« 朝日杯FS、結果とほぞ噛み | Main | 有馬記念、直前予想 »

2018.12.19

有馬記念、週中予想と昨年回顧

 さーいよいよ泣いても笑っても(実質オーラスの)有馬記念(^_^)。
 ネット人気予想は2強の気配です。
 前走ジャパンカップでアーモンドアイと死闘を演じた川田牡4歳キセキ。
 もう1頭は前走秋天1着のルメール牡4歳レイデオロ。勝ちタイム1568は過去2位、レコードまでコンマ7でした。

 しかし、以前も触れたように、今年はすでに年度代表馬がほぼ当確。
 もちろん3歳牝馬3冠+JC優勝でGI4勝をあげたアーモンドアイです。

 3歳牡馬にGI2勝はなく、古馬中長距離馬で有馬を勝てばGI3勝という馬もいません。
 ということは有馬をメイチ走っても空しいことで(^.^)、「ここはお茶を濁して来年新たに年度代表馬目指してがんばろう」と(勝手な想像ですが)思うかもしれず、その間隙をぬって「せめてここで勝って有馬記念馬の称号を」とメイチ走るB級馬の出番です。
 というわけで、荒れる可能性大だと思うのであります(あくまで私の個人的見解ですが)。

 そこで2強の1、2着でも全く不思議ないけれど、いつものいちゃもんを(^.^)。両馬とも2着3着、まさかの着外の可能性ありと見ます。

 まず川田キセキの問題点は2つ。前走JC(東京芝24)で超絶レコードを出した反動。そして有馬が秋4戦目であること。
 同馬は宝塚記念8着後[毎日王冠→秋天→JC]を3→3→2着。勝てないまま秋4戦目となってこれはかなりきついローテです。
 宝塚はほぼ最後方追い込みでしたが、過去3走は[番手→逃げ→逃げ]戦法。中山コース向きになったことは間違いないので、粘れればもちろん2、3着ありでしょう。私は頭にしたくないって感じです。

 かたやレイデオロ。こちらは昨年[皐月5着→ダービーV]後、秋に神戸新聞杯を勝つと菊花賞に向かわず、JC挑戦2着。
 そして、今年は[G2京都記念3着→ドバイGI4着]後、9月中山[G2オールカマー1着→秋天1着]と来て有馬は秋3戦目です。

 もちろんほんとはJC→有馬がいいけれど、過去データは秋天以来でも連対があり、そこは問題なし。中山コースも4戦[3001]。鞍上ルメールとあってこちらの1番人気が確実でしょう。死角はなさそうに思えます。

 しかし、レイデオロのGI実績は5戦して[2102](ドバイGI4着含む)。しかも勝った2勝はダービーと前走の秋天、2着も昨年のJC。つまり、レイデオロは東京コースのGIなら[2100]だけれど、他コースは[0002]。中山GIは皐月賞の1戦5着のみ。東京コースなら自信をもって勧められるけれど、中山はどうでしょう。2、3着、あるいは着外でも不思議なし。
 もっとも、中山G2ならレイデオロは2歳ホープフルS(昨年からGI昇格)と2走前のオールカマーで2戦2勝。来ても全く不思議ない(^.^)。

 いずれにせよ、両馬の問題点は有馬を勝っても(キセキはGI1勝、レイデオロはGI2勝)で年度代表馬とカンケーないこと(^.^)。
 すんなり満場一致でアーモンドアイとなるためには、レイデオロだって下手に勝たない方がいい。両馬共に4歳です。来年アーモンドアイとは斤量2キロ差。来年再戦して彼女を負かせばいいことです。

 よって、キセキもレイデオロも良くて2着か3着。もしかしたら着外もあり得ると見ます。

 こうなると穴馬ですが、これが結構多士(多馬)済々(^_^)。
 候補としてまず以下の6頭に絞りました。4歳1頭、5歳3頭、6歳2頭。
《穴候補6頭》
・福永牡4歳クリンチャー……凱旋門17着以来だが、前期は[G2→G2→GI春天]を1→3→3着と善戦していた。
・アヴドゥラ牡5歳サトノダイヤモンド……近走イマイチながら一昨年菊花V→有馬VのGI2勝馬。2走前G2京都大賞典Vもあって侮れない。
・岩田牡5歳マカヒキ……近走不振だが一昨年のダービー馬。復活なるか。
・マーフィー牡5歳ミッキーロケット……宝塚V→秋天5着からの巻き返しを狙う。
・ボウマン牡6歳シュヴァルグラン……中長距離[5136]の実績あり。
・Cデムー牡6歳パフォーマプロミス……前走G2アルゼンチンV、前期もG2Vあり。

 さらに、私は買いたくないけれど、中位人気が予想される馬――つまり私が無印にすると、激走するかもしれない馬(^_^;)が3頭。
《無印予定の候補3頭》
・武豊牡7歳オジュウチョウサン……障害帰りだが前2走芝でも2勝。
・池添牡3歳ブラストワンピース……ダービー5着、前走菊花4着。
・Mデムー牝4歳モズカッチャン……昨年オークス2、エリザベスV。

 これら9頭のうちミッキーロケットのみ宝塚Vがあるので、有馬を勝てばGI2勝。他の8頭はみな勝ってもGI1勝止まり。ミッキー含めてやはり年度代表馬とカンケーない、でしょう。

 そうなると、最も意外で「まさか」 を期待したいのが障害帰りの武豊オジュウチョウサンかもしれません。
 平地レースに戻って[福島1W(芝26)→東京2W(芝24)]を先行粘って2勝しました。
 なんと言っても2016年6月から障害GI・G2・G3を8戦8連勝した馬です。障害GI4勝。先行必至の馬だから、有利な内枠に入ったら意外と面白いかもしれません(^_^)。

 以上9頭について実近一覧とオッズを元に馬券を組み立てます。

 それから以下、昨年の有馬記念回顧です。
 キタサンブラックの優勝が1年前だったとは。なんだかはるか昔のように思えます。長いですが、結構面白いこと書いています。お暇なときにどうぞ。

 また、末尾には大相撲騒動について書いています。1年経ってまた書きたいことが出たので、後記で一言触れました(^_^;)。

***********************************
【 2017年有馬記念、結果とほぞ噛み 】

 有馬記念、結果は――枠連当たったけれど無印馬激走の涙雨(T_T)

 1着―武  豊 02キタサンブラック……[◎]A 単勝=1.9
 2着―ルメ-ル 03クイーンズリング……[?]G
 3着―ボウマン 10シュヴアルグラン……[○]B
 4着―デムーロ 14スワーヴリチャード…[▲]C
 5着―北村 宏 11ルージュバック………[*]H(一覧順位)
 前日馬順[A→10→C→B→12]枠順[A→F→C→B→D]

 枠連=1-2=16.0 馬連=02-03=31.7 馬単=38.1
 3連複=02-03-10=54.2 3連単=250.4
 ワイド12=11.8 W13=2.8 W23=27.6

******************************
 【GI有馬記念 実近一覧表】 中山 芝25 16頭 定量
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|性齢|馬       名|予OZ{実近}人=[全芝]評 特 記 印 
A=02|牡5|キタサンブラック| 2.0{AA}A=[11.242]★ RX  ◎1
B=10|牡5|シュヴアルグラン| 5.1{BD}C=[7555]★ RX 3FX ○3
C=14|牡3|スワーヴリチャー| 7.3{DB}B=[3301]L25TX   ▲4

D=06|牡3|サトノクロニカル| 8.1{CF}H=[3312]
E=12|牡5|サトノ クラウン| 9.1{GC}D=[7117]★ RX   △12
F=13|牝5|ミッキークイーン| 9.4{EE}E=[5533]RX     ●11
G=03|牝5|クイーンズリング|13.7{09H}10=[620.10]RX 3FY  ?2
H=11|牝5|ルージュ バック|15.3{14G}12=[6209]3FZ    *5
QA=07|牡4|シャ ケ ト ラ|19.6{H11}G=[4114]      *6

QB=05|牝5|トーセンビクトリ|21.7{F12} =[623.10]
QC=04|牡3|ブレスジャーニー|22.9{1609} =[3021]
QD=16|牡6|サウンズオブアー|25.5{1013} =[281.12]     *7
QE=09|牡6|サクラアンプルー|27.7{1510} =[4317]      *16
QF=15|牡9|カレンミロティッ|28.5{1115} =[666.21]
QG=08|牡4|レインボーライン|28.6{1214}I=[3349]
QH=01|牡5|ヤマカツ エース|31.0{1316}F=[714.15]

※年齢 3歳=3 4歳=2 5歳=8 6歳=2 8歳=1 頭
※牡牝 牡12=頭(セ=1頭) 牝=4頭 
※格
G1V=5頭
 A02キタサンブラッ[6142]◎1 B13ミッキークイーン[2133]△
 C12サトノクラウン[2117]   D10シュヴアルグラン[1123]△3
 E03クイーンズリン[1107] 2
 参考5頭のG2V
 A[3勝] B[1勝]C[3勝]D[2勝]E[2勝]

G2V=6頭(GIV除く)
 A01ヤマカツエース[3013]△ B11ルージュバック [2001]○
 C07シャケ トラ [1100]△ D09サクラアンプルー[1100]△
 E15カレンミロティ[1017]  F14スワーヴリチャー[1000]△4

※芝25優秀馬
 A14スワーヴリチャ[1000]▲4 B07シャケ トラ  [1000]△
 C16サウンズオブア[0202]△  D02キタサンブラック[0110]△1

※中山コース優秀
 A02キタサンブラッ[2120]◎1 B09サクラアンプル-[3112]△
 C03クイーンズリン[2000]▲2 D01ヤマカツエース [2001]△
 E11ルージュバック[1101]

※昨 年123着(頭)        前走着(人気)
1着=ルメル11牡3サトノダイヤモン GI菊 花 賞1着(1人)
2着=武 豊01牡4キタサンブラック GIジャパンC1着(1人)
3着=吉田隼02牡5ゴールドアクター GIジャパンC4着(3人)

今年=
  11・北村11牝5ルージュバック   GIエリザベス9着(2人)
  01・池添01牡5ヤマカツエース   GIジャパンC8着(12人)
  02・武豊02牡5キタサンブラック  GIジャパンC3着(1人)1
-----------------
 ※ 回  顧

 有馬記念――ゴール前、結構声が出ました。
 キタサンブラックの頭はもう決まり。まるで「勝ってくれ」と言わんばかりのスローペース(1000メートル通過61.6)で、4角入り口でも同馬は持ったまま。
 残り300で手綱をしごいたらすっと馬群を抜け出し、あとはすたこらさっさと逃げるだけ。激しい2着争い3頭とはコンマ2差の楽勝でした。ゴールしたときはまだ余力があってまるで歩いて帰ってきたかのよう(^.^)。「来年も充分走れそうだなあ」と思いました。余力を残して去るのは美学でしょうか。

 なんにせよ、これで引退。今年はGI4勝。2年連続の年度代表馬を確実なものにして、勝てなかった有馬も勝ったし、めでたし、めでたしの結果となりました。
 全20戦のうち始め11戦は1番人気一度もなし。なのに着外1度だけ。逆に後半9戦は1番人気8度(唯一2番人気も昨年有馬の270円)。で、着外1度だけ。

 穴党垂涎の裏切り馬からスタートして本命党も満足させた馬なんてあまり記憶にありません。キタサンブラックの名は稀代の逃げ馬として記憶に残りそうです。お疲れさまでした。

 そろそろ引退かと思われた武豊騎手もいい馬にめぐりあったと言えましょうか。
 さすがにどうしても勝ちたい思いからか、彼は直線残り200からかなりムチをふるっていました。しかし、数えてみたら8~9回程。それも誰かさんのように、親の仇をたたっ切るかのようなムチの使い方ではありません。それは彼のやさしさであり、馬に対する愛だと思えます。なので私は武豊教信者なのです。今は「かくれ」ですが(^.^)。

 いとことテレビ観戦しながら、私の声が出たのは2着争いの1頭、橙色の帽子(7枠)を見て「13ミッキークイーン」と勘違いしたからです(^_^;)。
 7枠は明らかに4着だったから「くあーっ、ミッキークイーン届かんかったか~!」と叫んだら、いとこから「ありゃあスワーヴリチャードだぞ」と言われて「えっ?」……(^.^)。

 テレビではしばらくリプレイが出なかったし、2・3着も写真判定でした。その対象もどの馬なのかよくわからなかったので半信半疑でした。ところが2着ルメール03クイーンズリング、3着ボウマン10シュヴアルグラン、4着14スワーヴリチャードとわかって「ふうううう~」とため息。
 ウラ●にすべき馬は7枠代行ではなく、2枠03クイーンズリングだったわけで、またしても「もう1頭を間違えたか」とがっかり。

 予想を振り返ってみると、一覧トップ3がそのまま馬順ABCでした。この3複は直前700円前後。いわば3強であり、取りあえず印を付けざるを得ない。
 私は一覧順位通り◎○▲として結果は1、3、4着。4頭絞りの3頭ピックアップまでは成功と言えるでしょう。

 問題はもう1頭。宝塚記念馬サトノクラウンを表のもう1頭としましたが、前走大差負けから消える可能性高く、本線はウラ●にあります。
 3歳勢でスワーヴリチャードを超える馬はいない。4歳2頭、6歳2頭も良くて3着候補。穴として面白いのは「牝馬4頭から」と思った。ここまでの推理も正解。

 書きませんでしたが、今回なんとなくGIVのないG2V馬から激走馬は出ないのではないかとの予感がありました。GIV馬5頭に答えがあるのではないかと。「ウラ●をG2V馬6頭から探したい」と書かなかったのはそんな推理があったからです。と言うかG2V馬から取り上げるのは3歳スワーヴリチャードだけで充分と思いました。

 G1V5頭を再掲すると以下、
 A02キタサンブラッ[6142]◎1 B13ミッキークイーン[2133]△
 C12サトノクラウン[2117]   D10シュヴアルグラン[1123]△3
 E03クイーンズリン[1107] 2

 この5頭の一覧順位、騎手、印と前日馬順、結果を書くと以下の通り。
 番馬      名 覧 騎  手 印 馬 着
 02キタサンブラック A 武  豊 ◎ A 1
 13ミッキークイーン F 浜  中 ● E 11
 12サトノクラウン  E ムー ア △ D 13
 10シュヴアルグラン B ボウマン ○ C 3
 03クイーンズリング G ルメール   10 2

 またやってもうた……の馬券下手ぶり、おわかりでしょう(^_-)。
 なんのこたない。この5頭に印を付ければ――あれこれ考えずトリプルAキタサンブラックを絶対◎として残り4頭に流せば、馬連・馬単・3複・3単(安いけど単勝も)全て当たりの完全的中ではありませんか。

 私は5頭中4頭に印を付け、1頭だけ付けなかった。しかも、その馬の鞍上は年間200勝に達しようかというルメールさん。その馬を唯一無印にして、それが2着だから馬券下手もここに極まれりです。くあ~っ(T_T)。

 この5頭を比較してサトノクラウンを低評価にし、クイーンズリングをカットしたのはGI実績からです。どちらも連率・複率がかなり悪いのです。
 しかし、サトノクラウンは3走前宝塚1着、2走前秋天2着。前走JC1秒5差の10着は負けすぎだけど、外せないので表△とした。

 一方、クイーンズリングは過去5走[9→15→6→G2府中牝馬4→エリザベス7着]と鳴かず飛ばず。もちろん昨秋[府中牝馬S→エリザベス女王杯]を連勝したことはわかっていました。しかし、その後があまりにひどすぎる。「いかにルメール騎乗でもここは無理だろう」と思いました。
 それは別に私だけでなく、多くのファンも同じだったでしょう。馬順10番人気、前日単勝も10番人気の48倍でした(最終単勝は33倍の8番人気)。

 同時にGIV馬欄には牝馬ミッキークイーンがいました。
 予想では牝馬4頭から激走馬が出るのではないかと考えたとき、すぐに「13ミッキークイーンと11ルージュバック」と書きました。
 ここで牝4頭全て掲載すると、
 牝馬より          父        前走
・牝5浜 中13ミッキークイー ディープインパク エリ3着(3人)11
・牝5北 村11ルージュバック マンハッタンカフ エリ9着(2人)5

・牝5ルメル03クイーンズリン マンハッタンカフ エリ7着(8人)2
・牝5田 辺05トーセンビクト キングカメハメハ エリ10着(11人)14

 4頭とも前走は牝馬GIエリザベス女王杯です。GIどころかG2Vもないトーセンビクトリーは最初からカット。3頭で迷いました。決め手としたのはやはりGI・G2実績です。
 牝3頭のGI・G2実績
 13ミッキークイーン GI[2133]G2[1200]
 11ルージュバック  GI[0108]G2[2001]
 03クイーンズリング GI[1107]G2[1000]

 ご覧になってわかる通り、G2実績は大差ないけれど、GIではミッキークイーンが頭二つくらい抜けています。
 また、斤量55キロを背負ったとき、ミッキークイーンは[3232]の好成績。しかし、残り2頭は55キロだと連率・複率30台。それもミッキークイーンを後押ししました。

 3頭のGI実績はほとんど牝馬限定戦で牡牝混合GIはイマイチ。しかし、ミッキークイーンだけは宝塚記念3着がある。もうここらで「ウラ●ミッキークイーン!」と固まっていました(^.^)。
 取り上げるのはあくまで表3頭以外の「もう1頭」であり、私には[◎キタサンブラック→牝馬3頭]流しの馬連は頭にありませんでした。

 さらに、前走上がりベスト3はこの3頭ですが、A13ミッキークイーン、B03クイーンズリング、C11ルージュバックの順でした。ともに中団やや後ろから差すタイプ。であれば、内枠よりやや外の方がいい。

 キタサンブラックの単騎逃げでペースはスローが想定されました。基本先行タイプが有利。しかし、そんなときしばしば上がり鋭い馬が直線だけで追い込んでくることがある。それはきっと牝馬のこの3頭……というか、このとき私の頭にはもうミッキークイーンとルージュバックしか残っていませんでした(^_^;)。
 予想の最後に「宝くじ的まさか馬券としてミッキークイーン-ルージュバックの馬連・ワイドを買ってみたい」と書いたのはそういう推理があったからです。

 今振り返れば、この段階でクイーンズリングを飛ばしてしまったのが大きな敗因だったとわかります。最後にこの4頭のコース実績を列挙すると、
 コース実績      中山  右回り
 13ミッキークイーン [0001][4331]
 11ルージュバック  [1101][2104]
 03クイーンズリング [2000][5205]
 05トーセンビクトリ [1000][5236]

 順位付けするなら、ここでのトップはクイーンズリングであり、Bはルージュバック。それが2着、5着に入り、ミッキークイーンは消えました。
 確かにミッキークイーンの中山は1戦着外のみ。しかし、右回り実績は[4331]とチョー優秀。中山の1戦着外も昨年有馬のコンマ5差5着でした。今回充分走るはず、と思っても不思議ではありません。

 ちなみに、中山を2回以上走った馬ではトップが3勝の09サクラアンプルール[3112]、2勝は3頭いて02キタサンブラック[2120]、03クイーンズリング[2000]、01ヤマカツエース[2001]でした。つまり中山の勝率連率複率100×2の2戦2勝はクイーンズリング1頭だけでした。
 がしかし、同馬の過去5走は[9→15→6→4→7着]……「一体誰が買うんやねん」と思うもむべなるかな、ではないでしょうか。

 ここまで推理してのウラ●ミッキークイーンだっただけに、結構自信があり、だからこそゴール前橙色の帽子を「7枠ミッキークイーンだ」と見誤ったのでしょう(^_^;)。

 しかし、競馬はデータが走るのではなく結果が全て。
 今思えば、クイーンズリングはずっとデムーロが乗っていました。前走弟のCデムーに乗り替わって7着。そして、今回またルメールに乗り替わり。
 有馬ではルメールのお手馬はなく、デムーロは当然スワーヴリチャードを選ぶ。よって、Cデムーがもう一度クイーンズリングに乗っても良かったところです。
 しかし、陣営はデムーロ兄弟で御せなかった以上、ルメールでと思ったのでしょう。それがずばりだからさすがの外国人(ほぼ200勝)騎手だと思います。
 差し追いタイプのクイーンズリングを(内枠とは言え)先行させて2着に食い込ませたのはさすが。並みの日本人騎手なら定位置の10番手前後に下げていたかもしれません。

 ただ、最後にその外国人騎手について残念なことも書かねばなりません。
 テレビでは何も言っていなかったけれど、レースは審議になっていました。帰宅後結果データを見て知りました。
 内容は最後の直線で10・09・05番の進路が狭くなったことで、審議結果は「14番スワーヴリチャードが内側に斜行したため~、また3番クイーンズリングが外側に斜行したため」であり、鞍上デムーロは新年競馬2日間の騎乗停止、ルメールは(馬の癖もあったせいとして)戒告にとどまりました。

 パトロールビデオを見てもらえば、直線残り300から200のあたりで激しくぶつかっていることがわかります。相変わらずデムーロは激しく右ムチを叩く。当然馬は外に逃げようとする。なのにデムーロは(内の馬と併走させて闘争心をかきたてるつもりか、まっすぐ走らせるためか)左手は内に寄せるような動き。結果スワーヴリチャードは内によれて他馬とぶつかり、被害馬を下がらせました。
 また、ルメールも右ムチを叩いた結果クイーンズリングは外に逃げようとして斜行し、外の馬とぶつかったように見えます。ただ、ルメールの叩き方はそれほど激しくなく、またぶつかった後は左ムチに変えています。対してデムーロは右むちのまま叩き続ける……(-_-;)。
 いずれにせよデムーロ・ルメールの乗り方に「問題あり」の有馬だったわけです。

 外国人騎手に「こういう競馬ばかりやらせていいのかな」と思います。それは大相撲の「勝てばいいんだ」という某大横綱を思い起こさせます。
 私が外国人騎手より日本人騎手に重い印を打ちたがるのはこういう点に嫌気が差していることもあります。

 ここで大相撲騒動について少々書かせてください。
 だんまりを決め込む貴乃花親方についてとやかく言われています。私は彼の根底に「勝てばいい相撲ではなく、美しく勝つ相撲を推進したい、また角界に巣くう暴力的体質、八百長的体質を一掃したい」との思いがあるのでは、と想像します。

 貴親方が相撲はガチンコ、横綱は美しい相撲で勝つべきと考えていることは間違いありません。しかし、現実は横綱も平幕も「勝てばいい」相撲が蔓延している。その結果、大相撲はつまらなくなりました。押して押して押しまくる相撲、四つに組んで投げ合う相撲ではなく、いつでもどこでも引いてはたいて勝とうとする(-.-)。横綱は変化して勝とうとし、エルボーまがいの勝ちあげ、張り手で相手を壊しても勝ち星を増やそうとする。

 また、八百長的体質を撲滅するには同郷・同外国出身力士で仲良くするなんてとんでもない(と考えているでしょう)。横綱が(他の部屋の)後輩力士に高級時計なんかあげたりしたら、いざ優勝争いとなって対戦するとき、後輩力士は手加減せざるを得なくなる。そのような関係を撲滅すべく、貴乃花親方は貴ノ岩に「モンゴル懇親会に行くな」と言っていた(と推理します)。

 ところが、今回まるでだまされたかのように呼び出され、しかも暴力までふるわれてケガを負った。しかし、協会は「単なる力士のケンカ」としてすまそうとしている。あるいは表沙汰になると、被害者のケガは「大したことない」といった診断書を公開したり、当人は厳罰を望んでいないのに、貴乃花親方がコントロールしているに違いない――かのような情報操作を行っている。だから、貴乃花親方は警察に届け、後はだんまりを決めこむしかなかった……ってところでしょうか。

 さらに、驚くべき傍観者ぶり・無責任ぶりは横綱審議委員会です。今回白鵬の相撲について「張り差し・かちあげは横綱らしくない」と初めて批判しました。
 一体今まで何を見ていたのかとあきれます。私は大相撲が好きなのでよく見ています。白鵬の乱暴な相撲は最近始まったことではありません。5、6年前からです。最初の段階で「横綱らしくない」と言わないまま放っておいて、ここにきてそれを言うとは。彼らは毎場所相撲を見ていたのだろうかと思います。

 おそらく柔道・剣道・相撲道……「道」と名の付く日本の格闘技は《ただ勝つだけではだめ。美しく勝つべき》なのでしょう。
 たとえば、柔道はポイント制になってからつまらなくなりました。レスリングJUDOは勝ってもちっとも美しくありません。剣道にポイント制はなくあくまで1本。柔道も「イッポン・ワザアリ」こそ美しい勝ち方。
最近世界はようやくわかってくれたようで、レスリング技を禁止し、1本重視柔道に変わりつつあります(まだ技の優位ではなく、責めなかった注意をポイントにする点は不満ですが)。

 相撲は体重別にしない数少ない格闘技ですが、土俵から外に出ても、足裏以外が地面に付いただけでも「一本負け」になる、勝ち負けがはっきりしている単純明快な格闘技です。だからこそ、ただ勝つだけではなく、美しく勝つことが求められているのだと思います。これは日本人独特の美学なのかもしれません。
 そこに競馬道も入るような気がするのですが、そう感じるのは私だけでしょうか(^_^;)。

 最後に、枠連の結果は以下の通り。枠連のお奨めは[A・B→EFGH]と書いて結果は[A→F]の的中。実はある理由でもっと絞るなら[A・B→FG]だったのですが、そこまで書けませんでした。
 [ジャパンカップ枠連順位結果]枠型=A流れE 馬連型=A流れD
 枠連=AB/CD/EF/GH 枠順AB=4.3
 枠順=17/56/42/38
 馬順=AB CD G10 H14 馬連AB=4.7
 代行=FE 1312 0911 1516
 --------------
 結果=14 35  2
 前日馬順[A→10→C→B→12]前日枠順[A→F→C→B→D]


==============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 後記:まさか1年後貴乃花引退、部屋消滅、被害者だった力士が弟弟子に暴力をふるって引退とは……誰も予想だにしなかった結末になりましたね。
 一言だけ書かせてください。この1年間の流れを見て大相撲の暴力体質は協会とか親方の問題ではなく、兄弟子が弟弟子を指導して土俵でさんざんたたきのめす練習体制にあることがよくわかりました。

 番付が上がれば天国、だが、下位のままだと奴隷扱い。ハングリー精神を身につけさせるための相撲道なのでしょう。しかし、戦前の軍隊が古参になれば新兵を殴って服従心をたたき込んだように、大相撲から暴力的体質は消えそうにありません。これでは子どもたちはやがて大相撲に行かなくなり、大相撲は滅びるような気がします。

 大相撲ファンはもっと怒るべきだと思います。私はせめてもの抗議として大好きなテレビ大相撲中継を見ないことにしました。まーそんなことやっても空しいのですが(^_^;)。

 もっとも、暴力的体質は大相撲だけでなく、日本のスポーツ・格闘技全般に巣くっていることがこの1年でよくわかりました。残念無念です。
                           御影祐

|

« 朝日杯FS、結果とほぞ噛み | Main | 有馬記念、直前予想 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 朝日杯FS、結果とほぞ噛み | Main | 有馬記念、直前予想 »