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2019.03.30

大阪杯、直前予想

 さて、GIになって3回目の大阪杯。このレースは前期古馬戦線においてGIが宝塚以外長距離の春天しかなく、中長距離得意馬のためのGIとして設置された――ことはご存じの通り。
 ところが(昨年の大阪杯は16頭でしたが)、今年は14頭。しかも、ここに出てもいい牝4アーモンドアイ、牝5ディアドラ、牝6ヴィブロスの姿はなく、牡5レイデオロ、牡5スワーヴリチャード、牡7シュヴァルグランも不出走。

 休養中? いえいえ、これまたご存じのとおり、ドバイに行っています。
 牝馬3頭はドバイターフ(芝18)に、牡3頭はドバイシーマクラシック(芝2410)に出走し、日本時間土曜深夜に走ります。「いいのかねえ(-.-)?」と思うのは私だけでしょうか。
 この6頭のうち4、5歳馬4頭が大阪杯に出れば当然16頭だし、わくわくするようなGIとなること間違いありません。

 力があると思うから、ドバイのレースに行くのだろうし、1着賞金もドバイの方が日本の数倍上だし、中央競馬会も日本で馬券が買えるようにしています。
 逆に、これら日本馬の出走がなければ、ドバイレースの馬券を買う気にならないでしょうから、なんとも痛しかゆしです。
 もっとも、私はレース画像がひどすぎるので、ドバイどころか凱旋門など海外競馬を見る気になれません。ゆえに馬券を買う気にもなれないので、まー発言資格はないのかもしれませんが(^_^;)。

 それはさておき、まずは大阪杯過去3年の一覧出現傾向から。2016年データはG2(11頭)です。

【大阪杯、過去3年の実近一覧】

  2019 |2018 2017 2016 |
年=人|着|人|着|人|着|人|着|
A=D| |B|7|A|1|C| |
B=B| |A|1|B|4|B|1|
C=C| |C|3|F| |G|5|
D=F| |D| |E|5|A|4|

E=09| |F|2| | |E|3|
F=G| | | | | |D|2|
G=A| |H| |G|2|F| |
H=E| | | |C| | | |

QA= | |G| | | | | |
QB=H| | | |D|3|H| |
QC= | |11|4|H| | | |
QD= | |09| | | | | |

QE= | | | |09| |×| |
QF= | |E|5| | |×| |
QG=×| | | |×| |×| |
QH=×| | | |×| |×| |
    ※注「人気」は前日馬連順位、×は出走なし

 目下3年連続トップ2頭のいずれかが馬順AかBで1着。軸はやはり一覧トップ3でしょうか。フタケタ人気が激走したら「あきらめる(^.^)」とするなら、相手のお勧めは一覧E~Hの馬順[DEFG]。QA以下は馬順上位DEなら要注意。
 また、QA~QDの人気薄でも何かいい点があったら、3着候補として流しておいた方がいいかもしれません。たとえば、昨年4着馬は6歳ヤマカツエースで、芝20を4勝(トップ2頭)、上がり優秀な追い込み馬でした。その前年QBで3着に入ったのも同じヤマカツエースです。昨年掲示板に載った馬も要注意でしょうか。

 ちなみに、昨年の45着馬は今回不出走。1着スワーヴリチャードはドバイへ。以下236着馬が連続出走の馬です。3頭とも鞍上乗り替わり。
 2着―福 永 05ペルシアンナイト →デムロ
 3着―川 田 08アルアイン    →北村友
 6着―浜 中 14ダンビュライト  →松 若

 も一つちなみに、昨年2着の福永は今年牡4ワグネリアン。川田は牡5キセキ、浜中は牡5エアウィンザーに騎乗します。
 福永ワグネリアン、川田キセキ、デムーロ・ペルシアンナイト、北村アルアインは5番人気内が予想されています。そして週中1番人気予想が牡4歳池添のブラストワンピースです。
 私はこの名を見て「はて? 何勝ったっけ?」とつぶやいてしまいました(^_^;)。

 その後ブラストワンピースの馬柱を見て「前走有馬記念1着馬(3番人気)」と知りました。
 それを見ても全く勝ちっぷりが思い出せません。ああ記憶力が……(^_^;)。

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 【GI大阪杯 実近一覧表】 阪神 芝20 14頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬       名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F
A=09|5|エアウィンザー | 2.6{BA}D=[7521]浜 中| ◎ ▲
B=06|5|キ セ キ   | 4.3{AG}B=[4244]川 田|○▲◎
C=02|4|ワグネリアン  | 5.5{CF}C=[5101]福 永|○○ ○
D=12|4|ステルヴィオ  | 7.6{DC}F=[4312]丸 山|○ ▲◎
E=03|5|アルアイン   | 8.3{E09}09=[4326]北村友|○  
F=08|5|サングレーザー | 8.7{FB}G=[7244]ミナリ|  ▲
G=07|4|ブラストワンピー| 9.4{GD}A=[5002]池 添|○○
H=11|5|ペルシアンナイト|10.5{HE}E=[4417]デムロ|○
QA=13|5|スティッフェリオ|19.4{11H} =[4328]田 辺| 
QB=04|4|エポカドーロ  |20.0{1210}H=[3213]戸崎圭|○
QC=01|6|マ カ ヒ キ |20.4{0914} =[5226]岩田康|○  ▲
QD=14|5|ダンビュライト |20.6{1012} =[4149]松 若| 
QE=10|4|ステイフーリッシ|26.6{1311} =[2224]藤岡康| 
QF=05|5|ムイトオブリガー|35.0{1413} =[4204]横山典| 
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
------------------------------
 成績補足 なし
------------------------------
※年齢 4歳=5 5歳=8 6歳=1 全14頭
※牡牝 牡=14頭(セ=0頭) 牝=0頭 
※格
G1V=8頭       1着レース(V年 月)歳
 A11ペルシアンナ[1303]マイルCS(17年11月)5
 B06キ セ キ [1113]菊 花 賞(17年10月)5
 C04エポカドーロ[1101]皐 月 賞(18年4月)4
 D02ワグネリアン[1001]ダービー (18年5月)4
 E12ステルヴィオ[1102]マイルCS(18年11月)4
 F03アルアイン [1024]皐 月 賞(17年4月)5
 G07ブラストワン[1002]有馬記念 (18年10月)4
 H01マカ ヒキ [1106]ダービー (16年5月)6

G2V=3頭(GIV除く)
 A08サングレーザー [3勝]スワンS・マイラーズC・札幌記念
 B14ダンビュライト [2勝]AJCC・京都記念
 C10ステイフーリッシ[1勝]京都新聞杯

----------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れF [A 型] 枠順AB= 5.8
 馬連型=A流れE [AB型] 馬連AB=10.7

 枠連=ABC/DEF//G H 
 枠順=527/463//8 1
 馬順=ACE BDH 11 10
 代行=G F 141209 13
 ―――――――――――――
 結果=
--------------------------------
 ○ 展開予想
※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 03 06 04 13-05 09 14 02-10 11 07 08-12 01
覧5 ○ ◎ ▲ △
3F E C D B A
本 ○ ◎ △ △ ★

*******************************
 ※ 直前予想

 週中いとこと会ったとき「大阪杯に出たら上位人気まちがいなしのアーモンドアイなど4頭がドバイに行った」話をしました。すると、いとこは「それなら大阪杯は2線級だな。荒れそうじゃないか」と言いました。
 そのときはなるほどと思いましたが、大阪杯出走14頭のデータを出してみると、2線級どころか一線級の馬が両手近く出走していたので驚きました。
金曜日に「こりゃあハイレベルの混戦だ」とつぶやいたものです(^_^;)。

 まず格からですが、なんとGI馬が8頭。GIVのないG2V馬も3頭出走。
 じゃあこの11頭だけ検討すればいいかと思ったら、取捨に困る馬がもう1頭いました。
 それがGIV・G2Vなく、G3-1勝、G2-3着1度の09エアウィンザー。
 普通なら軽視ですが、同馬は15戦して成績[7521]と着外1回だけ。芝20[4420]で複率100、阪神[4200]で連率100。まるでこの競馬場、この距離のために生まれたみたいな馬です。
 この馬が一覧トップに入りました。果たして同馬を格の観点だけで軽視していいのかどうか……。

 かくして14頭中12頭を検討せざるを得ず、残り2頭が5歳13スティッフェリオと05ムイトオブリガード。それに4歳ステイフーリッシュも無理スジだし、この3頭「来そうにない」けれど、カットしてほぞ噛むのも癪だし……(^_^;)。
 というわけで、検討する馬は計11頭ながら、表の馬券戦略は◎○2頭を決めたら、3複総流しで行こうと思います。目下3複1番人気でも20倍あるので、はまれば良しということで(^.^)。

 そこで11頭を年齢別に分けて4歳4頭、5歳6頭。6歳1頭を取捨選択してみます。
4歳       馬順       
 07ブラストワン A
 02ワグネリアン C
 12ステルヴィオ F
 04エポカドーロ H
5歳
 06キ セ キ  B
 09エアウィンザ D
 11ペルシアンナ E
 08サングレーザ G
 03アル アイン 09
 14ダンビュライト11
6歳
 01マカ ヒキ  10

 今回はいちゃもんつけて軽視する――つまり良くて2着か3着、着外でも不思議なしの馬をばんばん料理します(^_^)。

・02ワグネリアン……前走昨年9月の神戸新聞杯1着。その後の休養は「累積疲労」が理由らしいが、さすがに6ヶ月半ぶりのGI実戦はキツイと見る。
 逆に有馬以来3ヶ月ぶりの06キセキ・07ブラストは過去の大阪杯で連対実績があるので、軽視はしない。がしかし……、

・07ブラストワンピース……成績は[5002]。ダービー2番人気5着、菊花1番人気4着。有馬を勝ったけれど、どうも強さを感じない。1、2番人気になった5回中3回は1着(G3-2勝)だが、2回はダービー5着、菊4着。しかもこの2回は斤量57キロ。今回大阪杯の斤量は57キロ。つまり同馬は斤量57キロで[0002]と着内なし。有馬を勝ったときは55キロ。で、今回2キロ増。裏切り馬の気配もあるので軽視。

 次に、長期に渡って勝ちがなく、前走も善戦止まりの以下5頭を軽視。
・06キ セ キ  17年10月菊 花 賞1着後7戦[0124]前5着
・11ペルシアンナイ17年11月マイルCS1着後7戦[0205]前4着
・03アルアイン  17年4月皐 月 賞1着後10戦[0325]前5着
・04エポカドーロ 18年4月皐 月 賞1着後4戦[0103]前5着
・01マ カ ヒキ 16年9月仏ニエル賞1着後10戦[0127]前3着

 最後に芝20実績・斤量実績低い馬、短中距離馬の以下3頭も軽視。
・12ステルヴィオ 芝20[0001]、57キロ上[0012]
・14ダンビュライ 芝20[1023]、57キロ上[0027]
・08サングレーザー芝20[1102]に対し、芝14[3010]・芝16[1131]

 なんと11頭中10頭を軽視しました(^.^)。
 残ったのは5歳09エアウィンザー。先程書いたように、阪神コース・芝20の実績抜群。斤量57キロは1戦1勝。ただし、GI・G2実績はイマイチ。しかし、上がりは全15戦全てベスト3内、上がり1位は9回。父キングカメハメハも文句なし。よって、浜中09エアウィンザーを◎。

 ○はやはり4歳ブラストワンピースか5歳キセキのいずれかを選びたい……がブラストワンピースが斤57キロがこたえそうなのに対し、キセキは斤量57キロで[1123]。良くはないけれど、充分経験済み。何より先行タイプだし、昨秋ジャパンカップでアーモンドアイと死闘を演じた点(TX馬)から見ると、古馬の中ではトップクラス。よって、キセキを○に。
 馬券は◎-○の馬連・馬単。3複[◎○→総流し]。気分的には07ブラストワンピースと02ワグネリアンを3番手筆頭として馬券を買います。

 さて、いつものウラ●ですが、これだけいちゃもんつけてまた復活させるってのはないでしょう。ただ、とてもひそかに「復活してほしい」との願いをこめて01マカヒキの単勝と→◎○の馬連少々買います(^_^)。

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 本紙予想
 印番馬       名 齢 馬順
 ◎09エアウィンザー   5 D
 ○06キ セ キ     5 B
 △07ブラストワンピース 4 A
 △02ワグネリアン    4 C
 ★01マ カ ヒ キ   6 10

 さて結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2019.03.27

別稿 『 一読法を学べ――学校では国語の力がつかない 』 第3号

  二 人の話を三読法で聞けるのか

 ここまでは文章の《読み》に関して語りました。通読・精読・味読の三読法は世の実態に合った読み方ではなく、問題があると。
 もっと切実な問題は読みの延長である《人の話を聞く》場合に起こります。対話するとき、我々は相手の話を一度しか聞きません、一度しか聞けません。

 その際三読法しか学んでいない人は読み同様さあっと聞きます。すなわち「ぼんやり聞いている」ってことです。
 だから、相手の言うことを深く理解し、賛同したり、反論することができません。

 話す側から見ると、話し終えて内容について質問しても、きっちり答えることができない。話し手が「何か質問はないか」と聞いても、質問が出てこない。なぜなら、ぼんやり聞いているからです。いわゆる「右の耳から左の耳に抜ける」ってやつ。頭の中にとどまらないのです。

 理解度三〇で人の話を聞いている。それが世の実態です。これが進むと、高齢者になって詐欺に引っかかりやすくなります。[この部分を読んで、「おや、妙なことを言っているな。どうしてそう言えるんだ?」とつぶやいた方は一読法を学んでいます]

 ここでも、読者が「いやいや、自分は相手の言うことをしっかり聞ける。反論できるよ」とおっしゃるなら、それは《ぼんやり聞かないで、集中して聞いている》からでしょう。
 さらに、話の途中でわかりにくいことがあったら、「ちょっと待って。そこはどういう意味?」と質問したり、メモを取ったりして聞いている。それなら、あなたの聞き方は理解度六〇に達しています。

 日常会話でメモを取ることはまずないでしょうが、講演や職場の会議ならやっている人がいるはずです。特にメモを取りつつ聞いている人は理解度六〇を超えていると断言できます。
「何か質問はないか」と聞かれれば、容易く質問できるし、反論もできる。
「ここは意味不明だった。ここは相手の意見に賛成できなかった」箇所がメモに記されているからです。
 この聞き方は三読法ではありません。一読法による話の聞き方です。

 一読法はこう教えます。
 人の話を聞く際、一度しか聞かないから集中して聞くこと。途中で質問してもいい場合は、言葉の意味とかわかりにくいところを「ちょっと待って」と言って質問すること。途中で反論したいことがあったら、反論しましょう――と。

 学校の先生やお父さん、お母さんが問題児や不肖の我が子に説教することがあります。話の途中で子どもが何か言おうとすると、さえぎって「話の腰を折るな。おとなしく最後まで聞きなさい」とよく言います。
 そして話が終わると、「何か言いたいことはないか。質問はないか」と聞いたりする。
 ところが、子どもは「別に。わかったよ」と仏頂面で答える。
 その態度は到底反省しているように見えないので、大人は「お前は本気でこの件を考えているのか」と怒ったりする。

 残念ながら、このような親や先生は自身ひどいことを言っているのに、気づいていないようです。
 職場の上司にもこういう人がいるのではないでしょうか。三読法しか学んでいないから、「途中で口をはさむな」などと言う大人になるのです。

 対して聞く方はぼんやり聞いている。あるいは、真面目に聞いているので途中で言いたいことがある。しかし、「最後まで聞け」と言われたら、口を閉ざすしかない。
 話し終えたときの大人の結論は「お前の生活態度を改めなさい」であり、そう言われれば、自分が悪いし、正しい主張だから反論のしようがない。かくして質問も感想・反論も出てこない……ということになります。
 そして、このような大人に育てられた子どもが大きくなると、また似たような大人になって「話の腰を折るな」と子どもや部下に説教するのでしょう。

 どこの職場でもよく見かける光景に上司が部下のミスを叱責したり、説教する場面があります。部下が途中で何か言うと「いい訳をするな」と言って喋らせない。そして最後に「今後こんなミスをするんじゃないぞ」の言葉で説教は終わる。部下は「わかりました」と応じて去る。
 ところが、部下はその後また似たような失敗をする。すると、上司は「先日言ったばかりじゃないか。なんで同じミスを犯すんだ」とまた叱責する。
 これがたび重なると、上司の心中は「こいつはなんて無能なんだ」との思いで一杯になるかもしれません。
 世の親御さんが息子や娘に対して「この間言ったばかりじゃないか」と叱責されることも多いのではないでしょうか。

 これも説教・意見が三読法で話され、三読法で聞いているから起こる事態です。上司や親は自分の意見を言うだけ。部下や子は言いたいことがあるけれど、言わせてくれないので、黙ってぼんやり聞いているだけ。上司や親の言葉が身体にしみこんでいないのです。

 失敗しないためにはどうすればいいか、どう生きればいいのか。残念ながら上司や親は教えてくれない。語ったとしても、だいたい精神論か「お前が考えろ」で終わる。だから、また同じミスを犯す。
 部下はもういい訳をしようともしない。ただ「すみません」と謝るだけ。その繰り返しになるのが、三読法的聞き方、話し方によってもたらされる結末です。

 では一読法的説教ならどうなるか。
 部下が途中でいい訳をしようとするなら、上司はそれをしっかり聞く。そして「なぜそのミスが起こったか。部下の問題か、相手の問題か、会社の問題か。部下の問題ならそのミスが発生した理由・原因をさぐる。そして、今後どのようにするか」を上司と部下で話し合う――これが一読法的聞き方であり、一読法的説教の仕方です。上司が一方的に原因を分析して語ることはありません。
 ミスの原因を的確に分析できる人は有能です。しかし、それをそのまま部下に喋る上司は普通レベルの有能でしかありません。最も有能な上司は失敗の原因に気付いていても、あえて語らない人です。この上司は《部下自らミスの原因に気付く》よう話を展開します。

 よって、一読法的説教は基本的に《言いっぱなし・聞きっぱなし》がありません。途中で止めつつ、考えつつ、話し合う話し方であり、聞き方です。親子の間でも同じ話し方・聞き方となります。

 ゆえに、一読法では「途中で話の腰を折る質問・反論大歓迎」と教えます。もちろん壇上で喋る講演などは最後まで静かに聞く。それは当然のエチケット。その場合はメモを取りながら聴く――それが一読法です。

 ところが、三読法は人の話の聞き方を教えません。教えることができないのです。
 なぜなら、三読法とは二度以上読むのが基本。だから、人の話の三読法的聞き方とは「相手にもう一度同じことを喋らせる」です。
 皮肉ではありません。当然の帰結です。または、録音しておいて後でもう一度聞く。

 もしも問題児が、説教する親や先生に向かって「すみません。今の話はさあっと聞いていました。だから、もう一度同じことを喋ってください」と言ったらどうでしょう。大人は激怒するに違いありません。
 あるいは、部下が「課長のお話は録音しています。帰宅後もう一度念入りに聞かせてもらいます」と言ったら、上司はどのような反応を見せるでしょうか。

 ところが、それは三読法にとっては正しい聞き方です。最初はさあっと読んで、二度目に精読するのが三読法。それを《聞くこと》にあてはめれば、最初はさあっと聞いて二度目にじっくり聞く――となります。ゆえに、どちらも間違った申し出ではないのです。

 かわいそうなのは人の話の聞き方を学んでいない子どもたちと言うべきでしょう。
 そして、説教とは「上司が一方的に部下に言い聞かせるものである」と信じて日々説教に明け暮れている中間管理職の方々。あなたも三読法的授業の犠牲者であると言わねばなりません。


===================================
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:  ☆ お知らせ ☆

 御影祐のホームページURLとメールアドレスが3月31日より以下のように変わります。
 変更お願いいたします。
  [http://www.geocities.jp/mikageyuu/index.html]
  →http://mikageyuu.flier.jp/index.html

 ここで個人的感慨を少々――。
 はるばる遠く来(き)ぬるものかな……ではありませんが、「ゆうさんごちゃ混ぜホームページ」は2003年6月、ヤフージオシティーズさんによって開設。今年で16年目を迎えます。それがサービス停止によって他プロバイダーへの移転を余儀なくされました。
 4月1日よりお世話になるのは「ロリポップ」さんです。税抜き月額250円のサービスなので、今後もコマーシャルは入りません。

 私の書き物はほぼホームページに掲載してあります。しかし、どれを取っても名にし負う「長文」ばかりであります(^_^;)。
 ツイッター・インスタグラムなど「短文隆盛」の世の中にあって、とてもまともに読んでもらえず、化石化し埋もれてしまう運命でしょう。

 私は何か偶然が起こると、「これは私にとってどんな意味があるのだろう」と考えます。
 昨年初め本稿「一読法を学べ」をほぼ書き上げたとき、すぐに公開しないで1年経ちました。そのころはなんとなく公開する気になれなかったのです。

 そして昨年12月、「ジオシティーズのホームページサービス廃止」との連絡が来て移転作業を開始し、今年「一読法を学べ」をメルマガ全読者に公開しようと思ったとき、ホームページの移転・「一読法を学べ」の配信・公開を1年待ったわけ――が私の中でつながりました。この偶然の意味に気付いたのです。

 今月半ばころようやく移転作業が完了しました。この間自分が書いた文章をいくつか読み返すことがあり、「初めの頃感じ考えていたことが今も変わらないなあ」と思ったり、当初リンクして紹介していたよそ様のホームページが「リンク不能」となったりして時の流れを実感させられました。この偶然には「自分のホームページを振り返るという意味もあったか」と思ったことです。

 その中で「偶然のネットサーフィン」を読み返したとき、俳優成田三樹夫氏が若かった頃恋人(後に結婚)に語った言葉に目がとまりました。
 彼は彼女に言います。「何でも一生懸命読まなきゃ駄目だ。詩でも小説でも作者は命懸けで書いているんだ。だから読む方だって命懸けで読まなきゃ失礼なんだ。そうでなければ字面ばかり追うだけで本当の宝物は作者は見せてくれないんだ」と。

 当時感動した言葉であり、今も鮮烈で「自分は命がけで書いているかなあ」と反省する言葉でもあります。
 同時にこれは「字面ばかり追うだけ」の読み方をしている読者への痛烈な批判にもなっているでしょう。

 成田氏は心構えとしてこの言葉を語ったと思います。対して私は「それは読者の責任ではない。むしろ日本の国語授業が字面を追うだけの読み方指導をしてきたから、その読み方しかできないんだ」と考えています。この思いで本稿『一読法を学べ』を書きました。

 突然ですが、私はツイッター反対論者です。わずか一四〇字の意見表明に何の意味も価値も見出すことができません(後日触れます)。
 そんなものを読んで発信する時間があったら、夏目漱石を、芥川龍之介の小説を読んでください。子どもたちにスマホの画面ではなく、小説や詩を、論文を読むよう勧めてください。
 あなたのお子さん・お孫さんがオレオレ詐欺やいじめの加害者になっている可能性があります。子どもに芥川龍之介の『鼻』や『羅生門』『蜘蛛の糸』を読ませてください。いじめの心理や「自分が生き残るためには何をやってもいいのか」について考えさせられるはずです。

 芥川龍之介の作品は短編が多いけれど、古今東西の名作・力作はことごとく「長文」です。長文を読める人間になる必要がある、と私は考えています。本稿「一読法を学べ」をじっくりしっかり読んで、ぜひ「長文を読める力とテクニック」を学んでください。

 またも長い後記となって申し訳ありません。
 ちなみに、ここで「私の小説を読んで下さい」と書けないのが忸怩(じくじ)たる思いです……(^_^;)。 御影祐

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2019.03.26

高松宮記念、結果とほぞ噛み

 高松宮記念結果は――3着の複勝買っとけば……の敗戦(-.-)
 1着―福 永 03ミスター メロディ……[?]G 単勝=7.8
 2着―幸 英 04セイウン コウセイ……[?]QD
 3着―藤岡康 07ショウナンアンセム……[*]QI
 4着―北村友 13ダノン スマッシュ……[◎]A
 5着―国分優 05ティー ハーフ ………[?]QF(一覧順位)
 前日馬順[E→14→17→A]枠順[D→D’→B’→A]

 枠連=2-2=333.1 馬連=03-04=305.3 馬単=496.3
 3連複=03-04-07=8707.4 3連単=44974.7
 ワイド12=75.9 W13=304.6 W23=885.2
-------------------------------
 本紙予想
 印番馬      名 性齢 馬 結果
 ◎13ダノンスマッシュ 牡4 A 4
 ○08レッツゴードンキ 牝7 C 
 ▲15モズスーパーフレ 牝4 B 
 △12ロジ クライ   牡6 F 
 ●06アレスバローズ  牡7 G 
 ?03ミスターメロディ 牡4 E 1
 ?04セイウンコウセイ 牡6 14 2
 *07ショウナンアンセ 牡6 17 3
-------------------------------
 ○ 展開結果

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 15 10 07 02-09 04 13 03-12 17 16 14-06 08 18 11 01 05
覧△ 5 ▲ ◎ ○
3F B C DE A
本▲ ◎ △ ●○
結 3 2 4 1 5
--------------------------------

【高松宮記念、過去3年の実近一覧結果と今年の順位・結果】

    2019 |2018 2017 2016 |
年=|番|人|着|人|着|人|着|人|着|
A=|13|A|4|A|8|A|3|A|1|
B=|08|C| |09|3|C|2|D|9|
C=|09|D| |D|4|B|10|B|2|
D=|15|B| | | | | |C|3|

E=|10| | |E| |G|5| | |
F=|18|09| |H| |E|1|H| |
G=|03|E|1|B|2|D| | | |
H=|06|G| | | | | |F| |

QA=|17| | |G| | | |G| |
QB=|14| | | | | | |E|5|
QC=|12|F| | | | | | | |
QD=|04|14|2| | | | | | |

QE=|16|H| | | |09| | | |
QF=|05| |5|C|1|F| | | |
QG=|02| | |F|5| | |09| |
QH=|01| | | | |17|4| | |
QI=|07|17|3| | | | | | |
QJ=|11|18| | | | | |18|4|
    ※注「人気」は前日馬連順位

 【 一覧結果 】

 今年の結果は「一覧EFGHの上位人気に注意」とまとめたG(人気E)03ミスターメロディが1着。そして「気になるのは16、17年の4着馬。ともにQE以下のほぼ最低人気が激走しています。3複など何も考えず最低人気2頭に1枚流しておくと、まさか馬券がゲットできるかもしれません。そう思って今年の人気欄に[17・18]を追加しておきます(^_^)」と書いたら、なんと一覧・馬順ブービーの07ショウナンアンセムが3着激走。複勝は64倍!

 がしかし、問題はもう一頭。まさか一覧ABCDが全て消えるとは思いもしませんでした。 そして、激走したのはQA~QDの1頭、GIV馬3頭の一角に出ていた04セイウンコウセイ。 しかし、あまりの人気薄で手が伸びません。3単450万もむべなるかな、です。

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 【高松宮記念 実近一覧表】 中京 芝12 18頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬     名牝|予OZ{実近}人=[全 芝]騎 手|格距TM3F印着
A=13|4|ダノンスマッシ| 2.0{AA}A=[520.04]北村友|▲○  ◎4
B=08|7|レッツゴード牝| 4.2{CC}C=[375.12]岩田康|◎△ ○○
C=09|6|ナックビーナ牝| 5.0{BE}D=[685.07]大野択| ▲

D=15|4|モズスーパー牝| 6.6{11B}B=[611.06]武 豊| ◎  ▲
E=10|4|ラブカンプー牝| 6.9{EG} =[281.04]酒 井| △△
F=18|6|ダイメイプリ牝| 9.7{HH}09=[621.15]デムロ|  ○▲
G=03|4|ミスターメロデ| 9.8{15D}E=[110.03]福 永|    ?1

H=06|7|アレスバローズ|11.0{F12}G=[744.15]川 田|▲ ◎ ●
QA=17|5|ダイメイ フジ11|.2{0910} =[663.10]丸 山|
QB=14|6|ペイシャフェ牝|12.3{1209} =[631.15]松田大|
QC=12|6|ロジ クライ |12.5{18F}F=[523.06]ルメル|▲   △
QD=04|6|セイウンコウセ|13.7{1311}14=[630.12]幸 英|△   ?2
QE=16|5|デア レガー牝|13.7{G13}H=[610.07]池 添|

QF=05|9|ティー ハーフ|22.1{1014}13=[738.27]国分優|   ◎?5
QG=02|8|ラインスピリッ|27.2{1715} =[864.32]森一馬|  ▲
QH=01|11|スノードラゴン|35.2{D17} =[151.19]藤田菜|△
QI=07|6|ショウナンアン|35.3{1616}17=[695.14]藤岡康| △ △*3
QJ=11|8|ヒルノデイバロ|48.2{1418}18=[050.19]横山典|    *
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
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 成績補足 今回は上記に全て掲載しました。
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※年齢 4歳=4 5歳=2 6歳=6 7歳=2 8歳上=4 頭
※牡牝 牡=11頭(セ=0頭) 牝=7頭 
※格
G1V=3頭
 A08レッツゴードン[1501]
 B04セイウンコウセ[1004]2
 C01スノードラゴン[1109]
G2V=0頭(GIV除く)
参考G3V=11頭 うちG3V2勝=3頭
 A13ダノンスマッシ[2102]
 B12ロジクライ  [2121]
 C06アレスバローズ[2003]
------------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れG [A 型] 枠順AB=8.2
 馬連型=A流れF [AB型] 馬連AB=5.3

 枠連=ABCDEF/G/H 前日馬順[E→14→17→A]
 枠順=746258/3/1
 馬順=ACFEDH/G/15 
 代行=B1718141009 13 16
 代2=12 11
 ―――――――――――――
 結果=43 12   5   枠順[D→D’→B’→A]
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 ※ 回  顧

 私はこの日も元旅館のいとこ宅で温泉+競馬観戦でした。
 レース後払い戻しを知って「唖然呆然」でしたが、私は(直前予想には書かなかったものの)ブービー人気の07ショウナンアンセムにしっかり流していました。
 人生と馬券に「ればたら」はないけれど、もしも◎○▲●のうち2頭が3着内に入っていれば、ショウナンアンセム3着で充分高配当ゲットだったのです。

 しかも、ショウナンアンセムの一覧は、以下のように距離と3Fにおいて△印が付けられています。同馬は決して箸にも棒にもかからない馬ではありませんでした。
 順=番|齢|馬     名牝|予OZ{実近}人=[全 芝]騎 手|格距TM3F
 QI=07|6|ショウナンアン|35.3{1616}17=[695.14]藤岡康| △ △

 騎手馬券のいとこも鞍上藤岡康太から07に印を付けており、二人して「複勝買えば良かった~」とほぞ噛んだものです(^_^;)。

 問題は7枠1、2番人気(4歳2騎)が消えたこと。さらに期待した○●も凡走。

 福永の牡4歳ミスターメロディは一覧7位。上位に4歳の残り3頭がいます。
 ミスターメロディの全成績は[4303]ですが、最初4走はダートで[2200]。これを除くと芝6走では[1103]とイマイチ。しかも5走全て芝14か16で芝12は未経験のまま。GIは昨年のNHKマイル4着(7人気)があるだけ。

 ちょっと買えそうなのは2走前G2阪神C2着(2人)でしょうか。このとき1着だったら唯一「G2V馬」にあたるので、ウラ●にしたかもしれません。
 また、G3Vとして中京芝14のファルコンS1着があります。つまり、芝の1、2着一回ずつとはG3とG2でした。
 とは言え、父は「Scat Daddy」という全く聞いたことない馬。供用9年で重賞2勝(/10)。この2勝がミスターメロディです。
 ついでに馬主は「グリーンフィールズ」という、これまた(失礼ながら)ほとんど聞いたことない馬主。それも道理で馬主歴12年で重賞はわずかに3勝(/52)。4勝目が初のGIとなりました。実オッズは4歳ABに対して3番手に位置するE。何か特別の「福永教信者」でもない限り、データからは買えまっせん(^_^;)。

 ただ、4歳AB2強の不安点は取り上げていました。

 ダノンスマッシュについては「若干の不安は斤量と中京1戦着外(7着)である点。右回り[5102]に対して左回り[0102]はビミョー。また、斤量57キロだと昨年のNHKマイル7着の1度きり」と書きました。
 結果先行したけれど、直線伸びを欠いて4着。2F目の200メールラップが10.1とかなり激流でしたが、最初の3Fは33.2。速いけれど、芝12なら普通の速さであり、事実1~4着に入った3頭はみな5番手以内にいた先行馬です。唯一4角11番手から追い込んだのが3着のショウナンアンセムでした。よって、このレースをまとめるなら「平均ペースの前残り」と言えるでしょう。
 しかし、逃げたモズスーパーフレアは粘れず15着。ダノンスマッシュも3着に残れなかった。せめてダノンスマッシュが3着に粘っていたら、前日馬順[E→14→A]ですから(獲りづらいけれど)「想定内の穴馬券」と言えます。

 かたやモズスーパーフレアについては、かなり書きました(^.^)。
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 ただし、5走のクラスは[3W→OP3走→前走G3フジオーシャンS]だったように、強いところとやっていないのがビミョーです。
 同馬はGI初出走だし、中京は2戦着外(左回りもこの2走のみ)。G2未出でG3は4戦[1003]と1勝のみ。牝馬故斤量2キロ減の55キロは有利ながら、この馬最大斤量54キロまで。つまり55キロは今回初。うーんもっとビミョー(^_-)。
 鞍上最近は逃げた方がいい武豊ながら、今回逃げ先行馬が多く、外枠に入ったし楽に逃げられるだろうか。中京は直線も長いし、最後斤量がこたえて2、3着どころか、着外の可能性もありそうです。
 父「Speightstown」も聞いたことありません(供用12年で出走頭数23頭、重賞出走23の2勝)。そこで、消える可能性ありと見て(しかし、上がり馬の勢いで粘っても不思議ないので)▲とします。
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 結果向こう正面で逃げ争いを演じて「ああこりゃダメだ」と思いました。

 こうまでいちゃもん書いたのだから、無印とか△まで落として「4歳3番手の福永ミスターメロディに印を打てば」と今なら思います。
 しかし、《逃げの武豊》なら「粘れるかも」と元武豊信者としては期待する……のが私の弱点です(^.^)。それに彼は土曜日のG2日経賞2500を、うまーくスローに落として逃げ切っていました。さすがに無印にはできません。

 さて、問題は鞍上幸の6歳セイウンコウセイ。
 同馬は2017年高松宮記念を5番人気1着。秋のGIスプリSは3番人気11着。翌年――つまり昨年春高松宮記念は5番人気6着、そして秋スプリSは(前走G3函館スプリS1着だったけれど)7番人気12着惨敗。その後ダート12の地方GIJBCスプリントも14着。
 今年になって1月G3シルクロードS(芝12)も15着惨敗。結局GI[1004]では、さすがに「終わったかな」と誰もが思ったでしょう。今回最終的に単勝100倍の12番人気でした。 私も無理スジ……と思いました(^_^;)。

 実は4歳AB2騎は上がり馬であり「消えるかも」と思えば、「近走に目つむって格上位のRX馬を狙いたい」とは考えました。G2V馬が不在故、狙うは以下の3頭。
 G1V=3頭
 A08レッツゴードンキ[1501]牝7 6着
 B04セイウンコウセイ[1004]牡6 2着
 C01スノー ドラゴン[1109]牡11 17着

 さすがに11歳のスノードラゴンはないだろう。レッツゴードンキは7歳牝馬とは言え、近走悪くないのだから、印を付けないわけにはいかない。となると、セイウンコウセイまで印は回らなかった……というわけで、やっぱり「獲れそうで獲れない馬券」でした(^_^;)。

 ただ、一つだけ年齢別に格の上下を考える際「もう少し考慮した方が良かったか」と思えるデータに気付きましたので、それを書いておきます。

 4歳4騎を一覧順に抜粋すると以下の通りです。
順=番|齢|馬     名牝|予OZ{実近}人=[全 芝]騎 手|格距TM3F印着
A=13|4|ダノンスマッシ| 2.0{AA}A=[520.04]北村友|▲○  ◎4
D=15|4|モズスーパー牝| 6.6{11B}B=[611.06]武 豊| ◎  ▲
E=10|4|ラブカンプー牝| 6.9{EG} =[281.04]酒 井| △△
G=03|4|ミスターメロデ| 9.8{15D}E=[110.03]福 永|    ?1

 ミスターメロディの格・距離欄に全く印が付かないのはダート[2200]、芝[1103]から当然の結果です。
 しかし、この4頭に重賞実績(連率・複率・3着以内の詳細)を入れてみます。
順=番|齢|馬     名牝|予OZ{実近}人=[重賞]連 複 着
A=13|4|ダノンスマッシ| 2.0{AA}A=[2104]43 43 4
D=15|4|モズスーパー牝| 6.6{11B}B=[1003]25 25 15
E=10|4|ラブカンプー牝| 6.9{EG}10=[0314]50 50 18
G=03|4|ミスターメロデ| 9.8{15D}E=[1102]50 50 1

 同上重賞3着以内の詳細
A=13|4|ダノンスマッシ| G3シルクロードS1着・G3京阪杯1着・
             G3キーンランドS2着
D=15|4|モズスーパー牝| G3オーシャンS1着
E=10|4|ラブカンプー牝| GIスプリS2着・G2セントS2着・
             G3アイビスD2着。G3北九州記念3着
G=03|4|ミスターメロデ| G2阪神C2着・G3ファルコンS1着

 4頭を格で比較すれば、上位2頭よりむしろ下位2頭の方が連率・複率で上であり、上位2頭にはGI・G2の3着内がない。対して下位2頭はラブカンプーにGI・G2の2着があり、ミスターメロディにもG2-2着があった。

 さらに下位2頭を比べるなら、ラブカンプーが今年1月3月の前2走[G3シルクロードS18着→G3オーシャンS16着]の結果(大差の不調)であるのに対し、ミスターメロディは阪神C2着後G3阪急杯7着(1人気の着差0.5)です。これを考慮すれば、ミスターメロディを上位と見ることができます。

 5歳人気薄セイウンコウセイも激走2着でした。やっぱりGIレースにおいてGI・G2実績馬を軽視・無視してはいけないなと思います。
 今回GIVは3頭、G2Vがなかっただけに、G2-2着馬にもっと注目しても良かったなと感じます。もちろん全18頭比較ではGI2着馬もいるので単純比較はできませんが、今後検討項目に入れたいなと思ったことです。

 以上です。

 以下は昨年のGI大阪杯の結果と回顧。回顧はわずか5行。
 せっかく5頭に絞ったのに◎○以外の3頭が123着という馬券下手でした(^_^;)。

********************************
【 大阪杯結果 】

 大阪杯、結果は――せっかく5頭に絞ったのに……(^_-)。

 またも馬券下手発揮です。主たる印は5歳から02サトノダイヤモンド◎、
6歳から04シュヴァルグラン○。そして4歳から△3頭15スワーヴリチャー
ド、08アルアイン、05ペルシアンナイトを選んだのに。結果は4歳△3頭
の123着独占。「くあーっ3複1点買っときゃ良かったあ」と後の祭り
のほぞ噛みでした(^_^;)。
-----------------
 1着―Mデム 15スワーヴリチャード…[△]B 単勝=3.5
 2着―福 永 05ペルシアンナイト……[△]E
 3着―川 田 08アル アイン…………[△]C
 4着―池 添 03ヤマカツ エース……[・]QC
 5着―横山典 01ミッキースワロー……[?]QF(一覧順位)
 前日馬順[A→F→C→11→E]枠順[C→E→B→D’]
 枠連=8-3=24.1 馬連=15-05=29.3 馬単=37.5
 3連複=15-05-08=27.8 3連単=174.5
 ワイド12=10.2 W13=3.0 W23=6.4
-----------------
 ○大阪杯、展開結果

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 12 09 14 11-08 10 04 02-03 07 15 06-01 16 05 13
覧     ▲ △ ◎ ○ E
3F C E A B D
本・ △ ○ ◎ ・ △ △
結 3 4 1 5 2
----------------------------------
 本紙予想           人 結果
 ◎02サトノダイヤモンド 牡5 B 7
 ○04シュヴァルグラン  牡6 D 13
 △15スワーヴリチャード 牡4 A 1
 △08アルアイン     牡4 C 3
 △05ペルシアンナイト  牡4 F 2
 ・12ヤマカツライデン  牡6 16 
 ・03ヤマカツエース   牡6 11 4

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 【GI大阪杯 実近一覧表結果】 阪神 芝20 16頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|性齢|馬      名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F 着
A=02|牡5|サトノダイヤモ| 1.9{AA}B=[7130]戸崎圭|◎○ ▲ 7
B=15|牡4|スワーヴリチャ| 3.0{BB}A=[4302]Mデム|△▲ △ 1
C=08|牡4|アル アイン | 5.4{CD}C=[4203]川 田|△△   3
D=04|牡6|シュヴァルグラ| 6.8{D09}D=[7565]三 浦|○△
E=05|牡4|ペルシアンナイ| 7.5{FF}F=[4213]福 永|△ ○◎ 2
F=06|牝8|スマートレイア| 8.6{E11}J=[952.]四 位|  △▲
G=09|セ4|トリ オンフ | 9.4{HE}H=[5304]田 辺| ○
H=16|牡5|メートルダール|10.1{G10} =[6154]松 山| ◎ △
QA=14|牡4|ダンビュライト|11.3{09C}G=[3134]浜 中|
QB=07|牡7|ゴールドアクタ|14.3{1012} =[9328]吉田隼|▲
QC=03|牡6|ヤマカツエース|22.7{1213} =[714.]池 添|     4
QD=11|牡4|ウインブライト|24.4{13H}I=[5205]松 岡|
QE=10|牡8|サトノノブレス|26.1{1116} =[665.] 幸 |  ○
QF=01|牡4|ミッキースワロ|29.4{15G}E=[3113]横山典|     5
QG=13|牡6|マサハヤドリー|35.3{1415} =[521.]北村友|
QH=12|牡6|ヤマカツライデ|38.9{1614} =[431.]酒 井|  △
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
---------------------------
 成績補足
F=06|牝8|スマートレイア| 8.6{E11}J=[952.12]
QC=03|牡6|ヤマカツエース|22.7{1213} =[714.17]4
QE=10|牡8|サトノノブレス|26.1{1116} =[665.15]
QG=13|牡6|マサハヤドリー|35.3{1415} =[521.18]
QH=12|牡6|ヤマカツライデ|38.9{1614} =[431.10]
---------------------------
※年齢 4歳=7 5歳=2 6歳=4 7歳=1 8歳=2 頭
※牡牝 牡=14頭 セ=1頭 牝=1頭 
※格
G1V=5頭
 A02サトノダイヤモン[2]  B05ペルシアンナイト[1]2
 C08アル アイン  [1]3 D04シュヴァルグラン[1]
 E07ゴールドアクター[1] 

G2V=7頭(GIV除く)
 A03ヤマカツエース [3]4 B06スマートレイア[3]
 C15スワーヴリチャー[2]1 D11ウインブライト[2]
 E01ミッキースワロー[1]  F14ダンビュライト[1]
 G10サトノ ノブレス[1]

※芝20優秀馬
 A16メートルダール [4021]  B10サトノノブレス[3333]
 C15スワーヴリチャー[2101]1 D02サトノダイヤモ[2020]
 E09トリ オンフ  [2000]  F04シュヴァルグラ[1220]

※阪神コース優秀馬
 A06スマートレイアー[6102]  B02サトノダイヤモン[3000]
 C08アル  アイン [2000]3 D04シュヴァルグラン[3213]
 E15スワーヴリチャー[1100]1 F12ヤマカツライデン[1325]

※昨 年123着     (人)前走
1着=05キタサンブラック(1)GI有馬記念2着(2人)
2着=04ステファノス  (7)G2金鯱 賞6着(3人)
3着=13ヤマカツエース (4)G2金鯱 賞1着(1人)

今年=09トリオンフ 05ペルシアンナイト 2 04シュヴァルグラン
----------------
 [大阪杯枠連順位]  枠型=3巴C 4巴D 5巴E
 枠連=ABC/D/E/FG/H 枠順AB=6.0
 枠順=148/2/3/57/6
 馬順=BCA D F HG 09 馬連AB=8.2 馬連型=ABC3巴
 代行=E1314 11 10 1215 16
 ―――――――――――――
 結果= 31 4 2

===============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2019.03.23

高松宮記念、直前予想

 さて、今年も本格的な前期GI戦の開幕となりました。
 6月初めまで息切れしないよう推理に励みたいと思います。

 まずは今回の一覧データを含めた過去3年の一覧1~5着の出現傾向です。トップAだけは着外でも掲載しました。

【高松宮記念、過去3年の実近一覧結果と今年の順位】

    2019 |2018 2017 2016 |
年=|番|人|着|人|着|人|着|人|着|
A=|13|A| |A|8|A|3|A|1|
B=|08|C| |09|3|C|2|D|9|
C=|09|D| |D|4|B|10|B|2|
D=|15|B| | | | | |C|3|

E=|10| | |E| |G|5| | |
F=|18|09| |H| |E|1|H| |
G=|09|E| |B|2|D| | | |
H=|06|G| | | | | |F| |

QA=|17| | |G| | | |G| |
QB=|14| | | | | | |E|5|
QC=|12|F| | | | | | | |
QD=|04| | | | | | | | |

QE=|16|H| | | |09| | | |
QF=|05| | |C|1|F| | | |
QG=|02| | |F|5| | |09| |
QH=|01| | | | |17|4| | |
QI=|07|17| | | | | | | |
QJ=|11|18| | | | | |18|4|
    ※注「人気」は前日馬連順位

 傾向としてはやはりABCの3頭。だいたい上位人気になり、1頭は軸になっている感じです。次がEFGHの上位人気。17年は人気Eが1着、昨年は人気Bが2着です。
 対してQA~QDは今のところ連絡みなし。しかし、QE以下でも昨年人気Cが1着となっているように、QA以下の3番人気内、6番人気内には注意が必要かと思います。

 過去3年間前日馬順は9番人気内で決着しています。馬順はほぼ最終の単勝人気と合致するので、その前7年間を見ても10番人気以下が連絡みしたのは3着の3回だけです。
 つまり、高松宮記念は「上位人気→中位人気」傾向でしょうか。
 今回もフタケタ人気まで崩れるかどうかってところですが、気になるのは16、17年の4着馬。ともにQE以下のほぼ最低人気が激走しています。3複など何も考えず最低人気2頭に1枚流しておくと「まさか」馬券がゲットできるかもしれません。そう思って今年の人気欄に「17・18」を追加しておきます(^_^)。

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 【高松宮記念 実近一覧表】 中京 芝12 18頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬      名牝|予OZ{実近}人=[全 芝]騎 手|格距TM3F
A=13|4|ダノンスマッシュ| 2.0{AA}A=[520.04]北村友|▲○
B=08|7|レッツゴードン牝| 4.2{CC}C=[375.12]岩田康|◎△ ○
C=09|6|ナックビーナス牝| 5.0{BE}D=[685.07]大野択| ▲

D=15|4|モズスーパーフ牝| 6.6{11B}B=[611.06]武 豊| ◎
E=10|4|ラブカンプー 牝| 6.9{EG} =[281.04]酒 井| △△
F=18|6|ダイメイプリン牝| 9.7{HH}09=[621.15]デムロ|  ○▲
G=03|4|ミスターメロディ| 9.8{15D}E=[110.03]福 永|

H=06|7|アレスバローズ |11.0{F12}G=[744.15]川 田|▲ ◎
QA=17|5|ダイメイ フジ 11|.2{0910} =[663.10]丸 山|
QB=14|6|ペイシャフェリ牝|12.3{1209} =[631.15]松田大|
QC=12|6|ロジ クライ  |12.5{18F}F=[523.06]ルメル|▲
QD=04|6|セイウンコウセイ|13.7{1311} =[630.12]幸 英|△
QE=16|5|デア レガーロ牝|13.7{G13}H=[610.07]池 添|

QF=05|9|ティー ハーフ |22.1{1014} =[738.27]国分優|   ◎
QG=02|8|ラインスピリット|27.2{1715} =[864.32]森一馬|  ▲
QH=01|11|スノードラゴンン|35.2{D17} =[151.19]藤田菜|△
QI=07|6|ショウナンアンセ|35.3{1616}17=[695.14]藤岡康| △ △
QJ=11|8|ヒルノデイバロー|48.2{1418}18=[050.19]横山典|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
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 成績補足 今回は上記に全て掲載しました。
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※年齢 4歳=4 5歳=2 6歳=6 7歳=2 8歳上=4 頭
※牡牝 牡=11頭(セ=0頭) 牝=7頭 
※格
G1V=3頭
 A08レッツゴードン[1501]
 B04セイウンコウセ[1004]
 C01スノードラゴン[1109]

G2V=0頭(GIV除く)
参考G3V=11頭 うちG3V2勝=3頭
 A13ダノンスマッシ[2102]
 B12ロジクライ  [2121]
 C06アレスバローズ[2003]
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 [枠連順位]
 枠連型=A流れG [A 型] 枠順AB=8.2
 馬連型=A流れF [AB型] 馬連AB=5.3

 枠連=ABCDEF/G/H 
 枠順=746258/3/1
 馬順=ACFEDH/G/15 
 代行=B1718141009 13 16
 代2=12 11
 ―――――――――――――
 結果=
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 ○ 展開予想

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 15 10 07 02-09 04 13 03-12 17 16 14-06 08 18 11 01 05
覧△ 5 ▲ ◎ ○
3F B C DE A
本 ◎

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 ※ 直前予想

 さー高松宮記念。週中予想では「◎○この2頭しかいないじゃないか」って感じでした。
 その2頭とは牡4歳北村友13ダノンスマッシュと牝4歳武豊15モズスーパーフレア。しかし、成績の詳細を検討してみると、◎ダノンはいいけれど、○モズは変えることにしました。

 まずは「さすがに仕方ない」◎(^_^)――ダノンスマッシュ。
 同馬は4走前から芝12にかわって「化けた」ようで(それまでは7戦芝14と16のみ)、前2走[G3京阪杯→G3シルクロードS]を2連勝。芝12を計4戦して[3100]。先行して上がりもいい競馬を見せています。
 GIこそ2歳朝日杯5着、3歳NHKマイル7着と連絡みはないけれど、すでに経験済み(G2未出走)。父はロードカナロア。一覧もトップのAA。前日馬順も当然のA。ちょっと死角が見あたらない感じで、私も当然の◎です(^_^)。

 ただ、若干の不安は斤量と中京1戦着外(7着)である点。右回り[5102]に対して左回り[0102]はビミョーです。また、斤量57キロだと昨年のNHKマイル7着の1度きり。
 まーこれも前走ハンデ戦で56.5を背負って(ハンデトップは57.5)勝っているので、馬連の軸なら大丈夫かなと思います。

 次は○にと考えていた15モズスーパーフレア。
 4歳で[6116]の成績は決して誉められたものではないけれど、勝った6勝は全て芝12。この馬芝12と芝14しか経験がなく、芝14は4戦[0004]と全て着外。しかし芝12だと[6113]と優秀。また、こちらも5走前からひたすら逃げ戦法に徹して[1、3、2、1、1]着と抜けた成績。
 ただし、5走のクラスは[3W→OP3走→前走G3フジオーシャンS]だったように、強いところとやっていないのがビミョーです。

 同馬はGI初出走だし、中京は2戦着外(左回りもこの2走のみ)。G2未出でG3は4戦[1003]と1勝のみ。牝馬故斤量2キロ減の55キロは有利ながら、この馬最大斤量54キロまで。つまり55キロは今回初。うーんもっとビミョー(^_-)。

 鞍上最近は逃げた方がいい武豊ながら、今回逃げ先行馬が多く、外枠に入ったし楽に逃げられるだろうか。中京は直線も長いし、最後斤量がこたえて2、3着どころか、着外の可能性もありそうです。
 父「Speightstown」も聞いたことありません(供用12年で出走頭数23頭、重賞出走23の2勝)。そこで、消える可能性ありと見て(しかし、上がり馬の勢いで粘っても不思議ないので)▲とします。

 かわって○に抜擢したのが牝7歳岩田08レッツゴードンキ。
 桜花賞馬も早7歳。その後マイルでは不調でしたが、芝12を主戦場としてから盛り返して目下高松宮2年連続2着。二度あることは三度ある(^.^)?
 とにかくGI[1501]と格は抜けています。前走G3阪急杯も2着とまだまだ元気。父キングカメハメハも文句なし。そこでこちらを○に。

 そして表の4頭目としてもう1頭選びたいけれどこれが難解。
 ただ、今回18頭の大きな特徴として逃げ先行馬が多いこと(指数4.9以下9頭)と牝馬が7頭も出ていること。表の◎○▲は逃げ先行2頭、牝馬が2頭。
 ならばと、牝馬+先行の大野6歳09ナックビーナス(馬順D)をカット。 また、4歳よりすでに2頭選んだので福永4歳03ミスターメロディ(E位)もカット。

 残るは牡6歳12ロジクライ(F位)。マイルの馬で芝12は初。GI1戦着外では力不足の感ありありですが、G3実績は[2121]と立派。前走阪急杯3着もよし。何よりルメール乗り替わりは心強い限り。よって、この馬を△とします。まずは◎→○▲△の馬連・馬単と3連複4頭ボックスを。

 最後にいつものウラ●ですが、池添5歳16デアレガーロか、川田牡7歳06アレスバローズかで迷いました。
 表4頭には5歳馬が入っていないので前者かなあと迷いましたが、ある一点でアレスバローズとしました。

 その一点とは昨年7月中京芝12のG3-CBC賞1着(4番人気)時の勝ちタイム[1070]です。あまり注目されなかったけれど、このタイム過去10年の1位。だけでなくCBC賞のレコードです。その勢いで次走小倉G3北九州記念でも1066のレースレコードで勝ちました。

 では、なぜ次走GIスプリSでは14着惨敗だったのか。これはひとえに同馬が「右回りダメ、坂ダメだったから」のようです。
 アレスバローズは左回りなら[2122]、中京[1110]で着外なし。全7勝のうち5勝はローカルです。ある意味ここしか走らないし、ここなら走れるかもしれない。父ディープインパクトなら文句なし。
 CBC賞ではフルゲート18頭、鞍上川田。内枠08番で速いペースの中団に位置して直線一気に抜き出しました。今回その再現を狙っているのではと思います。

 普通なら高齢7歳馬に印を付けないのですが、このレースだけは7歳以上でも馬券になっているようです。「突き抜けてくでえ」と願望を込めてのウラ●です(^_^)。表の◎中心に流します。
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 本紙予想
 印番馬      名 性齢 馬順
 ◎13ダノンスマッシュ 牡4 A
 ○08レッツゴードンキ 牝7 C
 ▲15モズスーパーフレ 牝4 B
 △12ロジ クライ   牡6 F
 ●06アレスバローズ  牡7 G

 さて結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2019.03.22

高松宮記念、昨年結果と回顧 + 降級制度他の改定について

 ニフティのメンテナンス不具合でログインできない状態が続いていましたが、本日22日ようやく復旧しました。
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【GI高松宮記念、昨年の結果と回顧 】

 ひと月ぶりのご無沙汰、この間も相変わらず不調の御影祐です(^_^;)。
 もっとも、 ここ1ヶ月の大荒れぶりからすると、不調なのは私だけでなく、読者各位もそうではないかと推理しています。単勝万馬券は続出するし、ウイン5は久し振りに的中0だったし。
 そもそもフタケタ人気馬が連絡みすると、馬連馬単どころか3複3単だってなかなか獲れまっせん。私も基本馬順9番人気までを馬券推理の基本としているので、1頭軸・2頭軸が合っても、「これは総流しじゃなきゃ獲れない」馬券の出現はほんとに参ります(-_-;)。

 とまー愚痴っても仕方ないので、今号は昨年の一覧結果と回顧掲載です。参考までにご一読下さい。
 昨年はまさかの一覧トップ、馬順A、鞍上デムーロのレッドファルクスが8着惨敗でした。7歳になっていたけれど、GIスブリS2勝、前年高松宮3着では◎にせざるを得ませんでした。
 同馬はその後[安田記念→秋スプリS→阪神C]と出走したけれど、最高8着で引退しました。強い7歳もいるけれど、高齢馬はやはり「疑ってかかれ」でしょうか。

 さて、これで本号の前置きは終わりですが、もう一つ不平というか不満というか「ちゃんと知らせてくれよ」と言いたくなる競馬条件の改変について、読者の参考にもなるだろうと、触れておきます。
 一つは「降級制度の廃止」。もう一つは「オープン戦の二極化(2分割)」です。

 前者は結構取り上げられたので、ご存じの方も多いでしょう。6月から2歳戦が始まると同時に古馬がそれまでの4歳以上から「3歳以上」となる。そのとき4歳以上の馬の一部はすでに一度勝っているクラスに降級となる制度で、これが今年からできなくなります。
 かなり前、新馬戦は同一開催なら「もう一度出走できる」ことになっていたのが、「新馬戦は生涯一度だけ。負けたら即未勝利戦」に変わったのと同じ感じです。つまり、1勝、2勝、3勝クラスを一度勝ったら「もう二度とそのクラスに出走できない」に変わります。

 この問題、最も影響が大きいのは馬主・調教師陣営ではないでしょうか。
 もちろんファンにとって降級馬は大概1、2番人気になるし、また勝つことが多いので、わかりやすい軸馬がなくなるデメリットがあります。
 しかし、陣営にとっては賞金稼ぎのチャンスなので、直前の5月出走を控えてしまう。結果出走頭数の減少につながり、競馬が面白くなくなる、といった弊害がありました。

 また、たとえば5月に1500万下(3勝クラス)を勝って勇躍オープン戦に進出したけれど、重賞・オープン戦で惨敗ばかり。すると一年後下のクラスに戻ったら、「もう勝たなくていい。しばらく掲示板に載る程度で賞金を稼いでくれ」と思う馬主がいたとしても、不思議ありません。私が馬主だったら、そう要求するでしょう(^.^)。

 これができなくなるわけで、一度オープン馬になったら、もう下のクラスには戻れない。いわば必死こいて馬は走り、陣営も走らせるべく頑張らねばならない。そういう意味でいい改変だと思います。

 さて、もう一つ「オープン戦の2分割」の件ですが、これは全く初耳でした。
 というより、誰からも聞いたことがないまま「あれっ」と思うデータから、ネット検索してようやくわかりました。中央競馬会は「もっとはっきりファンに知らせろよ」と言いたくなったほどです。そのいきさつは以下。
 
 2週間前実近一覧表を作成しているときのことです。私は各馬の「格」をクラスと着で順位付けしています。GIは1、G2は2、G3は3。そして1着は01、2着は02……と。するとGI18頭立ての結果は1着馬101、2着102から18着118までのデータとなります。これを最高位101からGI G2、G3、OP、3W、2W、1W……と数値化していくわけです。

 ところが、2週前のオーブン戦で数頭の馬の前走とか2走前のこの数値が算出されず空欄になる現象が発生しました。2Wクラスでは起こっていないのに、と不思議でした。

 私がデータの元としている馬柱表ではレース名の後に(G1)とか(G3)、(OP)(1500万下)などと格が付けられています。ところが、一部のオープン戦だけ(L)となっていたのです。

 たとえば、3月13日(日)中山10レース古馬のオープン戦「東風ステークス(L)」11レース3歳牝馬のオープン戦「アネモネステークス(L)」。
 ところが、先週16日(土)中山10レースオープン戦「千葉ステークス」は「千葉ステークス(OP)」なのです。16日には阪神11レースで3歳オープン戦の「若葉ステークス」がありました。これも表記は「若葉S(OP)」です。

 で、「なんじゃこの[L]は?」のつぶやきがもれました。これが「OP」になっていないので、データが数値に反映されなかったのです。

 で、[L]とは何か調べました。
 結論から言うと「オープン戦のリステッド格付け」でした。オープン戦を従来通りの「OP」と格上位の「L(リステッド)」に分けるというのです。

 簡単に言うと重賞でもG1・G2・G3の格付けがなされている。また、G1と言いながら、春天・秋天・ダービー・JC・有馬のような(真性?)GIと、Jpn1とに分かれているようなものです。オープン戦も上下に格付けしたことになります。

 以下中央競馬会発行のPDFファイルです。昨年3月に決定され、実施は今年春からでした。解説文に「オープン競争の中で質の高い競走をリステッド競走として格付けするとともに、競走名の後ろに『(L)』を付すことといたします」とあります。
 また、格付けを行う理由として「降級制度廃止後のオープン馬の円滑な出走を図るため、オープン競走の区別化を実施(上位オープンと下位オープンの設定)」とあり、「オープン馬の在籍頭数は約16パーセント増加」ともあって降級制度廃止と絡んでいたことがわかりました。
 これによってオープンクラス未勝利の馬とオープンクラス1~2勝の馬に分かれ、オープン1~2勝の馬は重賞に出たり、リステッド競走に出る。逆にオープン未勝利馬は「非リステッド競走=OP表記のオープン戦」に出るといった感じになるようです。

「リステッド競走一覧」

 オープン戦のリステッド格付けは2019年(2歳2、3歳16、古馬47)計65レースあるようです。

 ちなみに、もうミスを見つけました。参考にした馬柱でアネモネSは(L)となっていたのに、若葉Sは(OP)のままでした。正しくは若葉Sもリステッド(L)でした。

 それから、このことを一覧の数値データに反映させるかどうかですが、難しいので当分は(OP)も(L)も「OP」レースの結果として処理します。
 ただ、私がよくGIレースにおいて「G2V馬」を高く評価しているように、G3戦におけるOPV馬も「上がり馬」として評価できます。それが今後は同じ1着馬でも、「OPV馬」と「LV馬」に分かれるわけですから、「後者を高く評価すべき」となるかもしれません。

 以上です。

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【 2018高松宮記念結果 】

 高松宮記念、結果は――まさかの1番人気レッドファルクス消え(8着
)で馬券全滅(-_-;)。レッドは7歳と追込が引っかかると書きましたが、
3着までは入ると思ったので、お手上げでした。
 もう一つ一覧Bのナックビーナス(最終41倍の単勝10人気)の3着も
「まさか」でした。一覧ABCが人気薄のときは十中八、九来ないのです
が、残り一つが生起したようです。

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  2018高松宮記念、結果

 1着― 09川 田ファィンニードル……[△]QF 単勝=5.5
 2着― 08岩 田レッツゴードンキ……[△]G
 3着― 07三 浦ナックビーナス………[?]B
 4着― 11武 豊ダンスディレクター…[△]C
 5着― 03ティーブリザード   ……[△]QG(一覧順位)

 前日馬順[C→B→09→D→F]枠順[D→B→B’→C→F]
 枠連=5-4=13.0 馬連=09-08=16.9 馬単=31.7
 3連複=09-08-07=159.1 3連単=604.5
 ワイド12=7.0 W13=22.9 W23=27.6

 ○高松宮記念、展開予想結果

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 10 18 12 07-01 05 09 02-16 17 13 03 -11 08 15 14 04 06
覧     ○ E          ▲      △ ◎
3F E D A C B
本● ? ○ △ △ △ △ △ ◎
結 3 1 5 4 2
-----------------------------------
 本紙予想            結果
 ◎06レッドファルクス 牡7 A
 ○01セイウンコウセイ 牡5 E
 ・11ダンスディレクタ 牡8 D 4
 ・08レッツゴードンキ 牝6 B 2
 ・13レーヌ ミノル  牝4 G
 ・09ファインニードル 牡5 C 1
 ・03ブリザード    セ7 F 5
 ●10ダイアナヘイロー 牝5 10
 ?07ナックビーナス  牝5 I 3
*********************************
 【GI高松宮記念 実近一覧表】 中京 芝12 18頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|性齢|馬     名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F 着
A=06|牡7|レッドファル| 2.4{AA}A=[6136]Mデム|◎◎ ◎ 8
B=07|牝5|ナックビーナ| 9.1{CB}I=[5636]三 浦| △ △ 3
C=11|牡8|ダンスディレ| 9.2{BH}D=[7728]武 豊|  ○△ 4
D=04|牡10|スノードラゴ|13.8{D11} =[15~]大 野|
E=01|牡5|セイウンコウ|15.3{09D}E=[5308]松 田|△▲
F=16|牡6|シャイニング|16.1{G10}H=[4003]北村友|
G=08|牝6|レッツゴード|16.4{E14}B=[3559]岩 田|▲    2
H=02|牝4|リエノテソー|17.8{11G} =[2104]吉田隼|△▲
QA=13|牝4|レーヌ ミノ|18.8{13C}G=[3217]和 田|△▲
QB=15|牝4|ジューヌエコ|18.9{H15} =[4006]福 永|  ○
QC=12|牡7|ネ   ロ |19.6{1013} =[88~]ミナリ|
QD=10|牝5|ダイアナヘイ|20.8{14F}J=[7417]松 山| △
QE=18|牡7|ラインスピリ|23.1{1212} =[86~]森一馬|
QF=09|牡5|ファインニー|25.6{15E}C=[72~]川 田|  ▲▲ 1
QG=03|セ7|ブリ ザード|27.8{1709}F=[3146]ティー|香港馬  5
QH=17|牡5|キングハート|31.9{1616} =[66~]北村宏|
QI=14|牡8|ラインミーテ|37.1{F17} =[53~]西田雄|
QJ=05|牡6|ノボ バカラ|62.1{1818} =[0002]武藤雅|ダート馬
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
-------------------------------
 成績補足
D=04|牡10|スノードラゴ|13.8{D11} =[151.15]
QC=12|牡7|ネ   ロ |19.6{1013}J=[881.19]
QE=18|牡7|ラインスピリ|23.1{1212} =[863.24]
QF=09|牡5|ファインニー|25.6{15E}C=[722.12]1
QH=17|牡5|キングハート|31.9{1616} =[661.11]
QI=14|牡8|ラインミーテ|37.1{F17} =[533.27]
QJ=05|牡6|ノボ バカラ|62.1{1818} =[0002]ダート馬
-----------------------------
※年齢 4歳=3 5歳=5 6歳=3 7歳=4 8歳=3 頭
※牡牝 牡=11頭(セ=1頭) 牝=6頭 
※格
G1V=6頭
 A06レッドファルク[2022] B08レッツゴードン[1409]2
 C04スノードラゴン[1107] D02リエノテソーロ[1100]
 E01セイウンコウセ[1001] F13レーヌミノル [1013]

G2V=3頭(GIV除く)
 A09ファインニードル[1勝]3前阪神芝12セントラS 1
 B15ジューヌエコール[1勝]8前京都芝16デイリ2S
 C16シャイニングレイ[1勝]7前中山芝20ホープフS

※芝12優秀馬
 A06レッドファルク[4011] B07ナックビーナス[4414]3
 C10ダイアナヘイロ[5314] D01セイウンコウセ[3203]
 E13レーヌ ミノル[2001] F02リエノテソーロ[2001]

※中京コース優秀
 A06レッドファルク[4110] B05ノボ バカラ [2000]
 C01セイウンコウセ[1000] D16シャイニングレ[1000]
 E15ジューヌエコー[1000] F11ダンスディレク[0210]4

※昨 年123着     (人気)前走
1着=06セイウンコウセイ(5人)G3シルクロードS2着(4人)
2着=03レッツゴードンキ(2人)G3京都牝馬S  1着(1人)2
3着=07レッドファルクス(1人)GI香港スプリント12着(3人)

今年=06レッドファルクス 03ブリザード 07ナックビーナス 3
-----------------
 [高松宮記念枠連順位]  枠型=A流れE AB型
 枠連=ABCD/E/FG/H/ 枠順AB=7.2
 枠順=3465 1 28 7
 馬順=ABDC E FH G 馬連AB=7.4 馬連型=A流れF
 代行=18091110 13 1412 15
 代2= 16 17
 ―――――――――――――
 結果= 2341

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:予告もなくメルマガ別稿『一読法を学べ』を配信して失礼いたしました。
 これまでも空海論とか狂短歌人生論のメルマガを紹介したことはありますが、本メルマガは基本「競馬だけ」として配信は控えていました。
 今回紹介にとどまらず「しっかり配信しよう」と思ったのは、ひとえに我がほぞ噛みメルマガが「長文だから」であります(^_^;)。
 読まれて長文の読み方を会得してください。また、「いいこと言っている」と思われたなら、お子さん、お孫さんに知らせてあげればと思います。残念ながら学校の国語授業では読解力、特に長文読解力は身につきません。

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小論 『 一読法を学べ――学校では国語の力がつかない 』第2回

 『 一読法を学べ――学校では国語の力がつかない 』 第2回

  一 国語(現代文)の授業は三読法

 私は大学で国文学・国語学、教科教育法などを学び、関東某県で二十数年間高校の国語教員を務めました。
 この経験に基づいて、まず日本の国語授業――特に読書法について書きます。

 我々は小中の九年間国語を学びました。そこでは読み・書きが中心で、中でも漢字は小テストなどでかなり鍛えられたと思います。
 さらに高校に行けば、プラス三年間現代文を学び、読みの訓練を行いました。
 しかし、この授業で学んだ読書術がいかに日本人を読む力のない、聞く力のない、話す力のない人間に育てたことか――と言ったら言い過ぎでしょうか。
 それについて詳しく語る前に、我々は文章の読み方について、どのような授業を受けたか。ごく一般的な流れを書いておきます。

 ○ 国語(現代文)の授業

 1 まず全体をさあっと読む(予習として「読んでおきなさい」と言うことも多い)。 ――通読

 2 再読しながら難語句の読みや意味を辞書(今ならネット?)を調べて確認し、
   難しい部分は何が書かれているか考える。先生は語句や内容について質問しながら解説する。
   結末まで行ったら、作者は何を言いたいか、主張やテーマを把握する。 ――精読

 3 全体を味わいながらもう一度読む。 ――味読

 覚えがあるのではないでしょうか。
 これは「通読・精読・味読」とも言われ、文章を基本的に三度読む読書術、ゆえに《三読法》と呼ばれます。
 おそらく九十九パーセントの人がこのようにして最低でも二度から三度、教科書に載った文章を読んだはずです。
 そうやって「読む力」を身につけた――と思っているでしょう。

 さて、ここで質問です。
 あなたは学校を離れ社会に出てから、この読書法を実践しているでしょうか。
 ネットを含めて新聞や週刊誌・雑誌に掲載された解説文・論説文・エッセー。文庫や単行本の論文・小説など文章を読む機会はたくさんあります。好きで読むことがあるし、仕事で読まねばならない場合もあるでしょう。

 それらの文章について、
 1 まずさあっと読み、
 2 再読して難語句を調べたり、難しい部分の意味を考え、結論やテーマを確認し、
 3 最後に全体を味わいながらもう一度読み直す……という読み方、やっていますか?

 「もちろん三度読んでいるよ」と答える人がいたらお目にかかりたいものです。
 おそらく百人に一人もいない。千人に一人もいない。一万人に一人ならいるかもしれません。
 もちろん気に入った小説や詩、エッセーなら、二度三度読むことはあるでしょう。しかし、多くの人は日常目にする文章を一度しか読んでいないと思います。

 これは一体どういうことでしょう。小学校入学後九年から十二年間、一所懸命学んだ読書法なのに、卒業後全く実行されないとは。

 その結果、何が起こったか、起こっているか。読む力、聞く力、考える力、話す力の弱い若者や大人がたくさん生まれています。

 だってそうでしょう。卒業後の読み方として文章を一度しか読まないのです。
 初めて読むときは「さあっと読みましょう」――それが国語の授業で推奨されています。つまり、多くの人は初めて接する文章を「さあっとしか読まない」のです。
 再読のない一度読みだけで、どうして文章をしっかり理解できると言えましょう。どうして小説を味わっていると言えるでしょうか。

 三読法を実践するなら、あらゆる文章を三度読む。さすがにそれは難しいとしても、最低限もう一度読む。二度目はもちろん調べたり、考えたりしながら精読する。
 二度読んでこそ、学校で学んだ読書法が(三分の二ながら)役立つことになります。

 しかし、九九・九パーセントの人は二度読まない。さあっと一度通読するだけ。
 三読法を一度目三〇、二度目六〇、三度目九〇に達する読み方とするなら、一度しか読まない人はほとんどの文章を、三〇の理解度で終えている計算になります。

 みなさん方はある小説を読んで、ブログやツイッターに感想を書いたことがあるかもしれません。知人友人に感想を語ることもあるでしょう。
 失礼な言い方ながら、一度だけ読んで「あれはつまらないお話だった」とか「素晴らしい小説だった」とつぶやいているなら、どちらにせよ理解度三〇パーセントの感想です。

 ちなみに、ここまで読まれて「何だよ、それじゃあ全ての作品を二度読まなきゃ、何も言えないのか」とつぶやいた方、ご安心下さい。この後一度読んだだけで、理解度六〇から八〇に達する読み方を提示します。

 すでに中学校、高校の生徒、専門学校や大学の学生など、読む力、聞く力、話す力のない子がたくさん育っています。彼らは学校で三読法の読書術を学んでいるのに、自宅に帰って教科書や別の文章を読むとき、やはり一度しか読まないからです(試験勉強なら、さすがに何度も読むでしょうが)。

 私は高校の国語教員でした。よく数学とか理科・社会の先生方に言われたものです。
「問題の文章を理解できない生徒が多い」と。これ、言外に「国語科は何やってんだ」の意味が含まれているようです。

 あるいは、日本の生徒は「応用問題に弱い」とよく言われます。応用問題とは図表もあるけれど、多くは文章で書かれている。それを一定の時間内に読み解かねばならない。
 本文を二度も三度も読んでいては、時間が足りないから一度しか読まない。しかし、学校(国語授業)では一度だけ読んで理解度六〇に達する読み方を教えていない。
 だから、生徒は応用問題を見ると、「自分にはできない」とあきらめて手を付けない。または、何とか解くけれど間違うことが多い……といった結果になってしまいます。

 こうした事態は彼らの能力・努力不足と言うより、学校の国語授業で「三度(最低二度)読む読書法」の訓練しかしていないからです。児童・生徒は「一度だけ読んで内容を理解する読み方」を習っていないから、その読みが苦手なのです。

 また、大学とはまだまだ学びを続ける場所です。なのに、学生は多くの書籍・研究論文を、さあっと一度しか読まない。他の書物・論文の理解度三〇のまま自身のレポートや論文を作成する。だから、当然のように出来が悪い。
 かくして、読む力、聞く力、話す力のない学生が大量生産され、卒業していきます。
 しかし、学生には過去の研究論文を二度も三度も読む余裕はありません。だから、一度で理解度六〇に達する読み方を教える必要があるのです。

 ここで読者が「いやいや、自分はそこそこ読解力がある。一度の読みで内容を充分理解できるよ」とつぶやくようでしたら、そして、その通り一度だけ読んで理解度六〇に達しているなら、それは「文章を一度しか読まないけれど、その読み方―― 一読法を自力で会得した」からでしょう。

 ちなみに、理解度六〇に達しているかどうかは直ちに判定できます。読んだ文章について「感想と疑問を言えるかどうか」です。
 ある文章を読んで感想が出る、疑問をつぶやける人は理解度六〇に達しています。
 が、「感想? 特にない。疑問? 取り立てて思い浮かぶことはない」方は理解度三〇です。

 本稿はここまでで原稿用紙十数枚分あります。感想と疑問をつぶやいてみてください。
 何も思い浮かばないようなら、もう一度最初から読み直すことを勧めます。たとえば、次のような疑問や感想が生まれていいところです。

 ・私の学生時代の国語授業は三読法だったな。一読法ってなんだ? 一度しか読まないのか? どんな違いがあるのか?
 ・確かに社会に出てから文章を二度も三度も読んだことはないな。
 ・一読法なら聞いたことがある。学んだことはない。
 ・目次には「人の話を三読法で聞けるのか」とあった。どういうことだ?
  ……等々

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2019.03.06

小論『一読法を学べ』の連載開始について

 突然ですが、『空海マオの青春』論文編後半に進む前に、別稿『一読法を学べ――学校では国語の力がつかない』を本日より配信いたします。
 実はこの構想は高校教員在職中からありました。これまで執筆に至りませんでしたが、最近一気に書き上げました。

 きっかけは昨年公表された「国立情報学研究所」の調査報告です。前年中高生を中心として約3万人に実施された「リーディングスキルテスト」の結果が報告されており、私もその一端をネットで知りました。
 それによるとリーディングスキル――すなわち読む力(読解力)の弱い子どもが4割もいると報告されていました。

 その状況は国語教師在職中から私が抱いていた思いと重なります。端的に言うと、長編小説が読めない、長編どころか普通の小説や論文などを読む力が不足している。他教科の先生方も「生徒は問題文そのものが理解できていない」としばしば言っていました。その言葉には「国語科は何やってんだ」の思いも含まれていたようです。

 そして、この傾向は大人になっても続いている。さらに昨今流行のツイッターなど、短文隆盛の世の中で、長い文章を読む力はどんどん衰えているようです。
 私なんぞ、世の潮流と逆行する化石的長文作成者と言えるでしょう。小説も空海論もだいたい長くてうんざりされているようです(^_^;)。

 さらに、リーディングスキルテストの検証結果を読み、「ではなぜ子どもの読解力不足が起こったのか」という原因究明において同報告は物足りなさを感じました。「日本語の文構造を小学校から習得させる必要がある」などと書かれていたからです。

 いやいや、もっと根本的な原因がある。私は日本人の読解力の弱さは国語の授業、学校の授業に原因があると考えています。それは教師在職中から感じていたことです。
 これらのことから、まず『長編小説の読み方』と題して論文を書き始めました。それは徐々に内容が変わり、今年『一読法を学べ――学校では国語の力がつかない』に進化しました。
 一読法とは文章読書術の一つで、私は在職中その授業をやりました。その経験を踏まえての論考です。

 本稿は『空海論文編』を完成させたら、配信しようと思っていました。
 しかし、論文編前半を終えた今、ちょうどいい機会かもしれないと思って配信することにいたします。ほぼ執筆を終えているので、毎月3回の連載として配信いたします。
 今号は「前書置き」と目次です。
 なお、本文に顔文字は登場しません。
 入れたいところもあったのですが、我慢しました(^_^)。

 [空海マオの青春] 別稿『一読法を学べ』1号

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 本号の難読漢字
・一読法(いちどくほう)・三読法(さんどくほう)・通読(つうどく)・精読(せいどく)・味読(みどく)・一朝一夕(いっちょういっせき)

************ 小論「一読法を学べ」 **********

『一読法を学べ――学校では国語の力がつかない』1

 前置き

 本稿は当初『長編小説の読み方』と題して「文章を一度読んだだけで八〇パーセント理解できる読み方=一読法」の読書指南書として書き始めました。

 私が執筆した空海の青春時代を描いた小説『空海マオの青春』は原稿用紙一千枚の長編です。歴史的背景や仏教理論もかなり書き込んだ結果、長くなってしまいました。
 短くできなかった作者の責任はもちろんあるけれど、長編を読めない読者のために本稿を書こうと決めました。
 しかし、書き進めるうちに、むしろ「現代日本人の国語力の弱さ――読む力・聞く力・話す力・書く力の弱さ」について、もっと触れるべきだと考えるようになりました。

 総じて言えば、文章をさあっと読んだり、人の話をぼんやり聞いている人が増えている。
 五歳の女の子から「ぼーっと生きてんじゃねえよ」と怒られかねないほどに。
 一体その原因はどこにあるのか。それを指摘し、《根本的な解決策として『一読法』を学ぶべきだ》と主張することに方針を変えました。

 たとえば、みなさん方は常々次のような疑問や感想をお持ちではないでしょうか。

 ・新聞・雑誌・小説など文章を読み解く国語力が弱い。
 ・人の話を聞き取る力が弱い。感想を求められても「いいよ」としか言えない。 
 ・人に話すことが苦手。ディベート(討論)をしても自説をうまく主張できず、水掛け論になって中身が深まらない。

 あるいは、あなたが児童、生徒、学生なら、
 ・授業が面白くないので集中できない。いやいややっている。
 ・どの科目も基礎問題はできるけれど応用問題が苦手だ。
 ・親や先生の話をぼんやり聞いていることが多い。

 ……等々の悩み、感想を持たれているのではないでしょうか。
 もっとも、親や先生の話をぼんやり聞くことは悩みではないかもしれません。

 こうした問題の根本原因を、私は学校の国語授業にあると考えています。さらに国語に基づく他教科の授業も被害を拡大していると。
 具体的に言うと、国語の授業が世の実態にあった読み方を教えていない。そして、他教科は国語と同じ方法――つまりその読み方の授業を行っている。だから、国語力がつかないし、他教科の文章を読み解く力も身につかない。
 さらに、この読み方に基づく講義型の授業は面白くない。講義型の授業とは先生が内容を解説し、先生が発問し、児童生徒はそれに答える。児童生徒が自ら疑問を持って教科書を読んだり、探究することがない。
 講義型授業は知的好奇心を刺激しません。だから、面白くないし、自ら考える力もなかなか身につきません。

 人の話の聞き方も同じです。国語の授業では聞き方を教えていません。聞き方を学んでいないから、子ども時代も大人になっても、人の話をしっかり聞くことができない。だから、うまく話すこともできません。
 なぜ国語の授業で聞き方を教えていないのか。そのわけは「三読法」という読み方にあります。通読・精読・味読と言って基本的に「文章を三度読もう」という読み方です。
 この読書術は聞き方を教えることができません。また、社会に出た後ほとんど役に立たない読書術です(ここで「なぜ? そんなばかな」とつぶやいた方はぜひ本稿をお読み下さい)。

 もしも読者が「自分はどうして国語の力が弱いのだろう」と悩んでいるなら、それはあなたのせいではありません。失礼な言い方ながら、同じやり方で文章の読み方を教えてきた国語の先生のせいであり、三読法が最高最上の読み方だとして、教師を指導した文科省の方々、大学の先生、それをほったらかしにした政治家のせいです。
 実はその中に元高校国語教師であった私自身も含まれています。よって、本書は国語教育関係者に対する告発の書でもあります。

 しかし、原因を他人に求めても事態を改善できません。環境が変わるのを待っていても一朝一夕には変わりません。まずは自力で、自学自習によって、実戦的な《真の国語力》を身につける必要があります。
 もしもあなたが小・中・高校生なら、本書で示す「真の読解力が身につく読書術―― 一読法による読み方・話の聞き方」を学んでください。
 本書を読み終えて一読法を実践すれば、国語力・他教科の読解力、考える力が必ず身につくと思います。
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 目 次

 前置き
 一 国語(現代文)の授業は三読法
 二 人の話を三読法で聞けるのか
 三 結末に早く到達したいと考える悪癖
 四 結論が大切か途中が大切か
 五 一読法の読み方
 (1)題名読みと作者読み
 (2)つぶやきと立ち止まり読み
 (3)予想・修正・確認
 (4)共感・賛同・反発
  読み終えたら……
 (5)記号をたどって作品を振り返る
 (6)短い感想を書く
 六 まとめ

 ※ 一読法による授業実践例

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:本稿を読んでいる途中、あるいは全て読み終えたとき、
「どうしてこれを空海小説編の前に配信しなかったのか」と疑問とも不満とも言える感想を持たれるかもしれません。書き終えた私もそう思います(^_^;)。
 しかし、機が熟する必要があった……と言い訳の言葉でご容赦下さい。

 思うに、皆様多忙ゆえ本稿も「一度だけさあっと読む」方が多いことでしょう。
 しかし、ぜひ二度読んでください。できたら三度(^.^)。
 一読法を学んだことがない人は「さあっと一度読む」、一回の読みでは30パーセントの読解しかできません。そのわけは追々知ることになると思います。御影 祐

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