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2016.06.28

宝塚記念、結果とほぞ噛み

 前期最後の反省記です。またも長くなりましたが内容豊富なので(と自
分で思っています)、ぜひご一読下さい。

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 (^_^) 前回GI、結果とほぞかみ (^_^)

 宝塚記念、結果は……4頭絞り込みは完璧だったのに、的中が(-_-)

 1着―蛯  名 16マリアライト………[△]F 単勝=14.2
 2着―デムーロ 09ドゥラメンテ………[▲]A
 3着―武  豊 03キタサンブラック…[○]D
 4着―ルメール 07ラブリーデイ………[◎]E
 5着―戸崎 圭 08ステファノス………[?]G
  前日馬順=[G→A→B→D→F]
 枠連=8-5=10.5 馬連=16-09=24.4 馬単=84.6
 3連複=16-09-03=28.8 3連単=262.5
 ワイド12=7.7 W13=11.5 W23=2.5

※ レース回顧

 宝塚記念、レース直後――「う~~ん。マリアライトかあ(-_-)」とうなった私の気持ち、おわかりいただけるかと思います。

 週中・最終4頭絞りは以下の通り。4頭全て1~4着に入りました。

 ◎ルメール6歳07ラブリーデイ  ――父馬キングカメハメハ
 ○武  豊4歳03キタサンブラック――父馬ブラックタイド
 ▲デムーロ4歳09ドゥラメンテ  ――父馬キングカメハメハ
 △蛯  名5歳16マリアライト  ――父馬ディープインパクト

 直線残り100メートル。馬群の中でドゥラメンテはもがいてるように見え、逃げるキタサンブラックを前にラブリーデイはあっさり戦線離脱。追い込むのがマリアライト。
 私は「3頭そのままそのまま」と叫びました(^_^;)。
 キタサン→マリアライト→ラブリーデイなら、ほぼ全的中と言えるくらい満足できる結果だからです。
 しかし、そこにドゥラメンテがすごい脚を使ってあっさりラブリーデイを交わす。ありゃ。
 それでもキタサン→マリアライト→ドゥラメンテなら、まだ次に満足できる結果(^_^;)。
 ウラ●にも近いキタサンの単勝と馬連・馬単を持っているからです。

 ところが、なんとキタサンはマリアライトに交わされ、2着(でも馬連的中)と思ったところへドゥラメンテが突っ込んで2・3着写真判定。テレビ画面ではキタサンが残っているように見えたけれど、ドゥラメンテがハナ差せり勝っていました。連率100はダテではなかった、ほんとに強い馬です。

 かくしてマリアライト→キタサン→ドゥラメンテ→ラブリーデイの順となり、4頭絞り込みは完璧だったのに、馬連・馬単・3単全て外れて当たったのは3連複28倍のみ。ほげ。

 笑ってしまうのは私が付けた印◎○▲△が4321着。つまり、印を逆に付ければ、4連勝単式まで(あればですが)完全的中の予想ではありませんか。くあーっ。
 しかし、しかし、マリアライトを頭に据えるのは……さすがに難しかったです。

 さらに詳しいレース回顧の前に実近一覧表の結果を。上位6頭内で決まりました。
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 【GI宝塚記念 実近一覧表】 阪神 芝22 17頭 定量

順番=|性齢|馬     名|予OZ{実近}人=[芝全][芝22]特  記
A09=|牡4|ドゥラメンテ| 1.5{AA}A=[5300][未出]RX 斤阪初―▲2

B02=|牡4|アンビシャス| 4.2{BE}C=[5122][未出]3FX 斤初
C05=|牡4|シュヴァルグ| 5.2{CD}E=[5332][0001]     ―*
D03=|牡4|キタサンブラ| 5.8{DF}B=[6121][1000]RX 逃B ―○3
E07=|牡6|ラブリーデイ| 6.3{EB}D=[932.15][2000]RXL22TX―◎4

F16=|牝5|マリアライト| 9.5{GG}G=[5254][1001]LTX   ―△1
G08=|牡5|ステファノス|11.5{11C}F=[4426][0001]3FZ    ―?5
H06=|牡6|ラストインパ|12.2{H13} =[735.12][1100]
QA15=|牡4|サトノクラウ|12.3{0909}H=[4013][1000]斤阪初
QB04=|牡5|ワンアンドオ|14.5{1210} =[431.13][0002]RX
QC12=|牡6|サトノノブレ|15.5{F15}J=[644.11][0002]L20TX ―*
QD13=|牝4|タッチングス|16.3{1311} =[3125][0110]斤初

QE14=|牡8|ヒットザター|22.4{1016} =[933.30][0006]L24TX
QF17=|牡4|ヤマカツエー|23.8{15H} =[5129][0001]3FZ 斤初
QG11=|牡5|トーホウジャ|27.5{1614}I=[3116][0001]RXL30TX
QH10=|セ8|カレンミロテ|33.1{1417} =[666.17][0202]逃A
QI01=|牡6|フェイムゲー|36.5{1712} =[521.12][0013]
        注 斤阪初……斤量・阪神初、「斤初」は58キロ初

※年齢 4歳=7 5歳=4 6歳=4 7歳=0 8歳=2頭
※牡牝 牡=16頭(セ=1頭) 牝=2頭
※昨年 1着=16ラブリーデイ 2着=06デニムアンドルビー
    3着=01ショウナンパンドラ
 今回16=マリアライト 06=ラストインパクト 01=フェイムゲーム

※阪神得意5頭=   ・ワンアンドオンリー[3101]
 ・シュヴァルグラン[3111]・ラブリーデイ[3004]
 ・カレンミロティッ[3226]・アンビシャス[2010]

※当該距離(芝20~24)得意8頭=
・シュヴァルグラン[4321]ドゥラメンテ[2000]アンビシャス[2001]
・キタサンブラック[2111]マリアライト[3102]ラブリーデイ[7226]
・ラストインパクト[6325]サトノノブレ[4245]

※GIベスト3頭=・ドゥラメンテ[2100]・キタサンブラック[2021]
・ラブリーデイ[2017](GIV6頭、G2V14頭)
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 それにしても、昨年の1着16番は今年マリアライト。それがそのまま1着だから参ります。
 せっかくこのデータを作っていながら、生かし切れていないことに猛反省です。
 今年の16、06、01番の中で馬券に絡みそうなのはマリアライトだけでした。今後は今年の3頭を比較して必ず単複を買いたいと思います。

 さて、今回の4頭絞りはとても簡単でした。年齢別抽出法によって、
 1 4歳馬はGI2勝の最強2頭――ドゥラメンテとキタサンブラック。
 2 4歳馬を2頭選んだ以上、他の4歳馬は軽視。
 3 そうなると、5・6歳からもう2頭。6歳はラブリーデイで文句なし。
   5歳は牡馬がだらしないので牝馬のマリアライト。

 一覧表を見ると、1位から4位は全て4歳馬、5位がラブリーデイ。そして6位マリアライト、7位ステファノスです。4歳最強2頭が入ったので、それより下の4歳アンビシャス(16着)とシュヴァルグラン(9着)が消え、その下の5歳両馬が1着・5着に入りました。
 ということは一覧表と推理によって5着内の5頭を選ぶことができたわけで、(将来始まるかもしれない)5連複さえ獲れることになります(^_^;)。

 それにしても、せっかく4頭絞りができたのに、なぜマリアライトを(表の◎にするのはやはり難しいので)ウラ●にできなかったか。そこが今回最大の反省事項です。

 その前に春天、宝塚連勝があっても不思議なかったキタサンブラックがなぜ3着に落ちたか、
その点を検証してみたいと思います。

 レースは予感通り武豊キタサンがのんびりハナを切ってスローペース。
 馬場は稍重だし、芝22は内回りで直線短く逃げ先有利。馬群が向こう正面を進む頃、私はキタサンブラックの1着、悪くとも2着を確信しました。
 ところが、1000メートルを過ぎたところで、アナウンサーが何か叫んで「ハイペースです!」と言っています。なにっ?
 一緒にテレビ観戦していたいとこが「1000メートル59秒ち言うとったぞ」と言います。

 後で確認すると59.1でした。2200メートルの稍重馬場なのに、1000メートル通過59.1とは明らかなハイペース。一体どうしたことか。
 なんにせよ、ハイペースなら「逃げ先行は苦しい」と思い、結果もその通り(ハナ差とは言え)キタサンブラックは3着に落ちてしまいました。123着は同タイム2138だから、せめて平均ペースの60.0なら、おそらくキタサンの楽勝だったでしょう。

 帰宅後レースラップを見てなぜハイペースになったか、そのわけがわかりました。
 宝塚記念前半のラップは以下の通り。このラップを出したのは常に先頭だったキタサンブラックです。
 200 400 600 800 1000
 12.6-11.0-11.1-12.3-12.1(計59.1)

1Fきっちり12.0で走れば1000メートル通過は60.0となります。今も書いたように、この通過タイムなら、キタサンブラックは1着か2着だったろうと思います。入りの3F後は12秒台に戻したけれど、2F~3Fを猛スピードで走ったため、1000メートル通過59.1のハイペースとなってしまいました。「なんで?」と言いたくなります。このハイペースは武豊が演出したのでしょうか。

 阪神芝22のスタートは4コーナー手前で1コーナーまで500メートルほどあります。
 で、突然11.0-11.1を刻んだ速いラップはテレビを見たときの印象と重なります。
 最初は全馬とろーんとスタートしていた。ぎんぎんの逃げ馬はいないから、200メートルほどでキタサンブラックが先頭に出かけた。ところが、そのとき外側の数頭がスピードを上げた――ように見えました。
 そのとき私は「あれっ、なんだかえらい一生懸命走っているな」と思ったけれど、カーブを回った頃は落ち着いたので、スローと思ったのです。
 ところが、実態は1コーナー前の400メートルだけハイペースで走っていたのです。入りの3F34.8は馬場を考えれば速すぎます。

 普通先頭の馬が11.0~11.1で走れば、2番手以降はぐんと離されるはず。なのに、ハイペースに見えなかったのは、先行馬群が固まり、みな同じペースで走ったからでしょう。
 キタサンブラックはその後上がり3F直前まで一貫して12秒台で走っています。当然他の馬も同じペース。
 そして、最後の3Fが以下の通り。これもキタサンブラックのラップタイムです。
 1800 2000 2200
 11.9-12.2-12.7(計36.8)

 つまり、キタサンブラックの上がりは36.8。同馬の過去3走の上がりを見ると、[有馬(35.1)→大阪杯(33.6)→春天(35.0)だから、かなり悪いです。上がり36秒を超えたのは14着に敗れたダービー以来。いかにしんどかったかがわかります。ばてた理由は重い馬場であり、入りの3Fのハイペースゆえでしょう。

 しかし、ならば、1、2着のマリアライト、ドゥラメンテがすごい上がりを出したかと言うと、そうでもありません。マリアライトは道中10番手前後、4角6番手から上がり36.3。ドゥラメンテもマリアライトのちょい後ろから上がり36.1(これがベスト1)。「なにそれ?」の悪さです。
 ドゥラメンテは日本の7戦中最悪上がり34.1の馬です。最速ではありません最悪です。それが35秒さえ飛び越えて36.1。マリアライトもだいたい上がり34秒前後が多く、36秒台は2回目。

 要するに、キタサンブラックもばてたけれど、追い上げたマリアライト、ドゥラメンテだって鋭い上がりを使えないほどしんどかったことを示しています。だから、3頭同タイムの2128となったのでしょう(このタイムは宝塚過去10年の5位、過去20年の稍重4回中では2位)。

 キタサンが春天を逃げ切ったときの上がりは35.0でした。
 そのときの1000メートル通過は61.8、当然のスロー。
 そして、春天最後の3Fは以下の通り。
 2800 3000 3200
 11.4-11.7-11.9(計35.0)

 このときの最速上がりは4着タンタアレグリアの34.3でした。
 不思議な話です。3200をとろとろ走れば、早い上がりを出して1着を獲れる。
 ところが、宝塚記念は春天から1000メートルも短い距離なのに、ちょっとハイペースが入っただけで、もう早い上がりを出せないなんて。しかも、追い上げる馬たちも速い上がりを出せないとは。

 ればたらはないけれど、もしもキタサンブラックが道中のへんなハイペースに巻き込まれなかったら、勝てたかもしれません。このハイペースは武豊ではなく、ハナ争いをしかけた他の先行馬騎手による演出だったろうと思うからです。

 2ハロン目で外からどっとハナに出ようとしたのはワンアンドオンリー、トーホウジャッカル、カレンミロティック、サトノノブレスの4頭でした。
 おそらく「スローペースは明らか。前目につけていれば、勝てなくとも掲示板に載れるかもしれない」と考えたのではないでしょうか。
 ハナ争いをしかけたこの4頭は最高8着で3頭はフタケタ着順に落ちています。逃げて同タイムの3着に粘ったキタサンブラックは「負けて強し」と言えそうです。

 ここで鞍上武豊の心理を推理してみると、ハナ争いに巻き込まれたらやばいと思ったでしょう。しかし、控えたら2番手どころか3~4番手、5~6番手の恐れさえあります。また、先頭でなければペースを制御できません。それに「逃げ馬が逃げられなかったら、力を発揮できない」との格言もあります。

 あるいは、少々ハイペースになっても「今のキタサンなら逃げ切れる」と思ったかもしれません。「キタサンもばてるかもしれないが、他の馬だってこの馬場では強烈な末脚を繰り出せないだろう」と見なした可能性大です。これは当たっています。

 最速上がりを出すと予想できたドゥラメンテでさえ、4角9番手から36.1です。同馬が36秒を切っていれば、当然ドゥラメンテの1着でしょう。ところが、ドゥラメンテでさえようやく出せた36.1であり、逆にキタサンから見れば、あとコンマ1粘れたら1着だったのです。
 「今のキタサンならここでハイペースになっても逃げ切れる」と見た鞍上の決断は必ずしも間違いではないと思います。なにしろ123着同タイムなのですから。

 武豊キタサンの相手はドゥラメンテだけであり、デムーロドゥラメンテの相手もキタサンブラックだけだったかもしれません。そこにうまいこと入り込んだのが蛯名マリアライトのようです。もちろんうまく走っての優勝は立派ながら、漁夫の利と言ったら失礼でしょうか(^_^;)。

 マリアライトは道中10番手あたりで3コーナーから進出し始め、4角6番手から早めに追い上げています。入りの3Fのハイペースに中団以降の馬は巻き込まれなかっただろうと思います。7着までの6頭は道中中団以降の馬たちばかりであり、先行馬群で残ったのはキタサンブラックだけです。しかし、後方のままでは直線一気とはいかない。だから、徐々に前に進出する。そうすると、末脚が鈍る。それが差し追い勢の上がりの悪さになって現れた理由だと思います。

 それでもマリアライトの上がりはドゥラメンテに続く2位の36.3。このチョー悪い上がり(^_^;)でも、キタサンブラックを交わし、ドゥラメンテの追い上げもしのいだ。もしかしたら、マリアライトはこの馬場、このレースだから勝てたのかもしれず、今後過度の期待は禁物のような気がします。

 さて、ここからはその1着マリアライトについて。
 なぜマリアライトをウラ●に指名できなかったのか。

 今回ウラ●を探そうとして結局あきらめたわけは2点あります。
 一応表の4頭に絞ったけれど、4頭のいずれも単勝軸にしたくなかったのです。
 まずドゥラメンテは初の58キロが気になる。キタサンブラックは裏切り馬だし、「3度も祭り歌を歌わせるだろうか」と思った(^.^)。ラブリーデイは近走の負け方(勝てなさ)が引っかかる。
 週中予想でマリアライトは以下のように書きました。
--------------
 最後に5歳から牝馬マリアライト。成績[5254]は平凡ながら、昨年のGIエリザベス女王杯(京都芝22)1着が光ります。6番人気の低評価を覆してヌーヴォレコルト、ルージュバックなどを破っての1着でした。
 芝22は2戦[1001]。その後有馬4着を経て今年は日経賞3着→目黒記念2着と牡馬を相手に堅実なところを見せています。目黒記念のタイム2306(1着と同)は過去10年の3位です。最近上がりベスト3内が減っているけれど、ディープインパクト産駒らしく、新馬から10戦は全てベスト3内、うち1位は6回でした。
 また、牡馬の58キロに対して牝馬は56キロ。マリアライトの56キロ成績は2戦[1100]だから、56キロも充分こなせることがわかります。
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 今これだけ読むと、充分勝ち負けになりそうな記述ですが、気になったのは牡牝混合GIの牝馬であることです。過去10年データで牝馬の成績は[033.10]。牝馬の1着はその前にさかのぼらねばなりません。牝馬はそこそこ来るけれど良くて2、3着。1着候補とするにはもっと光る何かが必要です。

 マリアライトのGIは2回走ってエリザベス1着、有馬4着と牝馬GI1着のみ。3歳で走り初めて4歳前半まで条件馬。ただし成績は[4042]と複率優。重賞に出始めてからは[1212]とビミョーな善戦馬。
 結局、マリアライトは3歳GI不出走のままでエリザベスを勝ったことになります。その勝ちタイム稍重2149は1秒引いた良10年比較では最下位。2秒引いても8位とチョー平凡。私、ちゃんとそこまで見ましたよ(^.^)。

 もしもマリアライトが3歳GIに出ていたら、エリザベス女王杯で何か見所を示して勝っていたら、初の牡牝混合GI有馬記念で2着だったら……ウラ●にした可能性があります。
 宝塚の牝馬優勝05年スイープトウショウはオークス2着、秋華賞1着があり、強烈な追い込み馬であり、前走安田記念2着(11番人気ながら)がありました。これに近い何かを持っていれば、ウラ●にできたでしよう。

 しかし、見つからない。有馬記念は4着ながら着差はコンマ1、道中3番手、4角2番手から粘っているので、うまく走れば3着、2着はあるだろう――程度でした。それに5歳牡馬がだらしなかったから「牝馬でも食い込める」と見たわけです。

 そこで、他の13頭にウラ●を探し、候補を4頭あげました。しかし、どうも琴線にかからない。振り返って思えば、これらの勘はある意味当たっていたことになります。

 そこで、4頭絞りの4頭から再度ウラ●を探した。結果春天→宝塚連勝馬の条件を見つけだし、4歳キタサンブラックを単勝軸とした……このような流れです。

 実はこのとき「3度も祭り歌を歌わせるのだろうか」との疑惑は消え去り(^_^;)、裏切り馬のことも忘れ去り、1、2番人気をウラ●にしたって仕方がないのに、「キタサンブラックの単勝と馬単」などとやってしまいました。
 この点は大いなる反省です。キタサンブラックはやはり裏切り馬だったと言わざるを得ません。2番人気で(ハナ差とは言え)3着に落ちたのですから。

 ここでもう一つ推理が必要でした。「ならば、4頭絞りの中の最低人気マリアライトをもっと検討してみよう」と。1・2・4番人気と7番人気を比べれば、7番人気こそウラ●にふさわしいではありませんか。

 で、マリアライトの成績をもっと検討してみました。全成績[5254]、芝22[1001]、前3走のTX馬(これは前走目黒記念のタイム2306をタイム換算したときの数値85が全馬の3走TXでした)。また、当該距離(芝20~24)得意8頭の5位[3102]でした。
 しかし、いずれも平凡。当該得意の1位はシュヴァルグラン[4321]ですから、マリアライトより上。一時はシュヴァルグランをウラ●にしようかと思ったくらいです。

 ただ、実近一覧表には奇妙な数値と予想印がありました。
 別観点で作成しているデータのトータル上位4頭はラブリーデイ、マリアライト、ドゥラメンテ、キタサンブラックの順であり、確率予想ではキタサンブラック、マリアライト、シュヴァルグラン、ドゥラメンテでした。マリアライトは2位です。
 さらに、それらを含む最終的な印は
 ◎◎マリアライト
 ○○キタサンブラック
 ▲●ラブリーデイ
 △△ドゥラメンテ――になっていたのです。

 また、一覧表には追い込み優秀馬には[★追込優]の特記が出るように作っています。
 今回この特記が出たのは唯一マリアライトだけでした。外枠の追い込み馬で人気中位なら、かなりウラ●の資格があります。

 しかし、私はこれらの印と特記事項を無視しました(^_^;)。というのはマリアライトが差し・追い込み馬に思えなかったからです。
 前走目黒記念こそ7、8番手からの2着ながら、2走前日経賞は4、5番手、3走前有馬記念は2、3番手で最近は先行に変えているように見えました。
 しかも、先行に変えるとだいたい上がりは悪くなるので、過去5走の上がりもきらりと光るものはなく、良くて2位か3位。条件馬だった最初の10戦の「上がりは全てベスト3内、うちベスト1が7回」と比べるとじり貧に思えました。

 これは週中予想ですでにわかっていたことです。「最近上がりベスト3内が減っているけれど、ディープインパクト産駒らしく、新馬から10戦は全てベスト3内、うち1位は6回でした。また、牡馬の58キロに対して牝馬は56キロ。マリアライトの56キロ成績は2戦[1100]だから、56キロも充分こなせることがわかります」と。

 よって、これらからマリアライトを単勝軸としての◎・ウラ●とできるかどうか。やはりビミョーです(^_^;)。

 なにしろ123着はクビ差・ハナ差の同タイムです。わずか数センチの差ってタイムでは100分の1秒程度でしょうか。これ、理屈によって獲得できる結果とはとても思えません。マリアライトの1着はたまたまであり、ドゥラメンテ・キタサンの2、3着もたまたま。キタサン・ドゥラメンテは弱かったから負けたわけではないということです。
 何を言いたいかというと、キタサンブラックを◎にしても、ドゥラメンテを◎にしても、マリアライトを◎にしたとしても、それは全て間違っていない。今回はたまたまマリアライトがちょっと先に出ただけであると。

 こうなると、4頭絞りの成功とはその4頭から123着馬が出ることであり、単勝軸は全く別観点から構築すべきなのかもしれません。自信を持って買えるのは3複ボックス4点なのでしょう(馬連ボックス6点は買いたくないと思っています)。

 実はその別観点ルール、私はすでに作っています。これまで披露せず、また私も実行していないのは、何というかとても情けない、不甲斐ない、武士らしくない(?)ルールだからです(^_^;)。
 そのルールとは以下の通り。

 [連複は4頭の最上人気を軸とし、連単は最低人気を軸とする]――です。

 今回で言うと、馬連・3複の軸は1番人気ドゥラメンテから。
 馬単・3単の軸は7番人気マリアライトから、となります。
 これを使うと馬連3枚、3複3枚、馬単3枚、3単は相手ボックスで6枚。計15枚(3複ボックスとしても16枚)。結果、馬連・馬単・3複・3単の完全的中です。

 もちろんこの前提として4頭絞りが成功する必要がありますが、6頭選んだとしても使えるルールです。6頭の最上人気を軸として連複馬券を買い、最低人気を軸として連単馬券を買う。それ以外の組み合わせが出現したときは「あきらめる」わけです(^.^)。

 みなさん方も覚えがあるのではないでしょうか。たとえば、◎○▲△△…と6頭に印を付けたとき、◎1番人気で順番に人気が下がっていくことが多い。
 すると結果はしばしば[◎→△→△]とか、最後に追加した人気薄[…]が1着で[…→△→○]の結果になるなど。

 まとめると、4頭絞り込みとか6頭絞り込みに成功したとき、1、2着馬が◎○と合致するのは「たまたま」でしかない気がします。それゆえ、2方向から――つまり、人気上位を馬連・3複の軸として馬単・3単は最もおいしい人気下位から馬券を買うというやり方です。

 それなら、3連単4頭ボックスを買えばいいじゃないか、と言われるかもしれません。
 しかし、3複4頭ボックスなら4点だけれど、3単4頭ボックスは24点にふくれあがります。外れ馬券を23点も買っているのです。

 確かに今回3単ボックスにしていれば、264倍の万シュー的中です。1点100円で2万6千円の払い戻しを受けます。しかし、これ3単の出資2400円が約10倍になっただけです。
 今回もしもマリアライトの単勝を1000円買っていれば、配当は25倍だから2万5千円。単勝は基本1点しか買わないでしょう。外れても1点分。外れることがわかって買っているわけではありません。しかし、3連単4頭ボックスは23点が必ず外れるとわかって買っているのです。

 3複・3単馬券が始まってから、多点数買うのは当たり前のような風潮になっています。私もかつてそうでした。しかし、当たれば出資額を超えると言っても、総額との比較を忘れてはいけないし、なにより外れた場合、損失額がとても大きいのです。

 私は枠連時代ひと月のマイナスはだいたい2万くらいでした。当たったり、外れたりで競馬を楽しめました。
 ところが、馬連・3複、馬単・3単時代になってからひと月の負けが10万、年間マイナス100万を超えるようになりました。これはまずい。多点数競馬はやめようと決意して4頭絞りとか小点数購入を追求するように変わりました。
 しかし、3連単総流しで100万馬券を獲ったことがあっただけに、この変身は容易なことではありませんでした。正直馬券中毒のようになっており、買わないと決めても、いざ検討してパソコン投票をすると、相手をすぐ10頭にしたり、総流しすることもしばしばありました。で、結果外れてがっかりする――その繰り返しでした。

 みなさん方も自身の馬券購入を振り返って長く競馬を続けるやり方を考えてはいかがでしょうか。

 ○ 宝塚4頭絞り大的中 されど印が真逆だった(^_^;)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:今回も長々と書いて申しわけありません。これで前期GIは終了。
 レースを振り返れば、6、7割は的中できる気になるけれど、なかなか始まる前に終了後のような推理ができません。しかし、実近一覧表は完成に近づいており、いずれきっとほぞ噛みなき的中を、しかも小点数で提供できると思います。
 さて、私は7・8月の夏競馬オフです。これまで書いたもろもろが読者各位の馬券構築の参考になって的中できるよう祈っております。
 後期GIもよろしくお願い致します。m(_ _)m

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2016.06.25

宝塚記念、直前予想

 さー明日は前期オーラス宝塚記念。すかっと当てて夏休みとしたいものです(^_^)。
 本命決着となって多くのファンを安心させるか、はたまた、昨年のような大穴か。私はちょい荒れ願望です(^.^)。
 登録18頭のところ、マジェスティハーツが回避したので、計17頭となりました。結果6歳が1頭減って4頭です。
 外枠に回るとやばいかも、と思っていたキタサンブラックは内枠3番の絶好枠に入りました。また、ラブリーデイは鞍上ルメールとなりました。

 まずは修正実績一覧表です。1頭減ったので、予想オッズが少しだけ変わったものの、全体順位は変わりません。
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 【GI宝塚記念 実近一覧表】 阪神 芝22 17頭 定量

順番=|性齢|馬     名|予OZ{実近}人=[芝全][芝22]特  記
A09=|牡4|ドゥラメンテ| 1.5{AA}A=[5300][未出]RX 斤阪初―▲

B02=|牡4|アンビシャス| 4.2{BE}C=[5122][未出]3FX 斤初
C05=|牡4|シュヴァルグ| 5.2{CD}E=[5332][0001]     ―*
D03=|牡4|キタサンブラ| 5.8{DF}B=[6121][1000]RX 逃B ―○
E07=|牡6|ラブリーデイ| 6.3{EB}D=[932.15][2000]RXL22TX―◎

F16=|牝5|マリアライト| 9.5{GG}G=[5254][1001]LTX   ―△
G08=|牡5|ステファノス|11.5{11C}F=[4426][0001]3FZ
H06=|牡6|ラストインパ|12.2{H13} =[735.12][1100]
QA15=|牡4|サトノクラウ|12.3{0909}H=[4013][1000]斤阪初
QB04=|牡5|ワンアンドオ|14.5{1210} =[431.13][0002]RX
QC12=|牡6|サトノノブレ|15.5{F15}J=[644.11][0002]L20TX ―*
QD13=|牝4|タッチングス|16.3{1311} =[3125][0110]斤初

QE14=|牡8|ヒットザター|22.4{1016} =[933.30][0006]L24TX
QF17=|牡4|ヤマカツエー|23.8{15H} =[5129][0001]3FZ 斤初
QG11=|牡5|トーホウジャ|27.5{1614}I=[3116][0001]RXL30TX
QH10=|セ8|カレンミロテ|33.1{1417} =[666.17][0202]逃A
QI01=|牡6|フェイムゲー|36.5{1712} =[521.12][0013]
        注 斤阪初……斤量・阪神初、「斤初」は58キロ初

※年齢 4歳=7 5歳=4 6歳=4 7歳=0 8歳=2頭
※牡牝 牡=16頭(セ=1頭) 牝=2頭
※昨年 1着=16ラブリーデイ 2着=06デニムアンドルビー
    3着=01ショウナンパンドラ
 今回16=マリアライト 06=ラストインパクト 01=フェイムゲーム

※阪神得意5頭=   ・ワンアンドオンリー[3101]
 ・シュヴァルグラン[3111]・ラブリーデイ[3004]
 ・カレンミロティッ[3226]・アンビシャス[2010]

※当該距離(芝20~24)得意8頭=
・シュヴァルグラン[4321]ドゥラメンテ[2000]アンビシャス[2001]
・キタサンブラック[2111]マリアライト[3102]ラブリーデイ[7226]
・ラストインパクト[6325]サトノノブレ[4245]

※GIベスト3頭=・ドゥラメンテ[2100]・キタサンブラック[2021]
・ラブリーデイ[2017](GIV6頭、G2V14頭)
--------------
 週中予想、表の4頭絞りは以下の通りです。馬順も付けます。

 ◎ルメール D6歳07ラブリーデイ  ――父馬キングカメハメハ
 ○武  豊 B4歳03キタサンブラック――父馬ブラックタイド
 ▲デムーロ A4歳09ドゥラメンテ  ――父馬キングカメハメハ
 △蛯  名 G5歳16マリアライト  ――父馬ディープインパクト

 最終予想の前に、まずは恒例オッズ分析から。

 【安田記念、枠連順位表】
 枠連=ABC/DE/F G/H
 枠順=524/81/3 6/7
 馬順=A B D G C E I
 代行= F H
 -------------

 AB枠は馬順Aドゥラメンテ、Bキタサンブラックで安定しています。馬連A-B=5.1ですが、枠連A-B=6.4とちと高いのは意外。でもまーABは安定して2強の雰囲気です。
 2強パターンの出現傾向は「2頭とも連に絡む、どちらか1頭が消える、2頭とも消える」ですが、多いのはどちらが1頭が消える――です。果たして馬連・枠連ABで決まるかどうか。

 枠C以下はちょっと異常を示しています。馬順C02アンビシャス、E05シュヴァルグランが枠はEFに下がって代わりに4枠8枠がCDになっています。これは4枠が[D07ラブリーデイ・F08ステファノス]、8枠が[G16マリアライト・H15サトノクラウン]の同居だからとも言えます。
 この場合の出現傾向は両方あるから困ります。つまり、枠連ABが成立しなかったとき、枠のEFが絡む場合とCDが絡む場合です。私の4頭絞りは07ラブリーデイと16マリアライトで、枠CDの方です。ビミョーです(^_^;)。

 我が予想を別にすれば、買ってみたい3複ボックスは以下の3種です。
ABCE=ドゥラメンテ・キタサンブラック・アンビシャス・シュヴァルグラン
ABDG=ドゥラメンテ・キタサンブラック・ラブリーデイ・ステファノス
ABFH=ドゥラメンテ・キタサンブラック・マリアライト・サトノクラウン

 しかし、いろいろ考えても迷うばかりなので(^_^;)、ここはもう思い切って当初予想通りの4頭としてまず3連復を買います。そして、馬連は◎ラブリーデイ→○▲△の3頭3点+タテ目の○▲――つまりドゥラメンテ-キタサンの馬連も買っておきます。
 以上点数としては計8点。これなら馬連ABで決まっても許せるかなと(^.^)。

 さて、前期最後のウラです。
 迷ったのは以下の4頭です。( )内は馬順。
 045歳ワンアンドオンリー(16)1昨年のダービー馬。阪神は[3101]で得意。
 108歳カレンミロティック(12)前走春天2着、先行魅力、芝22も[0202]
 115歳トーホウジャッカル(09)菊花賞のレコード勝ちが忘れられない。
 126歳サトノノブレス(10)前走G3鳴尾記念で阪神芝20をレコード更新。

 4頭いずれも人気薄なのはマイナス点が多々あるからでしょう。
 まずワンアンドオンリーは菊9着以後国内8戦最高6着、前走もドバイシーマ5着とビミョー。カレンミロティックは春天で先行2着に粘ったけれど、さすがに8歳では「?」がつきます。
 また、トーホウジャッカルも菊レコードがこたえたのか、昨年はわずかに2戦(4着→8着)、今年も阪神大賞典2人気7着→春天7人5着とやはりビミョー。芝22は1戦着外だし阪神は[0013]です(-.-)。

 最も魅力的なのは鳴尾記念レコード勝ちのサトノノブレスですが、すでに6歳。2走前の春天は12人気11着。6歳ラブリーデイとサトノノブレスを比較すると、どうしてもラブリーデイを取りたくなります。
 というわけで、より深く検討してもウラ●にするには何か一つ足りません。

 そんなわけで、残念ながら1、2着突っ込みを期待するウラ●はなしとします。 ただ、追加の3着候補として12サトノノブレスともう1頭阪神[3111]、芝20~24の当該距離成績[4321]とべらぼうによく、前走春天3着、2走前G2阪神大賞典1着もある05シュヴァルグランの2頭を追加します。

 以上です。

 最後にもう一つ、せっかく調べたので、ウラのウラとして(^_^;)書きます。
 余力のある方はお読み下さい。

 それはキタサンブラックの春天→宝塚連勝の可能性について。
 週中予想で、キタサンブラックは「昨年の菊花賞馬であり、今年の春天馬。両GIの勝ち馬が行きがけの駄賃といった感じで、宝塚も勝ってしまうのは有名な話」と書きました。これ、私の長年の印象であって正確に調べた上の文言ではありません。
 そこで、キタサンブラックは春天→宝塚を連勝できるか――とのテーマで調べてみました。

 春天→宝塚を連勝した馬は過去10年で1頭、過去20年では以下のように3頭います。そのときの人気と最終的な成績も掲載します。
               (春→宝)[全成績]
 2006 ディープインパクト4歳(1→1)[12.101]
 2003 ヒシミラクル   4歳(7→6)[634.15]
 2000 テイエムオペラオー4歳(1→1)[14.633]

 この3頭全て4歳馬。テイエムオペラオーとディープインパクトは説明不要でしょう。人気薄ヒシミラクルはそのミラクルぶりと数億稼いだ馬券師が表舞台に登場したことでも著名です。

 さらに、その前20年も調べてみました。計4頭いました。
 1994 ビワハヤヒデ   4歳(1→1)[10.501]
 1989 イナリワン    5歳(4→2)[3206](マル地馬)
 1988 タマモクロス   4歳(1→2)[9324]
 1982 モンテプリンス  5歳(1→1)[7725]
             (現在の馬齢を使用)
 こちらは40年競馬をやっていないと「ああ、あの馬か」とならないでしょう。
 日本中央競馬会発足の年に生まれた私にとってはいずれも懐かしく思い出す馬名ばかりです。特にモンテプリンスは私が競馬を始めるきっかけとなった馬です(^_^)。

 とまー私の感傷などどうでもいいことで、まとめると40年で7頭が春天→宝塚を連勝しています。4歳馬が5頭、5歳馬が2頭。主力は4歳であり、ヒシミラクルと○地馬だったイナリワンを除くと、みなエリート馬です。

 ちなみに、このデータを昨年作っていれば、春天1着から宝塚3連覇を目指した6歳ゴールドシップを◎にしなかったかもしれません。過去40年で6歳以上の春天、宝塚連勝馬が皆無とは知りませんでした。

 さて、今年4歳キタサンブラックは春天2番人気1着→宝塚2番人気で連勝を狙っています。
 目下成績は[6121]。数字だけ見れば、ディープ・テイエムオペラオークラスのエリート馬に思えます。4歳春天1着後の段階でディープインパクトは[9100]、テイエムオペラオーは[7331]の成績でした。
 しかし、今回のキタサンブラックは誰もエリート馬と思わないでしょう。何しろ一度も一番人気がないのですから。ディープは1番人気ばかりだったし、テイエムオペラオーもほぼ123番人気でした。

 そうなると、キタサンブラックはヒシミラクルに似ているような気がします。
 キタサンブラックは菊花賞が5番人気でした。対してヒシミラクルも菊花賞は10番人気の1着でした。そしてその後宝塚までのレースも以下のように全く同じです。
・ヒシミラ=有馬5人11着→大阪杯8人7着→春天7人1着→宝塚1着
・キタサン=有馬4人3着→大阪杯5人2着→春天2人1着→宝塚?

 有馬以後3戦を見ると、明らかにキタサンブラックの方が好成績です。
 こうして見ると、菊を勝ち、明け4歳に春天を勝った馬は「人気があろうがなかろうが、宝塚も勝てる」とまとめられるかもしれません。

 ちなみに、テイエムオペラオーはオペラハウス産駒。父は97年の供用開始から2年間重賞0勝。3年目になって突如現れたのがテイエムオペラオーでした。
 ヒシミラクルの父は朝日杯とマイルCSのGIを2勝した中距離馬のサッカーボーイ。ヒシミラクルは産駒11年目の春天・宝塚連勝馬です。一見長距離を走るとは思えないのですが、1歳上にナリタトップロードが出ていました。同馬はダービー2着、菊花1着。4歳で阪神大賞典3着→春天3着と突如長距離馬として花開きました。今このデータを知ってつくづく思います。
 ヒシミラクルの単勝転がしをやった馬券師は「サッカーボーイから長距離菊花賞を勝ったナリタトップロードが出たのなら、その弟であるヒシミラクルも長距離春天を勝てる」と見て単勝を買ったのかもしれません。
 そして、4歳で春天を勝てた馬はついでに宝塚も勝てると。このような確信がなければ、宝塚でヒシミラクルの単勝に1千万も注ぎ込めないでしょう。
 そーだったのかー(^.^)。

 キタサンブラックも父ブラックタイド産駒4年目にして初のGI馬誕生です。母父から見ると、キタサンブラックはとてもエリート馬とは思えないけれど、これからしぶとく上位入着を果たして名馬となるのかもしれません。

 そんなわけで、20年に4頭目となるかどうかビミョーながら、最後にキタサンブラックの単勝と馬単→表4頭を買ってみようと思います(^_^)。

 さて結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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2016.06.22

宝塚記念、昨年回顧

 今号は宝塚記念、昨年の回顧です。長いので、のんびりお読み下さい(^_^)。

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【GI宝塚記念、昨年回顧 】

 以下昨年の実績一覧表です。昨年は2強パターンと出て2頭とも消える大穴となりました。
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 【GI宝塚記念 実績一覧表】阪神 芝22 16頭(牝5)
              
順年齢番馬     名- 値人=[全芝] [芝22]特 記
A4歳11ヌーヴォレ牝-126C=[5312] [0100]RX 阪[1110] ――5
B6歳15ゴールドシッ-110A=[13.326][2001]RX 阪[6100] ―◎15

C5歳08ディアデラ牝- 82H=[6117] [0011]3FX 阪[3000]―●6
D5歳13ラキ シス牝- 72B=[5305] [3202]阪[3001]
E4歳01ショウナン牝- 70 =[3405] [0001]3FY      ―?3

F5歳16ラブリーデイ- 66E=[631.12][1000]L22T     ―○1
G5歳09トウシンモン- 66 =[523.10][2102]L24TX +4K?
H5歳04アドマイヤス- 66 =[533.11][1022]阪[4203]+4K?
QA4歳14トーホウジャ- 64G=[3111] [未出]RX LTX    ―△4
QB4歳07ワンアンドオ- 64F=[4306] [未出]RX 阪[3100] ―▲11
QC5歳06デニアンド牝- 58I=[3418] [0002]阪[2201]  ―?2

QD7歳12レッドデイヴ- 48 =[520.16][0002]+2K?
QE4歳02トーセンスタ- 48 =[4004] [未出]
QF7歳05カレンミロテ- 44D=[655.13][0201]逃A
QG7歳10オーシャンブ- 42 =[720.16][1003]
QH7歳03ネオブラック- 26 =[570.28][2303]
     注…+4k?は前走より4キロ増

 年齢別頭数=4歳5頭 5歳6頭 6歳1頭 7歳4頭 (牝5頭)
 GI実績=
 A ゴールドシップ[6025]B ヌーヴォレコルト[1211](全牝GI)
 C トーホウジャッカル[1000]
 昨年123着=1着11ゴールドシップ 2着05カレンミロティック
 3着03ヴィルシーナ
--------------

 続いて昨年の反省記。
 ゴールドシップの件では、中央競馬会にもの申したいことがあって「先入れするんだったら、前もって知らせて欲しい」と思います。
 もしも昨年ゴールドシップの先入れを知っていたら、◎にしない人が多かったのではないかと思います。ただ、春天であんなにゲートインで手こずったので、その可能性を考えるべきだったかと思います。

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 (^_^) 前回GI、結果とほぞかみ (^_^)

 宝塚記念、結果は……「そりゃないよ~(-_-;)」の終戦……

 1着―川 田 16ラブリーデイ…………[○]F 単勝=14.2
 2着―浜 中 06デニムアンドルビー…[?]QC
 3着―池 添 01ショウナンパンドラ…[?]E
 4着―酒 井 14トーホウジャッカル…[△]QA
 5着―岩 田 11ヌーヴォレコルト……[△]A
  前日馬順=[5→9→11→7→3]
 枠連=8-3=7.5 馬連=16-06=129.0 馬単=192.5
 3連複=16-06-01=1577.7 3連単=5285.1
 ワイド12=34.9 W13=110.8 W23=101.4


 ※ レース回顧

 好事魔多し――と言いますが、一体誰があそこまでひどい出遅れを予想したでしょうか。
 世の中に「ればたら」はないけれど、もしもゴールドシップの立ち上がり出遅れがなかったら、どちらが頭になるにせよ、ラブリーデイ-ゴールドシップの馬連成立。前期ラストで「我が◎-○の馬連的中!」と書くことができたと思います。

 もう一つ、前日土曜の夜NHKで「ブラタモリ」をやっていました。奈良の路地を歩きながら、意外と坂が多いことに関してタモリは「人生には3つの坂がある。一つ目は上り坂、二つ目は下り坂。そして、三つ目が……」と。その「ま坂」が翌日起こるとは思いもしませんでした。

 もっとも、この日のゴールドシップはパドック段階からどことなく妙でした。
 いつものようにいとこと一緒にテレビ観戦しながら、まずパドックで妙に静かだなあと話しました。
 そして、返し馬では頭を上下させるうるさいところを見せて「おっ、気合いが乗ってきたな」と見た後、スタート直前の輪乗りはまた妙に落ち着いていたので、私は「どうも静かすぎるなあ。大丈夫かなあ。出遅れるんじゃないでしょうね」と言いました(ほんとです)。
 でも、このときの「出遅れるんじゃないの」は冗談のつもりでした。それが当たるのだから、「まさか」のない人生がないように、競馬も「まさか」が起こります。

 いとこは穴党の本領発揮で「ゴールドシップは来ない」と言いつつ、穴馬から2着、3着の相手にしているから、実質馬連・ワイドなどはゴールドシップ◎みたいなものです。「まーゴールドシップは2着か3着」と見たわけです。

 なので、彼も全滅……と思っていたら、最後の最後「ラブリーデイの単勝を買っていた」と言います。
 私はかなり重い○としつつ単勝は買っていなかっただけに、「なんで?」と聞きました。
 すると「馬主が金子だから」……彼の騎手馬券・馬主馬券、恐るべし、です。

 そして、いよいよゲート入り。ここで驚いたのはゴールドシップが先入れだったこと。しかも、目隠しをして。そのおかげでしょう。シップはぐずることなく入りました。
 ただ、これは全く想定外で、いやーな予感が走りました。真っ先に1頭だけ入れられるということは、全馬が入り終わるまでずっと待っていなければならないからです。普通は奇数枠偶数枠と入って最後大外だから、待ち時間はいつもの2倍くらいに長くなります。不安がよぎりました。

 そして、あのゲート内の起立。スターターはゴールドシップが着地するのを待ってスタートボタンを押したようです。ところが、ゲートが開いた瞬間彼はまた起立してしまい、ゲートを出てもよろめくような感じ。ようやく走り始めたときはすでに他馬から七、八馬身離れていました。さすがに、これは致命的な出遅れだと思いました。

 いとこは「3角まくりを打てば、まだわからんぞ」と言い、確かに向こう正面で最後方まで追いつき、3、4コーナーで進出している感じはありました……が、直線に入ってもほぼ最後方。先行タイプの同馬に切れる脚はないから、直線全く伸びることなく、ブービーの惨敗となってしまいました。ふう(-.-)。

 これで宝塚の3連覇も、阪神コース7連勝もちゃらになりました。同一GI3連覇ってほんとに難しいことなのですね。
 終了後はしばらく呆然として「これも競馬」と思うしかなく、また、「もしもあれがなかったら、ゴールドシップは優勝か悪くとも2着だろう」と思って自分を慰めました(^_^;)。

 しかし、翌日、昨日と冷静にレースを振り返ってみると、いやいや、逆の「たられば」があり得たかもしれない、と思うようになりました。
 つまり、まさかの出遅れがなかったとして、ゴールドシップは果たして勝っていたか。悪くとも2着、3着に入っていたか、疑わしく思い始めたのです。もしかしたら掲示板最下位だったかもしれないと。

 出遅れた結果、馬も鞍上も走る気がなくなったのは確かでしょう。横典騎手は無理して追わず、歩いて帰ってきたかのような感じです。
 それにしても15着は負けすぎ。普通にスタートしたとして果たして1コーナーまでに先行できたか。あるいは、最後方から向こう正面で三角まくりを打てたか。打ったとして直線粘り切れたか。どうもどんどん疑わしくなってきました。

 振り返ると、今回の予想では「裏切り馬」について一言も書いていませんでした。予想では書かなかったけれど、2、3番人気となったラキシス、ヌーヴォレコルトは私の内心では裏切り馬としてとらえていました。「牡牝混合戦の牝馬上位人気は疑ってかかれ」がまず基本ルールです。
 そして、ヌーヴォレコルトは56キロ初体験、また、ラキシスは牡牝GI実績が[0001]だし、前走大阪杯の勝ちタイムが(不良を良馬場+1秒甘く換算しても8位と)悪かったので、良くて△と思っていました。
 しかし、ゴールドシップに関しては触れないままでした。ゴールドシップに裏切られる可能性などほとんど考えていなかったのです。

 ところが、直前予想を読み返してみると、ちゃんとその件について書いていました。「ゴールドシップ敗退の可能性について。万に一つではなく、百に一つくらいの確率であり得ると思います」と。
 もっとも、これ書いただけ(^.^)。1パーセントの確率なんて実質ないようなもんです。書くだけ空しいとばかりに、その件について触れないままウラ●の話題に進んでいます。

 つまり、私はゴールドシップが着外となって裏切られる可能性を露ほども疑っていなかったのです。決め手となったのは勝ち鞍ダントツの13勝だし、芝22[2001]、阪神コース目下6連勝など、他馬を圧倒的に離していた実績ゆえです(誰しも同じでしょう)。

 ところが、私は裏切られる可能性があるデータを提示していました。それは斤量について触れたところです。「牡馬58キロの最優秀馬は5勝をあげているゴールドシップの[5005]」と書いています。他の牡馬で58キロ以上で勝った馬はいないので、当然優秀と見ました。
 しかし、これって10回走って5回1着だけれど、2着3着は皆無、馬券にならない4着以下が5回だったことを示しています。つまり、2回に1回は1着ながら、2回に1回は着外だったのです。
 勝率50は相当優秀ですが、連率・複率50はとても優秀とは言えません。もちろん58キロで1着さえない他馬と比べれば高い確率だけれど、同馬だけで見れば3着内に入る確率は2分の1だったのです。
 しかも、この10回の人気は(凱旋門賞59.5キロを除くと)国内の9回中1番人気が6回、2番人気が3回でした。上位人気で2回に1回は裏切られていたのです。

 要するに、ゴールドシップは国内で58キロを背負ったとき、裏切られる確率が9分の4あった。こう考えてみると、今回ゴールドシップは出遅れがなくても負けたかもしれません。なおかつ負けるときは2着3着ではなく4着以下だった可能性が高い。過去データはそれを語っていたことになります。
 私は阪神コース[6100]だけを見て「ゴールドシップの頭は鉄板」みたいな気持ちでいました。しかし、もっと本気で「裏切られる可能性」を考察すべきだったと反省です。

 さて、勝ったのは16ラブリーデイ。鞍上川田騎手は安田記念に続く連勝となりました。同馬は前走鳴尾記念勝ちタイムが過去10回中1位、[GI未勝利のG2勝ち馬]に当たるので、牡馬の中では最も面白いと思って○にしました。ゴールドシップが消えれば、こちらが勝っても不思議ではありません。
 同馬は大外のスタートから1コーナーで2番手に付けると後は一貫して2番手先行。直線抜け出すとあっさり勝ちました。着差はクビ差ながら、余力を残しているように見えました。

 問題はヒモ抜け2、3着の06デニムアンドルビーと01ショウナンパンドラです。全く取り上げることができませんでした。性別では[牡→牝→牝]となりながら、牝馬の上位人気ラキシス、ヌーヴォレコルトではなく、5頭の中で4位、5位の2頭が入ったのだから、3連馬券大荒れもうなずけます。

 笑ってしまうのはデニムアンドルビーの走りです。同馬は(出遅れゴールドシップを除くと)終始最後方で、4角も同様。
 そこから上がり最速34.0で2着まで追い上げました。私の脳内ではあの走りをウラ●08ディアデラマドレがやるはずだったのです(^_^;)。ディアデラマドレも後方10番手前後から追い込んだけれど、6着止まりでした。

 レースは1000メートル通過62.5のスローペース。逃げ馬がいなかったし、良馬場ながら湿りもあったのでしょう。昨年と同じスローでした。
 しかし、先行馬で残ったのはラブリーデイのみ。3着01ショウナンパンドラも4角7番手から内ラチ沿いをするする差していました。これは最内の恩恵を見事に活かしたと言えるでしょう。池添騎手に脱帽です。

 結局、1着は先行馬、2、3着は差し追い馬となり、「今回は人気の先行馬ではなく、人気薄の追い込み馬を狙ってみたい」との観点は成功でした。しかし、いかんせんデニムアンドルビーを指名できませんでした。

 実は全馬を展開順に並べたとき、追い込み馬としてディアデラマドレとデニムアンドルビーの比較はやっていました。主だったデータを比べると以下の通りです。

順齢番馬   名-値人=[成績][芝22][阪神][GI]前走2前3前
C508ディアデラ-82H=[6117][0011][3000][0012]7着7着1着
QC506デニアンド-58I=[3418][0002][2201][0119]10着2着9着

 ともに5歳牝馬、ディアデラマドレの一覧順位はCですが、過去3走を見ると上位人気になるとは思えず、どちらも穴馬の資格充分でした。
 勝ち鞍ではディアデラマドレが上、阪神コースはデニムの[2201]もいいけれど、ディアデラマドレは3戦3勝。また、デニムはGIを11回も走って壁に跳ね返されたように思えるけれど、3戦[0012]のディアデラマドレの方が可能性を感じさせます。

 さらに、斤量56キロでデニムアンドルビーは[0003]なのに、ディアデラマドレは[1010]と複率100。何よりディアデラマドレは優秀な3FX馬ですが、デニムアンドルビーの上がりは全体の6番手くらいでした。だからディアデラマドレの順位が3位と高くなったようです。
 私は斤量と上がりの鋭さを優先してディアデラマドレをウラ●としました。

 ただ、2頭を比べたとき、2つ気になる点(ディアデラマドレではなくデニムを取った方が良いかもしれない)がありました。

 一つ目はGI実績です。デニムアンドルビーは牡牝混合GIに出ていたけれど、ディアデラマドレは以下のように牝馬GIのみの出走でした。

 08ディアデラマドレ =牝G1[0012]牡牝混G1[0000]
 06デニムアンドルビー=牝G1[0013]牡牝混G1[0106]

 牡牝混合GIでは実績のないディアデラマドレ。対してデニムアンドルビーは7回牡牝混合GIに出て6回着外だけれど、一度だけ2着があります。それは一昨年(3歳秋)のジャパンカップでした。

 そのときデニムアンドルビーは前走エリザベス女王杯3番人気5着、成績[3212](GIオークス3着、G2を2勝)の成績を持って初めて古馬の牡牝GIに挑み、7番人気から2着に食い込みました。
 ちなみに、このレースにはゴールドシップも出ていました(2番人気)。

 良馬場17頭立てのレースは3番人気エイシンフラッシュが逃げ、1000メートル通過62.4のスローペース。1番人気ジェンティルドンナが3番手先行、ゴールドシップはほぼ最後方追走でした。
 結果、逃げたエイシンは直線でつぶれ、抜け出したジェンティルが1着。そのときデニムアンドルビーは4角13番手から上がり最速33.2の鋭脚で2着に入ったのです。

 このときの映像を見直したら、終始後方だったゴールドシップは4角でデニムアンドルビーとほぼ同じ位置にいました。しかし、伸びないまま15着惨敗。「そうか。今年の宝塚はこの再現だったのか」と思って「見ておくべきだった」と反省です。

 私は「3歳秋の段階で牡牝GIに出て1、2着した馬は古馬になって低迷しても、突然激走することがある」というルールをつくっています。なので、デニムアンドルビーはその後出走するたびに注意し続けました。昨年の秋天ではウラ●に指名したほどです(結果は6番人気7着)。
 しかし、昨年はドバイシーマ10着以降国内GIを5戦して5着が最高。
それが今年3月有馬記念以来となる阪神大賞典に出てきました。1番人気はもちろんゴールドシップ。
 私は「ここだ!」と思ってゴールドシップ-デニムアンドルビーの馬連・馬単1本勝負。結果、[1→7番人気]の馬連単を見事的中できました。

 こうした流れがあったので、今回デニムは心の隅で引っかかっていました。けれども、前走春天で10着だったから、「デニムの激走は阪神大賞典で終わった」と思ってしまいました(^_^;)。

 もう一つは騎手です。ディアデラマドレが藤岡康太、デニムアンドルビーは浜中俊。ともに07年初騎乗の同年齢ながら、GI5勝で今年のオークスを勝っている浜中騎手、GI1勝で今年はG3勝ち一つの藤岡騎手。私がつけた騎手ランクでは浜中がAで藤岡康はC。騎手で選ぶならデニムアンドルビーでしょう。

 またも「ればたら」ですが、藤岡騎手がデニムと同じように最後方をちんたら走っていたら、2、3着争いに食い込んだかもしれないと思います。
 今回藤岡ディアはいつもより前目で終始10番手くらいを追走しています。向こう正面では先頭から8馬身くらいの位置。対して浜中デニムはさらに5馬身くらい遅れて(ゴールドシップを除く)馬群の最後方だったのです。

 そして、4角から直線に入ったところで藤岡ディアは9番手から馬群内を早めに追い出しているけれど、浜中デニムは4角でも依然として最後方のまま。そして、大外に持ち出すや、ためていた脚を一気に爆発させました。残念ながらどちらがうまく乗ったかは明らかです。

 しかし、これは結果論であって藤岡騎手の乗り方は必ずしも間違いと言えません。
 ディアデラマドレの過去2走を見ると、2走前マイラーズカップ(18頭)では4角18番手から上がり極限値の31.9を出しながら7着、前走ヴィクトリアマイル(18頭)でも、4角14番手から上がり最速32.8を出しながら7着。後ろ過ぎることは明らかです。

 スタート前、藤岡騎手はどう考えたでしょうか。阪神宝塚記念はマイル以上に最後方追い込みが決まらない。だから、今回はいつもより前目に走ろう、そう決めたのではないかと思います。枠番08もそれを後押しした。
 しかしながら、追い込み馬が前目に進出すると末をなくす――これもまた競馬の常識です。

 ただ彼とディアデラマドレの名誉のために書くと、同馬の上がりは34.6で全体3位でした。6着とは言え1着との差はコンマ3。対してデニムの上がりが1位の34.0で、1着とはクビ差の同タイム2着。
 よって、もしもディアデラマドレがあの位置から34.0で上がれていたら、同馬がコンマ3の差を付けて勝っていたことになります。上がり34.3でも同タイム3頭のトップ争いです。末をなくしていたとは言えません。

 あるいは、もっと想像をたくましくして藤岡ディアが浜中デニムと同じ位置で、つまりいつものように終始最後方の競馬をしていたらどうでしょう。過去5走全て最速上がりの馬です。デニムの34.0より速い上がりを出したことは間違いないと思います。そうなると上がり33.9でも、コンマ1差で勝っていたことになります。

 藤岡騎手、やっぱり勝ちたかったのだと思います。だから、いつもより前目に走った。対して浜中騎手は「最後の直線だけに賭けてみよう」とずっと我慢し続けた。
 もっと言うなら、「勝とう」と思った藤岡騎手、「掲示板に載ればいいか」と思った浜中騎手。その違いが2着と6着の差を生んだような気がします。

 さて、3着の01ショウナンパンドラについて。一覧表データは以下の通りでした。

E4歳01ショウナンパ牝- 70 11=全[3405]芝22[0001]3FY 

 コースとGI実績を追加すると、阪神[0101]、GIは牝馬GIのみで[1002]。昨年の3歳GI秋華賞を勝っています。その後はエリザベス6着、今年のヴィクトリアマイル8着と古馬の壁にぶつかった感がありました。同馬は一覧順位5位で[3FY]馬(つまり上がりは優秀)だったけれど、印は回りませんでした。

 唯一心の隅で引っかかったことは枠が最内だったことで、「もしかしたら」とは思いました。最内の逃げ先、大外の追い込みは人気薄激走がありえるからです。しかし、ショウナンパンドラは中途半端な差し追い馬でした(^_^;)。だからこそ3着だったのだろうし、だからこそ印が回りませんでした。

 最後に、結果を眺めて自虐的に笑えたことがあります(^_^;)。

 今回私は「ゴールドシップの相手には牡馬より牝馬が面白い」と思ってウラは牝馬を取り上げようと決めていました。
 そこで、牝馬5頭の内まず人気上位のヌーヴォとラキシスを軽視。残り3頭の人気薄馬から上がりトップのディアデラマドレを選びました。実績順に並べてみると以下の通りです。

A4歳11ヌーヴォレコ牝-126 C=(軽視)――5着
C5歳08ディアデラマ牝- 82 H=ウラ● ――6着
D5歳13ラキ シス 牝- 72 B=(軽視)――13着
E4歳01ショウナンパ牝- 70 11=無印  ――3着

QC5歳06デニアンドル牝- 58 I=無印  ――2着

 人気上位の軽視はうまくいったのに、残り3頭の内から1頭選び出すのに失敗したことがわかります。これを見てつくづく表とウラの馬券構築について考えてしまいました。

 それについて書く前にゴールドシップとラブリーデイのデータも追記します。
B6歳15ゴールドシップ-110A=[13.326][2001]RX 阪神[6100]
F5歳16ラブリーデイ - 66E=[631.12][1000]L22TX

 これを見ると、AからFの一覧上位6頭の内訳は牡馬が2頭、牝馬が4頭も入っています。冷静に振り返ると、牝馬が良い実績を持っていたのであり、牡馬で頼りになるのはゴールドシップとラブリーデイの2頭だけだったとも言えます。

 今回はウラ予想まで全てオッズを見る前に書き上げました。馬順オッズを見た後で表馬券を組むなら、◎ゴールドシップは変わらないものの、○▲は牝馬上位のヌーヴォレコルト、ラキシスを指名すると思います。「前期最後は穏やかにABCで決まるかも」とでも書いて(^_^)。

 そうなると、ウラ●は牝馬ではなく牡馬のラブリーデイを選んだに違いありません。
 そして、ゴールドシップ敗退の可能性をもっと検討して裏切られるかもしれないと見なせば、ウラ●の相手として残りの牡馬とヌーヴォ、ラキシスを除く牝馬3頭を検討することになります。
 残りの牡馬から選ぶなら4歳両雄のワンアンドオンリーとトーホウジャッカルを選んだでしょう(結果トーホウジャッカルが4着だったからこれは正解)。

 ここで残りの牝馬3頭からウラの相手として1頭に絞るなら、やはり3FXのディアデラマドレを選んだと思います。すると単勝は当たっても、2着がヒモ抜けします。

 しかし、もしもラブリーデイの相手として4歳牡馬2頭と牝馬残りの3頭を選べば、ここに234着馬(と6着馬)が入っています。

 ここに至ってつくづく1頭に絞ることの難しさを感じます。
 今までも穴馬候補2頭を比べて「こっちにしたら、違う方が激走してくあーっとほぞ噛み」が何度もありました(^_^;)。結果獲れていてもおかしくない馬連の穴馬券を逃しています。

 以前は多点数競馬、総流し競馬をしてきました。それでは外れて大赤字、当たって(本命決着なら)トリガミ雀の涙。穴が当たってもちょっとのプラスでしかありませんでした。それに戻ろうとは思いません。しかしながら、表4頭、ウラ●1頭に絞るのは限界なのかもしれません。

 全くの限界・行き詰まりというわけではなく、今回で言うなら、軸は2頭でゴールドシップとラブリーデイに絞った。そして、穴馬として迷った2頭がいた。それがディアデラマドレとデニムアンドルビーである。この4頭の中に馬連的中があります。

 予想でディアデラマドレに絞ったことに後悔はありませんが、読者各位からすると、この反省記に書いたディアデラマドレとデニムアンドルビーの比較、どちらにするか迷ったことなどを書いた方が参考になるような気がします。
 そして、この4頭について馬連ボックスを組むなら(◎→牝2頭、○→牝2頭なら4点)、最低限馬連万シューが当たっています。

 私は3連系馬券重視派なので、それを獲ろうと試行錯誤してきました。しかし、最近とんと3連馬券が当たりません。今回も数頭に絞ると、ショウナンパンドラが抜けます。それで「全滅」となるのではなく、馬連的中を目指すよう路線変更すべきではないか――そう感じつつあります。
 後期GI開始まで、予想の仕方、馬券の組み方をじっくり考えたいと思います。

 ○ 第三のま坂が起こる競馬道 修行が足りぬとつくづく思う

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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2016.06.21

宝塚記念、週中予想

 今号は宝塚記念、週中予想のみとして昨年の回顧掲載は次号に回します。

【GI宝塚記念、週中予想】

 中2週のほぞ噛み予想(^_^)。この間の成績いかがだったでしょうか。
 私は安田記念週のノーホーラに続いて翌週も土日全滅。土曜は特にひどくてもうひと月ほど的中0が続いています。
 基本的に準メインとメイン4~5レースしかやっていない――とは言え、あまりにもひどいので、先週は「買うのをやめよう」と思いました。

 しかし、土曜日は5レース中3レースにいいウラ●がいました(^_^)。
 東京10Rが01番(8人)、同11R02番(8人)、函館10Rは12番(9人)。
 しかし、これまでもウラ●の惨敗とかせいぜい4、5着――が続いていただけに、「どうせダメだろう」と思いつつ、単勝とか馬連を少々。

 そうしたら、なんとウラ●が3着、3着、1着と3頭全て連絡み。しかも、東京の相手馬順は10R[1→3人]、東京11R[4→3人]と、馬順4番人気までの2頭。
「くあーっ、3複買やあ良かった~」とほぞ噛み(^.^)。特に東京11レースの1着馬は実近のトップ[AA]だったのです(馬連だから外れ)。「くあーっ!」

 ただ、函館11レースはウラ●モズハツコイがずばり1着。[9→2→7人]決着だったから、単勝20.9と馬連38.1が当たりました。結果、久しぶりの土曜プラス決算となりました。

 翌日曜は東西メインが本命くさかったし、荒れると思われた函館メインのスプリントSは「わけわからん」かった(^_^;)ので、馬券購入は最小限に留めました。
 結果はやはり東西4レースが本命決着。私は2レースで最も安い3連複が当たっただけ(-.-)。

 とても当たると思えなかった函館メイン、スプリントSはもう少し買いました。
 私のウラ●は3歳16ソルヴェイグ。前走桜花賞で17着大敗。しかし、2走前はG2フィリーズレビューを勝っています。別定戦ながら斤量は(3歳馬ゆえ)前走よりマイナス5キロの50キロ。最重量57キロだからまるでハンデ戦みたい。
 ソルヴェイグは狙い目と思ったけれど、先行馬で芝12の大外はマイナス。また、オッズも馬順12番人気でした。かなりテンション下がって「まー単勝と馬連2、3枚流しとくか」程度でした。
 相手は4歳馬の01レッツゴードンキ(昨年の桜花賞馬、格最上のRX)、同09アクティブミノル(G2V馬)と5歳07オメガヴェンデッタ。馬順人気は[7・2・1]でした。

 で、いつものようにいとことテレビ観戦。直線先行して抜け出した16ソルヴェイグと03シュウジのマッチレースとなって3着に突っ込んだのは01レッツゴードンキ。
 テレビ画像では明らかにシュウジが出ていたので、「くあーっ。単勝取り損ねたあ」と私。相手は4歳以上と決めていたから、3歳シュウジには流さなかったのです。

 そうしたら、いとこが「01-16のワイド獲ったぞ」と言います。彼は芝12の最内と大外馬券を(馬の成績関係なく)買っていたのです(^.^)。ここらが天才的馬券勘の持ち主と思われるゆえんです。

 このワイドの払い戻しがなんと60倍。私は馬連にしたので外し、彼はワイドにしたので当たった。む~~ん(-_-)。
 かくして日曜はトリガミ。「やっぱり土日連続黒字は無理なんだよな~」とつぶやきながら帰路につきました。

 ところが、帰宅後パソコン投票の結果を見たら、日曜もプラス決算になっているのです。
「あれっ?」と思って確認したら、なんとソルヴェイグがハナ差1着になっており、配当39倍が的中……と嬉しい誤算(^_^)。

 で、レース映像を見返しました、画像は斜め手前から映しているので、内の馬が有利に見えます。しかし、私は数十年のテレビ観戦歴を持つ身(^_^;)。いつでもそれを差し引いて見ています。今回は何度見返しても内のシュウジの方が先着に見えました。
 レース後丸田騎手の話によると、「最後頭を下げたところがゴールだった」とか。我がテレビ観戦眼もあてにならないものです。

 とは言え、私にとっては嬉しい誤算で、久しぶりの土日連続黒字でした。一体いつ以来のことか。「資金があればもっと買えたがなあ」と思いつつ、「まーウラ●がいつも来るわけではないし」とビミョーな土日競馬でした。

 さて、私の自慢話などどうでもよく、いよいよ週末は前期GIラストとなる宝塚記念。今年は面白いメンバーが集まり、なおかつ頭数も揃って有力・伏兵多馬済々のおもむきです(^_^)。

 今回の週中予想は特別に実近一覧表を公開して検討したいと思います。
 実近一覧表は入力最大18頭としているので、今回18頭登録だから、今作成することができます。
 馬番は順位とイコールで、人気はもちろん不明ゆえネットケイバの予想人気を書いておきます。ちまたではドゥラメンテ、キタサンブラックの2強と見ているようです。

 GIベスト3のところに名をあげたように、一つ単純馬券を言うと、GI勝ちは全6頭。うち最多2勝をあげているのが4歳ドゥラメンテ・4歳キタサンブラック・6歳ラブリーデイの3頭です。この3頭の3複決着というチョー単純馬券となるかどうか(^.^)。
 上記3頭を3強と見なすなら、馬券パターンは他に1頭消えるか、2頭消えるか。さすがに3頭全部消えることはないと思いますが……。

 また、G2勝ちは計14頭もいて「GI勝ちのないG2勝ち馬」は10頭。さすがにこれは今回使えそうにありません。
 ただ、GI勝ちがなくG2を最多2勝している馬が3頭います。念のため書いておくと、4歳サトノクラウン、6歳ラストインパクト、8歳ヒットザターゲットです。サトノの馬主はノブレスとともに2頭出し。ヒットザターゲットは無理としても、サトノとラストインパクトは穴馬として一考しておきたいところです。

 では、実近一覧表です。
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 【GI宝塚記念 実近一覧表】 阪神 芝22 登録18頭 定量

順番=|性齢|馬     名|予OZ{実近}人=[芝全][芝22]特  記
A01=|牡4|ドゥラメンテ| 1.5{AA}A=[5300][未出]RX 斤阪初―○

B02=|牡4|アンビシャス| 4.3{BE}C=[5122][未出]3FX 斤初
C03=|牡4|シュヴァルグ| 5.2{CD}G=[5332][0001]     ―△
D04=|牡4|キタサンブラ| 5.8{DF}B=[6121][1000]RX 逃B ―○
E05=|牡6|ラブリーデイ| 6.3{EB}D=[932.15][2000]RXL22TX―○

F06=|牝5|マリアライト| 9.7{HG}E=[5254][1001]LTX   ―○
G07=|牡5|ステファノス|11.5{11C}F=[4426][0001]3FZ
H08=|牡6|ラストインパ|11.8{G13} =[735.12][1100]
QA09=|牡4|サトノクラウ|12.3{0909}I=[4013][1000]斤阪初
QB10=|牡5|ワンアンドオ|14.5{1210} =[431.13][0002]RX
QC11=|牡6|サトノノブレ|15.5{F15} =[644.11][0002]L20TX ―△
QD12=|牝4|タッチングス|16.3{1311} =[3125][0110]斤初

QE13=|牡8|ヒットザター|22.4{1016} =[933.30][0006]L24TX
QF14=|牡4|ヤマカツエー|23.9{16H} =[5129][0001]3FZ 斤初
QG15=|牡5|トーホウジャ|27.7{1714}H=[3116][0001]RXL30TX
QH16=|牡6|マジスティハ|31.4{1517} =[352.17][未出]斤初
QI17=|セ8|カレンミロテ|33.0{1418} =[666.17][0202]逃A
QJ18=|牡6|フェイムゲー|36.5{1812} =[521.12][0013]
        注 斤阪初……斤量・阪神初、「斤初」は58キロ初

※年齢 4歳=7 5歳=4 6歳=5 7歳=0 8歳=2頭
※牡牝 牡=16頭(セ=1頭) 牝=2頭
※昨年 1着=16ラブリーデイ 2着=06デニムアンドルビー
    3着=01ショウナンパンドラ
※阪神得意5頭=   ・ワンアンドオンリー[3101]
 ・シュヴァルグラン[3111]・ラブリーデイ[3004]
 ・カレンミロティッ[3226]・アンビシャス[2010]

※当該距離(芝20~24)得意8頭=
・シュヴァルグラン[4321]・ドゥラメンテ[2000]
・アンビシャス  [2001]・キタサンブラック[2111]
・マリアライト  [3102]・ラブリーデイ [7226]
・ラストインパクト[6325]・サトノノブレス[4245]

※GIベスト3頭=・ドゥラメンテ[2100]・キタサンブラック[2021]
・ラブリーデイ[2017](GIV6頭、G2V14頭)
--------------

 一覧トップはやはり4歳ドゥラメンテがとりました。実近AAの予測オッズ1.5倍とダントツ評価です。GI皐月・ダービーの2冠馬であり、成績[5300]と連率100はこの馬のみ。表の4頭絞りにこの馬を入れない理由がありません(^_^)。

 ただ、気になる点は3つ。阪神も芝22も初出走です。もっとも、中山2戦2勝があり、GIは芝20と芝24を勝っているので、それほどマイナスではないでしょう。問題は斤量58キロが初体験であることです。これはかなり引っかかります。前走ドバイシーマも56.5キロ(2着)でした。前走から1.5キロ増。近走でも1.3キロ増です。
 もしもドゥラメンテが勝てなければ、敗因はここかなと。馬連・3複軸ならこの馬でいいけれど、単勝軸はビミョーだと思います。

 続くBCDには4歳馬の強いところが並びました。アンビシャス・シュヴァルグランに菊花・春天Vのキタサンブラック。そして6歳馬ラブリーデイが一覧5位。

 この中ではアンビシャスが前走G2大阪杯1着、阪神[2010]が魅力なれど、芝22初、斤量58キロ初(前走より2キロ増)で割引き。特にこの馬、57キロも背負ったことがなく、また、最長距離も2000までで、芝22以上を走ったことがありません。どうやら人気になりそうですが、私は来たらごめんなさいでカット。

 続くシュヴァルグランはさておき、キタサンブラック。昨年の菊花賞馬であり、今年の春天馬。両GIの勝ち馬が行きがけの駄賃といった感じで、宝塚も勝ってしまうのは有名な話。よって、キタサンブラックも表の4頭に取り上げない理由がありません。問題は単勝軸にできるかどうか。

 なにしろ毎度書いているように名だたる裏切り馬です(^_^;)。全10戦[6121]と着外はダービーの1度(14着)だけなのに、一度も1番人気がない。前走春天も結局2番人気でした。結果、しっかり裏切ってハナ差1着になってくれました(^_^)。

 さすがに今回こそ1番人気になり、裏切って2着以下……かと思いきや、ドゥラメンテという絶対1番人気馬出走のおかげで、またも2番人気のようです。そうなると、ちょい裏切りで3度目のGI戴冠か。そして、またもキタサンの祭り歌が阪神の空に流れるのか。

 問題は枠でしょうか。阪神芝22は内回りで逃げ先行残りで有名。しかも、梅雨時とあって馬場が渋るのは必至。逃げ先のキタサンブラックに勝ってくださいと言わんばかりのお膳立てです。
 これで内枠に入れば、好走確率高いけれど、もしも8枠にでも入ったら……。唯一大敗したダービーは18頭立て17番枠であり、強引に2番手先行して14着に負けました。

 私はそろそろ負け頃かなと思って◎にはしたくないけれど、しかし、もしも外枠に入って4~5番人気とかに下がったら、「こりゃあおいしい(^.^)」と、そのときはウラ●で狙ってみたい気持ちです。

 さて、表の4頭絞りにドゥラメンテ・キタサンブラックを入れると4歳馬が2頭入ることになります。4歳馬は最多7頭の出走。果たして4歳馬の123着独占があるかどうか。あると思えば、3番手の筆頭はシュヴァルグランだし、ないと思えば、シュヴァルグランは消しとなります。

 シュヴァルグランは芝22こそ初なれど、阪神は[3111]と優秀。阪神大賞典のG2勝ちもあり、前走春天3着で58キロも経験済み。ただ成績[5332]でわかるように2着3着が多い。また、3歳時GI未出走だから、57キロも未体験のままです。私は今回も良くて3着かなと思って表の4頭には入れません。つまり、4歳勢はドゥラメンテとキタサンブラックの2頭のみ。

 となると、残り2頭は5歳以上馬から選びたい。
 まずは6歳ラブリーデイ。昨年の鳴尾記念V→宝塚記念Vから秋天まで破竹の4連勝。ところが、その後JC1番人気3着→有馬2番人気5着と期待を裏切りました。今年も産経大阪杯1番人気4着→香港GIクイーンエリザベス1番人気4着と少々不甲斐ない成績が続き、「終わったかなあ」と思わせます。

 しかし、同馬は阪神コース[3004]と3勝をあげており、なにより昨年の宝塚記念1着着馬です。これを含めて芝22は2戦2勝。芝22の最多Vは2勝で、ラブリーデイだけです。また、京都芝22の勝ちタイム2115は[L22TX]でもあります。まだ終わっていないと見て表の4頭に入れます。

 最後に5歳から牝馬マリアライト。成績[5254]は平凡ながら、昨年のGIエリザベス女王杯(京都芝22)1着が光ります。6番人気の低評価を覆してヌーヴォレコルト、ルージュバックなどを破っての1着でした。
 芝22は2戦[1001]その後有馬4着を経て今年は日経賞3着→目黒記念2着と牡馬を相手に堅実なところを見せています。目黒記念のタイム2306(1着と同)は過去10年の3位です。最近上がりベスト3内が減っているけれど、ディープインパクト産駒らしく、新馬から10戦は全てベスト3内。うち1位は6回でした。
 また、牡馬の58キロに対して牝馬は56キロ。マリアライトの56キロ成績は2戦[1100]だから、56キロも充分こなせることがわかります。

 ちなみに、牡馬で58キロ実績がいいのは(2走以上で)キタサンブラック[1100]、ラブリーデイ[3002]です。ドゥラメンテは今回初の58キロがこたえると、まさかの3着もあり得るかなと思って私は「良くて2着」の評価です。

 かくして表の4頭絞りは以下の通り。印は今のところの順です。

 ◎ルメール 6歳ラブリーデイ  ――父馬キングカメハメハ
 ○武  豊 4歳キタサンブラック――父馬ブラックタイド
 ▲デムーロ 4歳ドゥラメンテ  ――父馬キングカメハメハ
 △蛯  名 5歳マリアライト  ――父馬ディープインパクト
  (注…ラブリーデイの鞍上ルメールは未定)

 父馬比較ではキタサンブラックのブラックタイドだけがちと問題。
 ブラックタイドは03年から6年間走って22戦[354.10]の成績でした。GI勝ちはなく、G2スプリS1着が最高。産駒は供用5年目で重賞7勝。うちキタサンブラックがGI2勝、G2、2勝と4勝を占めます。
 キタサンブラックの父父はサンデーサイレンスながら、母父はGIスプリンターズSを2勝した短距離名馬のサクラバクシンオーです(母の成績不明)。 この産駒が「よくまー菊花賞・春天を勝ったなあ」と思います。1番人気にならないのも血統ゆえでしょう。ちょっと突然変異と言いたいような気も(^.^)。

 ちなみに、ドゥラメンテの母はエリザベス女王杯を2勝したアドマイヤグルーヴであり、母父はサンデーサイレンス。母母はオークス・秋天を勝ち、JC2年連続2着の名牝エアグルーヴ。
 この血脈ドゥラメンテが新馬から4戦連続単勝100円台も当然でしょう。しかし、4連勝ではなく[2200]でした。愚息と思われたか、そこが皐月賞で460円の3番人気に落ちたゆえんでしょう。
 馬券から見ると、ドゥラメンテが1番人気の時の結果は6戦[4200]。単勝配当総額690円でした。つまり、6万買って9000円の儲け……。

 対して1番人気が一度もないキタサンブラック。こちらは全10戦5勝。10戦全て単勝馬券を買うと、配当総額9900円にもなります(2戦目に48倍の1着があり)。1レース1000円投資なら1万円が約10万になっていたのだから驚きます。
 もちろん結果論ですが、ど本命1番人気の単勝を買うのはやっぱり富裕層であり、我ら貧困層はキタサンブラッククラスの馬こそ探し求めるべきでしょう。

 さて、ウラ●ですが、今のところ迷っています。
 候補は春天組から2着カレンミロティックと5着トーホウジャッカル。鳴尾記念1着サトノノブレスは阪神芝20のレコードタイム1576がすごかったので、ひかれます。
 はたまた、心情的には復活してほしいダービー馬ワンアンドオンリーなどもいますが、最終一覧と前日オッズを見て決めたいと思います。

 参考までに前走ステップ別分類も掲載しておきます。

 [前走ステップ別分類]
GI春天 京都芝32[最先着タイム]
1着キタサンブラック[3153]  ――○4歳
2着カレンミロティック
3着シュヴァルグラン      ――△4歳
5着トーホウジャッカル
8着フェイムゲーム

GIドバイシーマ ドバイ芝2410
2着ドゥラメンテ[2272?]   ――○4歳
3着ラストインパクト
5着ワンアンドオンリー

GIクイーンE2世C 香港芝20
4着ラブリーデイ[2023]    ――○6歳
12着サトノクラウン

G2目黒記念 東京芝25
2着マリアライト[2306]    ――○5歳牝
3着ヒットザターゲット
6着タッチングスピーチ

G2産経大阪杯 阪神芝20
1着アンビシャス[1593]

G3鳴尾記念 阪神芝20
1着サトノノブレス[1576]※  ――△6歳(※レコード)
2着ステファノス
5着マジスティハーツ
6着ヤマカツエース

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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2016.06.07

安田記念、結果とほぞかみ

 安田記念、結果は……「ウラ●にすべきだった(T_T)」の敗戦

 1着―田 辺 06ロゴタイプ………[△]QA 単勝=36.9 [良1330]
 2着―ベリー 08モーリス…………[○]B
 3着―内田博 10フィエロ…………[△]E
 4着―川 田 07サトノアラジン…[・]A
 5着―蛯 名 09イスラボニータ…[◎]C

 前日馬順=09→A→F→C 枠順[E代→A→C代→A代]
 枠連=5-6=12.0 馬連=06-08=32.3 馬単=115.8
 3連複=06-08-10=149.9 3連単=1535.6
 ワイド12=11.3 W13=48.2 W23=8.4

※ レース回顧

 安田記念――逃げたロゴタイプが影をも踏ませずゴールを駆け抜けたとき、
「くあーっ! ウラ●にすべきだったあ(T_T)」
 と叫んだ私の気持ち、わかっていただけると思います。

 まずは一覧表の結果。「一覧予測オッズはトップ2頭で《2強》の気配です。 一覧が2強のときの出現パターンは「2強とも着内に入る・どちらか1頭が消える・2頭とも消える」の3パターンです。多いのはどちらか1頭が消える」と書いたとおり、モーリスが残ってサトノアラジンが消えました。

 なお、前日馬順ですが、クラレントのところに「G(7番人気)」となっていました。正しくは最下位コンテントメントが「G」の誤りです。結果に関係なかったけれど、お詫びして訂正いたします。

--------------
 【GI安田記念 実近一覧表】 東京 芝16 12頭 全牡58キロ
                     (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬     名|予OZ{実近}人=[芝全][芝16]特  記
A07=|5|サトノアラジ| 2.8{AD}C=[6436][2211]2LTX 3FX―・4
B08=|5|モ ー リス| 4.5{BA}A=[9014][6001]RX 3FZ ―○2

C09=|5|イスラボニー|11.6{CH}D=[6244][1110]RX 3FY ―◎5
D11=|4|リアルスティ|16.3{FB}B=[3411][未出]RX   ―・
E10=|7|フ ィ エロ|16.5{GC}E=[5536][4316]3FX   ―△3
F04=|7|ディサイファ|17.9{DF}H=[984.11][未出]

G02=|8|ダノンシャー|20.2{E10} =[795.15][4747]RX L16TX
H12=|6|レッドアリオ|27.1{H11} =[743.18][633.14]
QA06=|6|ロゴタイプ |30.9{1009}I=[533.11][2112]RX逃B―△1
QB03=|5|ロサギガンテ|35.2{11G}F=[5229] [1204]
QC01=|7|クラレント |38.6{0912} =[716.20][504.11]
QD05=|6|コンテントメ|39.1{12E}G=[9324]外[3312]RX逃A―△

※年齢 4歳=1 5歳=4 6歳=3 7歳=3 8歳=1
※牡牝 牡=12頭(セ=1頭、05コンテントメント) 
※東京得意3頭=
 ・09イスラボニータ [4131]・07サトノアラジン[2211]
 ・03ロサギガンティァ[3214]・04ディサイファ[4217]
※昨  年         父 馬
1着―川田 06モーリス   …スクリーンヒーロー
               前走G3ダービー卿CT1着(1人)
2着―福永 13ヴァンセンヌ…ディープインパクト
               前走G2京王杯SC2着(2人)
3着―田辺 12クラレント …ダンスインザダーク
               前走G2マイラーズC10着(9人)
---------------

 直前予想の最後、私は以下のように3着候補として2頭追加しました。
---------------
 1頭は6歳06ロゴタイプ。先ほど58キロ云々と書きました。全12頭の中で58キロ時の実績が最もいいのがこの馬で、5回走って[0221]の成績です。
 また、ロゴタイプって忘れられかけていますがGI馬であり、モーリス4勝に続く2位(2勝)なのです。勝ったのは2歳時の朝日杯と3歳時の皐月賞です。
 そして、ダービー5着後低迷期に入ってGI最高は6着、G2・G3最高2着と勝ちきれないまま現在早6歳。まー3着ならということで(^.^)。

 最後にもう1頭、マイラーズC組上位3頭から3着候補を採用します。
 ともに高齢馬で無理スジの気がしつつ、昨年3着馬のクラレントも魅力的ながら、1番人気4着のフィエロが7枠の代行馬でもあるので、こちらを採用します。同馬は昨年の安田記念4着馬だったし、鞍上ルメール乗り替わりも良と見ます。
---------------
 フィエロの鞍上ルメールが内博に乗り替わったのは想定外ながら、ロゴタイプが1着、フィエロ3着と激走しました。

 追加した2頭、もしもどちらかをウラ●にするなら、1歳若いし、GI2勝のロゴタイプを採用したでしょう。結果論ではなく、フィエロはGI2着2回が最高で重賞勝ちがなかったからです。

 ところがしかし、このとき私は◎○イスラボニータ-モーリスの1・2着を相当の確信をもっていました。なので、残りは「所詮3着候補」としてウラ●構築を見送ったのであります。

 これが今回最大のほぞ噛みで、もしもウラ●にしていたら、当然ロゴタイプの単複買うし、馬連・馬単・3複大当たりだし、3単10万馬券さえ引っかかった可能性がある……と思うと、「くあーっ!」と叫ぼうかってもんです。

 週中予想と最終予想、馬順人気と結果は以下の通りです。
 ○◎09イスラボニータ D――5
 ◎○08モーリス    A――2
 ?△06ロゴタイプ   09――1
 ?△10フィエロ    E――3
 ・△05コンテントメントG――
 △・11リアルスティールB――
 △・07サトノアラジン C――4

 ご覧になってわかるように、週中予想に対して追加した2頭が着内に入った……しかも、私はその2頭を[・]印より上位に置いています。
 ということは◎○△△の4頭絞りができていたことを示しているではありませんか。再度「くあーっ!」

 実は「もしもイスラボニータが3着以下なら」として、私は[モーリス→ロゴタイプ=フィエロ→イスラボニータ他]の3連フォーメーション馬券を買っていました。
 ところが、これ3連単にして3復を買わなかったから、3複万シューも逃してしまう始末。「つあーっ!(^o^)」(笑うしかありません)

 まだまだ甘いなあと感じます。理詰め予想は九割方できていた。しかし、あと一歩……詰めの甘さは相変わらずです。

 モーリスの鞍上は初めての騎乗となるベリー騎手。来日後まだ1年経っていません。
 レース終了後、現在重賞常連のようになったデムーロ、ルメールの初来日ころの成績を調べてみました。デムーロ騎手は短期免許で来日した最初の2年間、重賞は14回出走して最高3着2回で勝利なし。ルメール騎手も最初の3年間、重賞出走18回で2年目最高3着、3年目最高2着(ただGIの2着が3回)でやはり勝ち星0。まだ初年度のベリー騎手が負けておかしくない要素があったことがわかります。むしろいつもと違う2番手先行などしてよくぞ2着に粘ったとも言えます。

 ただ、モーリスのマイル7戦[6001]の成績を素直に評価すれば、マイル[1110]のイスラボニータを◎に変えたのはミスと言うべきでしょう。
 やはりモーリスを◎。○イスラボニータもいいとして、△ロゴタイプ・フィエロとしたところで、イスラボニータを重視し過ぎたことを反省しなければなりません。

 実はイスラボニータを週中○から◎に格上げしたとき、一抹の不安はよぎっていました。それは同馬のマイル[1110]、東京コース[4131]を見てマイルは勝率が悪く、コースは3着が多かったからです。対してモーリスはマイル[6001]、(書きませんでしたが)東京は[1001]です。

 また、イスラの今年2走は(ともにG2を)9着→5着で、近走上昇度も低い。「どうも良くて2着か、いつものGI3着かもしれないなあ」と思いました。
 しかし、イスラボニータ以外◎にしたい馬がいない→モーリスの1着はなさそうだ→ならばイスラボニータを◎にしよう……と推理は流れたのです。

 6歳ロゴタイプも7歳フィエロも所詮3着最有力候補に過ぎませんでした。ロゴタイプは「逃B」が示すように逃げ先残りの、フィエロは「3FX」とあるように追い込んでの3着候補です。私の推理はここで止まりました。

 そこで、さらにもう一歩と言うか、一段深く推理を進める必要があります。
 一つ目は今も書いたように、やはり◎はモーリスのまま。そして、イスラボニータは「3着があるかもしれない」と思っていたのだから、◎モーリスから馬連→○1本ではなく、◎→△の馬連を買うべきでした。そうすれば、最低限馬連30倍の的中がありました。

 次にウラ●の構築です。表の◎○△・の設定に対して「モーリスは良くて2着かもしれない、イスラボニータは2着か3着かもしれない」と思った以上、ウラ●は絶対に構築すべきでした。

 これまで何度も書いているように、このような穴馬券はウラ●を構築しなければなかなか獲れません。いくらモーリス危うしと思っても、全くの穴馬を表の◎にはし辛いからです。
 人気面から競馬を語るなら、上位人気とは実力上位と見なされた馬たちであり、下位人気とは実力下位――実績下位であり、近走下位と目された馬たちです。だから、何事もなければ上位人気が123着に入り、掲示板に載ります。
 今回も実近一覧5位までの5頭が馬順人気5番人気までに入り、うち4頭が掲示板に載りました。よって、基本的にはこの5頭で表馬券を構築するのは間違っていないと思います。

 しかし、様々な要因で異常事態が起こり(起こし?)上位人気が少しだけ(あるいは、ブービーリアルスティールのように大きく)落ちる――そこに一覧下位、人気下位の馬が少し(以上?)に走る。かくして穴馬券が成立するのだと思います。

 今回その異常事態を起こしたのは一つは天気と馬場であり、もう一つはロゴタイプの鞍上田辺騎手だと思います。

 東京は前日雨で朝方も弱い雨が残り、午前中[芝稍重]でした。安田記念の段階では良馬場発表だったけれど、ぱんぱんの良馬場とは言えないでしょう。そこに逃げ先行馬が粘る可能性があった――と騎手たちも考えたのではないでしょうか。差し・追いでは届かないかもしれないと。それが端的に現れたのがモーリスのように思えます。
 私の展開指標ではモーリスは8位。だいたい中団からの差し馬です。ところが、この日は2番手先行。モーリスの鞍上ベリーは前目の方がいいと思ったのか、あるいは、抑えられずに出てしまったか不明ながら、それが最後1馬身半届かなかった理由でしょう。

 私はスタートから向こう正面を見ていたとき、馬群はダンゴ状態なのに、全馬必死に走っているように見えたので「ハイペースだろうか」と思いました。
 ところが、これは勘違い。このとき逃げたロゴタイプは巧みにスローに落としていました。入りの3F35.0はマイルとしてはかなりのスローです。

 しかも、ハロンタイムを分析してみると、単に一本調子のスローでなかったことがわかります。
 田辺ロゴタイプは100メートルほどで先頭に立つと、急にペースを落とします(結果入りの200が12.3)。しかし、次の200は11.0とスピードアップ。次の200を11.7と落としての3F35.0でした。つまり、一気に突っ走るハイペースではなく、平均的にてれんこ走るスローでもなかったのです。

 マラソンでもペースが上がったり、下がったりするのが一番辛いと言います。実力上位のアスリートはそれを意識的にやってライバルをつぶします。田辺ロゴタイプはそれをやったのだから、正に絶妙でした。

 そして、田辺ロゴタイプは次の1F12.0-12.1とさらにスピードダウンして余力を残し、残り600を迎えます。1000メートル通過59.1。これをNHKマイルを勝ったメジャーエンブレムと比較してみると、逃げたメジャーエンブレムの1000メートル通過は57.7でした。いかにスローだったかがよくわかります。しかも、乱高下するスローです。これだけでロゴタイプの逃げ残りは約束されたようなものです。

 そして、最後の田辺好ジャッジは馬場の内側を通ったことでしょう。降雨後良馬場となっても、内側の乾きが遅いのは有名な話。有力馬が馬場の真ん中当たりを走ろうとしたのに対し、ロゴタイプ1頭だけ最内を走りました。終了後田辺騎手は「内でも伸びると思った」と語っています。

 後はもう余力充分、残り600から11.3、その後400が10.9-11.7とやや落ちた分234着馬が追い上げましたが、届きませんでした。1馬身4分の1差の快勝です。安田記念のレースレコードは1313であり、昨年モーリスの勝ちタイムが1320です。それが今年勝ちタイム1330だから、これはもう鞍上がお見事だったと誉めるしかありません。

 ただ、この勝ち方をメジャーエンブレムと比べてみると、ロゴタイプが老獪な逃げで勝ったとするなら、一気呵成に逃げ切ったエンブレムの方が強いのではないかと思えます。
 NHKマイルでルメールエンブレムは2ハロン目からラスト200前まで10.7-11.3-11.7-11.7-11.3-11.5と一貫して速いペースで逃げました(最後200こそ12.3)。この勝ちタイムが1328です。やっぱり私はここに軽量メジャーエンブレムがいたら面白かっただろうなと思ってなりません(^_^)。

 最後にウラ●にしかけたロゴタイプの父馬について。
 ロゴタイプの父はローエングリン。2002~03年頃マイルから2000前後を逃げて活躍した馬で覚えがあります。意外だったのは3歳GI出走なく、重賞勝ちもないまま[4102]の成績で宝塚記念に挑戦したことです。3番人気で3着でした。 翌年[中山記念→マイラーズC]連勝の実績を持って再度安田記念出走、1番人気3着でした。ここらが絶頂期で、その後低迷、翌年から3年連続して安田記念に挑戦したものの、結果は1番人気5着、9番人気17着、17番人気18着と落ちるばかり。結局、他のGIも勝てないまま引退しました。今回ロゴタイプは父の無念を晴らしたと言えそうです。
 ローエングリンの種牡馬実績は供用6年、重賞3勝(出走32回)この3勝は全てロゴタイプで、GIは3年前の朝日杯と皐月賞Vです。
 私は予想前当然このデータを見ました。供用2年目に1頭だけ突然変異のように出現してその後2年間低迷している(続く産駒もいない)状況では、とても強気にウラ●に押す気にはなれませんでした。

 もう一つロゴタイプの馬番6は昨年の1着馬番でした。今年は12頭になったから、昨年の13番がなくなり、残ったのは06と12番です。つくづくモーリス→06・12の馬連買っておくべきだったと思います。
 よって、今後は以下のように今年その枠に入った馬名も書くようにします。
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※昨  年         父 馬
1着―川田 06モーリス   …スクリーンヒーロー
               前走G3ダービー卿CT1着(1人)
2着―福永 13ヴァンセンヌ…ディープインパクト
               前走G2京王杯SC2着(2人)
3着―田辺 12クラレント …ダンスインザダーク
               前走G2マイラーズC10着(9人)
 今年06ロゴタイプ・12レッドアリオン
------------------

 さて、残るGIは前期オーラス宝塚記念。
 今のところ有力馬では春天馬キタサンブラック、宝塚記念連覇を狙うラブリーデイ(前走4月キングジョージ4着)、ドゥラメンテ(前走3月ドバイシーマ2着)が出走予定です。
 私が狙いたかった昨年JC馬のショウナンパンドラは左前球節の腫れで回避、また有馬記念馬ゴールドアクターも回避となりました。
 他にはサトノノブレス、シュヴァルグラン、ミッキークイーン、ワンアンドオンリー、マリアライト、ラストインパクトなど、多士(多女)済々。結構面白そうです。理詰め予想で前期有終の美を飾りたいと思っております。

 ○ 相変わらず詰めの甘さで逃すけど いつか無念を晴らせるはず(^_^)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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2016.06.04

安田記念、直前予想

 明日の安田記念、なんとメイショウマンボも回避して出走12頭になりました。絶対◎モーリスのせいでしょう。ここにNHKマイルを勝ったメジャーエンブレムでもいれば、斤量はハンデ戦並みに軽いし、逃げ粘って面白いレースが見られそうな気がしたのですが、まーそれは秋以降の楽しみとしましょう。

 また、モーリスの鞍上はやはりトミー・ベリー。単勝100円台にならないかもしれません。鞍上に関係なく馬の自力であっさり勝って騎手に日本初重賞をプレゼントするか。
 あるいは、いくら強いと言っても毎回2着と1秒離して勝っているわけではありません。馬七に対して人三は必要なんだから、足りずに負けてしまうか。ベリー騎手しんどいでしょうねえ(^_^)。

 さて、まずは実近一覧表。トップはモーリスではなく、サトノアラジンになりました。一覧予測オッズはこの2頭で「2強」の気配です。
 一覧が2強のときの出現パターンは「2強とも着内に入る・どちらか1頭が消える・2頭とも消える」の3パターンです。多いのはどちらか1頭が消える――なのですが。

 土曜メイン鳴尾記念でサトノ馬主のノブレスが1着になりました。果たしてサトノの馬、明日もその名を2、3着に刻めるかどうか。
 気になるのは同馬が58キロ初であり、前走から2キロ増である点。GIも[0003]といまだ着内がありません。一覧トップゆえ3着候補に残しますが、ホントはカットしたい気持ちです(^.^)。今回58キロ初は他に2頭。リアルスティールと03ロサギガンティアです。

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 【GI安田記念 実近一覧表】 東京 芝16 12頭 全58キロ
                     (人気は前日馬連順位)
順=番|性齢|馬     名|予OZ{実近}人=[芝全][芝16]特  記
A07=|牡5|サトノアラジ| 2.8{AD}C=[6436][2211]2LTX 3FX―△
B08=|牡5|モ ー リス| 4.5{BA}A=[9014][6001]RX 3FZ ―◎

C09=|牡5|イスラボニー|11.6{CH}D=[6244][1110]RX 3FY ―○
D11=|牡4|リアルスティ|16.3{FB}B=[3411][未出]RX   ―△
E10=|牡7|フ ィ エロ|16.5{GC}E=[5536][4316]3FX
F04=|牡7|ディサイファ|17.9{DF}H=[984.11][未出]

G02=|牡8|ダノンシャー|20.2{E10} =[795.15][4747]RX L16TX
H12=|牡6|レッドアリオ|27.1{H11} =[743.18][633.14]
QA06=|牡6|ロゴタイプ |30.9{1009} =[533.11][2112]RX 逃B
QB03=|牡5|ロサギガンテ|35.2{11G}F=[5229] [1204]
QC01=|牡7|クラレント |38.6{0912}G=[716.20][504.11]
QD05=|牡6|コンテントメ|39.1{12E} =[9324]外[3312]RX逃A―・

※年齢 4歳=1 5歳=4 6歳=3 7歳=3 8歳=1
※牡牝 牡=12頭(セ=1頭、05コンテントメント) 
※東京得意3頭=
 ・09イスラボニータ [4131]・07サトノアラジン[2211]
 ・03ロサギガンティァ[3214]・04ディサイファ[4217]
※昨  年         父 馬
1着―川田 06モーリス   …スクリーンヒーロー
               前走G3ダービー卿CT1着(1人)
2着―福永 13ヴァンセンヌ…ディープインパクト
               前走G2京王杯SC2着(2人)
3着―田辺 12クラレント …ダンスインザダーク
               前走G2マイラーズC10着(9人)
--------------

 週中予想は以下の通りです。
 一応[◎→○→△△・]の3複・3単買っておきます。
 ◎ベリー 08モーリス    =父スクリーンヒーロー
 ○蛯 名 09イスラボニータ =父フジキセキ
 △福 永 11リアルスティール=父ディープインパクト
 △川 田 07サトノアラジン =父ディープインパクト
 ・ブレブ 05コンテントメント=父外国馬(成績不明)

 最終予想の前に、まずはいつものオッズ分析。

 【安田記念、枠連順位表】
 枠連=AB//C/DE/F/GH
 枠順=68//7/35/4/21
 馬順=A B D E G H
 代行=C F I
 -------------

 大きな流れとしては馬順A・C(08モーリス・07サトノアラジン)が同居するA6枠強調タイプです。枠連AA3.3、AA4.8、AC6.4、離れてAD13.1だから、枠BCも強く、本命サイドなら当然687枠で決まるでしょう。

 しかし、枠連BCは10.5と離れています。つまり、タテ目のB8枠(11リアルスティール)-C7枠(09イスラボニータ・代行10フィエロ)の枠連はあまり買われていない。つまり、枠のBCはビミョーであると言えます。
 こういう場合、枠連からのお勧めはA流しで(BC蹴って)DEF:GHです。特に枠連で意外な点はGHのオッズが意外と低い(かなり買われている)ので、2枠1枠まで流したい気がします。

 ただ、別の見方をすると、強いAB枠に対して残りの枠のトップはC7枠です。代行(F10フィエロ)もあり、C枠が連に絡む可能性はあります。
 私はこちらの理屈を使ってC7枠の09イスラボニータを当初予想通り重い印を付けたいと思います。普通ならモーリス◎、イスラボニータ○でしょう。

 しかし、それでは配当的に面白くないので、ここは東京[4131]の実績を信じ、思い切ってイスラボニータ◎、モーリス○として宝くじ的夢を見たいと思います。馬連・馬単はこの1本で。
 そして、3着候補として上記3頭の他にあと2頭追加。

 1頭は6歳06ロゴタイプ。先ほど58キロ云々と書きました。全12頭の中で58キロ時の実績が最もいいのがこの馬で、5回走って[0221]の成績です。
 また、ロゴタイプって忘れられかけていますがGI馬であり、モーリス4勝に続く2位(2勝)なのです。勝ったのは2歳時の朝日杯と3歳時の皐月賞です。
 そして、ダービー5着後低迷期に入ってGI最高は6着、G2・G3最高2着と勝ちきれないまま現在早6歳。まー3着ならということで(^.^)。

 最後にもう1頭、マイラーズC組上位3頭から3着候補を採用します。
 G2マイラーズC
・牡802ダノンシャーク岩  田[795.15]2着(5人)
・牡701クラレント  小  牧[716.20]3着(11人)
・牡710フィエロ   ルメール[5536] 4着(1人)
 
 ともに高齢馬で無理スジの気がしつつ、昨年3着馬のクラレントも魅力的ながら、1番人気4着のフィエロが7枠の代行馬でもあるので、こちらを採用します。同馬は昨年の安田記念4着馬だったし、鞍上ルメール乗り替わりも良と見ます。

 よって、最終予想は
 ◎09イスラボニータ
 ○08モーリス
 △06ロゴタイプ
 △10フィエロ
 △05コンテントメント
 ・11リアルスティール
 ・07サトノアラジン

 いつものウラですが、土曜夜現在イスラボニータは4番人気とは言え、3強と離れた10倍前後。実質ウラ●みたいなものなので、ウラはなしとします。

 さて結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2016.06.01

ダービー結果と、安田記念週中予想

 (^_^) 前回GI、結果とほぞかみ (^_^)

 ダービー……123番人気決着じゃねえ――の敗戦(-.-)

 1着―川  田 03マ カ ヒ キ………[◎]A 単勝=4.0
 2着―ルメール 08サトノダイヤモンド…[△]C
 3着―蛯  名 01ディーマジェスティ…[△]B
 4着―武  豊 05エアスピネル…………[●]11
 5着-デムーロ 12リオンディーズ………[・]B
 枠順=A→C→B→G 馬順=A→C→B→G
 枠連=2-4=7.0 馬連=03-08=7.0 馬単=14.2
 3連複=03-08-01=8.5 3連単=46.0
 ワイド12=2.4 W13=2.8 W23=3.1

※ 荒れませんねえ。「リオンディーズは来ない」と見たのは成功ながら、結果は3強の123着。3複配当850円です。相当絞らない限り、「当たってトリガミ」だったのではないでしょうか。

 ゴール前200メートルではウラ●エアスピネルが先頭に躍り出たので、ちょっと声が出ました。  がしかし、マカヒキの脚がすごく、「せめて2着」と思う間もなく、サトノダイヤモンドにも抜かれ(^_^;)、「せめて3着!」(なら当然●→◎流しの3複を持っているので)と祈るがごとき思いも、残り100でディーマジェスティに抜かれて豊4着(-.-)。ふにゃ。

 ここで実近一覧の結果。今年初めてトップ3頭が連に絡みませんでした。
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 【GIダービー実近一覧表】 東京芝24 18頭 全牡57キロ
                     (人気は前日馬連順位)
順=番||馬       名|予OZ{実近}人=[芝全]特  記
A14=||ヴァンキッシュラ| 3.4{AE}F=[3210]L24TX G2V  ――▲
B12=||リオンディーズ | 4.4{CA}D=[2100]GIV      ―・5
C10=||スマートオーディ| 5.9{EB}E=[4101]G2V 3FY L22TX――○
D08=||サトノダイヤモン| 6.3{FC}C=[3010]3連勝     ―・2
E03=||マ カ ヒ キ | 6.6{GD}A=[3100]3連勝 G2V 3FX ―◎1

F09=||マウントロブソン|10.0{D13} =[3201]G2V 3連勝
G01=||ディーマジェステ|10.0{B14}B=[3200]GIV L20TX  ――▲3
H07=||ロード クエスト|10.4{H10}I=[2211]3FZ     ――*
QA13=||レッドエルディス|11.0{09G}H =[2101]
QB18=||ブロディガルサン|12.4{11F} =[2101]

QC05=||エア スピネル |15.5{12H}G=[2111]G2V     ――●4
QD11=||アジュールローズ|16.4{1309} =[2001]
QE04=||レインボーライン|17.8{1016} =[3223]
QF16=||ブレイブスマッシ|19.8{1415} =[2403]

QG15=||イ モ ー タル|21.2{1511} =[1202]
QH02=||マイネルハニー |32.1{1712} =[2113]逃A EX
QI17=||プロフェット  |37.5{1618} =[2102]
QJ06=||アグネスフォルテ|42.2{1817} =[1206]逃B

 ※昨 年           父馬      前走
1着―デムーロ 14ドゥラメンテ …キングカメハメハ 皐月賞1着(3人)
2着―岩  田 01サトノラーゼン ディープインパクト京都新1着(2人)
3着―ルメール 11サトノクラウン Marju(外国)   皐月賞6着(1人)

 東京得意4頭=
 ・01ディーマジェスティ[2000]・11アジュールローズ[2101]
 ・02マイネルハニー  [2011]・09マウントロブソン[0200]
 芝21以上得意3頭=・14ヴァンキッシュラン[2000]
           ・13レッドエルディスト[2100]
           ・10スマートオーディン[1000]
----------------
 直前予想の最後で以下のように書きました。

 なお、この馬順DEF3頭は実近一覧のABCです。一覧トップ3頭のうち1頭も馬順ABCにならなかったのは今年初めて。このような場合、人気どおり消える・3頭のどれかがやはり3着内に入る――に分かれます。今年初めて実近トップ3頭が馬券に絡まないのか、あるいは絡むのか。神のみぞ知る、であります(^.^)……と。

 私は絡む方を採ったのですが、神は絡まない方を――すなわち、我が馬券の外れを選択なさったようです(^_^;)。

 皐月賞2着以下で最も東京向きはマカヒキと思っての◎。この推理はずばり。
 4強の中ではオッズ分析を見てもリオンディーズがカット候補。次に裏切り馬ディーマジェスティも軽視候補。
 この推理もリオンディーズ5着で良し。かたやディーマジェスティは1、2着に入らなかったので一応良いけれど、ビミョーな3着(^_^;)。皐月賞のレコード勝ちはダテではなかったようです。

 リオンディーズは一覧2位ですから、それをカットすれば、トップ3頭で残るはトライアルG2勝ちの2頭。人気はEFとおいしい中穴馬券。ただ、トップ3頭が上位人気にならないと消える可能性も高い。どうするか。

 結局、今回のダービー、私にとってはマカヒキを軸としてヴァンキッシュランとスマートオーディンを採るか、一覧下ながら馬順上位2頭(ディーマジェスティとサトノダイヤモンド)を採るか――の選択だったわけです。

 これは穴党ならEFを選ぶでしょう。しかも、ヴァンキッシュランは芝24を2勝、青葉賞もレースレコード勝ち、スマートオーディンは唯一4勝、重賞3勝の裏付けがありました。
 逆にディーマジェスティは裏切り馬、サトノダイヤモンドは昨年馬主サトノの馬が2頭2、3着に入ったので、「今年はないだろう」と思いました。
 結果から推し量れば、G2勝ち馬2頭は前走までが必死な走りであり、斤量+1キロを克服できなかったと言えそうです。

 さて、川田騎手はハナ差でつかんだ初のダービージョッキー。おめでとうございます。
 騎手にとってダービー勝利は一つの夢でしょうから、涙もわかります。
 逆に、またもダービージョッキーになれなかった蛯名騎手。厳しいですねえ。
 はたまた、ダービー5勝の某騎手。粘れなかったのは馬の力不足か、鞍上の衰えゆえか。

 ただ、月曜に東京地方が雨と知って「運がなければダービーは勝てない」という言葉を思い出しました。もしも低気圧が早めにやって来て日曜日が降雨稍重だったなら、差し追い組が一歩届かず、先行したエアスピネルが勝ったかもしれません。
 いずれにせよ、蛯名騎手の勝利はなかったような気がします。引退までチャンスがあるかもしれないから、頑張ってほしいものです。

 レース後サトノダイヤモンドは落鉄していたことを知りました。ハナ差の2着だから、あれがなかったらと思うけれど、それも《運》でしょうか。

 調べてみたら「サトノ」で著名な馬主の里見氏は馬主歴24年目。重賞勝利13勝(のべ167回出走)でした。ダービー勝利はなくGI勝ちもありませんでした。
 終了後このデータを知って「おや、意外」と思いました。GIレースでしばしば見かける「サトノ」馬だから、GIの一つくらい勝っているだろうと思っていました。彼は昨年に続いてGI勝ちとダービー宰相の栄誉を逃したことになります。

 これと真逆とも言えるのが、勝ったマカヒキの馬主金子氏。馬主歴12年ですが、初年度にディープインパクトによってダービー宰相どころか3冠馬主。翌年もディープがGI4勝。以後重賞44勝(注※)のうちGI勝利18勝、他に牝馬3冠のアパパネがいるは、近年ラブリーデイもいます。

 騎手・馬主馬券のいとこも常々「金子の馬が人気薄の時は単複買う」と言っているほどです。
 彼は今回マカヒキの単複こそ買わなかったものの、マカヒキを軸に「2着はサトノ」と見てこの馬券を多めに購入、少々のプラス決算でした。父馬だけでなく、馬主成績も見ておくべきかもしれません。

 最後に実近一覧の並びと結果について一言。
 一覧1位から7位まで7頭のうち、馬順A~Fとなったのは6位のマウントロブソンを除く以下の6頭です。ご覧下さい。

 A14=||ヴァンキッシュラ| 3.4{AE}F=―▲
 B12=||リオンディーズ | 4.4{CA}D=―・5
 C10=||スマートオーディ| 5.9{EB}E=―○
 D08=||サトノダイヤモン| 6.3{FC}C=―・2
 E03=||マ カ ヒ キ | 6.6{GD}A=―◎1
 G01=||ディーマジェステ|10.0{B14}B=―▲3

 実近トップ3頭を3強と見なすと、なんとトップ3頭が消えて実近[D→E→G]の123着ではありませんか。「もしもABC3強が消えたら、[DEF]馬券が面白い」と書いてきました。今回実近一覧で同じことが起きているとは思いもしませんでした。
 それともう一つ、実近予測オッズは「5強」を示しています。そこまで範囲を拡大すると「5強から2頭残って1、2着。残り13頭のトップが3着」と見ることができます。予測オッズは実力を含んでいます。参考にしてください。

 それにしても「荒れねえ……」とつぶやいて久しぶりに反省記は短文にて終了です(^_^;)。

 続いて前期東京ラストGI、安田記念の週中予想。またも「荒れねえ」とつぶやきそうです。


 ※注……金子氏の馬主成績ですが、ネットケイバでは重賞40勝とありました。しかし、2005年前期の成績が含まれておらず、そこに最低でもディープインパクトの重賞4勝が入っているはずなので、44勝としました。

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 【安田記念、週中予想】

 さて、週末は前期マイル王決定戦、安田記念です(^_^)。
 登録馬は16頭でしたが、サトノギャラント、ダノンプラチナ、マジックタイムの3頭が回避したので、現在13頭の出走予定です。今回も前走ステップ別にして有力馬を探ります。

 なお、優先出走権は2頭。京王杯SC1着サトノアラジンとマイラーズC1着馬4歳クルーガーですが、クルーガーは不出走。結果マイラーズC上位馬が出走しているけれど、高齢馬ばかりとなって取捨に迷うところです。

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[安田記念出走予定馬]――定量 ※印は優先出走馬(7頭)
           注…勝ちタイムの後の順位は過去10年の位置
 ステップ別
◎G2マイラーズC(4頭)勝ちタイム=1326-3位(同値3)(人気)
・牡8ダノンシャーク 岩  田[795.15]G2マイラC2着(5)
・牡7クラレント   小  牧[716.20]G2マイラC3着(11)
・牡7フィエロ    ルメール[5536] G2マイラC4着(1)
・牡6レッドアリオン 川  須[743.18]G2マイラC14着(7)

○海外・国内GI(4頭) 
・牡5モーリス    Tベリー[9014] 香港GICM1着(1)◎
・セ6コンテントメン ブレブル[9324] 香港GICM2着(2)・
・牡4リアルスティー 福  永[3411] ドバGIDT1着(4)△
・牝6メイショウマンボ武  幸[620.18]GIヴィクM12着(17)
       ※注……香港GICM=香港GIチャンピオンズマイル
         ……ドバGIDT=ドバイGIドバイターフ
○G2京王杯SC(2頭) 勝ちタイム=1196-レースレコード
・牡5サトノアラジン 川  田[6436]G2京王杯SC1着(3)△
・牡5ロサギガンティ デムーロ[5229]G2京王杯SC3着(2)

○G2他(2頭)
・牡5イスラボニータ 蛯  名[6244]G2産経大阪杯5着(7)○
・牡7ディサイファ  武  豊[994.12]G2日経賞 5着(5)

△G3他(1頭)
・牡6ロゴタイプ   田  辺[533.13]G3ダービ卿2着(4)

 ※昨 年          父 馬
1着―川田 06モーリス   …スクリーンヒーロー
               前走G3ダービー卿CT1着(1人)
2着―福永 13ヴァンセンヌ…ディープインパクト
               前走G2京王杯SC2着(2人)
3着―田辺 12クラレント …ダンスインザダーク
               前走G2マイラーズC10着(9人)
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 今回のテーマはとても単純です。まず目下7連勝、うち国内外マイルGI4連勝中のマイル王者モーリスに◎を打つか打たないか(^.^)。
 《打たない》選択肢はないような気もするけれど、それは個々人の自由。いつかどこかで連勝が切れる確率0ではありません。特にモーリスの場合、連勝前7戦の成績は[2014]でチョー平凡な2勝馬でした。そのうち重賞4走は最高で4着。だから、3歳春の時点では「その他大勢」の1頭に過ぎませんでした。それが1年後、そして今年、マイルGIを4連勝して凱旋帰国するなんて一体誰が予想したでしょう。げに(もしも読者がご子息の不如意に苦しんでいるなら)大器晩成はあると思うべきです(^_^)。

 それでも敢えていちゃもんつけてみると、斤量の問題があります。安田記念の斤量は牡58キロ。対してモーリスは過去3走全て57キロでした。モーリスが58キロを背負ったのは1回だけで、それが昨年の安田記念です。もっとも初の58キロ、初のGIで優勝したし、その後国内外のマイル自慢を蹴散らしているから、まー週中予想で◎にしない理由はないでしょう(^_^)。

 ただ、鞍上がまだ決定していないようです。火曜段階では豪州より来日中のT・ベリー騎手という情報があります。トミー・ベリー騎手は単騎免許で来日中の25歳。日本騎乗歴2年目。昨年11月以降の成績は15勝、重賞未勝利。もちろんGI勝利もなし。モーリスには昨年一度だけ乗った(1着)ことがあります。モーリスなら騎手にカンケーなく勝てるか。あるいは、馬七、人三と言われるくらいだから、こける確率増すかもしれず、面白くしてくれました。

 モーリスの父スクリーンヒーローは2008年4歳時にGIジャパンカップを9番人気で勝ったのが唯一のGI勝利です。翌年秋天2着→ジャパンカップ13着で引退しました。供用まだ4年目で重賞8勝、国内GI3勝ならまずまず(以上?)。モーリスと昨年有馬記念を勝ったゴールドアクターが腹違いの賢兄賢弟でしょう(^_^)。中長距離とマイルに強いとなれば、距離万能かもしれません。
 ゴールドアクターも菊花3着までの成績は重賞勝ちのない[3203]、それが昨年7月から4連勝して有馬記念馬になりました。今年日経賞1着を経て春天出走。1番人気となって6連勝かと思いきや12着惨敗でした。同じ兄弟です。モーリスだってわかりません。

 モーリス◎なら、次なるテーマは前走香港チャンピオンズマイルでモーリスの2着だった香港馬コンテントメントに印を打つかどうか。
 同馬の全成績[9324]、マイルは[3312]でまずまず。GI(全て香港)は[1113]でイマイチ? 他距離では芝14が[5010]、芝18・20が[1002]だから、どちらかと言うと芝14~マイルに適性がありそうです。
 東京マイルは芝18以上で連対できるタフさも必要というのが定番なので、私はコンテントメントを軽視。良くて3着の[・]とします。

 となると、日本馬からあと3頭を選出したいと思います。
 まずは前走海外GIドバイターフ(芝18)1着馬リアルスティール。
 全成績[3411]、[新馬→G3共同通信杯]を連勝すると、以後7戦全てGI・G2の出走。皐月2着、ダービー4着、菊花2着と善戦。今年G2中山記念3着の後ドバイGIを勝ちました。格的には文句なし。4歳だし○の資格ありでしょう。
 問題は全9走全て芝18以上であること。珍しいことに一度もマイルを走ったことがありません。東京コースは2走[1001]。いくら東京マイルは芝18以上のタフさが必要と言っても、一度もマイルを体験していないのはどうなんでしょう。

 リアルスティールの父はディープインパクトで全く問題なし。ただ、親に似ず中団からやや前目の競馬が多く、上がりはほぼベスト3内ながら、ものすごく切れるといった印象がありません。そこが2着の多さとなって現れているゆえんでしょう。
 リアルスティールは今回モーリスと初対戦。初マイルで父譲りの非凡さを見せつけるか、若さで突き抜けるか。私は「こわっぱ」扱いされる可能性が高いと見て良くて3着の△とします。

 そこで○に抜擢したいのが皐月賞馬の5歳イスラボニータ。モーリスと同じ5歳ながら、一昨年のこの時期、同馬は4連勝の皐月賞馬にしてダービー2着馬。単なる2勝馬のモーリスなど歯牙にもかけぬ雲の上の存在でした。おそらく父フジキセキゆえでしょう、ダービー後モーリスは3冠路線から外れます。

 同馬の父フジキセキは1994~95年に新馬から4連勝して(GI朝日杯1着→弥生賞1着)、クラシック最有力候補と言われながら、皐月賞を前に屈腱炎を発症して引退した馬です。供用19年、産駒は重賞75勝、GI11勝。近年では先日7歳でヴィクトリアマイルを勝ったストレイトガールがフジキセキ産駒です。他に高松宮記念2勝のキンシャサノキセキがいます。
 産駒で特徴的なことは良績が芝19以下に偏っていることです。GI11勝のうちイスラボニータの皐月賞以外はみな芝12かマイル。つまり、フジキセキ産駒は短距離・短中距離までが適距離のようです。イスラボニータの皐月1着、ダービー2着はある意味奇跡的(?)だったのかもしれません。

 おそらくそれゆえに同馬は9月セントライト記念1着から菊ではなく秋天→JCに進みます。が、3着→9着。そこから休養に入って昨年はG2・GI4戦で[0031]と3複軸でしかないビミョーな成績。昨秋のマイルCSでは安田記念馬モーリスと初の対戦。モーリスは安田記念以来の実戦だったし、イスラは秋天3着後。それに「マイルなら」と思われたのでしょう、イスラボニータが1番人気でモーリスは4番人気でした。ところが、モーリス優勝、イスラボニータ3着(-.-)。

 今年イスラボニータは中山記念9着→産経大阪杯5着と不如意な成績が続き、ここ安田記念で再びモーリスと対戦します。わずか2年で天地の差は逆転してモーリスが雲の上の存在となったかのようです。地に這いつくばったイスラボニータ、これで終わるのでしょうか。

 いやいや、そんなことはないと思います。イスラボニータは右回り[1013]に対して左回り[5231](複率91)が示しているように明らかなサウスポー。東京コースも[4131](複率89)の優秀さです。また、マイル実績は[1110]で東京マイルも新馬1着があります(逆にモーリス最近の7連勝は6回が右回り。左回りは安田記念のみ。東京コース実績は2歳時に京王杯2Sの6着があるので[1001])。

 あるいは、昨秋マイルCSでイスラがモーリスに負けたのは右回りの京都ゆえかもしれません。モーリスの勝ちタイム1328に対して着差は僅差のコンマ2。18頭立てのレースでモーリスは4角8番手から上がり2位33.1で突き抜けたのに対し、イスラボニータは4角13番手から上がりトップの33.0。結果3着惜敗でしたが、後ろ過ぎだったことは明らか。
 しかも、イスラボニータは後方から最内に入ったので、壁となった馬群をすり抜けながらの3着追い上げでした。直線が長く広い東京なら天地の差はないように思えます。もしかしたら逆転だってあるかもしれません。少なくとも他の馬より前に入線しそうに思えるので、イスラボニータを○とします。

 最後に京王杯SC組からレースレコードを出した1着サトノアラジンも△。マイル[2211]、芝14は1戦1勝で芝18・20は[3112]と悪くなく、東京コースも[2211]です。
 ただ、過去10年の京王杯SCレースレコードは2010年1着(10人)サンクスノート[1198]、2014年1着(10人)レッドスパーダ[1197]であり、それに続く勝ちタイム[1196]です。
 この2頭、サンクスノートは安田記念に出ることなく引退、レッドスパーダは安田記念17着(15人)でした。
 サトノアラジンはディープインパクトの子だし、京王杯SCの勝ち方も4角12番手から上がりトップの32.4でした(3人)。期待は持てます。ただ、あれが必死なら良くて4着だろうし、余裕なら再度の3着食い込みがあり得るかなと思って△とします。

 以上4頭に印を付けました。今のところ馬連は◎○の1本で。
 ◎モーリス    =父スクリーンヒーロー
 ○イスラボニータ =父フジキセキ
 △リアルスティール=父ディープインパクト
 △サトノアラジン =父ディープインパクト

 最後に昨年の安田記念実績一覧結果と反省記です。
 
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 【 昨年安田記念 実績一覧表 】東京芝16定量 17頭(牝2)
              
順年齢番馬     名- 値人=[全芝] [芝16]特   記
A6歳01サンライズ-118G=[6454] [5142]G2連続2着 G1初? ―●
B4歳06モー リス-102B=[5014] [2001]G3V 3連勝 G1初? ―△1
C6歳03ダイワマッ- 96I=[662.12][1314]L18TX
D7歳02ダノンシャ- 96E=[785.10][4645]RX L16TX     ―*
E6歳13ヴァンセン- 94C=[6204] [3003]東京[2100]G1初?―△2
F6歳10フィ エロ- 94A=[5333] [4213]LTX 3FX 近走A  ―△4
G5歳08レッドアリ- 84H=[643.11][5339]L163FX G2V
H6歳17エキストラ- 80 =[622.16][1218]
QA6歳14サトノギャ- 76 =[743.11][5225]3FX 東京[5103]――△
QB4歳05ミッキーア- 74D=[6213] [5102]RX       ――○
QC7歳09リアルイン- 72F=[542.15][121.10]RX LTX 前外G1B――◎
QD6歳12クラレント- 70 =[714.15][502.10]       ―?―3
QE6歳16カレンブラ- 64 =[700.10][5004]RX 逃A
QF7歳07サクラゴス- 60 =[930.17][1005]G2V
QG6歳11ブレイズア- 52 =[541.19][320.12]G1初?
QH6牝15ケイアイエ- 48 =[532.14][4106]
QI5牝04メイショウ- 46 =[620.10][1103]東京[1101]

 年齢構成=4歳2頭 5歳2頭 6歳10頭 7歳3頭
 GI3勝=1頭(メイショウマンボ、ただし全て牝馬戦)
   2勝=1頭(リアルインパクト、ただし国外1勝)
   1勝=3頭(ダノンシャーク・ミッキーアイル
         ・カレンブラックヒル)
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 (^_^) 前回GI、結果とほぞかみ (^_^)

 [安田記念]、結果は……自信はあったけれど全敗(-.-)

 1着―川 田 06モーリス…………[△]B 単勝=3.7
 2着―福 永 13ヴァンセンヌ……[△]E
 3着―田 辺 12クラレント………[?]QD
 4着―戸崎圭 10フィェロ…………[△]F
 前日馬順=2→3→14→1 枠順[A→C→H→B]
 枠連=3-7=9.9 馬連=06-13=17.4 馬単=26.8
 3連複=06-13-12=406.9 3連単=1271.9
 ワイド12=9.1 W13=45.9 W23=40.3

※ レース回顧

 今年はGI終了直後に反省記を出してきましたが、安田記念前に(左目をこすり過ぎて雑菌が入ったようで)左目が腫れてお岩さん状態になってしまいました(^_^;)。
 すぐ医者に診てもらって点眼薬をもらいましたが、しばらく涙が出るは、見づらいはの状態が続いてパソコンに向かえませんでした。数日前からやっと改善したので、遅まきながら安田記念反省記を発行いたします。宝塚まで間があいて良かったです。

 さて、今回の安田記念……ちょっと自信があっただけに、レース後「ダメだったかあ」と長いため息が出ました。今回もレース前のいやな予感が当たったようです。
 前走ステップ別レースの勝ちタイム比較で「過去10回中トップは今回反動が心配されるのでカットできる」けれど、「そろそろ逆転が起きてそのまま今回も激走するかも」と書きました。それがG3ダービー卿CTをレースレコードで勝ち、目下3連勝の上がり馬モーリスでした。 同馬はGI初だし、最終的に単勝1番人気。これが消えたら「しめしめ」
と思ったのに、あっさり1着。いやな予感の方が当たりました。

 そして、2着、4着には「前走イマイチだったが、東京に来て走りそうな馬」としてあげた2頭が入りました。しかし、馬順人気は3番人気、1番人気。つまり、馬順3つ巴の3強3頭がしっかり4着内に入りました。結果としてオッズは3強から1頭消えて下から1頭絡むよくあるパターンになりました。

 その下から激走した1頭が全く論ずることのなかった人気薄クラレントです。最終単勝人気は[1→3→12]なのに、3複4万、3単12万という意外な高配当となりました。おそらく多くの人は馬連が当たっても、3連馬券は3着ヒモ抜けで「当たって配当雀の涙」だったと思います。

 オッズを知る前、表予想で指摘した△4頭のうち3頭が4着内に入ったので、その選び方は間違っていなかったと思います。しかし、いかんせん◎リアルインパクト12着、○ミッキーアイル15着惨敗では話になりません。

 もっとも、逃げると思ったミッキーアイルが逃げず、リアルインパクトが逃げるとは想定外でした。しかも15ケイアイエレガントと逃げ争いのような形となってハイペースに見えた(1000メートル通過57.3)とき、半ばダメだろうなと思いました。レース中のいやな予感が当たりました(^_^;)。

 ところが、不思議なことはケイアイエレガントは5着に粘り、勝ったモーリスは終始この2頭の3番手だったのに、先行抜け出しで勝ったことです。モーリスは中団から差すだろうと思っていたので、ハイペースの東京マイルを先行して勝つとは、と驚きました。陣営の指示か川田騎手の判断か。
どちらにしても強い勝ち方でした。
 私にしてみれば、リアルインパクトが粘ってくれれば、残り200で声の出しようもあったのですが、終わってこれ[(-.-)]でした。また、ウラ●にあげた一覧トップのサンライズメジャーもなんの見所もなく11着に終わり、3つ目のいやな予感的中となりました。

 さて、問題は3着激走のクラレントです。なぜこの馬を指名できなかったのか。
安田記念の枠順結果は[A→C→H→B]でした。つまり、枠連はABCD内の本命、3複3単に[H]という最低枠順が入りました。オッズ分析で「EFGHから1頭絡むと荒れる」と書いたように、これはあり得ることながら、EFGH枠のどれが絡むかを見極めるのはとても難しいことです。「一体クラレントの何を見落としたのだろう」と再度一覧データを見直しました。

 クラレントの芝全成績は[714.15](複率44)マイルは[502.10](複率41)と平均以下。過去3走は[G2→G3→G2]を[4→11→9]番人気で[14→6→10]着。3レースに見所はなく、特記事項も0。[?]馬となるも当然でした。

 ただ、この馬[芝14のTX]馬でした。一覧特記にはなぜか出ていませんでした(出たとしても印は付けなかったでしょうが(^_^;)。
 それで、思い出しました。今回どこかでクラレントの名を書いたことがあるなあと。
 それは2号前に出した[昨年の安田記念回顧]です。「前走京王杯1、2着馬」について触れたところにありました。
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 この1、2着馬レッドスパーダとクラレントの2頭は15、10番人気と低評価でした(1着レッドスパーダは8歳の10番人気でフロックと見られたか)。ところが、この勝ちタイム1197は過去10回中の1位であり、なおかつ京王杯レコードでした。普通なら上位人気になっておかしくないのに下位人気であり、結果もその通り17着、10着に負けています。やはり前走レコード勝ちは危なかったことになります。
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 このときクラレントが出したコンマ2差の1199がそのまま今回の[L14TX]でした。
 もっとも、(再度書きますが)これだけでは表の印もウラ●にもなりません。

 で、さらに目を皿にしてデータを眺めたら意外な点に気が付きました。

 同馬の勝ち鞍は全7勝。新馬勝ちを除くと計6勝。この6勝の内訳はG2が1勝、後は全てG3だから驚きました。G3の5勝はもちろん全馬のトップです(2位は2勝で同値5頭)。
 さらに、驚いたのはこの6勝のうち、芝16が5勝で芝18が1勝(うち東京3勝)。つまり、マイルとちょい上の距離にかなり適性があったのです。ただし、GIは[0015]。

 この件は一覧表にデータ化されていませんでした。そこで、各馬は[どのクラスで勝ったか、GIを1、G2を2、G3を3~として分類し、その平均を取る]データを作成してみました。
 これでトップにクラレントが来るかと思ったら、1位は以下のように別の馬でした。

 1位リアルインパクト=全5勝で1.5……5勝中3勝は芝14
 2位ク ラ レ ント=全6勝で2.5……6勝中5勝は芝16

 リアルインパクトの1.5とはGIG2の勝ち鞍が多く、クラレントの2.5はG2G3で勝ち鞍が多かったことを示しています。
「おお、リアルインパクトを◎にして良かったではないか」と思いました……が、その後を見てください。リアルインパクトの勝ち鞍距離は芝14が多く、クラレントはマイルが多いのです。
 ここに来て「そうか。だから、リアルインパクトは2走前芝15のGIは勝てたけれど、前走芝16のGIは2着に負けたのか」とわかりました。リアルインパクトは(3歳時に安田記念を勝ったけれど)同馬の適距離はマイルではなかったのです(同馬の最大勝ち距離は芝16)。
 ここまでデータを調べてみて、ようやくクラレントがマイル実績、格、適性など充分走破圏内にいることがわかりました。

 しかし、問題はここからです。過去3走の成績を見てクラレントに重い印を打てるかどうか。最低でも△を付けねばなりません。
 同馬は昨年8月9月にG3マイルを連勝したものの、ローカル新潟でした。それ以後安田記念までの4戦で着順平均は11着。人気の平均は8、距離はマイル3回、芝14が1回。今回人気薄で枠順Hになるも当然でしょう。

 私の場合はこの勝ち鞍実績データを一覧表に取り込んだとき、1位リアルインパクトと2位クラレントを比較してどちらに重い印を打つか考えると思います。年齢はリアル7歳、クラレント6歳。マイル適性もクラレントの方がいい。しかし、前3走があまりにひどすぎる。GI実績はリアルインパクトが[2201]で優秀、クラレントは[0015]とイマイチ。また、リアルインパクトは前2走海外GIを1着、2着しています。
 このデータを使ったとしても、私はやはりリアルインパクトの方に重い印を打ち、終了後「そっちだったか~」とほぞを噛みそうです(^_^;)。クラレントに重い印を打つには何かもう一つ必要だけれど、それが何かはまだつかめていません。

 ○ 新しいデータをまたも見出して いつになったら完成するやら(^_^;)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。(御影祐)

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