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2014.07.24

サッカーワールドカップ、日本代表敗退について

 暑中お見舞い申し上げます。m(. .)m
 こちら九州は長雨で数日前やっと梅雨が明け、夏らしくなってきました。

 さて、6月から7月にかけての話題とくれば、サッカーワールドカップ。期待された日本代表はあえなく敗退でした。
 また、都議会セクハラヤジに某県議会議員の号泣会見、某市議会は議員の4分の3が選挙違反で逮捕されるなど、議会・議員は「なにそれ?」状態でした。閣議決定による解釈改憲問題も大きなテーマです。
 世界を見れば、イスラエル軍がガザ地区に侵攻して戦争状態になり、ユーゴスラビアの内紛はマレーシア航空機の撃墜事件に発展して悲劇を生みだしました。

 で、今号何を書こうかと考えた結果、すでに昔の話題になった感あれど、サッカーワールドカップについて《短く》書くことにしました(^.^)。暑苦しい陽気ですしね。
 実は日本の予選リーグ敗退が決まったとき、すでに書いていたのです。

 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ 農耕の日本サッカー敗退す 攻撃不得手うなずけるかも

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 (^O^)ゆとりある人のための10分エッセー(^O^)

 【 サッカーワールドカップ、日本敗退 】

 日本サッカーは南ア大会後の4年間攻撃サッカーを目指してきました。南アで予選リーグを突破して他国開催で初の決勝トーナメント進出。その後選手はヨーロッパで活躍するなど、日本チームはかなり強くなりました。アジア大会もあっさり勝ち抜いたし、本戦では相当やれるのではと思いました。

 ところが、いざ本番のワールドカップ――日本代表は攻撃的サッカーを初戦コートジボワール戦で全く見せられず、ギリシア戦では相手が10人になったのに攻めきれず(-.-)、コロンビア戦は攻めに攻めてもカウンター食らって完敗(T_T)と、1分け2敗でまさかの(当然の?)予選リーグ敗退となりました。

 今回のサッカーを見て「攻撃的サッカーは日本に合っていなかったのではないか」と思うようになりました。
 理由は日本人が農耕民族だから(^.^)。

 日本は「農耕国家である」と言ったのは確か司馬遼太郎だったと思います。ヨーロッパ・アフリカ・南米などは狩猟民族であり、日本は農耕民族であるというのです。これをサッカーに絡めて言うと、だから日本は《攻撃サッカーが苦手》なのではないでしょうか。

 狩猟中心だった肉食国家――ヨーロッパ、アフリカ、南米などは攻撃的サッカーが得意です。それは出かけて行って獲物を攻めて獲る狩猟民族だったから。
 かたや農民は田んぼや畑をせっせと耕し、攻めてくる災害はじっと我慢して秋の実りを待つ――土地にへばりつくように生きるこちらは守るのが得意。ゆえに、日本は本来守備的サッカーが合っているのではないでしょうか。

 農業は今でこそ機械化され、近所の田植えなど一人か二人でやって半日で終えています。しかし、弥生の昔から数十年前まで、田植えも稲刈りも集団で行うものでした。
 狩猟民族も個人ではなく集団で行動します。ただ、狩猟の場合はみんなで獲物を追い詰めたとき、手負いの猛獣が反撃するとチームが危険に陥る。そこに一人の勇敢な男が出現してトドメを刺してくれれば、犠牲を少なくできます。だから、勇敢なスタンドプレーは大歓迎(^_^)。

 ところが、農耕民族はそうではない。田植えや草取り、稲刈りは全員が我慢して同じことをやるよう求められる。一人勝手な行動を取るやつは「和を乱す」として敬遠される。
 かくして日本は学校も社会もはねっかえりで勝手な個人プレーを許さない。むしろ集団になじめない人間はいじめるのが好き(^.^)。

 それゆえ、サッカーでも「オレはパスなんて知らねえ。ドリブルで切れ込んで勝手にシュートするんだ」というストライカーが育ちにくいのでしょう。日本に攻撃的サッカーが合わないのは深遠なる歴史的民族的伝統ゆえかもしれません(^_^)。

 守備重視では多くの得点が望めません。だからこそ、この4年間攻撃的サッカーを目指した。ところが、体格で劣る日本は4人で守りきれないから、どうしても失点が出る。それを上回る点を獲れれば良いけれど、相手が世界のトップクラスではそう簡単に得点できない。だから、全員で守って全員で攻撃するしかない。今にして思えば、あの岡ちゃん(前監督岡田氏)が言った「全員守備の全員攻撃」は日本に合っていたような気がします。

 全員守備の全員攻撃なんて「本番で活躍できるわけがない」と言われそうですが、どうもそうではないようです。
 まず前回南ア大会で日本は予選リーグを突破しました。今回世界ランク1位のスペインと闘ったオランダは5バックという超守備的陣形を組んでも5対1で勝ちました。何より日本と同組で「最後の奇跡」を起こしたのは、コートジボワールを破った守備的チームギリシアでした。守備重視でもトップチーム相手に充分戦えるし、予選リーグを突破できるのです。
 ちなみに、南ア大会で日本の4戦は初戦カメルーンに1対0、2戦目オランダに0対1、3戦目デンマーク戦は3対1の快勝でした。結果、2勝1敗で決勝トーナメントに進出、パラグアイに敗れてベスト8はなりませんでした。しかし、このパラグアイ戦もスコアは0対0、PK戦3対5の敗戦だったのです。互角(以上?)の戦いでベスト8、ベスト4も夢ではないと感じさせました。

 まー今回のワールドカップ、サッカー母国のイングランド、スペイン、イタリアの強豪国が枕を並べて討ち死。日本が予選リーグを敗退してもそのクラスと同じと思えば……慰めにはならないでしょうか(^.^)。私はもう一度岡ちゃんを日本代表監督に復帰させてはどうかと思います。

 それに、日本は1勝もできなかったとは言え、1対2、0対0、1対4でした。「守備陣崩壊」などとたたかれていたけれど、準決勝ブラジル対ドイツはなんと[1対7]です。それと比べれば「日本代表がんばった」方ではないでしょうか(^_^)。

 日本が負けたからと言って暴動・略奪は起きないし、帰国の選手にタマゴを投げつける不届き者も現れませんでした。本番を見て「力が違いすぎる」とわかったからではないでしょうか。
 そこんところ、高校野球で郷土の代表チームを応援するときと似ています(^.^)。7割は初戦、2回戦敗退ですからね。

 ○ 農耕の日本サッカー敗退す 攻撃不得手うなずけるかも

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:3月にマレーシア航空機が不可解な失踪墜落事件を起こしたのに、今回ユーゴスラビアで撃墜されたのはまたしても同国航空機でした。「単なる偶然」ととらえる人が多いでしょうが、「我々に何を訴えようとしているのだろう」と考えることも大切ではないでしょうか。ずっと考えていますが、答えが見つかりません。
 ただ、イスラエル軍のガザ侵攻と合わせて世界の人に「戦争・紛争の悲惨さ」を教えていることは間違いないようです。
 NHKの「100分de名著」でファーブルの『昆虫記』が取り上げられていました。ある種のハチは穴を掘って獲物を入れ卵を産んでフタをする、とても賢い生き物。ところが、穴から獲物を取り出してみると、フタをしても無駄だから、もう一度獲物を捕まえにいけばいいと思うのに、やっぱり穴にフタをする(^.^)。解説者は「虫の本能の賢さと愚かさ」と言っていました。
 人間はとても賢い生き物ですが、対立したときは「武力闘争、戦争によって解決するしかない」と感じ考えるところは、虫同様愚かな本能の持ち主と言えそうです。
 それに紛争・戦争を解決しようとする先進国は《ミサイル・武器弾薬を作って輸出している国》ばかりです。武器を売ることで稼いでいる国が「戦争をやめよう」と叫んでもねえ(-.-)。「我々はこの悲劇が二度と起こらないよう、武器弾薬の生産をやめる、輸出・供与は一切しない」と言ってくれれば、すぐにでも平和が訪れます。それどころか、日本もいよいよ武器輸出の仲間入りを始めて「世界の平和に貢献したい」そうです。やれやれ(^_^;)。
 来月は夏休み休刊といたします。(御影祐)

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2014.07.02

宝塚記念、結果とほぞ噛み

 前期最後の反省記です。またも長くなりましたが内容豊富なので(と自分で思っています)、ぜひご一読下さい。項目5つです。
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 (^_^) 前回GI、結果とほぞかみ (^_^)

 宝塚記念、結果は……◎1着なれど、ヒモが……の完敗(^_^;)
 1着―横山典 11ゴールドシップ………[◎] 単勝=2.7
 2着―池 添 05カレンミロティック…[?]
 3着―福 永 03ヴィルシーナ…………[?]
 4着―武 豊 04ヒットザターゲット…[?]
 枠連=8-5=6.6 馬連=11-05=89.9 馬単=102.1
 3連複=11-05-03=578.7 3連単=2514.4
 ワイド12=21.3 W13=26.3 W23=91.1

【1】レース回顧

 宝塚記念……いろいろありました。
 驚異の一角まくり(?)で勝ったゴールドシップ(^_^)。びっくりしました。
 いとこと一緒にテレビ観戦しながら、(かかったと思っただけに)「◎終わったよ……」とつぶやいたものです。いとこの◎はジェンティルドンナでゴールドシップは軽視していたので、彼は「しめしめ」と思ったようです。

 結果を見ると逃げたヴィルシーナ、3番手カレンミロティック、5番手ゴールドシップの連絡みだから、湿った馬場と合わせて前目に行っていなければ勝ち目はなかったことになります。
 あれが鞍上の判断だったら絶妙でしたね。横典騎手はレース後「馬の気持ちを尊重しようと思っていた」と語っています。最初の200メートルが12.9とチョーのつく遅さだったから、ゴールドシップはかかったのではなく、馬なりで進出したのでしょう。あそこで無理に抑えたら、馬が機嫌を損ねて敗退もあり得たから、さすがの騎乗と言うべきでしょう。
 これでゴールドシップは宝塚2連覇(史上初とか)。単勝がずいぶん安くなったけれど、◎1着だから、これはまーいいです(^_^)。

 次に「なぜこの馬が1番人気になるのかわけわからない」のウインバリアシオンが消えました。これも私にとっては想定内。
 ところが、「ブルータスお前もか」の「ジェンティルドンナ、お前も消えるのか」(^_^;)は全く想定外でした。結果は「まさか、まさか」のヒモ抜け、3連単25万の大荒れ馬券です。
 3強から2頭消えるパターンは時折あるとは言え、最も取りづらい連勝馬券となってしまいました。

 いろいろ語る前に、まずはいとこ(H氏)の馬券戦術を紹介します。
 彼は私より9つ年上で競馬を始めて20年くらい。競馬歴なら30数年の私が先輩です(^.^)。
 騎手馬券、馬主馬券が得意でときどき大穴を当てます。競馬勘も鋭く、資金が枯渇しそうになっても、際どいところで当てて数ヶ月追加資金なしで競馬を楽しんでいます。その点は私よりはるかに競馬上手です。

 その彼、10頭前後の小頭数の時は「4番人気以降の複勝を全部買う」ってのをやっています。
 荒れたら「ちょい儲け」が期待できるわけです。今回は12頭立てだから9点投資して大荒れ2、3着の複が的中。16.3倍の払い戻しがありました。脱帽です(^_^)。

 そして、以下はスタート10分前の彼と私の会話。
私「今回はさすがに3強で決まりそうです。私の◎はゴールドシップ。穴馬は8番トーセンジョーダン。Hさんは?」
彼「おれは◎ジェンティルドンナ、穴は5番のカレンミロティックだ」
私「カレンミロティックとは驚き。根拠は?」
彼「セン馬だから……」
私「セン馬が理由ですかあ。確かに1頭しかいませんね。逃げ粘れば可能性はあるけど、どうですかねえ。どっちにしても我らの穴馬は来なくて当然、来れば大きい穴馬ですね」

 そして10分後……全馬ゴールインしたら、カレンミロティックがなんと2着入線。
 H氏歓喜の雄叫びかと思えば、
「カレンミロティックは単複しか買っとらんかったあ」と苦虫噛んでいます(^.^)。

 なんと彼、◎ジェンティルドンナと穴馬カレンミロティックの馬連・馬単・ワイドは買っているのに、ゴールドシップ(この段階では1番人気)に流していないのです。
 なのに、カレンミロティックからもっと穴の9番とか2番には馬連を流しています。「なにそれ?」の馬券購入です。この妙な買い方、以前にも見られました。
 私は「穴馬が見つかったら、まずはさておき123番人気へ馬連・ワイドを買うんです」とこんこんと説諭したものです(^.^)。

【2】想定どおりと想定外

 さて、今回推理が当たった点、誤算だった点いろいろあります。

 まず年齢で見ると123着は[5→6→5歳]でした。5歳から2頭、6歳から1頭と予想通り。
 ところが、5歳ゴールドシップは1着だったけれど、もう一頭の5歳はジェンティルドンナではなくヴィルシーナ。そして、6歳もウインバリアシオンではなくカレンミロティックでした。これ全くの誤算。

 さらに、「牝馬(4頭)の連絡みは1頭ではないか」と予想してその通りだったものの、こちらも牝5ジェンティルドンナではなく、ヴィルシーナでした。
 また、前日馬連単複1番人気のウインバリアシオンはここで裏切り馬となるかもしれないと推理して7着敗退。これは予想どおりだったけれど、まさかの想定外はGI[6210]のジェンティルが9着に敗退したことです。
 この馬「東京得意で阪神イマイチ」と書きました。しかし、単がないだけで2、3着には入るだろうと思ったのです。敗因は一体なんだったのでしょうか。

 良馬場発表ながら前夜の雨で馬場が湿っていた。それが影響した可能性はありそうです。勝ちタイム2139、上がりトップ(ゴールドシップの)35.2がそれを示しています。

 ただ、ジェンティルドンナは前日午前の段階からすでに3強3番手の評価でした。馬連オッズAはウインバリアシオン、BがゴールドシップでCがジェンティルドンナ。
 最終的にゴールドシップが単複1番人気になりましたが、日曜朝の段階でも馬連Aはウインバリアシオン、Bゴールドシップ、Cジェンティルドンナのままでした。

 つまり、大衆の総意は前日からジェンティル3番手の評価だったのです。これって「ジェンティルドンナは良くて3着、下手すりゃ4着、5着の可能性がある」と見られていたことを意味しませんか。
 私は土曜朝のオッズを見たとき、かなり異和感を覚えました。春天7着のゴールドシップが2番人気なのはわかる。しかし、「ウインバリアシオンがなんで1番人気なんだ? ドバイ1着のジェンティルドンナはどうして3番人気なんだ?」と。
 馬柱データから考えられる順位はジェンティルドンナ→ゴールドシップ→ウインバリアシオンの順だろうと思っていたからです。

 もちろん大衆の総意が必ず正解とは限りません。現にウインバリアシオンは負けて着外。しかし、ジェンティルドンナのC評価は当たっていたことになります。
 今振り返って大衆はどうして「ジェンティルドンナが消えるかもしれない」と見たのか、不思議で仕方ありません。

【3】ジェンティルドンナの敗因

 そこで、もう一度ジェンティルドンナの馬柱を再検討して敗因を探りました。

 同馬はGI実績[6210]でダントツ。ここに敗因はない。阪神コースも[3011]で悪くない。
 芝22こそ[0011]でイマイチながら、芝20~24の当該距離は[5111]でダントツ。中長距離の雄(ではなく雌(^.^)でしょう。「1着はなくとも2、3着はある」と考えてなんの問題がありましょうか。

 では斤量は? と見れば、同馬は前走ドバイGIより1キロ増の56キロで不利は明らか。ジェンティルの56キロ成績は[0111]でした(これが同馬が背負った最重量)。
 この中に芝22の2走が含まれています。一つは昨年のGI宝塚で3着、そして今年2月G2京都記念が56キロを背負って6着でした。京都記念の時は稍重馬場でタイム2165です(勝ち馬とコンマ5差)。調べてみると、昨年の宝塚も良馬場発表ながら、馬場は湿って2138(コンマ6差)でした。

 ここまで見て「おやっ」と思いました。斤量56キロに芝22……「これがC評価と敗退の原因かあ」と。ジェンティルは斤量56だと[0111]、芝22は[0011]、数は少ないけれど、他の実績と比較すれば明らかに劣っています。

 そこでさらにジェンティルの56キロ未満で最重量55キロの成績を調べてみました。
 すると同馬は55キロだと6走全てGIで[5100]と破格の良績をおさめていました。最高1着、悪くとも2着。それが56キロになると[0111]となって最高2着、悪いと着外になるのです。
 たかが1キロですが、牝馬にとって56キロとはそれほどきつい斤量なのでしょうか。意外な発見でした。

 この違いを見るなら、今回宝塚(芝22)で56キロを背負ったジェンティルにとって単勝はもちろん危険。良くて2、3着、下手したら着外もあり得る――そう見るべきだったようです。
 そこに馬場の悪化が重なって9着まで落ちてしまった。ればたらはないけれど、仮に良馬場だったとしても、ジェンティルは良くて4着だったかもしれません。土曜朝の段階でジェンティルを3番手評価と見た大衆の総意は正解だったようです。

 ちなみに、今回の敗退によって56キロの成績は[0112]となってさらに悪化しました。
 今後ジェンティルは後期競馬で秋天→JCを走ると思います。秋天は斤量56(昨年2着)、JCは55(昨年1着)です。
 私は秋天からジェンティル◎と思っていました。しかし、この流れから行くと、ジェンティル◎か○は55キロのJCのみで、56キロを背負う秋天は「良くて3着」と考えた方がいいかもしれません。

【4】理詰め馬券の限界……展開予想の欠如

 実は(終わった後で書いてもせんないことながら)実績一覧表の数値が「ずば抜けた2強」と出たとき、一抹の不安を覚えました。
 というのは別に一覧表の数値でなくとも、実オッズなど単勝1、2番人気が抜けている――馬連1番人気が500円を切ってダントツのとき(成績からこの2頭しかいない、オッズも2強を示している)、多くのレースでAB2頭は確かに3着内に残ります。しかし、どちらか1頭が消えることもよくある。それが過去の傾向なのです。

 私は数値を見たとき「ゴールドシップかジェンティル、どちらか消えるのかなあ」と不安が湧きました。しかし、どちらかが消えたとしても、そのときは実績中位の1番人気ウインバリアシオンが来るだろう。いずれにしても、3強から消えるのは1頭だけ……と結論づけたのです。

 もしも3強から2頭消えると想定すれば、◎ゴールドシップを残すとき、ジェンティルに代わって牝馬ヴィルシーナを選ぶことはさほど難しくありません。
 実績一覧表でもヴィルシーナのところに[RX LTX]と書いたとおり、前走GIヴィクトリアマイル1着、タイムも優秀でした。牡牝混合GIの実績こそ良くなかったけれど、「選べないことはない」馬です。

 しかしながら、最も選べないのは2着の6歳カレンミロティックです。
 これは馬柱成績を再検討しても全くお手上げ。全成績[644.11]と平凡。GIは昨年有馬の6着のみ。過去3走G2、G3を14→4→4着。当該距離も[2304]。先行馬というくらいで取り立てて良績はなし。唯一あったのは過去8走の[EX]馬だったことくらい。昨年6月に3勝クラスを勝ったとき、2着馬をコンマ8離しています。しかし、これ一つではGIでとても印は回せません。

 今回の結果は馬柱データを検討して勝ち馬、入着馬を推理する理詰め馬券の限界を示しているような気がします。これまでは終了後もう一度予想を組み立て直して理詰めの的中に至ることができました。しかし、今回はお手上げです。
 理詰めでゴールドシップは頭で行ける。ウインバリアシオンは消せてもジェンティルは消しづらい。となれば、もう一頭に(高齢トーセンジョーダンを選ばず)ヴィルシーナを選べたとしても、カレンミロティックだけは選べないからです。

 ただ、(これまで書いてきませんでしたが)私の理詰め馬券には明らかに取り入れていない要素が一つあります。それは《展開》です。
 展開の最大要素である上がり3Fはもちろん取り入れています。ところが、逃げ・先行馬の方はいまだ取り入れることができずにいるのです。せいぜい「逃げ先行で上がり3Fが良ければ重い印をつける」とルール化している程度です。めったにいませんが。

 たとえば、今回◎ゴールドシップが当たっているのだから、この馬を軸としてある馬群4頭に(成績を無視して)流す馬券を組むなら、的中が見えてきます。
 実績一覧表には過去5走の1角4画通過データを使って各馬の脚質を出しています。それによると、逃げ先行の4頭は以下の通りです。

 A05?カレンミロティック2.8――2着
 B03?ヴィルシーナ   3.7――3着
 C06○ジェンティルドンナ4.9
 D08★トーセンジョーダン5.8

 この展開表でトップと2番手のカレンミロティック、ヴィルシーナに流せば完全的中です(^.^)。
 これは必ずしも結果論ではなく、以前「芝12、18、20、22のレースでは逃げ先行に注意」とルールを作ったことがあります。実は直前にこのデータも眺めました。

 ところが、問題なのはここに○ジェンティルドンナ、★トーセンジョーダンが入っていることです。しかも、ジェンティルドンナはこの4頭の3FXです。先行して上がりもいいとなれば、私には(芝22、56キロが危険と見なしても)ジェンティルを相手から外すことができません。
 なので、やはり的中はお手上げだと思います(^_^;)。

【5】前期GIまとめ

 さて、これで前期GI終了です。今年も気前のいい的中報告をお届けできませんでした。
 理詰めの4頭絞りはほんとに難しいと痛感しています。もっとも、1頭の絞り込み――特に◎軸の選定はそこそこうまくいっている気がします。

 【前期予想結果】( )内は◎の前日馬連人気と最終単勝人気。末尾は単複配当

 1 フェブ S=◎3着・○2着(A-1人)複1.4
 2 高松宮記念=◎1着・○3着(D-3人)複2.6 単7.7
 3 桜 花 賞=◎2着・○1着(B-2人)複1.7
 4 皐 月 賞=◎2着・▲1着(A-1人)複1.5
 5 天皇賞 春=×
 6 ヴィク M=×
 7 オー ク ス=◎2着・△1着(A-1人)複1.1
 8 ダー ビ ー=○2着・△1着(×)
 9 安田 記念=◎1着    (A-1人)複1.1 単1.7
 10 宝塚 記念=◎1着    (B-1人)複1.7 単2.7

 ◎の単勝軸は3/10、馬連軸は7/10、3複軸は8/10で成功。○の連絡みは4/10。
 もっとも、◎馬は人気で言うとほとんど1、2番人気なので自慢にはなりません(^_^;)。

 ただ、以前「なんでも1番人気から買う太郎馬券」をやったことがあります。それと比べると、この◎は1、2番人気から決めたわけではありません。実績一覧表を参考とした理詰めの結果、◎が上位人気になっているだけです。
 将来的にはオッズを知る前(金曜)の予想配信を考えているので、この◎の連絡み率は「使えそう」な気がします(^_^)。
 以前書いたようにオッズを見てしまうと、理詰め予想の結果を変えてしまい、しばしばほぞを噛むからです。

 しかし、じくじたるものがあるのはこの10レース、私が●・★印として取り上げた「ウラのもう1頭」が全く連に絡んでいないことです。また、▲印も3着内1頭だけでした。
 つまり、1頭は理詰めで選べる。2頭目もなんとか拾える。しかし、3頭目、4頭目、別観点の5頭目選抜がうまくいっていない印象です。そこが今後の課題だと思います。
 後期私の予想を使うなら、馬連・3複は◎を軸として○は3番手候補とする。そして、私が[▲・●・★]を付けた馬は《外して(^_^;)》馬券を組む――これがお勧めとなりそうです。外されないよう、夏休み中にしっかり研究したいと思います。

 さて、私のいとこを見ているとほんとに感心します。彼は穴に徹しているからです。ぶれないと言ってもいいでしょう。
 私が何度かのGIで「さすがに今回は3強でしょう、2強でしょう」と言っても彼は穴馬券を買います。そして、レース後私が「それが来るのかよお」とほぞを噛んでいるのに対し、彼は狙った穴馬券を拾っているのです。
 私はどうも両獲り(本命も穴も両方獲りたい)になっているようで、結果を見ると一つに決めている彼の方が上です。

 今回のような3強馬券の買い方は「まず1頭消える→2頭消える→3強で決まる→3強全て消える」順で検討する必要があるようです。
 よくある2強の場合なら「1頭消える→2頭とも消える→2頭で決まってヒモが人気薄」の順番でしょうか。こうした意志決定が必要だと思います。

 ○ 「本命でしょ?」それでもぶれない穴狙い 結果を見ればそちらが優秀(^_^)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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