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2015.04.22

皐月賞、結果とほぞかみ

 皐月賞、結果は……軽視した馬が見事に123着(^_^;)
 1着―デムーロ 02ドゥラメンテ……………[・]G 単勝=4.6
 2着―福  永 05リアルスティール………[・]C
 3着―浜  中 07キタサンブラック………[?]E
 4着―田  辺 01ブライトエンブレムー…[△]QA
 前日馬順[C-A-E-F]
 枠連=2-3=7.8 馬連=02-05=7.8 馬単=15.3
 3連複=0205-07=31.1 3連単=123.6
 ワイド12=3.9 W13=11.3 W23=8.6
 
※ 外したから言うわけではありませんが……ちょっと後味の悪い皐月賞となった気がします。
 まずは外した方から書くと、馬順ABCは「3つ巴の3強だが、3頭では決まらないだろう」と見たのは当たりながら、馬連はA-Cの本命決着で、3着はFGHではなく、ビミョーに取りづらいEでした。

 また、リアルスティールとドゥラメンテは2勝馬であり、サトノクラウンが3勝馬。世の中は「3勝馬より2勝馬の方が上」と見ているが、私は「逆が起これば穴馬券のはず」と両馬を軽視。それが見事に1、2着だから参ります。
 さらに馬順A~Hで「私が印を付けなかったのはE07キタサンブラックとH11ダノンリバティの2頭」と書いたところ、キタサンブラックが3着粘り込みです。

 つまり、馬順A~Gの中で重い印を付けたBGDは揃って討ち死に。軽視・無視したACEFがみな4着内に入ったわけで……こうなると、立派な馬券下手と言わざるを得ません(^_^;)。
 実は他のレース予想でもときどきあります。6頭選び出して◎○▲、以下△3頭と印を付けると、△3頭が123着なのです(^_^;)。「くあーっ」と叫びます。

 負け惜しみではありませんが、結果は本命サイドだったから、仕方ないと思っています。今回は4頭に絞れませんでしたが、「本命か中穴のいずれかに決め打ちする。本命が来たらあきらめる」と考えているからです。

 ただ、我ながらいい絞り込みだと思ったのは「サトノクラウン、ダノンプラチナム、ブライトエンブレム(とドゥラメンテは)関東馬であり、「関東馬同士のワンツーはない」と見なしてこの馬連は買いませんでした。関東馬ドゥラメンテの相手2頭は関西馬でしたから、やはり関東馬同士のワンツーはまだまだ起こらないようです。

 もう一つ、後味の悪さに関してはもちろんドゥラメンテ、4コーナーの外斜行です。
 あれって確信犯でしょうか、馬が勝手に外にふられたのでしょうか。「審議」にならなかった(なっていたのかテレビでは不明でした)から、妙だなあと思ったら、その後鞍上デムーロは「実効4日の騎乗停止」となりました。だから、やはり問題走行だったようです。

 確信犯ならとんでもないことですが、同馬はスタート前から妙にいれこんでいたので、勝手に外斜行したのでしょう。それはそれで御せなかった騎手の責任となるから、騎乗停止も当然だと思います。あの馬、右回りは初めてだったのですね。デムーロ騎手もそれが理由であるかのように語っていました。

 ただ、ビデオを見返すと、外に振られたとき、騎手は外側を見ながら斜行しているように見えます。なので、あそこで急きょ「狙った」かもしれません。と言うのは、ドゥラメンテが内側をそのまま進んでいたら、前が壁になっ
てすんなり抜け出せ亡かった可能性があります。
 カーブでは馬のスピードを落とさなければ、外にふくらみます。これ当然の理屈。しかし、あまりスピードを落とさず、馬のせいで外にふくらんだようにして後は剛脚で勝つ――ことを狙った?
 それで勝たれても後味悪いです。大相撲で力士が立ち合い直後大きく変わって勝つのと似ています。本人は大概「その場で決めた」と言いますが、あやしいものです。特に変わるのが横綱だと、観客は白けてしーんとなります。
 と言うのは、内側をそのまま進んでいたら、前が壁になってすんなり抜け出せたかどうかわからないからです。
 もちろんその後の剛脚はすごかったから、ドゥラメンテの1着にけちをつけるつもりはありません。デムーロのテクニックも一級品であること間違いなし。あの馬最初からデムーロが乗っていたら、4連勝して皐月賞だったかもしれず、その際は5連勝皐月賞馬だった可能性さえあり得るほどの勝ち方でした。東京に行ったらもっといいだろうから、ダービーのど本命誕生ですね(^_^)。

 それにしても、今年から「日本人騎手」となって年がら年中乗ることになったM・デムーロとルメール騎手。外国人騎手はムチをばんばん叩くから、私はあまり好きではありません。
 しかし、二人が乗る馬はもう重賞GIで「軸か必至の相手」とせざるを得ない気配です。昔の岡部、武豊騎手のように(^.^)。

 その二人が始まって早々仲良く(?)騎乗停止処分とは……フェアプレーであってほしいなと思います。外国のアスリートは「勝たなきゃ意味がない」「勝ちさえすればいいんだ」と思っている人が多いようですが、日本は大相撲に柔剣道など「勝てばいい」ではなく、勝ち方が問題であり、美しく勝たなければならないと感じている人が多い。それがわからなきゃ「日本でやるな(^.^)」と言いたくなります。

 私がドゥラメンテを軽視したのは4戦[2200]の2勝馬であり、関東馬である他に父がキングカメハメハだったこともあります。キンカメ産駒は芝20以上にあまり実績がなかったからです。
 しかし、同馬の母馬はアドマイヤグルーヴ、母父サンデーサイレンスですから、良血馬であり、あの荒っぽさはSSの血が出たのかもしれません。
 馬柱を見直してみると、ドゥラメンテは4戦全て1番人気でした。それが全て100円台です。また、4戦の上がりも全てベスト1。今回爆発する予兆はあったということで、それを見抜けなかった点は大いに反省です。

 で、最後にもう一つの「ただ……」、こうまで3勝馬が走らないと困ってしまいますねえ(-.-)。

 ○ 外斜行しても剛脚ドゥラメンテ 鞍上疑う気持ちややあり

 ○ ただ勝てばいいと思うは外国人 美しく勝つを求める日本人

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2015.04.18

皐月賞、直前予想

【GI皐月賞、直前予想】

 明日は単純か難解か、3歳三冠第一弾皐月賞です(^_^)。
なんとフルゲートではなく、わずか(?)15頭の出走。今回は多頭数の経験が必要ないのでしょうか(^.^)。

 今回の予想も長くなりそうで恐縮ですが、まずは昨年の実績一覧表を、最近やり始めた手法で振り返ります。なお、その後改良を加えたので、数値や順位は若干変わっています。

 2014年【皐月賞 実績一覧表】 中山 芝20 18頭(牝1頭)
               注…値の後の英文字は前日馬連順位
順番馬    名-値馬= 全成績 評 芝20 評 特 記
A18ウインフル-82H=[2310]良[0100]可 逃A       ――3着
B17トゥザワー-82A=[4100]優[2000]優 G2弥生賞V 前RX   ―2着
C16アジアエク-82E=[3100]可[未出]? 全RX G1V ダート2V?
D03クラリティ-80 =[1140]可[0110]可
E02イスラボニ-70D=[4100]優[未出]?G3V2 LTX 3FB L18T X―1着
F01ワンアンド-60C=[2302]良[1100]良 G3V 芝20[1100]―4着
G06アドマイヤ-56G=[3120]優[3100]優 L20TX 中山未出?
H12タガノグラ-54 =[3111]優[0001]? G3V
QA07トーセンス-50B=[3000]優[1000]良 G3V
QB11ロサギガン-48F=[3101]優[未出]? G2スプリSV 前RX
QC10ベルキャニ-48 =[1301]可[1200]良 3FA
QD14バウンスシ-44 =[3002]良[1000]良 G3V 唯一牝馬?
QE05アデイイン-42I=[1020]?[1020]良
QF09スズカデヴ-26 =[2001]良[1001]可
QG13キングズオ-22 =[2102]可[2101]優
QH08ステ ファ -20 =[2112]可[未出]?         ――5着
QI15コウエイワ-10 =[1115]?[0001]? L22TX
QJ04クリノカン-08 =[1105]?[未出]?

 昨年は◎が弥生賞馬の4勝馬トゥザワールド、○弥生賞2着のワンアンドオンリー。▲は芝20初で2月以来ながら、共同通信杯経由なら過去3頭の連絡みがあると4勝馬イスラボニータ。△として3連勝馬トーセンスターダム。表はこの4頭に絞り、ウラ●として若葉S1着馬アドマイヤデウスを選びました。
 つまり、前日馬順[ACDB-G]です。結果を見れば、私のほぞ噛み具合がおわかりと思います(^_^;)。ウラ●として「何も考えず」一覧トップのウインフルを選べば3複の的中でした。

 予想で「一覧トップ、単騎逃げが見込めるウインフルブルームは魅力的」と書きながら、同馬は馬順Hだったので軽視。結局、しょぼい馬連的中のみで3複的中を逃してしまいました。今年の桜花賞も同じわだちで転んだし、ちっとも成長しておりません。

 今回算出をやり直してみると、昨年の一覧上位4頭は数値80台で差がないことがわかります。数値60までの6頭から馬順で選ぶならADCEHの5頭、下からはBFGの3頭。やはりA~H内で決まると考えられ、それは当たっていました。

 一覧とは別に出走馬を4勝2頭、3勝6頭、2勝有力馬2頭でまとめると以下の通り(昨年も一部掲載しました)。
 4勝馬      全成績 着順(不安点?)
E02イスラボニータ[4100]1着(芝20未出?・2月以来?)
B17トゥザワールド[4100]2着(特になし)
 3勝馬
QA07トーセンスター[3000]11着(2月きさらぎ賞以来?)
C16アジアエクスプ[3100]6着(朝日杯馬だがダート2勝?)
G06アドマイヤデウ[3120]9着(重賞初・中山未出?)
QB11ロサギガンティ[3101]10着(芝20未出?)
H12タガノグラ  [3111]17着(3勝は全て芝14?)
QD14バウンスシ  [3002]11着(唯一牝馬?)

 2勝馬
H18ウインフルブル[2310]3着(23着多・逃げA?)
F01ワンアンドオン[2302]4着(1番人気0回・1勝に3戦?)

 ここでも今年の桜花賞同様、3勝馬は全て討ち死にです。昨年の桜花賞も皐月賞もそうであり、今年は桜花賞で3勝馬4頭が最高4着という情けなさでした。不思議なことですが、やはり3勝目をあげるのに無理したということなのでしょうか。

 特に昨年のアドマイヤデウスは成績[3120]、芝20[3100]とものすごい成績で、それを軽視するのはとても難しいことです。しかし、同馬は中山初であり、重賞も初めてでした。それが実オッズGのように低評価だった理由でもあるでしょう。

 それにしても3勝馬の不甲斐なさ。もう3勝馬は最初から疑ってかかった方が良いかも知れません。たとえば、2月に3勝目を上げた3勝馬、直前に3勝目をあげたけれど、コース初、距離初、重賞初など、何か不安点を持っていたら、凡走の危険性があると考えるべきかもしれません。

 ――と書きましたが、この件はすでに多くの人が気づいているはずです。
 すると、競馬は必ず逆転現象が起きます。つまり、「それなら2勝馬だ」と人気に祭り上げられてこけ、「やっぱり3勝馬は強かった(^.^)」となる可能性も高いです。単純にカットするとほぞを噛むから注意しなければなりません。

 それと最近フタケタ人気馬の激走が起こっていません。今年の皐月賞は珍しく15頭でフルゲートになりませんでした。過去30年、最も少なかった頭数でも1995年の16頭です。そのときの結果は最終人気[3→4→11→2]でした。当時はまだ枠連・馬連と単複のみですから中穴配当ですが、現在なら3着フタケタ人気だから、3複万シュー、3単は特大万馬券でしょう。

 ちなみに、このとき3着に入った馬はオートマチック。成績は[2103]、前走弥生賞で4番人気4着だった馬です。拾うべきプラス点はなく、私の一覧では間違いなく[?]馬です。
 も一つちなみに、このときの1番人気ダイタクテイオーは成績[4201]でした。ところが、先行して粘れず8着。強いて敗因を探るなら、新馬が小倉の1000メートルであり、前走が毎日杯(1着)、全7走は走りすぎが敗因だったかもしれません。

 さて、この検証を受けて今年の実績一覧表です。

 【GI皐月賞 実績一覧表】 中山 芝20 18頭(牝1頭)
               注…値の後の英文字は馬連順位
順番馬      名-値馬= 全芝 評 芝20 評 特 記
A15ダノンプラチ -88D=[3110]優[未出]? 全RX G1朝日杯V 近走A
B08サトノクラウ -64B=[3000]優[1000]良 前RX G2弥生賞V 前TX
C05リアルスティー-58A=[2100]優[未出]? 3FX G3V
D10ベ ル ー フ-56G=[3101]優[3100]優 芝20V多 G3V 3FY
E07キタサンブラッ-52E=[3000]優[1000]良 前RX G2スプリSV 前逃V
F14クラリティスカ-32I=[2112]可[0001]?
G02ドゥラメンテ -50C=[2200]優[未出]? EX 中山初?
H06タガノエスプレ-50 =[2121]良[0010]可 G2V
QA01ブライトエンブ-44F=[2101]良[0100]良
QB12ベルラップ  -30 =[3003]可[2001]優 G3V
QC09ミュゼエイリア-30 =[2013]?[0011]可 G3V
QD03スピリッツミノ-30H=[3105]?[1102]可 L20TX 逃A OPV 中山初?
QE11ダノンリバティ-24 =[1202]?[0002]? L22TX
QF13コ メ ー ト-18 =[2103]?[0101]可
QG04ワンダーアツレ-18 =[1121]可[0101]可 中山初?

 4勝馬は不在、3勝馬が6頭、2勝馬7頭、1勝馬2頭。さらに、3連勝無敗馬が2頭(08サトノクラウン・07キタサンブラック)、未勝利勝ち後現在3連勝が1頭(03スピリッツミノル)います。さすがにスピリッツミノルは無理スジかと思いますが、芝20を2勝しているし、逃げ1本に決めてからの3連勝は不気味です。

 ここで表の結論です。前日オッズを見ると、馬順ABCの3頭――05リアルスティール、08サトノクラウン、02ドゥラメンテはABが強い3巴の様相を示しています。いわゆる3強。単勝・枠連も3巴ですが、複勝のみ崩れています(01ブライトエンブレムが複2番人気)。果たして3強で123着となるかどうか。私は来ない方に賭けます。

 3勝馬は「走らない」が広まったからでしょうか、3強のうちリアルスティールとドゥラメンテは単純2勝馬です。
 しかし、特記事項ではリアルスティールが芝20未出走、ドゥラメンテは芝20・中山未出走とマイナス点を持っています。そこで、私はこの2頭、思い切って3着候補の[・]に2段階格下げとします。

 残るは3連勝無敗馬08サトノクラウン、弥生賞馬であるし、マイナス点はなし。「今回こそ3勝馬」と思ってこの馬を◎。
 ○はこれも思い切って3勝馬の10ベルーフを抜擢します。
 昨年のアドマイヤデウス(成績[3120]・芝20[3100])と似た成績[3101]・芝20[3100]ですが、アドマイヤデウスが中山初、重賞初だったのと違ってベルーフは中山[1001]であり、この2戦は中山G3の京成杯1着、G2スプリSの4着です。なぜこんなに人気がないのか不明ですが、今も書いたように「今回こそ3勝馬がやっぱり強かった」結果が出る気がして○とします。

 そして、▲は「何も考えず(^_^;)」一覧トップの15ダノンプラチナム。芝20未出走が引っかかりますが、取りあえず朝日杯VのGI馬です。
 △は2勝馬の01プライトエンプレム。成績[2101]の2勝馬ですが、3走前G3札幌2S1着、2走前GI朝日杯2番人気(7着)、前走弥生賞2着(4番人気)と重賞実績の高い2勝馬です。リアルスティールと遜色ないのではと思います。
 最後に3着複穴候補として2勝馬の05リアルスティールと02ドゥラメンテ。

 今回は表の4頭絞りを封印してごく普通の予想になりました。ただし、馬連は4頭ボックスではなく○→◎▲△とします。これはサトノクラウン、ダノンプラチナム、ブライトエンブレム(とドゥラメンテが)関東馬であり、「関東馬同士のワンツーはない」と見なしての絞りです。

 よって、表の買い目は
 馬 連=08→10
 馬 連=10→08 15 01
 3連複=08→10=15=01
 3連複=08=10→15 01 05 02

 さて、ウラですが、表予想でおわかりのように取り上げたのは6頭。そして、馬順は[BGDF-AC]です。普通ならウラ●とする馬を表に入れてしまいました。理由はフタケタ人気馬をウラ●にしたかったからです。
 ところが、これといった穴馬が見つかりませんでした(^.^)。

 強いて言うなら、(前日9番人気だけれど)03スピリッツミノルです。目下[未→1W→OP]を逃げて3連勝。しかし、その前は6戦中5戦着外。つまり、成績は[3105]。前走すみれSは芝22、2走前は芝24で、面白いと思うのですが、まー無理だろうなあと思います。なので、今回ウラはなしです。
 ただ、最後に馬順A~Hで私が印を付けなかったのはE07キタサンブラックとH11ダノンリバティの2頭。このワイド少々買おうかなと考えています(^.^)。

 さて、結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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2015.04.14

桜花賞、結果とほぞ噛み

 桜花賞、結果は……「なにそれ?」の全滅……(-.-)

 1着―岩  田 06レッツゴードンキ……[△]A 単勝=1.2
 2着―池  添 07クルミナル……………[?]QD
 3着―ルメール 01コンテッサトゥーレ…[?]QB
 4着―Mデムー 13クイーンズリング……[△]D
 (前日馬順オッズ順位=D→H→G→B)  (実績一覧順位)
 枠連=3-4=7.4 馬連=06-07=78.6 馬単=173.7
 3連複=06-07-01=344.8 3連単=2333.9
 ワイド12=20.3 W13=22.6 W23=39.1

※ 桜花賞終了後、「なにそれ?」とつぶやいたのは私だけでしょうか。
 いとこと一緒にテレビ観戦しながら、はかなく散った馬券花を眺めていました(^_^;)。

 ど本命ルージュバックは直線後方もがいたままで9着。他の3連勝馬ではクイーンズリングが辛うじて4着。キャットコインはほぼ最後方から追い上げたけれど7着まで。もう一頭の3勝馬ココロノアイも10着惨敗。
 つまり、3勝馬4頭は最高4着で1頭も着内に入らないていたらく(-.-)。
「やっぱり本番前に3勝目をあげるのは危険サインなのか」と再認識する結果となりました。

 一方、スタート後先頭に立つや果敢に逃げた岩田レッツゴードンキ。
 巧みにスローペースに落とし(馬群がダンゴだったからスローとわかりました。入りの3Fは37.1、1000メートル通過62.5は超のつくスロー)、いくらマイルでも「やばいなあ。逃げ切るんじゃないか」と思った通りの1着。4馬身差の楽勝でした。
 同馬は逃げ先タイプ。ぎんぎんの逃げ馬がいないことはわかっていましたが、「マイルは逃げ先不利、軸は差し・追い込みから」は定石です。これは岩田騎手の好騎乗を誉めるべきだし、レッツゴードンキが粘りきれる能力を持っていたということでしょう。

 3連単20万馬券の大荒れ決着を受けて「これが競馬よ」と言うのは簡単です。
 競馬専門家諸氏の多くは外しただろうし、テレビ桟敷のお歴々も「しょぼん」でした。もちろん私も外しました。
 表馬券とウラ馬券を構築しているのは「こういうときのため」なのですが、「今回はさすがに上位6番人気内で決まるだろう」と、ウラは組まないまま。もっとも、組んでいたとしても、的中に至らなかった気がしますが(^_^;)。

 何よりせっかく実績一覧表をつくっていながら、私にとって最悪の「まさか」はトップA評価のレッツゴードンキが1着だったことです。
「くあーっ、何も考えないで◎にすりゃあ良かった」とほぞ噛みです(^_^;)。

 同馬は新馬勝ちのみの単純1勝馬(その勝利もローカル札幌)だからと軽視しましたが、全成績[1220]の内容は新馬以後4戦全て重賞2、3着であり、そこには全RX(つまりGI阪神JF2着という最高のランク)を持っていたから、「軽視すべきじゃなかった」と反省です。

 さて、今回の大荒れは一見「想定外」の事態に思えます。「これも競馬よ」と達観して忘れ去るのも結構ですが、私はしっかり敗因を検証したいと思います。この結果は予測できなかったのか。一体予想のどこがまずかったのか。

 検証の前に実績一覧表を再掲しておきます。

 【GI桜花賞 実績一覧表】 阪神 芝16 18頭(全牝3歳)
               注…値の後の英文字は馬連順位
順番馬 名-値馬= 芝成績 評 芝16 評 特  記
A06レッツ-80D=[1220]優[1100]良 全RX 阪神[0110]1勝? ―1着
B15ココロ-78C=[3110]優[3010]優 3FX 阪神[1010]
C08ルージ-68A=[3000]優[未出]? 3FX L18TX L20TX 阪神初?
D13クイー-64B=[3000]優[1000]良 前RX 追込優 阪神[1000]―4着
E05ベルフ-56 =[2201]良[1100]良 阪神[0100]
F11キャッ-54F=[3000]優[3000]優 3FY L16TX 前TX 阪神初?
G14テンダ-50I=[2211]良[2211]優 阪神初?
H02ムーン-50 =[2122]良[0001]? 逃A
QA17レオバ-42 =[2103]?[0001]?
QB01コンテ-38G=[2001]良[0001]?            ――3着
QC18クール-34 =[2104]?[0001]? 全TX
QD07クルミ-34H=[2001]良[1001]良            ――2着
QE03ノット-28 =[2114]?[1002]?            ――5着
QF16メイシ-26 =[1104]?[0104]?
QG04トーセ-26 =[2014]?[1012]?
QH09アンド-24E=[1111]良[1101]良 追込優 阪神[1110]
QI10アース-20 =[1102]?[0001]? 阪神[1000]
QJ12ローデ-12 =[1103]?[0101]?

 注意してほしいのは馬順1番人気から9番人気を示している[A~I]です。以前から書いているように、特に真ん中ヘンから下で上位人気になったときは注意が必要です。
 ちなみに、単勝順位ではなく、馬連順位を算出して使用しているのはこれが最終オッズ順にかなり近いからです。単勝順位は下手すると大きく変動して3つ4つくらい入れ替わるし、1、2番人気もよく変わります。しかし、馬連順位はあまり変化しないのです(今回の最終単勝順位は[E→G→H→C]でした)。

 また、一覧順位1~8をA~H、それ以下を[QA~]としているのは、数字だと馬番と混同して見づらくなるからですが、下半分の順位付けもやっているのです。つまり、QA、QBは下半分のA、Bでもあります。
 出走馬18頭を大きく二つに分ければ、上位の8頭、下位の10頭であり、下位の10頭を順位付けすれば、17と01コンテッサトゥーレは下のABという意味があります。
 一覧表を使った馬券戦術として上位から数頭、中部・下位から数頭選抜する――それを基本線としています。

 私は今回の桜花賞で、もしもフタケタ人気馬の激走がないなら、「馬順A~Hで123着馬が出るはず」と考え、その後マイナス点や特記事項でふるいにかけました。
 よって、今回の連対候補として8頭に絞るなら、馬順[DCAB]の上位4頭、下位から[FGHE]の4頭でした。そして結論として[G・H]を蹴り、[A~F]の6頭に絞ったのです。
 悲しいかな、外した2頭が見事に2、3着に入りました(^_^;)。

 よって、一件大荒れとなった感のある桜花賞ですが、フタケタ人気馬が絡んだわけではなく、ある意味「想定内」の大荒れと言えます。
 問題はなぜ馬順GHの07クルミナル、01コンテッサトゥーレを切ったか――です。表は無理としても、なぜウラで拾えなかったのか。
 一覧トップのレッツゴードンキを◎にできなかったわけも含めてこの件を考えてみると、私だけでなく、多くの競馬ファンの悪しき性癖と言うか、癌のような病巣と関係しているような気がしてなりません。

 まず真っ先に思い浮かぶのは我々競馬ファンの悪しき《1番人気信仰》です(^.^)。自戒を込め、敢えて「悪しき」と書きます。
 特に単勝200円を切るような、専門紙・競馬新聞でぐりぐり◎が並ぶど本命1番人気に弱いです。今回の該当馬はもちろん牡馬を相手に3連勝したルージュバック。

 私は木曜予想でこの馬の危ない点を多々語りました。マイル経験がないこと、阪神未出走であること、全3走多頭数の経験がなく、全てスローペースばかりで楽して勝った印象があること。3走全て1番人気ではなく、歴代名牝に並ぶ馬だろうかと。
 さらに、ルージュバック(とクイーンズリング)はマンハッタンカフェ産駒で、この産駒は重賞実績に乏しいことも書きました(結局、この兄弟どんぶり馬券は買わずが正解でした)。
 ところが、いざ予想になると「なんやかや言うてもルージュバック◎」とやってしまいました(^_^;)。
 それはオッズを見たとき、予想通りというか予想以上のダントツ1番人気であり、馬順、単複・枠連全てAという1番人気ぶりだったからです。それを見て一気に陥落しました(^_^;)。
「一覧トップではないし、マイナス点が多々ある。単勝は危ないかもしれないが、悪くとも2着、3着。まさか4着以下はないだろう」と考えてしまった。それが1番人気を消しきれない私であり、多くの競馬ファンではないでしょうか。

 この思いに逆らうのは至難の業です。相当の「ひねくれ者」でなければなりません。
 この点で私はいとこを尊敬しています。彼は立派なひねくれ者です(^.^)。
 当日いとこと会ったとき、私は「今日の桜花賞は6頭立て。ルージュバックの4着以下はないでしょう」と言い切りました。
 ところが、いとこは「こういうときこそ俺の出番。穴馬買うぞー」と言いました。

 彼も馬券は外したものの、最後に「5-7」の馬連と「6→7→8」の3連単を1枚買っていました。馬連5-7は6万馬券でした。「なんで?」と聞いたら、
「5-7は第75回だからだ。678の3連単は阪神は岩田、池添がうまい。そこからルージュバックだ」と言うのです。つまり、騎手馬券だと。それを徹底して6→7の馬連・馬単を買っていれば、あっさり的中だから驚きです。

 いとこの騎手馬券は3連単的中の可能性さえありました。
 今年からデムーロ、ルメールは日本の通年騎手となりました。二人は明らかに日本人より格上の一流騎手。今年重賞・GIで活躍すること間違いありません。私は言いました。
「それじゃあ、岩田、池添からルメール、デムーロにも流していれば、完全的中じゃありませんか」と。
「そうなんだが、まさかルージュバックが3着にも入れないとはなあ……」

 このような馬券はいとこのようにオッズを考慮しない出目馬券、騎手馬券をやっているからこそできる買い方です。馬の能力、展開、全く無視。しかし、はまると怖い(嬉しい)馬券でもあります。
 今回は彼も1番人気信仰から、もう一つ徹底できなかったことが残念です。

 で、本題に戻って……予想では書きませんでしたが、ルージュバックにはもう一つ関東馬という弱点(?)もありました。
 近年GIにおいて関東馬の不振は周知の通り。ただ、最近は徐々に復活して今回は7頭出走しました。上位人気が「ルージュバック、ココロノアイ、キャットコイン」でした。この馬連ボックスを買った人は多いと思います。

 しかし、ここに関西馬が2着内で絡めば、3頭の馬連は成立しません。その危険性は高いと思い、木曜か直前予想で「この3頭の馬連ボックスはドブ捨てかもしれませんよ」と書くつもりでした。
 結果は正にそれで、勝ったレッツゴードンキ、2着クルミナル、3着コンテッサトゥーレのみならず、4着クイーンズリングまでオール関西馬でした。関西馬同士の馬連ボックスは買っていいけれど、関東馬同士の馬連はほぼドブ捨てと言わざるを得ません(特に人気となったとき)。
 今回私は最終的に6頭に絞りました。しかし、6頭の馬連ボックス、1頭消せば5頭馬連10点を買うつもりはありませんでした。理由は単に点数が多いからだけでなく、ムダ弾と思える組み合わせが多々混じっていたからです。

 ついでに書くと、直前予想で「キャットコインとココロノアイはステイゴールド産駒。この産駒はマイル実績に乏しいが」と書いたことも当たってこの馬連も成立しませんでした。
 結果、123着の父馬は[キンカメ→ディープ→ディープ]でした。
「おお、マイルのディープ産駒」はここでも有効だったのです(^_^)。

 ちなみに、今回ディープ産駒は以下のように6頭出走していました。
 [桜花賞ディープインパクト産駒]( )内は前走
G14テンダ-50I=[2211]良[2211]優 阪神初?(アネモネ1着)
QB01コンテ-38G=[2001]良[0001]?(チューリ6着)     ――3着
QD07クルミ-34H=[2001]良[1001]良(チューリ11着)     ――2着
QH09アンド-24E=[1111]良[1101]良 追込優 阪神[1110](チューリ2着)
QF16メイシ-26 =[1104]?[0104]? (アネモネ2着)
QJ12ローデ-12 =[1103]?[0101]? (フラワーC5着)

 下2頭は無理スジながら、チューリップ賞2着だったアンドリエッテが穴人気となったのはよくわかります。しかし、所詮[1111]の成績です。冷静に考えれば、2勝をあげている上位3頭、なおかつ連対率・マイル実績・前走を考慮すれば、クルミナルとコンテッサトゥーレもディープ産駒の候補でしょう。
 よって、ディープ産駒から穴馬を探すなら、2勝をあげている上位3頭を無視してはいけなかったと言えます。特にクルミナルはチューリップ賞の1番人気、アンドリエッテは7番人気でした。チューリップ賞の段階ではクルミナルの方がかなり上だったのです。

 実は01コンテッサトゥーレと07クルミナルが一覧中位の馬順G、Hとわかったとき、ディープ産駒の穴馬候補として「臭いなあ」と思いました。クルミナルは4枠(ルージュバックの)同居馬でもあり、「ルージュバックが来なかったときの代行馬としてクルミナルは考えられるなあ」とも思いました。

 これは結果論ではなく、ほんとうに前日考え、特にクルミナルはウラ候補として「どうしようか」と迷った1頭です。 
 ところが、いざ予想を書く段になってディープ産駒はアンドリエッテのみとしてクルミナル、コンテッサトゥーレをカットしてしまいました。
 それは以下のような理由であり、これこそ二つ目の《悪しき性癖》であり、癌だったと言えるようです。

 それは《前走フタケタ着順の馬を軽視してしまう》であり、《過去10年データにとらわれる》悪しき性癖です。

 まず、クルミナルを穴候補からとりやめた理由は、同馬が前走チューリップ賞で1秒3差の11着に敗れていたからです。ればたらはないとは言え、もしもクルミナルが前走をコンマ5差、5、6着程度の負け方だったら、今回人気はもっと上だったろうし、私もウラ●として考えたかもしれません。ところが、あまりにひどい負け方だったので「軽視」してしまいました。

 もう一つは過去データの呪縛(^.^)です。
 余談ながら最近予想に過去データの詳細を書かなくなりました。やめたわけは「それにとらわれていると的中をのがす」し、過去データを重視すれば「多くの人と同じ馬券しか買わなくなる」ことに気づいたからです。
 多くの人と同じ馬券を買っていけないというわけではありません。しかし、多くの人と同じ馬券とは、つまり本命サイド馬券ということです。競馬は毎回毎回穴ばかりではないけれど、毎度毎度本命決着でもありません。穴の決着は大概過去10年データにあてはまらない馬が激走します。だから、過去データを重視していると、穴馬券は取れないのです。

 それでも、過去10年データはどうしても見てしまいます(^_^;)。桜花賞では枠番で大きな特徴がありました。それは「内枠不利」で、みなさん方も参考にされた方が多いと思います。改修なった2007年以降9年間で、123枠は3着一度のみでした(4枠なら[210]の実績)。
 これを見ていたので、1枠1番のコンテッサトゥーレは(鞍上ルメールであやしいなあと思いつつ)カットしたし、3枠6番のレッツゴードンキも(逃げ先行馬だし)軽視してしまいました。07クルミナルも「ほぼ内枠だし、前走負けすぎだし」と思ったのです。

 かくして一番人気信仰でルージュバックを◎とし、内枠不利という過去データから3枠レッツゴードンキを軽視、1枠コンテッサトゥーレをカット。前走フタケタ着順、1秒以上負けからクルミナルもカットしてしまいました。

 こうやって検証してみると、課題はあぶり出されたように思えます。
 1番人気信仰からの脱却、過去データを重視しすぎないこと、前走大敗によって直ちにカットしないこと等々。
 特に前走大敗、今回人気薄馬は前走(トライアル)で上位人気だったとか、2走前、3走前に好成績をおさめていた(両馬は2連勝)――などで取り上げることが可能です。
 もう一点、3歳戦において本番前に3勝目をあげた馬は(どうしても採用したくなりますが)、「こけるかもしれない」と思う必要がありそうです。

 以上です。偉大なるひねくれ者にならなければ、競馬で勝つことはできないようです(^_^)。

 ○ 大荒れの桜吹雪を検証すれば 克服すべき性癖見えた

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2015.04.11

桜花賞、直前予想

 さー明日はいよいよ桜花賞。阪神はぎりぎり桜花が残って良かったですね。
 果たして我が馬券、はかなく散るか、歓喜の花見となるかどうか(^_^)。

 まずは実績一覧表です。トップ以外は順当に成績優秀馬が上位に並びました。今回は芝全成績とマイル実績から優良馬と[?]馬に分けてみました。

 【GI桜花賞 実績一覧表】 阪神 芝16 18頭(全牝3歳)
               注…値の後の英文字は馬連順位
順番馬     名-値馬= 芝成績 評 芝16 評 特  記
A06レッツゴード-80D=[1220]優[1100]良 全RX 阪神[0110]1勝?
B15ココロノアイ-78C=[3110]優[3010]優 3FX 阪神[1010]
C08ルージュバッ-68A=[3000]優[未出]? 3FX L18TX L20TX 阪神初?
D13クイーンズリ-64B=[3000]優[1000]良 前RX 追込優 阪神[1000]
E05ベルフィカ -56 =[2201]良[1100]良 阪神[0100]
F11キャットコイ-54F=[3000]優[3000]優 3FY L16TX 前TX 阪神初?
G14テンダリーヴ-50I=[2211]良[2211]優 阪神初?
H02ムーンエクス-50 =[2122]良[0001]? 逃A
QA17レオバルディ-42 =[2103]?[0001]?
QB01コンテッサト-38G=[2001]良[0001]?
QC18クールホタル-34 =[2104]?[0001]? 全TX
QD07クルミナル -34H=[2001]良[1001]良
QE03ノットフォー-28 =[2114]?[1002]?
QF16メイショウメ-26 =[1104]?[0104]?
QG04トーセンラー-26 =[2014]?[1012]?
QH09アンドリエッ-24E=[1111]良[1101]良 追込優 阪神[1110]
QI10アースライズ-20 =[1102]?[0001]? 阪神[1000]
QJ12ローデッド -12 =[1103]?[0101]?

 昨年の1着馬ハープスターは一覧表トップ、数値は110でした。それと比べると、今年のトップ80は決して高くありません。案外混戦なのかもしれません。
 それでも、上位4頭がそのまま馬順A~Dです。この4頭が全て消える「まさか」はまさかないでしょう(^.^)。問題はこの4頭で決まるか、下から1頭、2頭絡むのか。私は1頭絡むと見ています。

 全18頭中4勝馬はなく、3勝をあげているのが4頭。うち3頭が3連勝馬で以下の通りです。
B15ココロノアイ-78C=[3110]優[3010]優 3FX 阪神[1010]
C08ルージュバッ-68A=[3000]優[未出]? 3FX L18TX L20TX 阪神初?
D13クイーンズリ-64B=[3000]優[1000]良 前RX 追込優 阪神[1000]
F11キャットコイ-54F=[3000]優[3000]優 3FY L16TX 前TX 阪神初?

 問題は木曜予想で書いたとおり、この4頭絞りでいいのかどうか。
 念のため2勝馬・1勝馬で[?]のない馬――つまり全成績とマイル実績優良馬――を列挙すると、以下の5頭です。

E05ベルフィカ -56 =[2201]良[1100]良 阪神[0100]
G14テンダリーヴ-50 =[2211]良[2211]優 阪神初?
QD07クルミナル -34H=[2001]良[1001]良
A06レッツゴード-80D=[1220]優[1100]良 全RX 阪神[0110]1勝?
QH09アンドリエッ-24E=[1111]良[1101]良 追込優 阪神[1110]

 私は[?]馬が絡む超荒れとならない限り、この9頭内で決まるのではないかと思っています。

 ……と金曜の夜に書きましたが、この9頭前日馬順で上位9番人気内に入りました。入らなかったのが、Gの01コンテッサトーレです。また、実オッズフタケタ順は05ベルフィカ(12人気)と14テンダリーヴォイス(11番人気)です。
 もう一つ、一覧下位の09アンドリエッテが5番人気に位置した点は注意したいところです。

 さて、ここで結論です(^_^)。

 実は金曜の段階では(木曜予想でなんやかや言うたけど)、やっぱり3勝馬4頭をそのまま表馬券にしようと思い(^_^;)、さらにウラ●も決めていました。
 ウラ●は一覧下位ながら特記多い09アンドリエッテです。単純1勝馬ながら、マイル[1101]、阪神コース[1110]。そして、前走G3チューリップ賞を4角15番手から追い込んで2着に食い込んだ点が見所多く、ディープ産駒でもあるし、ウラ●に考えました。
 ところが、なんと3連勝馬キャットコインをも抜いて前日5番人気です。ちょっとうまみが減りました。どうしようかと迷っています。

 ちなみに、レッツゴードンキをカットしたわけは、勝った1勝がローカルだからです。前日これが4番人気。私の予想としてはもっと上位かと思いました。さらに、意外なのはオールマイルの3連勝馬キャットコインが6番人気の低評価です。こうなると、キャットコインに「裏切り馬」(^.^)として再度激走を期待したくなります。

 むーん、参りました。本命から中穴止まりならば、馬順A~Fで決まりそうです。しかし、私の馬券は表4頭、ウラ1頭が基本。2頭多いのですが、カットすると、その馬が来そうです(^_^;)。

 しかし、あれこれ迷っても仕方ないので、踏ん切りたいと思います。
 オッズを見ても、馬順6番人気までで決まりそうだから、今回はウラはなしとして馬順A~Fの6頭で印を付けます。

B15ココロノアイ-78C=[3110]優[3010]優 3FX 阪神[1010]
C08ルージュバッ-68A=[3000]優[未出]? 3FX L18TX L20TX 阪神初?
D13クイーンズリ-64B=[3000]優[1000]良 前RX 追込優 阪神[1000]
F11キャットコイ-54F=[3000]優[3000]優 3FY L16TX 前TX 阪神初?
A06レッツゴード-80D=[1220]優[1100]良 全RX 阪神[0110]1勝?
QH09アンドリエッ-24E=[1111]良[1101]良 追込優 阪神[1110]

 そして、6頭ボックス馬券を買わない変わりに、禁断の二種馬券を組み立てます(^_^;)。

 まず3連複◎08ルージュバック、○11キャットコインから4頭流し4点。
 ルージュバックはマイル初、阪神初だけれど、芝18、芝20を牡馬相手に勝てるようなら、ここでは一枚も二枚も格上と見て◎。そして、キャットコインはマイル3連勝無敗に敬意を表して○(ココロノアイもマイル3勝ですが、一度負けています)。馬連は1本として馬単は表裏で。

 もう一種は上記6頭で[?]がないのは15ココロノアイと11キャットコインと09アンドリエッテの3頭。キャットコインを○にしたので、こちらはチューリップ賞勝ちに敬意を表してココロノアイを◎、チューリップ賞2着の激走から09アンドリエッテを○。後は4頭へ流す。そして、この3頭の馬連を買います。
 最後に単勝は6頭中最低人気の11キャットコイン。「ここでも裏切れ!」と叫びたくて(^_^)。

 よって買い目は
 馬連単=08-11 
 3連複=08=11→15 13 06 09
 馬 連=15 09 11 BOX
 3連複=15=09→08 13 11 06
 単 勝=11キャットコイン

 ところで、マンハッタンカフェ産駒08ルージュバック-13クイーンズリングの馬連はABとなりました。私はこの馬連買いません。つまり、兄弟どんぶり来ない方に賭けたことになります。
 実は(その後気づいたのですが)もうひと組馬連FCにあたるキャットコインとココロノアイは父馬ステイゴールドです。もしもこの2頭がワンツーならこちらも兄弟どんぶりです。ステイゴールド産駒はマイルと言うより中長距離馬が多いので、こちらも来ない気がするのですが……。
 そうなると、残っているのは13クイーンズリングと06レッツゴードンキ(父はキンカメ)です。この1点追加しようかしら?(^.^)

 さて結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2015.04.09

桜花賞、週中予想と昨年の実績一覧表

 週末の桜花賞、前日予想の前置きとして書いていたら、長くなったので、
本日配信いたします。いつものようにあれこれ悩んでおります(^_^;)。
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 さー明日はいよいよ桜花賞。桜は散ってしまいましたが、乙女たちの祭典は正に桜花の華やかさ(^_^)。前回に続いて当てたい……けれど、意外に難しそうです。

 まずは簡単な方で言うと、3連勝無敗馬が3頭も登場しました。
 よってまずは3強の3巴馬券を考えたくなります。
 その3頭が以下(1Wは500万下クラス)。
・クイーンズリング=新馬→1W→G2フィリーズレビュー3連勝
・ルージュ バック=新馬→1W→G3きさらぎ賞3連勝
・キャット コイン=新馬→1W→G3クイーンカップ3連勝

 何はさておき、3連勝馬です。強いことは間違いありません。18頭の中で「最も強い馬を3頭あげて」と言われたら、幼稚園児だってこの3頭の名を言うでしょう。前走は重賞勝ちだし、この3頭が123着を分け合っても全く不思議ではありません……が、競馬はそんなに簡単に流れてくれません(^.^)。

 この3頭ですが、格的に順位付けするなら、G2を勝っているクイーンズリングをトップとしました。しかし、3連勝の内訳として、距離、牡牝戦かどうか、人気・単勝配当などを眺めてみると……
・クイーンズリング=新馬(芝18、牡牝、3人)→1W(芝16、牝、2人)→G3(芝14、牝、1人・360円)
・ルージュバック=新馬(芝18、牡牝、2人)→1W(芝20、牡牝、2人)→G3(芝18、牡牝、1人・170円)
・キャットコイン=新馬(芝16、牝、6人)→1W(芝16、牡牝、8人)→G3(芝16、牝、2人・440円)

 牝馬はだいたい牝馬限定戦を走ります。牡牝混合戦だと(2キロ減があっても)牡馬が勝つことが多いので、わざわざ牝馬限定戦をつくっているとも言えます。なのに、敢えて牡牝混合戦に出るということは能力にかなり自信を持っている証でもあります。牝馬限定重賞ではなく、牡牝混合重賞を勝った牝馬が後に出世するのは有名な話です。

 その点で際だっているのがルージュバック。3戦全て牡馬を相手にして3連勝しました。これに比べれば、他の2騎は牝馬限定重賞だったから、やや落ちると言えます。よって、3頭のトップ評価はルージュバック。おそらく1番人気でしょう。

 人気面で不安を覚えるのがキャットコインです。1番人気が一度もありません。これって典型的な「裏切り馬」です(^.^)。人気薄で激走して上位人気になったら裏切られるってやつ。穴党にとってはありがたい馬ですが、上位人気になったときは「あやしい」と思わねばなりません(ただ、上位人気にならなかったときは「やっぱり裏切られて激走(^.^)」があるから注意が必要です)。

 よってこの3頭の順位付けはAルージュバック、Bクイーンズリング、Cキャットコインと見るべきでしょう。オッズは3強となるか、はたまたルージュバックの1強か。

 それなら軸はルージュバックで万全――かと言うと、どうもいくつか気になる点があります。
 それはマイル経験がないこと、阪神未出走であることです。また、同馬は3戦の頭数が[9→10→8頭]と多頭数の経験がありません。さらに、この3走、入り3Fのペースが[41.0→36.2→36.3]と全てスローペースばかり(その分同馬の上がりは全てベスト1)。どうも楽して勝ったような印象を受けます。
 ルージュバックは先行ちょい差しタイプだから18頭でも大丈夫かと思いますが、枠番によってはすんなり先行できるかどうか。阪神未出走のまま、激流必至の桜花賞でマイペースを保てるかどうか――ビミョーです。

 もう一つ、この3頭、本当に実力最上位の3強だろうか、という疑念もあります。というのは、3頭とも3戦連続1番人気でないからです。
 3連勝無敗で桜花賞馬となった馬は2004年までさかのぼらねばなりません。新馬→1W→G3フラワーカップを勝ったダンスインザムードです。
 サンデーサイレンス最後の名牝と言ってもいいこの馬、3走の単勝オッズがすごいです。もちろん全て1番人気で[1.3→1.2→1.2]でした。
 ところが、本番桜花賞では(もちろん1番人気ながら)オッズはおいしい290円(^_^)。なぜ100円台にならなかったかと言うと、チューリップ賞を勝って[4001]の(これまた名牝)スイープトウショウが2番人気にいたからです(同馬は5着敗退)。

 今回の3強、ダンスインザムードに比肩し得るのは前走(そうそうたる牡馬を相手に)単勝170円を付けたルージュバックですが、その前2戦はどちらも2番人気でした。果たしてダンスインザムード級なのかどうか。前走きさらぎ賞は2月8日で、その後走らないまま本番桜花賞です……。過去10年2月以来の桜花賞はクイーンカップなら連対実績があるけれど、きさらぎ賞経由は皆無です(もっとも、きさらぎ賞に牝馬が出ないからですが)。
 このように、ルージュバックには負けたときの言い訳が結構たくさんあるように感じます。果たしてルージュバックは新たな伝説をつくる馬か。負けたときには「ほら見たことか」となりかねません(^.^)。

 最後に最も気になっていることが一つあります。
 この3頭、どうして桜花賞トライアルとしてチューリップ賞を選ばなかったのでしょうか。そこがどうにも引っかかります。
 桜花賞トライアルとして最も価値あるレースはチューリップ賞であり、そこで勝てば桜花賞馬の最右翼だし、負けたとしても、雪辱の可能性が高いのです。しかし、3頭はチューリップ賞を選択しませんでした。それはどう出るのでしょうか。

 そこで、チューリップ賞を眺めてみます。( )内は単勝人気
 勝ったのはココロノアイ(5人)、2着アンドリエッテ(7人)、3着レッツゴードンキ(2人)でした。ちなみに、1番人気はクルミナル(11着)。

 結果、上位3頭の成績・特記は以下。
・ココロノアイ =成績[3110]阪神JF3着、G3マイル1着
・アンドリエッテ=成績[1111]G3クイーンカップ4着
・レッツゴードン=成績[1220]阪神JF2着、G3マイル2着

 ココロノアイとレッツゴードンキは阪神JFの2、3着馬です(ちなみに阪神JF優勝馬ショウナンアデラは桜を回避)。

 この中では当然1着馬ココロノアイを本番でも取り上げたくなります。
 しかし、これまで3歳馬がGI本番前に3勝目をあげたとき、いかに凡走したか、枚挙にいとまありません。。いい例が06年スイープトウショウです。チューリップ賞を勝ち[4001]の実績をひっさげて本番に挑みながら5着敗退でした。

 もちろんチューリップ賞1着→桜花賞1着もあり、昨年のハープスター[3100]、09年ブエナビスタ[3010]があるので、ココロノアイも走破圏内だと思います。
 しかし、ココロノアイの過去3走G3→G1→G3、1→3→1着の人気は[9→4→5]です。ココロノアイも「裏切り馬」なのです(^_^;)。
 あるいは、オッズは3連勝無敗馬3頭とココロノアイを含めた4強となるかもしれません。こうなると、混戦模様かもしれないのです。

 迷い始めると際限ないので、ここまでにしますが、今回の桜花賞、「終わってみたら単純だったか」とつぶやいているかもしれないし、「まさかここまで荒れるか」の両極端があるかも、なとどと考えている今日この頃です(^_^)。
 くれぐれも「油断なさるなおのおの方」と言っておきたいと思います。

 おまけにもう一つ。配信直前に気づきました。

 私はあまり血統とか父馬云々を語りませんが、今回「おや?」と思ったことがあります。それはルージュバックとクイーンズリングの父馬がともにマンハッタンカフェであることです。
 近年マンハッタンカフェ産駒がGIで活躍したという声を聞かないが……と思って調べてみました。
 すると、マンハッタンカフェ産駒で重賞を勝ったのは06年から今年まで計36頭いますが、GI勝利はわずかに4頭でした。最近では13年フェブラリーSのグレープブランデー、芝なら11年春天のヒルノダムールです。また、重賞勝ち馬の数は13年2頭、14年2頭で、どうにも勢いが感じられません……。
 ルージュバックは1番人気間違いないし、クイーンズリングも上位人気確実。何はさておき、2頭の馬連を買いたくなります。果たしてこの2頭の馬連は歓喜の父親どんぶりか、来ることなきドブ捨て馬券か(^.^)。
 ルージュバック◎でいいのかどうか、千々に迷うところです。


 以下、昨年の実績一覧表です。昨年は単純でした。

 【GI桜花賞 実績一覧表】 阪神 芝16 18頭(全牝3歳)
                注…値の後の英文字は馬連順位
順番馬    名- 値馬=芝優秀 コース3F着差など特記
A18ハーブスタ-110A=[3100]阪[1100]前G31着 3FX 大外?―1着
B12レッドリヴ- 88B=[3000]阪[2000]3FY 3連勝 休明? ――2着
C09フォーエバ- 84C=[3010]阪[0010]
D17ベルカント- 78E=[3101]逃げ外枠?
E16リラヴァテ- 50 = 阪[1010]
F15ホウライア- 48F=[3002]新馬G3G2、3連勝 近2走?――4着
G10ヌーヴォレ- 48D=[2101]G3チュー2着        ――3着
H04ペイシャフ- 42 =[2122]
QA11フクノドリ- 36 = 着差A
QB13アドマイヤ- 32H=[2223]
QC05モジハツコ- 32 =
QD08シャイニー- 30 =
QE14マーブルカ- 24I=[3003]
QF07ニホンピロ- 24 =
QG03コーリンベ- 24 =
QH02ニシノミチ- 20 =
QI06レーヴデト- 14G=                   ――5着
QJ01カウニスク- 06 =

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2015.04.01

狂短歌ジンセー論[174号]――いやがらせ弁当

 3月卒業、4月入学・入社のシーズン。満開の桜が華やかです。
 たまにはあれこれ考えず、普通のエッセーを、と思って書きました。
 最近話題の「いやがらせ弁当」について(^_^)。

 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ いやがらせ――普通はいやな言葉だが 母の手作り弁当ならば

----------------
 (^O^)ゆとりある人のための10分エッセー(^O^)

 【 いやがらせ弁当 】

 通常「いやがらせ」なる言葉は使いたくない、聞きたくない言葉だが、キャラ弁にその名を冠したお母さんがいる。名付けて「いやがらせ弁当」。
 娘さんが反抗期に入ってなかなかなコミュニケーションを取り辛い。そこで高校入学から卒業まで三年間キャラ弁を作り続けた。その中身がすごくて面白い(^_^)。色鮮やかで丹念につくられ、芸術作品と言いたいほど。ただし、いやがらせと言うくらいだから、かなりひねりが効いている。

 たとえば、車で送れないと伝えているのに、電話で「来て」と言われた翌朝はウィンナーとゆで卵で歩いている人型を作り、「歩け!」の文字。
 娘さんそれに文句を言ったらしい。すると翌朝の弁当には「呪」と書かれている(^_^;)。
 帰宅後弁当を出さず、洗うのが大変だったときは「弁当箱出せよ!」。夕食の食器をほったらかしで立ったときは、「皿はかたせや」もあった。
 文字はノリや白かまぼこを切り刻んで作っている。母と高校生の娘、中学生の妹の三人家族らしい。

 手の込んだキャラ弁はつくるのに一時間はかかる。月曜から金曜まで暗いうちから起きてつくり続けた。風邪をひいたときにはマスクをした顔。月曜の朝は「毎日が日ようだったらいいのにな……」と弱音も見せる。

 普通に考えれば、とても愛情あふれるお弁当だと思う。しかし、家族とは不思議なもので、外から見れば愛の言葉や行為であっても、当人には「愛」と感じられないことが多い。特に子どもにとって母の愛はときに「うざったい」と感じられる。

 昨今の高校生は一人で弁当を食べない。必ず仲のいい数人が固まって弁当箱を開く。だから、彼女のキャラ弁は間違いなくクラスメイトの話題となり、期待され、うらやましがられ、時にはからかわれることだってあっただろう。

 そんなうざったい気持ちが出たのだろうか、一度娘さんが「明日は弁当つくらなくていい」と言ったのに、朝になって「やっぱりつくって」と言われ、キャラ弁が間に合わないことがあった。娘さんはおにぎりだけの普通弁当をうきうきしながら持っていったようだ。
 それを見た母親は翌日「キャラ弁ヤメナイヨー」と書いた弁当をつくった(^.^)。

 こうして三年間休まず、いやがらせ弁当を作り続けた。意地もあったかもしれない。母は卒業式の日に一人では食べきれないおかずとごはんの二段重ね弁当を渡した。娘が開けてみると、ごはんの上にノリ文字で作られた「表彰状」が。
 そこには「あなたは嫌がらせのお弁当を残さず三年間食べ続けました。その忍耐を称えここに表彰します」と書かれていた……。
 これって最後のいやがらせで、本当は「お前が私に表彰状を出すべきだよ」と言いたかったのだろう。「三年間休まずキャラ弁を作ってくれました。その忍耐を称えここに表彰します」と。

 母の期待に応えて娘が表彰状を送ったかどうか。どうやら表彰状どころか、「3年間ありがとう」の言葉もなかったようだ。
 その後彼女のいやがらせ弁当は本になった。母は完成本の中に(彼女が知らなかった)娘の感謝の言葉を読んだからだ。
 もっとも、娘さん「プライバシーの侵害だ」とも書いていたらしい(^.^)。

 この話題をテレビで見た数日後、別の局で「ありがとうを伝える」という企画があった。街行く人にインタビューして「ありがとうを伝えたい人に、テレビカメラの前で言ってください」とお願いするパターンだ。

 長年連れ添った夫婦が改めて「ありがとう」を言う。お世話になった人には感謝の言葉。
 中に一人、専門学校を卒業した二十一歳の女性が「三年間弁当をつくってくれたお母さんにありがとうを伝えたい」と言ったので、おやっと思った。
 彼女は母親に「ありがとう」を言っていないとのこと。これは推測だけれど、スタッフが「この後言いますか」と聞いて「てれくさいから言わない」と答えたかもしれない。

 そのままだと放映されても母は見ない可能性がある。スタッフはそう思ったのだろう。おせっかいと思いつつ家を訪ねた。
 母親は娘が「弁当ありがとう」と言う映像を見た後、「昨日の残り物を入れただけの普通の弁当でしたけど」と言いつつ、うれしそうだった。
 丹念につくられたキャラ弁も、ごくごく普通の弁当も、ともにお母さんの愛情弁当だなと思った(^_^)。

 これらを見てふっと自分の弁当を思い出した。私も中学校時代(当時給食は小学校までだったから)三年間母親の弁当を食べた。その後私は家を出て高専三年(寮生活)→中退浪人(寮生活)→他県大学→遠距離就職と歩んだので、母の弁当を食べたのはこの三年間だけだった。
 彼女の弁当も大概前の日の残り物だった。弁当箱は今のようにご飯とおかずが別々ではなく、アルミの平べったいやつで、ごはんが多くておかずが少なかった。だから、「もっとおかずを入れて」とか「今日のはまずかった」と文句を言った記憶がある。
 もっとも、卵焼きだけはとてもおいしかった。その後何度か自分でつくってみたけれど、あの味に到達しない。そのうち作り方を聞こうと思っていたら、母は亡くなった。

 私は当時弁当が母の愛情であるなどと思いもしなかった(ようだ)。給食がないのだから、弁当をつくってくれるのは当たり前――程度にしか考えていなかった(気がする)。
 だから、卒業式を終えたとき、母に「三年間弁当作ってくれてありがとう」と言った記憶がないし、その後もこの件で話したことはない。母も中学校時代の弁当を話題にしたことはなかった。ただ、弁当をめぐって一つだけ記憶に残っていることがある。

 中学校時代で伸び盛りのころだし、私は運動系の部活動に所属したから、昼飯の弁当だけではとても足りなかった。だから、弁当を食べ終えると、必ずパンを買って食べた。
 余談ながら、私は小学校、中学校で下校時の買い食いを一度もしたことがない。別に品行方正な子どもだったからではない。家と小学校は徒歩一分、中学校とは徒歩三分の近さだったからだ(^.^)。それゆえ昼飯をたくさん食って晩飯までもたせねばならなかった。

 購買にパンはたくさん売られていたけれど、私が行く頃は砂糖をまぶしたやつとか、揚げパン、ソーセージ入りなど、おいしそうなやつは大概売り切れていた。だから、残り物で我慢するしかなかった。それでもパンはおいしくてもりもり食べた。
 ちなみに、なぜ先に買いに行かなかったかと言うと、購買の前に人だかりができて時間がかかりすぎるからだ。昼休みは弁当→パン→仲間と遊ぶ、と流れが決まっていた(^.^)。

 当時クラスに一人だけ毎日昼食はパンで済ましている女の子がいた。その子は昼休みになると、すぐ買いに行くので、いつもうまそうなやつを食べていた。
 私はあるとき彼女に「毎日おいしいパンを食べられていいね」と言った。
 彼女は微笑みながら「うん」とうなずいた。

 私の母も三年間弁当をつくってくれたけれど、一度だけ作れない日があった。前夜母はすまなさそうにそう言い、「私はパンが買えるからいいよ」と答えた。心中むしろ「明日はうまいパンを食べられるぞお」と思って嬉しい気分だった(^_^)。

 翌日昼休みになるやいなや、ダッシュで購買に走り、食べたいと思っていたパンをゲットした。そして、教室に戻るとわくわくするような気持ちで食べ始めた。

 だが、不思議なことにパンはちっともおいしくなかった。いや、ソーセージ入りのパンや揚げパンがまずいわけはない。ただ、なぜかみな味気なかった。
 これなら、まずくても弁当の方がよっぽどおいしいと思った。売れ残りのパンでもおいしいと感じたのは弁当の後だったからだと思った。
 そして、いつもパンを食べている女の子に「毎日おいしいパンを食べられていいね」と言ったことを後悔した。

 その後この件で彼女と話したことがないから、彼女が毎日のパンを味気ないと感じたか、本当においしかったかはわからない。

 それでも、当時「この弁当は母の愛だ。感謝しなきゃ」などと思った記憶がない。
 あるいは、母もごく当たり前のこととしてやってくれたような気がする。
 母の愛とは子どもにとって空気のようなものなのかもしれない。

 ○ 母の愛 感じるのはずっと後だけど それでいいのではないかしら?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:最近はシングルファーザーも多いようだから、父が作る弁当もありそうです。それって子どもはどう感じているのか。どうも想像できません(^_^)。
 ちなみに、「いやがらせ弁当」の画像はネット検索で見ることができますのでどうぞ。アドレスを紹介しても良いのですが、書籍になっており、著作権の関係でリンクが切れるかも知れないのでやめておきます。

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