚が何十万頭も刹処分されました。それに続いて鳥インフルエンザでも鶏が大量に処分されました。
 当初は苦渋の決断だったようですが、最近は「当然」といった空気が感じられます。飼育関係者の落胆・苦痛を想像すると、ほんとうに気の毒なことと思います。

 ご存じの通り、それらの刹処分は病気になった鶏だけでなく、その飼育場にいる健康な鶏も全て殺されます。

 先日山口県では公園に飛来した白鳥(実際は黒鳥)が1羽だけ鳥インフルにかかり、それを受けて池の白鳥四百羽が全て殺されました。

 妙な発言かもしれませんが、なぜ日本の仏教界は「無益な殺生(せっしょう)をするな」と声を上げないのでしょうか。
 あるいは、動物愛護団体も「全頭刹処分はおかしい」と言わないのでしょうか。

 仏教が生き物を殺すことを禁じているのは有名ですが、人が生きるために肉や魚を食べることまでは禁じていないようです。それはやむを得ない殺生であり、なんの理由もなく生き物を殺すことを禁じている感じです。

 では、全頭刹処分とは人間にとって「やむを得ない殺生」であり「有益な殺生」なのでしょうか。
 昔のおばあちゃんなら「あんな殺生をやっとったら、そのうち人間全体に罰が当たるぞ」とつぶやくような気がします。

 たった一羽、たった数羽、数十羽、数百羽が鳥インフルにかかる。するとその近くにいるその数十倍、数百倍の健康な生き物もみな殺してしまう。それは食べるためではありません。
 全頭刹処分とするのは鳥インフルが感染しやすいからでしょう。それを防ぐ動物用の薬はないし、作ろうとしないようだし、作っても薬代が高すぎて使う気にもならないからでしょう。

 しかし、人間でもそうですが、たとえば一万人が暮らす町でインフルエンザが流行したとしても、一万人全員がインフルエンザに感染することはまずありません。
 飼育する動物だってインフルエンザにかかった生き物を除外していけば、感染しないまま生き残る健康な鶏だってたくさんいると思います。

 それでも全頭刹処分をする理由はたった一つ。鳥インフルが人間に感染してさらに人に感染するようになったとき、膨大な数の人間が病気になって死ぬかもしれない、その危険性があるからです。
 そして、それを防ぐには薬の開発など膨大な手間と金がいるから……のようです。つまりは人間のために多くの小動物を殺すという構図です。

 科学の発展によって公園の小動物が一羽死んだとき、死因を検査したら鳥インフルであることがわかるようになりました。
 しかし、数十年前、公園の白鳥が一羽死んだら「かわいそうだね」と言って土に埋められる程度で終わったでしょう。
 十羽死んだとしても「へんだね」と言いつつ、これも埋められて終わったでしょう。そのうち生き残った白鳥たちが春になって飛び立っていったはずです。
 しかし、山口の白鳥は飛び立つ日を迎えることなく、ニンゲンによって殺されてしまいました。

 この大量刹処分を人間界に当てはめてみるとどうなるでしょうか。

 たとえば、致死率80パーセント、原因不明の感染病が発生すれば、まず患者を隔離すると思います。ところが、当人だけでなく家族も感染してしまう。隣人も感染したことがわかって隔離される。その人たちが次から次に死ぬ。

 ならば「その町の人全員を隔離」する流れとなるでしょう。SF小説や映画で時折見かける状況です。
 一つの養鶏場の鶏を全て刹処分するというのは、これに加えて「町に住んでいる人を隔離するだけでなく、感染していない人間も全員殺すこと」にあたります。

 そんな決定が下されたらたまりません。
 その町に暮らす人々は「とんでもないことだ。俺たちはまだ病気にもなっていないのに、どうして殺されなければならないんだ」と怒りで真っ赤になって抗議するはずです。
 当局は「すまない。しかし日本人が、人類全体が生き残るためだ。君は犠牲になってくれ」とでも言うのでしょうか。
 それを受けて我々は「そうか、それなら仕方ない」とあきらめるでしょうか。

 いや、最悪仕方ないとあきらめるにしても、
「それならせめて病気になってから殺してくれ」と嘆願するのではないでしょうか。
 いま行われている鳥インフル全頭刹処分とはこれと同じことです。

 人に飼われる動物たちはそのような怒りの声も、悲しみの声もあげません。
 ガスを吹きかけられるのでしょうか、薬物注射をされるのでしょうか。彼らは物言うことなく静かに倒れて死んでいきます。その数はすでに何十万羽にも達しています。

 飼われている動物たちは確かに人間のために殺されます。しかし、それは人間に食べられるために殺されるのです。もし彼らが言葉を話せたら、言うのではないでしょうか。
「自分の肉が人間のために役立つのだから、それで殺されるのは本望だ。しかし、まだ病気にもなっていないのに、殺され捨てられるなんて犬死にじゃないか。どうか食肉として殺してくれ」と。
 牛や鶏ですから「犬死」とは言わないかもしれませんが(^_^;)。

 そもそも全頭刹処分はきりがありません。極端に言えば、日本国中全ての家畜がいつの間にか鳥インフルにかかり、全頭殺される可能性だってあります。
 鶏肉が100グラム1万円になったり、最悪この世から消滅してしまうかもしれないのです。

 だから思います。全頭刹処分はやめて病気になった家畜だけを処分するべきだと。健康な家畜は飼育を続け、私たちはそれらの肉や卵を食べるべきだと思います。

 このように発言すると「もしも鳥インフルが動物から人間に感染して人間に大発生するようになったら、どうするんだ」と言われるでしょう。
 それに対して私はこう思います。「そのときはその状況を受け入れ、そこから戦いが始まるのだ」と。

 それは人間もまた自然の一部であり、その都度起こる自然の災害は受け入れ、そしてがんばって戦うしかないからです。

 たとえば、豪雪の雪かきが大変であっても、そこに暮らすことを選択して受け入れているから、雪かきせざるを得ないのです。大噴火で町が灰まみれになったとしても、灰を一生懸命掃除するしかないのです。

 もしも鳥インフルが動物から人間に感染する事態になったら、そのときそれに対する戦いが始まるのだと思います。
 それが予想されるからと言って「健康な動物を殺しても構わない」と言うなら、あまりに自分勝手な理屈であり、人間中心主義が過ぎると言えないでしょうか。

 鳥インフルが人間に感染したならば、たくさんの人が苦しみ、死ぬような事態になるかもしれません。確かにそれは辛いことです。自分が愛する人、愛する子どもたちがそれによって死ぬのはほんとうに辛いと思います。

 しかし、科学・医学は万能ではありません。数十年前不治の病と言われた結核。それは現在大したことない普通の病気になりました。私たちはその恩恵にあずかっています。
 今不治の病は癌でしょう。しかし、数十年後「癌になったけど、三日も通院したら完治したよ」と気軽な病気になっているかもしれません。

 その時代、その時代に生きるしかない我々は、そこで発生するいろいろな病気・災厄を受け入れるしかありません。鳥インフルも同じことだと思います。

 少なくともその病気が人間に感染し、拡大する危険性が高いからと言って健康な小動物をむやみやたらに殺していいとはとても思えないのです。これは無益な殺生と言うより、人間中心主義の殺生だと思います。
 ペットが飼えなくなったからと簡単に捨てられ、それが毎年数十万頭も刹処分されている。それと同じように、利己主義・自己チューの殺生だと思います。

 これが私の結論です。
 もし「全頭刹処分は当然の処置でしょう」と誰もが思っているとすれば、一人くらいは異議申し立てをする人間がいてもいいのでは、と思ってあえて書きました。

 最後に妙なことを付け加えます。
 鹿児島と宮崎の県境にある新燃岳噴火は鳥インフル渦中にいる宮崎の人たちに「鳥インフルでさえ大変なのに、なんでまたこのようなことが」と嘆かせました。

 しかし、あれを日本人というか人類に対する警告ととるなら、最もふさわしいところで噴火したと言えなくもありません。
 自然は「人間よ。思い上がった自己中心主義を改めなさい」と警告しているのかもしれません。

 ○ 鳥インフル 人のために殺される 生き物たちの悲鳴が聞こえる

==========
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:全頭刹処分は日本だけでなく外国でも行われていることで、むしろ日本は外国にならってその処置を決めたようです。全頭刹処分を提起した科学者たちはぜひ口蹄疫や鳥インフル予防薬を開発してほしいものです。それが発見・開発されるまでの全頭刹処分であるのなら、やむを得ないかなと思います。(御影祐)


| | Comments (2)

« January 2011 | Main | March 2011 »