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2019.12.23

別稿『一読法を学べ――学校では国語の力がつかない』第25号実践編九 (二の5)

 ようやく第九節「一読法はなぜ通読をしないのか」の結論です。
 この人生を歩むにあたって、事件が起こってから検証する刑事になるか、事件を防ぐ探偵を目指すか。あるいは、事態をぼーっと眺め人に従う傍観者となるか、自ら考え主体的に生きる人間を目指すか。
 その訓練は学校で行われる。根底は国語です。しかし、国語で通読後の精読授業をやっている限り、人生を歩む訓練にはなりません。
 敢えて過激な言葉を書きます。
 国語三読法における通読とは子どもたちを、大人を傍観者にする悪行以外の何ものでもない。通読は百害あって一利なし。直ちにやめるべきだ。
 ――これが私の結論です。

 九 一読法はなぜ通読をしないのか(その二) [小見出し]
 (1)一読法による『鼻』の授業実践(前半復習)
 (2)芥川龍之介『鼻』の授業実践(後半)
 (3)前節復習――『鼻』の解釈新発見について
 (4)「傍観者の利己主義」について
 [以下今号]
 (5)なぜ通読をやめようと言うのか
  [一]未来を予想できない日本人
  [二]通読は人を傍観者にする
  [三]なぜ小説を、文字で読むのか
  [四]人はそもそも傍観者

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 本号の難読漢字
・改竄(かいざん)・莫大(ばくだい)・千丈(せんじょう)・堤(つつみ)・帰結(きけつ)・先達(せんだつ)・忖度(そんたく)・合戦(かっせん)
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********* 小論「一読法を学べ」**************
『 一読法を学べ――学校では国語の力がつかない 』 24

 九 一読法はなぜ通読をしないのか(その二の5)

 (5)なぜ通読をやめようと言うのか

[一] 未来を予想できない日本人

 これまで長々と『鼻』の解釈、一読法実践報告を書いてきました。
 本稿の趣旨は「一読法」を解説し、三読法より優れていると主張することにあります。
 当初は国語の実践報告として軽い気持ちで取り上げた『鼻』でした。ところが、思いもかけず、至る所に一読法の優秀さを補強する観点があることに気がつきました。

 三読法と一読法最大の違いは「通読」にあります。「まず全体を把握するため、最後までさあっと読もう。それからもう一度読み直しながら、細部を精読しよう」というのが三読法。対して一読法は「通読をやめ、最初から立ち止まりつつ、少しずつ精読しよう」という読み方です。
 また、同じ「精読」と呼びながら、両者の精読には大きな違いがあります。一読法の精読には未来予想が入ります。しかし、三読法は通読によって結末・結論を知ってしまうので、途中で「この後どうなるだろう」と予想する事がありません。

 どうでしょう。『鼻』の実践報告を経て一読法がなぜ通読をやめようと言うのか、まとめることができたでしょうか。ポイントとなる言葉を列挙するなら、刑事となるか探偵を目指すか。臆病な傍観者となるか、時空を決定する明のある人間を目指すか。
 通読をやっている限り探偵にはなれない、臆病な傍観者として生きるしかない――と私は断言します。

 その前に近年とみに聞かれるようになったニュースと、しょっちゅう出てくるある言葉を紹介しておきます。
 たとえば、何か事件・事故・不祥事が起きる。メーカーの不正、建設会社の不正、データの改竄。会社員、公務員個人の横領・着服。学校における体罰、いじめ。子どもが親に虐待されて死ぬ、働き過ぎによる過労死。法律の不備……。
 そのたびに聞こえてくる言葉は「想定外」、「検証」、「第三者委員会」、「もう一度考え直す」などなど。一体何度聞くことでしょう。読者の中には「どうしてその事態を想定できない、なぜ予想しなかったんだ」とつぶやかれた人がいるかもしれません。

 もちろん事件事故が起こった後で、不備な点、考えが足りなかった点を検証するのは必要なことです。だが、そのときすでに事態は終わっている。かけがえのない命が失われ、莫大なお金と人員が不正や欠陥の修復に必要とされる。十年誰も何も言わないまま、うそが発覚して会社が傾き、つぶれることだってある。その事態が起こることを予想していれば、事件や事故、不祥事は起こらなかったのではないか、と思える。

 なぜ日本人は《未来を予想して物事を決めることが苦手なのか》――と問えば、本稿読者は直ちに答えることができたと思います。
 日本人は子ども時代に未来を予想する訓練を積んでいないのです。小学校六年間、中高の六年間、国語の授業で学んだことは「事件・事故が終わってから物事を振り返る」訓練ばかりです。それこそ三読法であり、通読後の精読作業なのです。
 以前「三読法とは人生を□□□□□(ほにゃらら)地点から眺める読み方であり、一読法とは未来は何が起こるか□□□□□(ほにゃらら)という地点での読み方である」と問題を出しました。三読法とは人生を過ぎ去った地点から眺める読み方であり、一読法とは未来は何が起こるかわからない地点での読み方です。

 三読法における通読後の精読を人生や世の中にたとえるなら、事件事故が起こってから「なぜこれは起こったか」と考える検証作業です。
 ものごとには全て何らかの前兆、サインがあり、そこから途中段階があり、結末に至ります。これを起承転結と言い、「千丈の堤も蟻の一穴から」と言われます。どんなに頑丈に見える堤防でも、破堤は小さな蟻の一穴から始まる。ことわざは「それを見落とさないように」と教えています。そのためには蟻の一穴を見たとき、未来を予想しなければなりません。

 我々は学校でいろいろなことを学びます。国社数理英の五科目、体育音楽・美術・家庭・技術等々。全て社会に出て活動するための知識・知恵であり訓練と言っていいでしょう。何度も書いているように、子ども時代に逆上がりができなければ、大人になってもできません。自転車に乗ったり、泳ぐこともそうです。

 なぜ大人は事件事故が発生した後でなければ考えることができないのか。未来に起こるかもしれないことを予想していろいろ考えることが苦手なのか。

 答えは単純です。学校でその訓練をしていないからです。全教科の基本となる国語、さらにその根底をなす読みという活動において、未来を予想する訓練をしていないのです。子ども時代にやっていることが通読後の精読である限り、事件事故が終わった後で「検証しよう」という大人しか生み出されないのは当然の帰結です。

 通読後の精読とは事件が起こってから動き始める刑事です。刑事は事件を止める事ができません。犯人を捕まえ、事情聴取して事件の経緯、犯行の動機を問いつめる。もちろんそれは必要です。だが、事件はすでに終わっている。終わったところで過去を振り返り、検証する――すなわち、結末まで読み終えてから中身を精読する三読法。刑事はそれを実践しています。

 一方、探偵は事件を防ごうとする。事件はまだ発生していない。始まる前の地点に立ってあれこれ考え、推理し、いろいろな可能性を考えつつ探偵活動を実践する――これこそ最初から精読する一読法です。
 探偵は事態を細かく観察する。関係者の話をぼーっと聞く事はない。一言一句漏れのないよう聞き取り、あれこれ考える。そして、未来を予想する。

 この訓練を積んでいれば、大人になってからも前兆と蟻の穴の一穴に気付くでしょう。「何かへんだ。何か起こるかもしれないぞ」とつぶやける。
 一読法は「起」で立ち止まり、「承」で立ち止まり、「転」でも立ち止まって「結」を予想します。だが、三読法の通読は途中でつぶやくことがありません。ぼーっと事態を眺め、気付いたときには、すでに終わっているのです。

 以下の例は現にわが子の事で苦しんでいる親御さんには辛い言葉かもしれません。
 たとえば、中学生の息子が不登校になり、部屋に閉じこもった。ときどき壁を殴る音が聞こえる。行ってみれば、壁に穴が空いている。これが「起」です。次には母親に対して怒鳴ったり暴力をふるうようになった。これが「承」です。
 こうした事態に対して「息子がこうなったのはわけがある。仕方がない」と我慢して許せば、「転」となり「結」がやって来ます。

 父親は「起」の段階で乗り出さねばなりません。「承」のときは警察を呼んで「家族であっても暴力行為はいけない」とやめさせねばなりません。
 家庭の不祥事を外部に明かす事は恥ずかしい、家族内だけで解決しようと思ったとき、事態はさらに悪化し、悲惨な結末を迎えるかもしれない……その未来を予想して「起」の段階から取り組む必要があると思います。

 ここで未来を予想すると言えば、読者は「我々に未来の事などわからないではないか」とおっしゃるかもしれません。だから「事件事故が起こってから動くことしかできない」と言うのでしょうか。
 別に百ヶの未来を予想しようというわけではありません。せいぜい三つくらいだと以前書きました。楽観的未来か悲観的未来、どちらでもない未来。ある意見に対して賛成か反対か、どちらでもないか。

 最低でも反対意見を思い浮かべること。自分はこれが正しいと思って喋っている、活動している。だが、「それは行き過ぎです。やりすぎですよ」と言う人がいるかもしれない。そう自問自答するだけでも未来予想になります。

 息子が不登校になったからと言って悲観的未来ばかり考えると、気持ちは暗くなるばかりです。そのようなときこそ楽観的未来を予想する。どちらでもない未来を予想する。学校に行かない=家に閉じこもる、ではない。「学校に行きたくないならどこに行こうか」と考え話し合えば、また違う世界が開けるはずです。

 今は学校以外に学びの場が用意されています。過疎の地や離島で国内留学もできます。あるいは、お金さえあるなら、いっそ一人で貧しい国を旅してもらう選択肢だってあり得るかもしれません。親戚で農業漁業林業に携わっている人がいたら、数ヶ月預かってもらって親戚の仕事を手伝うという提案も可能です。一年部屋に閉じこもるも良し、どこか学校以外のところに行くも良し――そのような気持ちは多くの未来予想ができることで生み出される、と私は思います。

 確かに未来は何が起こるかわかりません。目の前は真っ暗闇です。だが、だからこそ手探りで歩む。夜のジャングル、真っ暗な洞窟を、明かりなしで歩かねばならないとき、走る人がいるだろうか。松明を持ってさえもゆっくり歩く。
 百メートの断崖絶壁にある小道を駆け足で行く人はいません。それは「走ったら落ちて死ぬ」という未来を予想しているから。ゆっくり進めば乗り越える事ができるという未来を予想しているからです。

 一歩一歩危険がないか、この道なき道は正しい方に向かっているか、途中で立ち止まり、考えつつ歩く。我々は他人の人生を歩むのではない。自分の人生、この先何が起こるかわからない人生を歩みます。
 ちょっと大げさながら、断崖の小道を走ったら足をすべらした。虚空を落下しつつ「しまった。走らなきゃ良かった」と後悔する。これが通読後の精読です。未来は何が起こるかわからないからこそ、ゆっくり手探りで歩むのです。

 そのとき灯火となるのが先達の言葉や体験。「これまでこんな苦しい事がありました。でも、今はそれも一つの体験として受け入れています」と言う言葉を読んだり、聞いたりしたとき、大切な事は苦しかった途中で何を考え、どう生きたか。それが真っ暗闇の人生を照らしてくれる明かりとなるのです。

[二] 通読は人を傍観者にする

 そして、三読法最大の欠陥。それは通読が「傍観者」を生み出すことです。

 敢えて書きます。国語授業を通読から始め、結末まで読んでしまう活動とは事態を傍観する訓練を、せっせせっせと積んでいることであると。「起」で立ち止まらず、「承」で立ち止まらず、「転」でも立ち止まらなければ、「結」がやって来ます。「起承転結」をただ眺めるだけの活動が通読であり、それこそ傍観者の視線です。

 では、傍観しない生き方とは何でしょう。『鼻』の実践報告で書いたように、我々は遠くの傍観者である限り、気付いて行動を起こす事はとても難しい。近くの傍観者、つまり、親であれば、子ども。子どもであれば、親、学校の先生、クラスの仲間、部活動の仲間、親しい友人。近くの人を注意深く見つめ、普段と違う行動に気付いたとき「あれっ?」と思う。「何か妙だぞ」とつぶやく。その思いやつぶやきを口にする。そして、「何かあったの?」と問い、「大丈夫?」と声をかける――これが身近の人に対して傍観しない生き方です。そして、この訓練を行っているのが一読法授業です。

 だが、三読法の通読はつぶやきません。内心つぶやいたとしても、先生が立ち止まることを許してくれません。学校を離れたら立ち止まってつぶやきながら読んでもいいのに、やはり通読します。国語授業で通読の読み方しか習っていないからです。そして、一人になると精読もしないから検証活動もなされません。
 三読法の通読活動は人生において実践されます。「あれっ、何かおかしい。変だぞ」とつぶやかない、立ち止まらない人生を歩ませます。すなわち周囲を傍観し、自分自身さえ傍観する大量の日本人を生み出している――そう言わざるを得ません。

 社会に出た若者が希望に満ちて働き始めれば、「あれっ、妙だ」「何かおかしい」と思うことが次から次に襲ってきます。パワハラ、セクハラ、加重労働、長時間残業、組織ぐるみの不正、奇妙な忖度……しかし、それが普通であり、先輩達は誰も何も言わずそれに従っている。新入社員はつぶやきを心に閉じこめ、何か一つの結末――誰かが死ぬか、うそが暴露されるか、破綻するか――を迎えるまで、ただ眺めて生きることしかできません。

 そのような人間になったのは彼もしくは彼女の資質でしょうか、彼らの責任でしょうか。
 違います。彼らはずっと傍観する訓練をしてきた。だから、傍観する人間になったのです。彼らは人生を泳ぐ練習をしてこなかった。だから、溺れているのです。

 通読は傍観の訓練である。ゆえに悪行であると断定する私は間違っていますか。大げさだと思いますか。そう感じるなら、もう一度本稿実践編を最初から読み直してください。きっと大げさではないとわかってもらえるはずです。

 国語の授業だけをやり玉にあげているように思われるかもしれません。他の教科だって同じことです。通読後の解説、項目暗記、解法暗記の講義型授業をやっている限り、それは三読法であり、傍観者養成授業です。特に社会・歴史においてそれを感じます。
 たとえば日本の戦国時代、江戸時代を学ぶ。授業のほとんどは入試に合格するための項目暗記主義。「そんな小さな事を覚えてどうするのか、すぐに忘れるだろうに」と感じるしかない些末主義。結果、どの時代を勉強しても傍観者として歴史を眺めているだけの児童・生徒ができあがる。

 では、傍観ではない学び方とはどのような授業でしょうか。それは「もしも自分がその時代に生きていたら」と考えることです。
 もしも自分が戦国時代の足軽だったら、普段は百姓として働き、妻子を養っている夫、もしくはその妻。それがある日突然足軽として戦場にかり出される。そのときどう思うか。家で夫を待つ妻なら、どう感じるか。
 あるいは、もしも自分が一国の城主だったらどうか。渇水で稲が育たず、民が飢えるとわかったとき、隣の国を攻撃して川を奪うか。隣国が攻めてきたら戦うか。戦わずして属国になるか。日本を二分する合戦でどちらにつくか。

 また、江戸時代のキリシタン弾圧を勉強するなら、「もしも自分がキリシタンだったらどう感じ、どう行動するか。踏み絵を踏むか、踏まないか」考える。決断したことをノートに書く。
 逆に幕府側の人間になることも想像できます。自分が幕府老中ならキリスト教を認めるか、禁止するか。同時代の世界史を調べてみる。列強の攻撃を受け植民地化する後進国がある。キリスト教に改宗した民が列強の先兵となっていることもある。それを知ってなおキリスト教を容認するか、禁止して鎖国の道を選ぶか。自分が老中になったらと考えれば、いろいろ調べるし、本気で考えます。

 あるいは、命令を受けて宣教師やキリシタンを捕らえ、火あぶりにする決定を下す地方長官、さらにその下で働く武士や刑場の係。全て「自分だったらどうするか」と考えることができます。それをノートに書き、授業で発表する。みんなで討論する――そのような勉強と歴史授業こそ、傍観者ではない子どもたちを生み出すでしょう。

 そして、私なら、この授業の後明治時代に飛びます。維新政府は神道を国教とするため仏教を弾圧します。そのときキリスト教は容認します。それはなぜか。
 また、日清日露戦争で出征する兵士、家で待つ妻の気持ちも想像します。与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」は大いに参考となるでしょう。さらに、日中、日米戦争ともつながります。

 授業はこれで終わりではありません。現代に戻ってある国会議員の言葉を取り上げます。彼は「隣の国が実行支配する我が国の領土を戦争によって取り戻そう」と主張しました。それについてどう思うか、考え議論します。戦国時代や明治以降の戦争について「自分ならどうか」と考えた事がきっと生きるはずです。
 このように「自分がその時代に生きていたらどうだろう」と考える授業こそ、傍観ではない歴史の学び方、現代につながる学習だと思います。

 歴史に限らず、全ての教科で「なぜそうなるのか」――それを考えさせない授業とは、全て傍観者を生みだしている、と私は考えています。つまり、習った内容を暗記させるだけの授業、それを確認するためのテストは忘れたらそれっきり、何の身にもなっていないと思います。

 たとえば、数学、図形の問題。難問もどこかに補助線を引くと、いとも簡単に解ける事がある。そのとき「どうしてそこに補助線を引けば解けるのか」を考えることが傍観しない数学の学び方です。台形の面積公式「カッコ(ジョーテイ+カテイ)カッコ閉じる×高さ÷2」は忘れたらそれで終わり。
 しかし、この公式を一読法で読めば、「なぜ上にあるのに上底なの?」という疑問が生まれます。その問いを自ら発し、考えることが大切です。答えを知れば、「台形に補助線を引けば二つの三角形になる。だから、面積は二つの三角形を合計すればいいんだ」と理解できます。このような授業なら、公式を丸暗記する必要はありません。そして、この授業によって補助線の意味も学ぶことができます。
 解法暗記主義は「そこに補助線を引けば問題が解けるから、それを覚えろ」と言って終わりにします。解法暗記は問うことのない、立ち止まって考えることのない通読授業です。これが応用問題に弱いのは自明の理でしょう。

[三] なぜ小説を、文字で読むのか

 なぜ小中高の国語で小説を読むのでしょう。世の中には「学校で小説なんぞ読む必要はない。論説文を読めば充分だ。もっとディベートやスピーチの練習をするべきだ」と考えている人がいらっしゃるようです。

 そのような人は小説の要約を読んで、「あの小説はこんな内容だった」と語っていることでしょう。何事も優秀だから、長と名の付く立場になれば、おそらくパワハラを発揮していることでしょう。異性と恋愛関係になり、破綻したときはストーカーになり、「あいつだけは許せない」と思ったときは包丁を握っていることでしょう。

 なぜなら、小説を読まない彼(もしくは彼女)は人間の感情を学んでいないからです。自分の言葉や態度が相手を傷つけているかもしれないと振り返る生き方。それは論説文を読んでも学べません。論説文に書かれているのは理屈であり、抽象の世界です。そこに感情は描かれていません。「人はうそをつく生き物である」との言葉は理屈であり抽象。対して「人はうそをつくことがあれば、うそをつかないこともある」――これが具体的な世界。

 夏目漱石は言いました。悪人という型にはめたような人間がいるのではない。普段は善人なんだ。普通の人なんだと。これが具体的世界の真実です。
 また、芥川龍之介は言いました。我々は普段傍観者として生きている。だが、ときどき自分さえ良ければいいという利己主義者となり、自分だけひどい目にあうのは許せないという裏の利己主義者になると。
 我々はいつでもどこでも具体的な世界で生きています。具体的な世界は必ず感情が伴っている。感情がどうわき起こり、どう動くか。それを具体的に描いているのが小説です。

 小説を読まない人、読めない人は自分の言葉や態度を振り返ることはない。相手がどう感じているか想像できない人たちです。だから、パワハラ、セクハラを起こす、ストーカーになる、と私は推理しています。
 なおかつ「読めない人」と書いたところも注意してください。小説を何百、何千読んでもさあっと目を通すだけの通読だったら、読まないのと同じでしょう。

 通読の癖は立ち止まらない大人を生み出します。特に優秀でそれゆえ「長」と名の付く立場に立った人を、通読人間にします。部下を叱りつけ、「俺たちの頃は残業ばかりだった」と言って立ち止まることがありません。自分の言っている事、やっている事が「パワハラかもしれない、セクハラかもしれない」と立ち止まって振り返ることがありません。
 人の子の親となって躾のために子どもを殴って言う事を聞かせる。そのとき「これは正しくないかもしれない」と振り返ることがありません。これまで途中で立ち止まって考えることを学んでいない、その習慣を身につけていないからです。

 あるいは、パワハラ、セクハラでやがて告発される人も、子どもを虐待する親も「通読」の犠牲者かもしれません。もしも自分の言動を立ち止まって振り返る習慣が身についていれば――そして、近くの人に「どうだろう」と尋ねて反省することができれば、彼らのパワハラ、セクハラ、虐待はなかったのではないか、と思います。

 さて、ここの小見出しは「なぜ小説を、文字で読むのか」となっていました。
 それを読んだとき立ち止まったでしょうか。「なぜわざわざ《文字で》と断っているのだろう?」とつぶやいたでしょうか。そして、筆者は何を言いいたいのか考え、先を予想されたでしょうか。書き出しは「なぜ小中高の国語で小説を読むのでしょう」とあって《文字で》が消えています。なおさら、表題の「文字で」が目立ったはずです。
 このように「あれっ?」とつぶやき、立ち止まってしばし考えるのが一読法です。
 できなかった人は「まだまだ一読法が身についていない、通読している」と言わざるを得ません。

 その後考える流れは以下の通りです。
 なぜ小説を文字で読むのか? →本は普通文字で書かれている →では、反対に文字で書かれていない小説とは何だ? →テレビドラマとか映画、アニメなど画像は文字ではない →筆者はそのことについて何を言おうとするのだろうか? →CMがなければ、映画やアニメは一時間、二時間ぶっつけで見続ける →それって「立ち止まらない通読と同じだ」と言いたいのではないか →テレビドラマや映画、アニメを見る事は三読法の通読であって、一読法ではないと言いたいのか……。

 読者各位はここまでたどりつけたでしょうか。これもまた訓練です。
 この表題は「文字で書かれた小説と、それを原作とした映画やアニメとの違いを一読法、三読法の関係とともに説明しなさい」という問題の答えを考えることです。

 テレビドラマ、映画、アニメによって「人の感情」を学べそうに思えます。
 ここでも「めんどくさい文字面を追っかける本など読まなくてもいい」と感じます。
 だが、テレビ、映画、アニメは途中で立ち止まって「自分ならどうか」と考える事はありません。時間の経過と共に場面はどんどん変わります。事件が起こり、途中があって結末に至る――起承転結をただ眺めているだけです。途中で感動することはあっても、立ち止まることができません。つまり通読です。

 文字で書かれた小説なら、立ち止まることができる。自分が感動したところ、あれっと思ったところ、なぜだろうとつぶやいたところで立ち止まれる。だからこそ、文字で書かれた小説を読む必要があるのです。
 大切なことは途中です。結末まで通読して、一、二時間の画像を眺めて「ああ、良かった」、「つまらなかった」とつぶやくことではありません。

[四] 人はそもそも傍観者

 さて、ここまでは「傍観することは良くない」との趣旨で書いてきました。ここからは「そもそも我々は傍観する生き物ではないか」と正反対のことを書きます。すなわち、傍観を肯定するということです。いや、肯定せざるを得ないと言った方が正確でしょう。

 なぜ傍観を肯定するのか。理由は二つ。
 私たちは人の人生を歩んでいるのではない。自分の人生を歩んでいる。平たく言えば、自分の人生を歩むのに精一杯の時、私たちは人のことを気にしている余裕はない。

 もう一つ。私たちが遠くの傍観者である限り、起承転結の「結」までいかないと気づかない。それはレストランで料理が遅いと怒り出したクレーマーの例で説明しました。近くの傍観者となったときやっと気づく……人と、近くの傍観者になっても、やっぱり気づかないことがある。
 要するに、自分の周囲に百人の人がいたとしても、気づいてくれるのはたった一人かもしれない。ということは百人中九十九人は傍観者である可能性が高い。

 これを逆に言うと、何かへんだと思ったり、自分が「いじめられているのでは」と感じても、声を出さなければ、周囲の傍観者は気づいてくれない――そう言わざるを得ません。
 芥川龍之介の「鼻」には象徴的な場面がありました。鼻もたげに失敗した中童子が使われなくなったその板を持ってむく犬を追い回し、「鼻を打たれないにしろよ」と言っていた場面です。

 私はその行為は境内の隅っこの方で始まっただろう。そのうち広いところに出てきて、むく犬がけたたましく鳴き始め、それが内供の耳に入った。そのとき他の僧俗も「何事だ?」と思って外に出てきたであろうと想像をふくらませました。
 このエピソードは内供が「中童子の手からその木の片(きれ)をひったくって、したたかその顔を打った」――つまり内供の暴力行為に着目して解釈されます。現代にたとえるなら、これは寺の長である内供のパワハラ行為、私怨を晴らす暴力と言えるでしょう。中童子はむく犬を内供と見なして叩いたり、追い回しており、内供はそれがすぐにわかった。だから「許せない」と思って殴ったと……。

 だが、見方を変えると、ここには中童子のいじめ、弱い動物への虐待という側面があり、内供の行為はそれを止めたことになります。
 むく犬の内心を想像するなら、中童子を殴ってその行為をやめさせた内供はとてもありがたい人だと感じたでしょう。その場にいた他の僧俗は誰も中童子に「やめろ」と言ってくれなかった、むく犬は「自分を助けてくれたのは内供さんだけだ」と感じたに違いありません。

 このように、むく犬がけたたましく鳴き声をあげないと、誰も気づかないように、いじめられている当人が声をあげないと、どんなに身近にいる人でも気づかないことがある。私たちはそこまで人のことを注意深く観察しているわけではない――つまり傍観していることが多い。

 さらに、辛い現実も書かねばなりません。
 たとえば、「学校でいじめられている」とか「もう自殺したい」と誰かに打ち明けたとします。その告白を聞いた近くの人は悩みを聞き、いろいろアドバイスを語ってくれるでしょう。話し合いは徹夜になるかもしれません。そして、何らかの行動を取ってくれることもある。

 しかし、いじめられている本人が「また学校に行く」と言った場合、相談を受けた人が教室まで行って監視することはないでしょう。あるいは、「もう自殺したい」と打ち明けた人と、その後四六時中一緒にいるわけではありません。聞いてくれた人にもその人の生活があります。
 本節の途中で「我々は他人の人生を歩むのではない。自分の人生、この先何が起こるかわからない人生を歩む」と書いたのは、ある意味やむを得ざる現実を述べています。

 しかし、だからと言って「人の事などどうでもいい。世の中がどうなろうと自分には関係ない」という真性傍観者として生きるか――そう自問してみるなら、これもまたあまりに殺伐とした、荒涼とした砂漠のような景色です。

 ここでも真性傍観者が迎えるであろう未来を予想することができます。楽観的未来、悲観的未来、どちらでもない未来。
 楽観的には何事も起こらなければ、真性傍観者は傍観する人生を歩めるでしょう。智に働くことなく、情に棹さすことなく、意地も通さず生きていく。昔「あっしには関わりのねえことでございます」とつぶやく無宿者のドラマがありました。

 悲観的未来はどうか。人の事などどうでもいいと考える真性傍観者は人が困っていても、無関心を装います。知らんぷりして傍観します。
 ところが、ある日何事か事件・事故が起こる。自分一人では解決しづらい困った事態に陥ったとき、真性傍観者は「助けてほしい」と声をあげることができません。自分が傍観してきたから「人も傍観するに違いない」と思うからです。

 あるいは、これまで困っている人を傍観してきた自分が助けてと言うなど「虫のいい話だ」と思えば、やはり声をあげられない。自分一人で解決するしかないと思い、解決できないとき、真性傍観者は「誰も助けてくれない」と絶望するでしょう。

 最後にどちらでもない未来。真性傍観者が無関心を決めつけ、傍観する生き方を続けていると、あるとき周囲の人たちが「これから隣の国と戦争することになった。あなたはどちらにつくか」と聞いてくる。「私はどちらにもつかない」と答える。最初はそれを許してくれた。だが、国が負けそうになったら、「お前はこの国の国民だ。兵士となって戦場へ行け。拒否するなら監獄に入れる」と言われるようになった……。
 このような未来が想像できます。最後は「悲観的未来じゃないのか」とおっしゃいますか。私は「どちらでもない未来」だと思います。

 くどいようですが、私たちは遠くの傍観者である限り、気づかないし、見ている事しかできません。問題は近くの傍観者になったときです。そのとき傍観しない生き方は可能なのか。あるいは、傍観しないためにはどのような訓練を積む必要があるのか。

 その訓練こそ一読法であると語ってきました。事態を注意深く見つめる。人の話をぼーっと聞かない。一言一句しっかり聞き取り、あれこれ考え未来を予想する。この訓練が傍観者ではない人生を歩ませるはずです。
 そして、近くの人が何か普段と違う言動をみせたとき、「あれっ?」と思い、「何か妙だぞ」とつぶやく。その思いやつぶやきを口にして声をかける――これが身近の人に対して傍観しない生き方です。

 最後に、もう一つ傍観者ではない人生を歩む訓練があります。それは歴史授業のところで書いたように「もしも自分がその時代に生きていたら」と考えることです。「もしも自分がそこにいたら、そのような目にあったらどうか」と考えること。それが傍観者にならない訓練となるはずです。

 私は『鼻』の授業で「もしも君たちが産んだ子が鼻が長かったらどうだろう」と想像させました。女子の一部は「いやだあ」とつぶやきました。
 鼻の長い赤ん坊が産まれる可能性はほぼないけれど、障害をもって産まれることはあり得ます。そこで、特に女子一人一人に「障害のある子が生まれたら、君はどう思う? どうするか」と問うと、必ず「そのときになってみなければわからない」と答える生徒がいます。私はそれを受けて次のような話をします。

「そのときになったらパニックになって冷静に考えることなんかできない。君は自分と赤ん坊の将来に絶望して産まれた子を殺すよ。そして自分も死のうと思うよ。だから、今考えるんだ。未来は何が起こるかわからないから、今考えておくんだ」と。
 さらに続けます。「もしも今考えて障害を持つ子どもが産まれたら、その子を殺して自分も死のう、と結論を出しても私は構わないと思う。でも、そう考えたことは君の心に残る。これから子どもが産まれるまで十年あるとしたら、君はこのことを考え続けるだろう。小説を読んだり、映画やテレビドラマを見る。ときにはたまたま障害児を育てている母親と言葉を交わすことがあるかもしれない。そのとき君はきっと尋ねる。子どもを殺して自分も死のうと思ったことはないですかと。それらの体験を経て十年後君は変わっているか、変わらないか。そこはわからない。ただ、はっきり言えることは目の前で起こった後考えても遅い。余裕がある今考えることが大切なんだ」と。

 遠くの傍観者であるとき、「自分だったらどうだろう」と考えておくことが、近くの傍観者になったとき、あるいは当事者になったとき、パニックにならず、冷静に考え行動できる人間になる道です。
 学校の授業が些末な知識を丸暗記させるだけで、「ここはちょっと立ち止まっていろいろ考えてみよう」という余裕がなかったら、「そのときになってみなければわからない」とつぶやく人間が生まれるばかり、と言わざるを得ません。

 傍観する人生ではなく、自ら考え主体的に生きたいと思うなら、その訓練を積まねばなりません。途中でつぶやかない通読、結末まで眺めてから過去を検証する精読活動は子どもたちを、大人を傍観者にする悪しき授業です。
 通読は百害あって一利なし。直ちにやめて一読法を開始するべきだ――私はそう思います。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:前号公開後『鼻』の解釈に関連していくつかネット上で個人の感想、研究論文を読むことができました。私の解釈・感想は誰かが言っているだろうと思いましたが、そうでもなさそうです。最も意外だったのは作者による『鼻』の自作解説です。私は「傍観者、傍観者の利己主義」が主要テーマであるとまとめました。
 ところが、芥川は『鼻』の草稿の中で、傍観者の利己主義は脇であり、主要テーマは「身体的欠陥」に「なやまされている苦しさ」であると言います。「実際身体的欠陥に(如何に微細なものでも)悩んだ事のある人は幾分でも内供の心もちに同感してくれるだろうと思う」と書いているようです。
 もちろん『羅生門』に利己主義を描き、『鼻』において傍観者を描いたこと、『鼻』の語り手は黒子である――などということも言及されていない(ようです)。

 また、当時の文学仲間、後の研究者各位において「『鼻』に欠陥がある」と述べている人もほとんどいない。どうやら私が提起した『鼻』の解釈、欠陥の指摘等々は「的外れであり深読みが過ぎる。よくまーそんな授業をやったな」と批判されそうです。
 ただ、以下の三点、
 1 『鼻』の結末には「ありのまま」が描かれている。
 2 『鼻』は利己主義の裏の感情にとらわれ敵対する傍観者が描かれている。
 3 『鼻』は「内供の物語とそれを語る作者らしき人物を描く」黒子構造を持っている。

 ――これらは今回『鼻』を読み返す中で気付いたことであり、現役時代授業ではやっていません。実践報告は「想定問答」と書いたゆえんです。

 それに、私は作品のテーマとは「作者が何を書こうとしたか」ではなく、「読者が何を読みとったか」であると考えています。芥川龍之介が「傍観者の利己主義」は脇のテーマであると思って執筆したとしても、できあがった作品はそれが主要テーマとなっている――私はそう読みとったということです。正否の判断は読者にお任せします。

 さて、3月より始めた「一読法を学べ」は残り二つ。「実践編のまとめ」と「全体の後書き」です。本年中に終えようと思っていましたが、今号が「まとめ」のようになったので、次は「まとめと提言」として言いたい事をあれこれ書こうと考えるに至りました。
 そんなわけで、年末の擱筆をあきらめ年またぎします。1月の完成を目指し、年末年始はお休みということで。
 良い年をお迎え下さい。m(_ _)m

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有馬記念、結果とほぞ噛み

 有馬記念結果は――◎アーモンド9着、ウラ●も惨敗……の完敗(^_^;)

 1着―Dレーン 06リスグラシュー…………[*]F 単勝=6.7
 2着―スミヨン 10サートゥルナーリア……[○]B
 3着―武  豊 07ワールドプレミア………[・]H
 4着―池  添 05フィエールマン…………[*]C
 5着―ム ー ア 11キ  セ  キ…………[・]D(一覧順位)
 前日馬順[B→C→D→F→H]前日枠順[B→A’→C→B’]

 枠連=3-5=3.0 馬連=06-10=29.9 馬単=61.3
 3連複=06-10-07=107.5 3連単=578.6
 ワイド12=8.5 W13=14.5 W23=20.0
--------------
 ○ 展開予想結果

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 15 11 12 04-06 14 10 02-13 07 05 08-09 01 03 16
覧 △ 6 5 ○ ▲ ◎
3FC D E B A
本 △ ○ ● △ ★ ◎
結 5 1 2 3 4
-----------------------------
 本紙予想
 印番馬      名  性齢 馬 結果
 ◎09アーモンドアイ   牝4 A  9
 ○10サートゥルナーリア 牡3 C 2
 *05フィエールマン   牡4 F 4
 *06リスグラシュー   牝5 B 1
 ・11キ セ キ     牡5 H 5
 ・14ヴェロックス    牡3 G  8
 ・07ワールドプレミア  牡3 D 3
 ・15アエロリット    牝5 11  14
 ★08レイデオロ     牡5 09  7
 ●02スワーヴリチャード 牡5 E  12

**************************
 【有馬記念 実近一覧表】 中山 芝25 16頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬     名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F印着
A=09|4|アーモンドアイ牝| 1.7{AA}A=[8110]ルメル|◎▲◎○◎9
B=10|3|サートゥルナーリ| 4.2{DB}C=[5002]スミヨ|△  ◎○2
C=05|4|フィエールマン | 5.4{BE}F=[4210]池 添|▲  ▲*4
D=11|5|キ セ キ   | 6.5{CG}H=[4444]ムーア|  ○ ・5

E=14|3|ヴェロックス  | 7.0{GC}G=[3321]川 田|   △・8
F=06|5|リスグラシュー牝| 8.2{11D}B=[6843]レーン|○   *1
G=02|5|スワーヴリチャー| 8.9{E10}E=[6335]マーフ|▲○▲ ●12
H=07|3|ワールドプレミア|10.1{1009}D=[3120]武 豊|△   ・3

QA=15|5|アエロ リット牝|10.4{0911}11=[4715]津 村|    ・14
QB=08|5|レ イ デ オ |11.7{12F}09=[7214]三 浦|△▲  ★7
QC=16|7|シュヴァルグラン|12.0{H12} =[7679]福 永| ◎△
QD=13|5|アル アイン  |17.6{F15} =[5329]松山弘|

QE=12|6|クロコスミア 牝|21.7{1413} =[544-]藤岡佑|
QF=01|4|スカーレットカ牝|24.5{15H}12=[3418]岩田康|   △
QG=03|4|エタリオウ   |27.3{1614}10=[1706]横山典| △
QH=04|5|スティッフェリオ|33.8{1316} =[832-]丸 山|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
---------------------------
 成績補足
QE=12|6|クロコスミア 牝|21.7{1413} =[544.18]藤岡佑|
QH=04|5|スティッフェリオ|33.8{1316} =[832.11]丸 山|
---------------------------
※年齢 3歳=3 4歳=4 5歳=7 6歳=1 7歳=1 頭
※牡牝 牡=11頭(セ=0頭) 牝=5頭 
※格
G1V=11頭(2勝以上)
 A09アーモンドアイ[6010] B06リスグラシュー[3513]1
 C05フィエールマン[2201] D10サートゥルナー[2002]2
 E02スワーヴリチャ[2144] F08レイデオロ  [2205]
 G13アルアイン[2027]
GI1勝=4頭
 A07ワールドプレミ[1000]3 B11キ セ キ [1314]
 C16シュヴァルグラ[1348]  D15アエロリット[1216]

G2V=3頭(GIV除く)
 A01スカーレットカラ[1勝]2前府中牝馬S(芝18)
 B04スティッフェリオ[1勝]2前オールカマー(芝22)
 C12クロコスミア  [1勝]2017年府中牝馬S(芝18)

 昨年1234着馬の馬番(今年の出走馬は馬名付加)
 1着=4枠08番
 2着=6枠12番レイデオロ-今年08番
 3着=8枠15番シュヴァルグラン-今年16番
 4着=6枠11番
---------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れF [4巴型] 枠順AB=3.5
 馬連型=A流れ09 [A流型] 馬連AB=6.0

 枠連=AB/C/D//EF//GH/ 
 枠順=53/4/1//67//28/
 馬順=AB D E HG 1011  前日馬順[B→C→D→F→H]
 代行=CF 09 12 1516 1314
 ――――――――――――――
 結果= 214 3 5 前日枠順[B→A’→C→B’]

******************************
 ※ 回  顧

 競馬に絶対はない! どんな1番人気だって負ける事がある!

 ――とわかっちゃいるけど……今回は大丈夫と思って「やめられない」のが我々競馬ファンの悲しき「さが」でしょうか。

 私はアーモンドアイが負けるかもしれない、といちゃもんを縷々(るる)書きました。短中距離のロードカナロア産駒であること、中山初で芝25以上も初であること。もちろん牡牝混合レースでは危険な牝馬1番人気だし。

 同じロードカナロア産駒ながらサートゥルナーリアの方は中山GI2戦2勝があって大丈夫そう。だが、「アーモンドアイの中山2500は全くの未知数と言わざるを得ません」と書きました。両馬の2、3着はあり得るからウラ●を設定したいと。

 しかし、アーモンドアイ、負けても2着、まさかの3着はあっても、「まさかまさかの4着以下はないと思います……」と書いたとおりです。連単馬券はサートゥルナーリアから買っているのだから、サートゥル◎、アーモンド○でもいいところ。それなら馬連・3複が当たったでしょう。

 がしかし、もしもどちらかが4着以下なら、それは「サートゥルナーリアであろう」と思ったわけです(^_^;)。前走秋天で着差0.9の6着に負けていたこともあります。◎はやはりアーモンドアイであると。牡牝混合GIで3勝している。芝24の世界レコードも持っている。中山初も、距離があと100延びたとしても「大したことあるまい」と思うではありませんか。

 貧乏人にとってはアーモンドアイから連単馬券を買っても仕方ないので、サートゥルナーリア頭で買ったに過ぎません。世間一般のいわゆる◎は私にとってウラ●なのです(^.^)。

 私の頭の中には5枠◎○両馬が2、3着する映像しかなく(^_^;)、だから3複[◎=○→8頭流し]で完璧と思っていました。

 直線残り200。一足先に抜け出したアーモンドアイが内寄り、外目をサートゥルナーリアが続いたとき、私が見たゴールの景色は両馬のマッチレースでした。
 馬単と3単はサートゥルナーリアからしか買っていないので、サートゥルを懸命に応援する自分を思い浮かべていました。ところが……

 5枠両馬のマッチは数秒あったかどうか。大外をするする、ぐいぐい抜け出してきたのは[*]印はつけたけれど、かなり軽視したDレーン06リスグラシュー。
 道中ずっと内らち沿いを走っていたのに、「どうしてそこにいるんだ?」と不思議に思ったのも束の間、同馬はすぐ先頭に立って脚色けた違い。GI3勝目と年度代表馬に向かって一直線でした。

 それでも、サートゥルナーリアの脚色は良かったので、2着サートゥル、3着アーモンドアイ――の映像はまだ頭に残っていました。
「今年の有馬は3複の的中だけかあ」とつぶやきつつ……(^.^)。

 ところが、ところが、アーモンドアイがおかしい。いつもの伸びがない。
 やがて……4着……5着……どころか、どんどん抜かれて……「一体どこまで落ちるんや~」てな感じで最終9着。2秒近い大差であり、まさかの3乗という結果に相成りました(-_-;)。
 一方、ウラ●02スワーヴリチャードの姿はどこにも見えず、見せ場も作れず、後ほど12着と知りました。キンカメ産駒のGIVとして期待した★レイデオロも9着。ほげ。

 帰宅後パトロールビデオを見たら、アーモンドアイの鞍上ルメールは、直線でムチを2発打っただけでやめていました。故障ではないと思いますが、「もうムチ使ってもダメだ」とわかったからでしょう。
 かたやリスグラシューのDレーンは一度もムチをふるっていませんでした。こちらは「使う必要がない」とわかったからでしょう。
 勝ちタイムは良2305。有馬レコード2295より10遅いだけ。過去10年2位の好タイムでした。

 リスグラシューのことは予想本文ではほとんど触れませんでした。
 前置きで「有馬を勝てばGI3勝目である事、鞍上レーンが有馬1日限定騎手免許で来日騎乗することになり、珍しい事だし、同騎手は5、6月の大活躍があっただけに不気味」と書いたくらい。
 結局、[宝塚→豪GI→有馬]とレーン騎手で国内外GIを3連勝したのですね。陣営は「呼んで良かった」と思ったことでしょう。

 実は私にとって「アーモンドアイ2着か3着」と決めたとき、リスグラシューの1着も消えていたのです。それはアーモンドアイとサートゥルナーリアが一口馬主なら、リスグラシューも一口馬主。「ウラ●はそれ以外から探そう」と決めたからです。

 リスグラシューの馬主はキャロットファーム。つまりサートゥルナーリアと同じ。もう一度アーモンド、サートゥル、追加してリスグラの価格・獲得賞金を掲載すると、
---------------
 ・アーモンド=シルクレー6万 ×500=3000万、賞金約9億
 ・サートゥル=キャロット35万 ×400=1億4000万、賞金約3億
 ・リスグラシ=キャロット7.5万×400=3000万、賞金約6億
---------------
 リスグラシューは有馬の賞金3億を足して約9億での引退となりました。

 これに気づいたとき、アーモンドとサートゥルを「もう優勝賞金はいらないとばかりに良くて2、3着かも」と思えば、同じ理由で「リスグラシューも良くて2、3着」。よってそれ以外の人気上位からウラ●を探したわけです。

 さて、アーモンドアイの敗因は一体何だったのでしょう。

 終了後のインタビューでルメール騎手は、「最初のコーナーから1周目のスタンド前で冷静に走ることができませんでした。スイッチが入ってしまった。2500mでリラックスして走れなかったら最後は疲れてしまう。それはアーモンドアイでも同じで、最後は疲れてしまっていました。フィジカルは大丈夫だったんですが、馬のリズムが良くなかった。これも競馬です」と語っていました。

 それを受けて再度周回ビデオを見返しました。アーモンドアイは確かに終始馬群の外目を走っており、一周目の直線では馬が行こうとしているように見えました。しかし、手綱を引っ張っている感じはありませんでした。

 レースは展開図どおり逃げA15アエロリットがハナに立って1000メートル通過58.5というハイペース。結局、内らち沿いでじっくり脚を貯めたリスグラシュー、何かしらハイペースに合わせて末脚を無くしたアーモンドアイという構図でしょうか。
 誰かが書いていましたが、「中山芝25はコーナーを6回走る、一周目ゴール前では歓声が聞こえる。それが馬に影響する」と。中山初というのは結構重いようです。

 それにしても、負け方が気になります。あるいは、レコードを連発して勝ち続けた累積疲労があったかもしれません。GI馬が大敗後鳴かず飛ばずとはよくあることなので、来年復活できるかどうか。
 なんにせよ、しばらく静かに休養してください……って気持ちです。

 一方、勝ち方がすごかったのがレーンとリスグラシュー。「そこまで強かったか?」と言いたくなるほどの勝ち方でした。それもずっと内らち沿いを走っていたのに、4角で外斜行して大外に出しました。

 それが不思議なことに前を走る数頭と後続馬群の間にぽっかり穴が空いたのです。そこをレーン・リスグラシューはするすると外へ出しました。その後は前のサートゥルナーリアを抜いて伸びるだけという結末でした。

 ビデオ画像では確かに穴が空いているし、他馬を妨害することもなかったからいいようなものの、あれはやはり外斜行でしょう。危ない騎乗と言わざるを得ません。

 というのは、忘れもしない2015年の皐月賞。ドゥラメンテで勝ったM・デムーロがあれをやっていたからです。私はそのとき以下のように「後味悪い」と書きました。
----------------
 もう一つ、後味の悪さに関してはもちろんドゥラメンテ、4コーナーの外斜行です。あれって確信犯でしょうか、馬が勝手に外にふられたのでしょうか。「審議」にならなかった(なっていたのかテレビでは不明でした)から、妙だなあと思ったら、その後鞍上デムーロは「実効4日の騎乗停止」となりました。だから、やはり問題走行だったようです。
----------------
 これを思い出したので、再度2015年の皐月賞ビデオを見直しました。

 やっぱり確信犯だとわかりました。4角ではドゥラメンテの前に横3頭分、タテ3列の馬群ができており、そのまままっすぐ走ったら前が壁になることは一目瞭然。
 そこで後続馬群との間に空間ができたので、デムーロは外斜行。外目を追い上げていた3頭の進路を妨害したので騎乗停止となったわけです。しかし、競走は失格も降着もなく成立。2015年と言えば、デムーロ、ルメールが日本競馬に本格参戦した年です。

 今回レーンの外斜行はなんのおとがめもうけなかったようです。
 前が壁になりかけたわけですが、リスグラシューの脚色からすると、馬場の内目を走っても、すき間を抜けていけたと思います。だが、抜け出しづらいと思ったから、外に出したのでしょう。卑怯で危険な走法だと思います。

 どうも中央競馬会は本格参戦1年目の外国トップジョッキーに甘いような気がしてなりません。彼はまだ若いので、「あんなことやってると、そのうち大変な事になるぞ」ときっちり油絞ってほしいものです(^_^)。

 ところで、予想の前置きで書いた3頭の菊花賞馬ですが、
 19年=07ワールドプレミア D 3着
 18年=05フィエールマン  F 4着
 17年=11キ セ キ    H 5着

 ――と仲良く345着。やっぱり活きのいい、古馬より2キロ減の3歳馬でしょうか。
 武豊ワールドプレミアは4角でも最後方で、そこから上がり3位35.0で12頭をごぼう抜きしました。もっとも、1着は上がりトップ34.7を出したリスグラシューが5馬身前にいたってところです。ワールドプレミアは来年の春天以後活躍が期待されます。

 前日馬順の結果は[B→C→D](最終単勝も同じ)。つまり、究極のタテ目(^.^)。Aから真っ先に流すのがBCD。だが、タテ目を買わないと、馬連も3福も獲れずってやつ。まー結果論ですよね。

 最後に実近一覧の結果は以下の通り。

 第2群の人気トップはB06リスグラシューです。第1群のAB2頭(アーモンドアイとサートゥルナーリア)に馬連馬単を流し、第2群までの残り5頭を3着候補とすれば、全1枚購入でも総計8万近い完全的中でした。相手をトップAだけに絞ると失敗する例でもあります。
 一覧のこの馬券、とても「結果論だ」とは言えません。来年はまずこの単純馬券から買ってみたいと思います(^_^)。

【有馬記念、過去3年の実近一覧結果】

  2019 |2018 2017 2016 |2019年(トップ4頭と11番人気まで)
年=人|着|人|着|人|着|人|着|番馬       名 結果
A=A|9|A|2|A|1|B|1|09アーモンドアイ    9
B=C|2|E| |C|3|D|3|10サートゥルナーリア 2
C=F|4|H| |B|4|A|2|05フィエールマン   4
D=H|5|G| |H| |G| |11キ セ キ     5

E=G| |B|5|D| |E| |14ヴェロックス
F=B|1|09|3|E| |F|5|06リスグラシュー   1
G=E| |12| |10|2| | |02スワーヴリチャード
H=D|3|C| |12|5|C| |07ワールドプレミア  3

QA=11| |F|4|G| |09| |15アエロリット
QB=09| |D|1| | | | |08レイデオロ
QC= | |10| | | | | |16
QD= | | | | | | | |13

QE= | |11| | | |H|4|12
QF= | | | | | | | |01
QG=10| | | |09| | | |03エタリオウ
QH= | | | |F| | | |04
頭=16 16 16 16    ※注「人気」は前日馬連順位

 以上です。

 さて、今週末はメインが終わった後の12レースのように、もう一つ2歳GIホープフルSがあります。
 昨年は27日に「2018年実近一覧前後期結果」を発行し、そのときホープフルSの一覧も公開しました。
 しかし、今年は27-28日にかけて福岡博多で旧友と合流することになりました。なので、ホープフルSはほんとに何もできないので、ホープフルS一覧も今年のGI結果も、年を越えて1月に発行したいと思います。

 以上です。

===============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:今年も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 以下は私の年賀状文面です。
 一足早いみなさんへの年賀状ということで(^_^)。
 良いお年をお迎え下さい。m(_ _)m
---------------
謹賀新年 お元気でお過ごしのことと思います。私の方は田舎で相変わらず好きなことやって暮らしております。
 昨年は3月から12月まで論文を書いておりました。本にしたかったけれど、金がないので(^_^;)、ホームページに公開しています。程良い長さにするつもりだったのに、原稿用紙数百枚にもなってしまいました。これもまた相変わらずです(^_^)。なお、御影祐のURLが変わりました。「御影祐ごちゃまぜHP」で検索下さい。
 若かった頃当時の大人に「あなたの戦争責任は?」と追及したもんです。
 今度は孫の世代から「あなたは地球温暖化とプラスチックゴミ汚染に対して何をやりましたか?」と糾弾されそうです。

 ○初春や 我も責任 問われてる  2020年1月1日 御影 祐

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2019.12.21

有馬記念、直前予想

 さー明日は競馬1年の総決算――有馬記念(^_^)。
 GI6勝のアーモンドアイはじめGI馬11頭出走という豪華メンバーとなりました。なおかつ、今年GIVの馬も7頭参戦。一体どういう結末を迎えるのか。

 さらに当日は降雨予想で人気薄前残りの波乱があるか。しかし、展開予想では逃げ先行馬多く、ハイペースとなって意外な差し馬が伸びてくるかもしれず……と思わせて上位人気決着かも、と心は千々に乱れます(^_^)。

 まず、いくつか気になった情報をまとめてみました。
 有馬を最後に引退することになったのが5歳13アルアインと5歳06リスグラシューです。また、そのリスグラシューは前走豪GIVに続いてDレーン騎手が「有馬1日限定騎手免許」で来日騎乗することになりました。珍しい事だし、同騎手は5月の大活躍があっただけに不気味です。

 次に今回過去3年の菊花賞馬とジャパンカップ馬が出走しています。
 これも珍しい気がして、有馬出走の2、3着馬とともに掲載してみました。
 菊花賞馬は以下、
 19年=07ワールドプレミア(3着14ヴェロックス)
 18年=05フィエールマン (2着03エタリオウ)
 17年=11キ セ キ

 ジャパンカップ馬は以下、
 19年=02スワーヴリチャード
 18年=09アーモンドアイ (2着11キセキ、3着02スワーヴリチャード)
 17年=16シュヴァルグラン(2着08レイデオロ)

 まさかこの3頭で123着なんてないと思いますが、一部上位人気にはなっているし、菊もJCも有馬の「前走ステップ」としてつながるだけに、少なくとも今年の2頭は無視するわけに参りません。

 最後に秋天後検討した年度代表馬候補について。

 目下GI2勝馬が最多で今回勝つとGI3勝となるのが以下の2頭。
 なお前走GI香港カップを勝ったウインブライトは4月の香港GIQE2世Cと合わせてGI2勝となり、有馬参戦の意向でしたが回避となりました。
 [本年GI2勝馬]
 牝409アーモンドアイ=ドバイターフ(芝18)・天皇賞秋
 牝506リスグラシュー=宝塚記念・豪コックスプレート(芝2040)

 両馬のいずれかが勝てば、おそらく年度代表馬と思われます。
 もしも2頭とも2着以下で今年GIを勝っている以下の5頭のいずれかが勝つと、その馬を含めてGI2勝馬3頭となります。年度代表馬投票は割れそうです(^.^)。
 [本年GI1勝馬] =レース→その後
 02スワーヴリチャ=前走ジャパンカップV(3人)
 05フィエールマン=3前春天V→G2札幌記念3着→凱旋門12着
 07ワールドプレミ=前走菊花賞V
 10サートゥルナー=4前皐月賞V→ダービー4着→神戸新聞杯1着→秋天6着(2人)
 13アルアイン  =4走前大阪杯V→宝塚4着→秋天14着→マイルCS16着

 ここでも前走GIVの02スワーヴリチャードと07ワールドプレミアが登場。
 アルアインはさすがに無理スジですが、牡405フィエールマンの凱旋門12着、牡3サートゥルナーリアの秋天6着をどのように解釈するか。
 成績はフィエールマンが菊と春天Vを含む[4211]、サートゥルナーリアはホープフルSと皐月Vを含む[5002]。ここでも無印にはし辛いところです。

 さて、いつもの実近一覧過去3年の結果。
 目下3年連続トップAの1、2着です。今年はもちろん09アーモンドアイ。予想オッズは1.7倍でダントツです。
 また、一覧トップ3頭も軽視しづらい傾向です。

【有馬記念、過去3年の実近一覧結果】

  2019 |2018 2017 2016 |2019年
年=人|着|人|着|人|着|人|着|番馬名(トップ4頭とH8番人気まで)
A=A| |A|2|A|1|B|1|09アーモンドアイ
B=C| |E| |C|3|D|3|10サートゥルナーリア
C=F| |H| |B|4|A|2|05フィエールマン
D=H| |G| |H| |G| |11キ セ キ

E=G| |B|5|D| |E| |14ヴェロックス
F=B| |09|3|E| |F|5|06リスグラシュー
G=E| |12| |10|2| | |02スワーヴリチャード
H=D| |C| |12|5|C| |07ワールドプレミア

QA=11| |F|4|G| |09| |15アエロリット
QB=09| |D|1| | | | |08レイデオロ
QC= | |10| | | | | |16
QD= | | | | | | | |13

QE= | |11| | | |H|4|12
QF= | | | | | | | |01
QG=10| | | |09| | | |03エタリオウ
QH= | | | |F| | | |04
頭=16 16 16 16    ※注「人気」は前日馬連順位

 実近一覧を信じるなら、軸は3Aの09アーモンドアイ。相手は一覧BCの10サートゥルナーリアと05フィエールマン。
 第2群はオッズBEDの06リスグラシュー、02スワーヴリチャード、07ワールドプレミア。第3群以降は上位人気だけ残すとしてオッズ09の08レイデオロ。
 これで完璧のような気がしますが、馬連6点で終わるわけにはいかないし……3複3単どうしますかねえ(^_^;)。、

****************************
 【有馬記念 実近一覧表】 中山 芝25 16頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬     名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F
A=09|4|アーモンドアイ牝| 1.7{AA}A=[8110]ルメル|◎▲◎○
B=10|3|サートゥルナーリ| 4.2{DB}C=[5002]スミヨ|△  ◎
C=05|4|フィエールマン | 5.4{BE}F=[4210]池 添|▲  ▲
D=11|5|キ セ キ   | 6.5{CG}H=[4444]ムーア|  ○

E=14|3|ヴェロックス  | 7.0{GC}G=[3321]川 田|   △
F=06|5|リスグラシュー牝| 8.2{11D}B=[6843]レーン|○
G=02|5|スワーヴリチャー| 8.9{E10}E=[6335]マーフ|▲○▲
H=07|3|ワールドプレミア|10.1{1009}D=[3120]武 豊|△

QA=15|5|アエロ リット牝|10.4{0911}11=[4715]津 村|
QB=08|5|レ イ デ オ |11.7{12F}09=[7214]三 浦|△▲
QC=16|7|シュヴァルグラン|12.0{H12} =[7679]福 永| ◎△
QD=13|5|アル アイン  |17.6{F15} =[5329]松山弘|

QE=12|6|クロコスミア 牝|21.7{1413} =[544-]藤岡佑|
QF=01|4|スカーレットカ牝|24.5{15H}12=[3418]岩田康|   △
QG=03|4|エタリオウ   |27.3{1614}10=[1706]横山典| △
QH=04|5|スティッフェリオ|33.8{1316} =[832-]丸 山|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
--------------------------
 成績補足
QE=12|6|クロコスミア 牝|21.7{1413} =[544.18]藤岡佑|
QH=04|5|スティッフェリオ|33.8{1316} =[832.11]丸 山|
--------------------------
※年齢 3歳=3 4歳=4 5歳=7 6歳=1 7歳=1 頭
※牡牝 牡=11頭(セ=0頭) 牝=5頭 
※格
G1V=11頭(2勝以上)
 A09アーモンドアイ[6010] B06リスグラシュー[3513]
 C05フィエールマン[2201] D10サートゥルナー[2002]
 E02スワーヴリチャ[2144] F08レイデオロ  [2205]
 G13アルアイン[2027]
GI1勝=4頭
 A07ワールドプレミ[1000] B11キ セ キ [1314]
 C16シュヴァルグラ[1348] D15アエロリット[1216]

G2V=3頭(GIV除く)
 A01スカーレットカラ[1勝]2前府中牝馬S(芝18)
 B04スティッフェリオ[1勝]2前オールカマー(芝22)
 C12クロコスミア  [1勝]2017年府中牝馬S(芝18)

 昨年1234着馬の馬番(今年の出走馬は馬名付加)
 1着=4枠08番
 2着=6枠12番レイデオロ-今年08番
 3着=8枠15番シュヴァルグラン-今年16番
 4着=6枠11番

---------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れF [4巴型] 枠順AB=3.5
 馬連型=A流れ09 [A流型] 馬連AB=6.0

 枠連=AB/C/D//EF//GH/ 
 枠順=53/4/1//67//28/
 馬順=AB D E HG 1011
 代行=CF 09 12 1516 1314
 ――――――――――――――
 結果=
------------------------------
 ○ 展開予想
※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 15 11 12 04-06 14 10 02-13 07 05 08-09 01 03 16
覧 △ 6 5 ○ ▲ ◎
3FC D E B A
本 △ ○ ● △ ★ ◎

******************************
 ※ 直前予想

 まずは表の◎。これはもうルメール09牝4アーモンドアイでしょうがないでしょう。全成績[8110]。GI6勝。それを受けて一覧トップ、実績A近走A、馬順AのトリプルA――は無条件に◎です(^_^)。

 問題は単勝軸か、2着の馬連軸か、まさかの3着か。まさかまさかの4着以下はないと思いますが……。それでも、後述するように私は2着と見てウラ●を設定します。

 4歳のアーモンドアイを◎とすれば、相手は若い3歳3頭か、同年齢4歳の3頭か、5歳7頭か。6、7歳2頭12クロコスミアと16シュヴァルグランはさすがにきついと見てカット。

 相手をだらだら選んでも仕方ないので、馬連1枚とすべく○1頭を選びたいと思います。結論として○は同枠スミヨン3歳10サートゥルナーリアとしました。

 3歳馬3頭は菊花賞馬ワールドプレミア(3番人気)、菊1番人気3着の14ヴェロックスも魅力的ながら、ワールドプレミアは[3120]、ヴェロックスも[3321]でどちらも2、3着が多い。
 また、ワールドプレミアは中山初。ヴェロックスは中山1戦皐月賞の2着があるけれど、その皐月1着馬はサートゥルナーリア。ヴェロックスはサートゥルナーリアの下ではないかと思います。

 ○サートゥルナーリアは7戦[5002]で中山は2戦2勝。しかも、2歳GIホープフルSと皐月賞。また、着外2回もダービー4着と前走秋天6着。つまり、左回りが着外で右回りなら5戦5勝。
 これが春天ならワールドプレミアかヴェロックスを重視したいところですが、中山芝25の有馬ならサートゥルナーリアが3歳トップではないかと思います。実近一覧も3歳馬の中でトップのB評価です。

 アーモンドアイとサートゥルナーリアの比較ですが、斤量に関してはサートゥルナーリアが3歳馬ゆえ前走秋天56キロから今回55キロと1キロ減。3歳馬が古馬と初対戦したときはだいたい壁に跳ね返されることが多い。それを考えると、中山2戦2勝だし、今回上積みが期待されます。
 対してアーモンドアイも前走秋天56キロから1キロ減の55キロです。しかし、中山は初。芝25以上も初。両者(馬)の差は縮まったような気がします。
 展開面ではサートゥルナーリア=が先行、アーモンドアイはその後から中団くらい。どちらも上がりがいいので、直線抜け出してマッチレースの可能性もありえます。

 そこで、表馬券は5枠両馬の◎○。馬連1枚、馬単はサートゥルナーリアを頭として裏1枚とします。
 後は3複[◎=○→]の相手ですが、総流しするほどでもないと思って以下一覧上位8頭の残り6頭と第3群から2頭、逃げAの15アエロリットと08レイデオロ。計8頭に流します。重めは第2群の下3頭です。
 ・05フィエールマン
 ・11キ セ キ
 ・14ヴェロックス
 △06リスグラシュー
 △02スワーヴリチャード
 △07ワールドプレミア
 ・15アエロリット
 ・08レイデオロ

 さて、本年最後のウラ●。
 その前に◎○5枠両馬にいちゃもんつけます(^.^)。

 牝4アーモンドアイと牡3サートゥルナーリアで気になる点は、やはり両馬ロードカナロア産駒ということでしょう。
 ロードカナロアは2017年に供用が始まって3年目。種牡馬ランク40→7→3位と順調に勝ち星を伸ばしています。産駒の重賞22勝(/131)、GI9勝――はアーモンドアイの6勝とサートゥルナーリアの2勝と、18年マイルCSステルヴィオの1勝です。

 余談ながら「では今年のランク1、2位はいつものディープ、キンカメだろう」と思ったら、1位ディープは当然として2位はハーツクライでした。3位ロードカナロア、4位ステイゴールド、5位ルーラーシップと来て6位キンカメです。
 ちなみに、今回の有馬参戦16頭のうちこの6頭の産駒が13頭も出走。データを反映しています。
 残り3頭は01スカーレットカラー(ヴィクトワールピサ)、14ヴェロックス(ジャスタウェイ)、15アエロリット(クロフネ)です。

 閑話休題。ロードカナロア産駒で芝20以上の重賞を勝った馬は過去3年2頭しかいません。もちろんアーモンドアイとサートゥルナーリア。
 中山芝25と関係深い芝22以上を勝ったのもこの2頭だけで、アーモンドアイはオークスとJC。サートゥルナーリアはG2神戸新聞杯(ダービーは4着)。すなわち、3勝は芝24でビミョーに芝25に届いていません。

 アーモンドアイは中山初だから当然としてこの2頭は中山の芝22以上を走ったことがないということです。
 先程書いたように、サートゥルナーリアは中山GIホープフルSと皐月賞を2勝しているので、大丈夫そうですが、アーモンドアイの中山2500は全くの未知数と言わざるを得ません。

 なおかつ、ロードカナロア産駒重賞22勝のうち芝20以上を勝ったのもこの2頭だけ。全重賞出走のべ131頭の結果をさっと眺めてみても、圧倒的に芝19以下であり、芝20以上はほんとにこの2頭くらいです。

 こうなると目下種牡馬ランク3位とは言え、ロードカナロア産駒はやはり短中距離であり、今後ディープインパクトのような(昨年までのキンカメのような)距離万能型種牡馬になるか、はなはだ疑問です。

 ただ、アーモンドアイの母はフサイチパンドラ(エリザベス1着→2着)、祖父はサンデーサイレンス。サートゥルナーリアの母はシーザリオ(オークスV)。祖父はスペシャルウィーク(ダービー・JCV、有馬2着)。よって、母の系統が中長距離血脈ならそこそここなせそうです。今後そのような血が採用されるかもしれません。

 余計な話題ですが、この2頭ともに一口馬主で、アーモンドアイがシルクレーシング、サートゥルナーリアはキャロットファームです。前者は1985年から(GI12勝)、後者は1986年から(GI24勝)の名門です。
 募集金額と垂涎の獲得賞金は以下の通り。

 ・アーモンドアイ=6万×500=3000万、獲得賞金約9億
 ・サートゥルナー=35万×400=1億4000万、獲得賞金約3億

 前者の回収率は30倍ですから、うらやましいと言うか何というか(^.^)。
 しかし、ひねこびて見ると、アーモンドアイの評価は低かったとも言えます。
 また、シルクとキャロットの一口馬主ですが、前2週の2歳GI、阪神JFVレシステンシアはキャロットファーム、朝日杯Vサリオスはシルクレーシングでした。「おいおい、賞金持って行き過ぎちゃうか」と愚痴っている馬主さん、いらっしゃるかもしれません。

 何を言いたいかというと、「もう優勝賞金はいらない」とばかりに、5枠両馬の1着はなく、良くて2、3着かもしれない。そこにウラ●激走の夢を見たいというわけです(^_^)。

 そこで、ウラ●は上記3着候補8頭の中から。迷ったけれど、マーフィー5歳02スワーヴリチャードとしました。父ハーツクライ、馬主は「NICKS」。
 全成績[6345]はフツーと言うよりイマイチ。3歳時ダービー2着(1着レイデオロ)がありその後昨年GI大阪杯V。
 その後ビミョーな成績のまま今年は[中山記念4→ドバイシーマ3→宝塚3→秋天7着]を経て前走ジャパンカップで3番人気1着となりました。勝ちタイムは重2259。

 アーモンドアイらが香港に行ったので、手薄なメンバーみたいな気がします。 しかし、同馬は7歳シュヴァルグランを除くとただ1頭芝25を勝っています。それが2017年(3歳時)の東京芝25アルゼンチン共和国杯です。勝ちタイム2300は平凡ながら、このメンバー16頭の中では[L25TX]です。
 また、次走有馬記念では3歳にして2番人気の4着。さらに、前走重で勝っているように稍重・重の4戦で[3100]の実績もあります。馬場が渋って時計がかかれば、台頭の可能性はあるかなと。

 かくして馬券は表の◎○。まさかの両馬3着を思って3枠両馬も*印として馬連馬単を流します。

 そして、もう一つ、最後の単勝夢馬券(^.^)。

 今年天国に召されたディープインパクトの産駒はワールドプレミアが菊花賞を勝ちました。しかし、キングカメハメハ産駒のGIVはないまま。

 今回の有馬には1頭だけ参戦しています。それが三浦08レイデオロです。
 昨年の有馬記念2着馬が今年は[ドバイシーマ6→宝塚5→オールカマー4着]と来てとうとう前走ジャパンカップは11着。着差2秒2の大敗です。致命傷と言ってもいい負け方ですが、1番人気でした。

 また、中山コースは6戦[3102]、唯一の3勝馬です。中山6戦の内訳は[1WV→G2ホープフルV→皐月5→オールカマーV→有馬2→2前オールカマー4着]と着外はありません。前走の大敗は疲れを残さないよう「歩いた(^.^)」と考えれば、キンカメ産駒の大逆転があるかもしれません。 鞍上三浦皇成はいまだGI未勝利。最後にドラマチックな涙を見てもいいかも、と08レイデオロの単勝買います。
 以上です。

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 本紙予想
 印番馬      名  性齢 馬順
 ◎09アーモンドアイ   牝4 A
 ○10サートゥルナーリア 牡3 C
 *05フィエールマン   牡4 F
 *06リスグラシュー   牝5 B
 ・11キ セ キ     牡5 H
 ・14ヴェロックス    牡3 G
 ・07ワールドプレミア  牡3 D
 ・15アエロリット    牝5 11
 ★08レイデオロ     牡5 09
 ●02スワーヴリチャード 牡5 E

 さて結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2019.12.16

朝日杯FS、結果とほぞ噛み

 朝日杯FS、結果は――◎→○→総流しだったかあ……のヒモ抜け(^_-)

 1着―ムーア 06サ リ オ ス…………[◎]E 単勝=2.0
 2着―武 豊 08タイセイビジョン………[○]A
 3着―池 添 09グランレイ………………[?]QF
 4着―和 田 14タガノビューティー……[?]QG
 5着―原田和 13プリンスリターン………[?]H(一覧順位)

 前日馬順[A→C→14→10→15]枠順[A→B→G→H]

 枠連=3-4=5.3 馬連=06-08=6.6 馬単=9.5
 3連複=06-08-09=380.8 3連単=902.6
 ワイド12=3.1 W13=62.4 W23=138.3
--------------
 ○ 展開予想結果

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 15 02 09 03-10 05 06 13-01 11 12 07-16 04 08 14
覧 ▲ △ 5 ○ ◎
3F A C D E B
本 △ * ◎ ● * ○
結 3 1 5 2 4
---------------------------
 本紙予想 結果
 印番馬       名 馬 結果
 ◎06サ リ オ ス   A 1
 ○08タイセイビジョン  C 2
 △12レッドベルジュール B  10
 △02ビ ア ン フェ  D  7
 *16ラウダシオン    F  8
 *03ベールエール    E  16
 ●12レッドベルジュール B  10
 ?09グ ラ ン レ イ 14 3
 ?14タガノビューティー 10 4
 ?13プリンスリターン  15 5

**************************
 【朝日杯FS 実近一覧表】 阪神 芝16 16頭 定量55キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|馬        名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F 印着
A=08|タイセイビジョン | 2.3{AA}C=[2100]武 豊|○ △△ ○2
B=12|レッドベルジュール| 4.8{BF}B=[2000]スミヨ|◎▲ △ ●
C=02|ビ ア ン フェ | 7.4{CG}D=[2200]藤岡佑|△ △  △
D=05|マイネルグリット | 7.7{EC} =[3001]国分優|△△

E=06|サ リ オ ス  | 7.9{FB}A=[2000]ムーア|▲◎◎◎ ◎1
F=16|ラウダ シオン  | 8.0{DE}F=[2010]ルメル|     *
G=03|ベール エール  |10.8{HD}E=[1110]マーフ|   ○ *
H=13|プリンスリターン |11.2{G12}15=[2011]原田和|     ?5

QA=01|ジュンライトボルト|12.2{0909}09=[1120]岩田康|  ▲△
QB=10|エ グ レ ム ニ|12.9{1010} =[2100]福 永|
QC=07|ウイングレイテスト|16.3{1115}G=[1200]松岡正|△△
QD=04|トリプル エース |19.0{1211}H=[1101]ビュイ|

QE=15|メイショウチタン |20.8{1313} =[1013]松山弘|  ▲
QF=09|グ ラ ン レ イ|23.0{14H}14=[1010]池 添|     ?3
QG=14|タガノビューティー|27.0{1514}10=[0000]和田竜|     ?4
QH=11|カ リ ニ ー ト|39.5{1616} =[1003]幸 英|
          TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
------------------------
 成績補足
QG=14|タガノビューティー|27.0{1514} =ダート[2000]
------------------------
※年齢 牡2歳=16頭(セ=0頭) 牝=0頭 

※格
G1V=0頭 G2V=2頭、G2-2着=2頭
 A08タイセイビジョ[1勝]京王杯 2S(東京芝14)2
 B12レッドベルジュ[1勝]デイリー2S(京都芝16)
 C02ビアンフェ  [2着]京王杯 2S(東京芝14)
 D07ウイングレイテ[2着]デイリー2S(京都芝16)

G3V=3頭(G2V含む)
 A02ビアンフェ  [1勝]函館2S (函館芝12)
 B05マイネルグリッ[1勝]小倉2S (小倉芝12)※3連勝
 C06サ リ オ ス[1勝]サウジRC(東京芝16) 1

 昨年1234着馬の馬番(今年の出走馬は馬名付加)15頭
 1着=4枠06番  2着=1枠01番 今年06番1着
 3着=2枠02番  4着=8枠14番
-------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れE [AB型] 枠順AB=6.0
 馬連型=A流れF [4巴型] 馬連AB=5.6

 枠連=ABCDE/F//GH 枠順[A→B→G→H]
 枠順=34621/8//57
 馬順=ACBED F 1110 前日馬順[A→C→14→10→15]
 代行=13G16H09 12 1415
 ―――――――――――――
 結果=12 345
****************************

 ※ 回  顧

 う~~ん。馬連本命、3複大荒れ……。
 3強から1頭消え、馬順14番人気、単勝200倍超の池添09グランレイの激走によって3複4万近い大穴決着となりました。

 ◎06サリオス1着、○08タイセイビジョン2着だっただけに、
 まずつぶやいたのは「◎-○-総流しで3複ドカンだったなあ」です。
 普通このレベルの3着馬は[?]印だけに「これは無理」と書くところです。
 ところが、実は一覧とオッズ分析から「総流しでなくとも獲れていた」可能性があっただけに、若干ほぞを噛みました。

 以下直前予想「過去3年の一覧結果」をご覧下さい。特に最下部に書いたコメントにご注意あれ。
-------------
【朝日杯、過去3年の実近一覧結果】

  2019 |2018 2017 2016 |2019年
年=人|着|人|着|人|着|人|着|番馬名        印着
A=C| |C|4|B|3|F|2|08タイセイビジョン  ○2
B=B| |B|1|C|2|A|4|12レッドベルジュール ●10
C=D| |H|5|A|1|E|1|02ビアンフェ     △
D= | |D| |09| | | |05

E=A| |A|3|D|5|H| |06サリオス      ◎1
F=F| |G| |E|4|D| |16ラウダシオン    *
G=E| |F| |F| |B| |03ベールエール    *
H= | |E| |10| |G| |13プリンスリターン  ?5

QA=09| |09| | | |09|5|01ジュンライトボルト
QB=11| | | |G| | | |10エグレムニ
QC=G| |10| | | | | |07ウイングレイテスト
QD=H| | | | | |C| |04トリプルエース

QE=12| |11|2| | | | |15メイショウチタン
QF=14| | | |H| |12|3|09グランレイ     ?3
QG=10| | | | | | | |14タガノビューティー ?4
QH= | |×| | | | | |11
QI=×| |×| |×| | | |×
QJ=×| |×| |×| | | |×
頭= 16 15 16 18 ※注「人気」は前日馬連順位

 ご覧になってわかるように、過去3年トップABCは外せません。1着
もトップ3から。
 意外にも第2群はイマイチです。が、昨年の第2群トップが馬順1番人
気で3着ですから、今年も継続しそうな気がします。
 また、第3群は最高5着。逆に第4群から2頭3着内が出ています。
--------------
 今回は「第4群から2頭3着内が出ています」と書いたとおりの結果で、ご丁寧にも3、4着2頭です。

 ◎○の選定に当たっては「第2群トップが馬順A」で、このパターンの時は1、2着が多い。よって06サリオスを◎。そして、一覧トップ3頭の中ではAを○とする。これが1、2着なのだから、ここまでは正解。
 私はこの馬連買わなかったけれど、馬単は買ったので、雀の涙の倍くらいは払い戻しがありました(^_^;)。

 そして、注意すべきは「一覧第4群4頭」。ということは総流ししなくても、3複[◎-○→第4群4頭]4枚で3複3万8千の的中。このままの3単4枚でも9万の的中ではありませんか。
「くあーっ。ボーナスもらい損ねたあ!」と叫びたくもなろうってもんです(^_^;)。

 また、第2群から馬順Aが出たときは
---------------
 さらに、第2群トップが馬順Aとなったときの「まさか」馬券があって
それは第一群4頭が全て消えることです。そこで、第2群の馬順EFのル
メール16ラウダシオンとマーフィー03ベールエールを[*]として流す、
[A→EF]の馬連と3複3単も買っておきます。
---------------
 と書いてそこで終わったことが悔やまれます。
「ついでにもっとまさかの第4群4頭にワイドくらい流しておきましょうか」とでも書けば、1-3着のワイド的中。この配当でも62倍ありました。くーっ(-_-;)。

 実は第4群4頭は「絞れないか」と検討だけはしていました。
 何かAがないだろうか、父馬から買えないかと。
 目立つ特記と父馬、前走などは以下の通りです。
---------------
QE=15|メイショウ|20.8{1313}12=[1013]松山弘|逃げA・LTX・阪神1勝
QF=09|グランレイ|23.0{14H}14=[1010]池 添|EX(-0.7)
QG=14|タガノビュ|27.0{1514}10=[0000]和田竜|ダート2戦2勝
QH=11|カリニート|39.5{1616}16=[1003]幸 英|
---------------
         父       前走       着
QE=15|メイショウ|ロードカナロア|芝未勝1着(2人) 
QF=09|グランレイ|ルーラーシップ|芝未勝1着(1人)3
QG=14|タガノビュ|ヘニーヒューズ|ダ1W1着(4人)4
QH=11|カリニート|ルーラーシップ|芝1W6着(5人) 
---------------
 先に父馬から言うと、ダート馬タガノビューティーは父もダート馬でさすがに無理スジと見てカット(これが4着激走だから驚きますが)。カリニートは箸にも棒にも、て感じでカット。
 残り2頭から1頭に絞るなら、トップの15メイショウチタンが逃げAであり、LTX馬であり、阪神1戦1勝。よって、これかなと思いましたが、逃げの8枠はさすがに苦しい。
 残ったのが09グランレイでした。ただ、EX馬とは言え、前走未勝利の1着。
 2戦未勝利勝ちの単純1勝馬では「荷が重い」と思い……結局無印。

 悔やまれるのはこのとき私は昨年の朝日杯2着クリノガウディー(一覧第4群トップ、馬順11)のことをすっかり忘れていました。
 クリノガウディーは朝日杯前2戦[1001]の1勝馬でした(ただ、新馬1着→東京G3スポーツ杯2S12番人気7着)。

 これを思い出せばってところですが、それでも難しいのはオッズ分析で以下のような結論を出していたからです。
--------------
 今回私の馬券方針は馬順A~Fの6頭で決まるとして馬券を組みます。
 G以下が来たらあきらめるということで(^_^;)。
 と言うのはオッズ分析から、以下のように離れた枠GHをあきらめると、
枠Aから枠Fの中に馬順A~Fが入り、GH09人気も入っています。つま
り、この9頭内で決まる可能性が高く、代行激走がなければ上段A~Fで
決まる、と考えたわけです。
 [枠連オッズ順]
 枠連=ABCDE/F//GH 枠順[A→B→G→H]
 枠順=34621/8//57
 馬順=ACBED F 1110 前日馬順[A→C→14→10→15]
 代行=13G16H09 12 1415
 ―――――――――――――
 結果=12 345
----------------
 とあるように、3着グランレイは枠Gのところに入っています。
 もちろん枠ABの相手として人気薄枠GHが絡む事はあります。しかし「さすがに今回はないだろう」と決めたことがほぞを呼んだと言えそうです。

 つくづく思います。ギャンブルには資金がいる。総流しとか「もう一枚、もう一枚」を出せる金がなければ、細々楽しむ以外にないなと(^.^)。 

 ところで、ウラ●スミヨン12レッドベルジュールは道中2着武豊タイセイビジョンの直後だったし、4角12番手くらいから伸びてきても不思議なかったのですが、3、4着馬が大外を伸びたのに、同馬は馬群の中に突っ込んでいました。前は3列くらいの壁になっていたので、「ああ、こりゃダメだ」と思いました。結果は1秒3差の10着。
 このパターン東京マイルなどでもよく見かけます。大外に出さないで、わざわざ馬群の背後から「伸びよう(?)」とするかに見えます。

 これは私の邪推ですが、どうも4角の時点で「大外に出しても伸びる余力がない」とわかっているのではないかと感じます。そこでわざと馬群に突っ込み、「前が壁になって抜け出せなかった」との言い訳にしているのではないかと。騎手の名誉のためか、馬のプライド(?)が傷つかないようにしているのか。なんともわかりませんが。

 も一つところで、レースについて少々。レースは展開図どおり逃げた02ビアンフェと15メイショウチタンが逃げ争いを演じ、1000メートル通過57.2のハイペースとなりました。
 両馬の3番手を先行したのが勝ったムーア06サリオス。直線抜け出すとコンマ4差の快勝でした。勝ちタイム1330はレースレコード。同馬の上がりは35.4。そして、全馬の上がり最速は34.9で3着09グランレイが4角15番手から追い込んで出しています。前週阪神JFもハイペースでした。

 参考までに逃げ馬と1~4着馬について前週阪神JFと比較すると、

 阪神JF
1000メートル通過 57.5 逃げたレシステンシア1着(1327)
4角位置=2着2番手、3着8番手、4着4番手。
 最速上がり=逃げたレシステンシアの35.2
 朝日FS
1000メートル通過 57.2 逃げたビアンフェ7着(コンマ9差)
4角位置=1着3番手(1330)、2着8番手、3着15番手、4着12番手。
 最速上がり=3着グランレイの34.9

 つまり、阪神JFではハイペースなのに逃げ先行3頭が残り、4角10番手以降は全く追い込めなかった。
 一方、朝日杯では同じハイペースを、逃げ先行3番手の1頭が残っただけで、後は差し追い3頭が追いこめた……。

 だから、どーだって言うのか、よくわかりません(^.^)。場所は同じ阪神、距離も同じマイルというのに。
 最速上がりを比較すると、両者はコンマ3しか違いません。やっばりハイペースとなると「みんなばてる」と言えそうです。ただ、阪神JFでは逃げ先行馬が残ったように見え、朝日杯では(逃げ・先行馬のばて方がひどく)差し追い馬が追い上げているように見えるだけ……なのかもしれません。やっぱり解析不能です。

 ただ、前者は全牝で斤量54キロ。後者は全牡で斤量55キロ。別のまとめ方をすると、「牝馬はハイペースでは追い込めない。牡馬はハイペースで追い込める」と言えるかもしれません。

 いずれにせよ、今年の2歳GIはいずれも3戦3勝馬が強い勝ち方をしました。両馬が相まみえるのは来年秋か再来年。どういう競馬となるか、今から楽しみです(^_^)。

 以上です。

 さて、今週末はとうとう本年結びのGI――有馬記念。

 以下昨年の結果と回顧です。昨年は◎2着ながら、唯一3歳馬ブラストワンピース(4番人気)を軽視して失敗。その理由を回顧に――なかなかいいことを書いていますので、ぜひお読み下さい。

 ラストに「今回の敗因は過去の栄光馬に重い印を打ったことです。それにしても5歳両雄マカヒキとサトノダイヤモンド、もう復活することはないのでしょうか。来年どこかで復活勝利を見たい気がします」と書きましたが、サトノダイヤモンドは有馬を最後に引退。

 かたやマカヒキは今年初戦G2京都記念こそ3着でしたが、その後GI4戦最高4着2回に終わりました。
 2016年ダービー馬にして凱旋門賞1番人気馬は失意のままターフを去るのでしょうか。
 しかし、それもまた人生、と言うか馬生。誰もが華やかなまま終焉を迎えるわけではない……などと感傷に浸るのであります(^_^;)。


*****************************
 【 2018年有馬記念、結果とほぞ噛み 】

 有馬記念結果は――過去の栄光、取り戻せず無念……の完敗(^_^;)

 1着―池  添 08ブラストワンピース……[・]QB 単勝=8.9
 2着―ルメール 12レイデオロ………………[◎]A
 3着―ボウマン 15シュヴァルグラン………[?]F
 4着―マーフィ 11ミッキーロケット………[?]QA
 5着―川  田 14キ セ キ………………[△]E(一覧順位)
 前日馬順[D→A→09→F→B]枠順[F→A→G→A’]

 枠連=4-6=9.7 馬連=08-12=9.4 馬単=24.0
 3連複=08-12-15=49.1 3連単=253.4
 ワイド12=4.6 W13=25.6 W23=6.9
--------------
 本紙予想
 印番馬       名 性齢 馬 結果
 ◎12レイデ オロ    牡4 A 2
 ○06サトノダイヤモンド 牡5 H  6
 ▲04マ カ ヒ キ   牡5 12  10
 △14キ セ キ     牡4 B 5
 ・08プラストワンピース 牡3 D 1
 ・01オジュウチョウサン 牡7 G  9
 ・05パフォーマプロミス 牡6 E  14
 ●02クリン チャー   牡4 11  15
 ?15シュヴァルグラン  牡6 09 3
 ?11ミッキーロケット  牡5 F 4

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 【GI有馬記念 実近一覧表】 中山 芝25 16頭 定量58キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬       名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F 着
A=12|4|レイデ オロ  | 2.8{BA}A=[7111]ルメル|◎○△△ 2
B=05|6|パフォーマプロミ| 3.6{AE}E=[7224]Cデム| ◎◎◎
C=06|5|サトノダイヤモン| 5.4{CD}H=[8134]アヴド|○△
D=01|7|オジュウチョウサ| 6.5{EB}G=[2002]武 豊|*△

E=14|4|キ セ キ   | 8.6{D10}B=[4243]川 田|△ ◎  5
F=15|6|シュヴァルグラン| 9.2{FH}09=[7668]ボウマ| ▲△△ 3
G=04|5|マ カ ヒ キ |10.0{GG}12=[5215]岩 田| △ △
H=03|4|モズカッチャン牝|13.4{09F}C=[4143]Mデム|△

QA=11|5|ミッキーロケット|15.6{H12}F=[560-]マーフ|     4
QB=08|3|ブラストワンピー|17.3{12C}D=[4002]池 添|   ○ 1
QC=10|4|ミッキースワロー|22.4{1114}10=[3116]横山典|
QD=13|8|スマートレイア牝|24.6{1313}16=[952-]戸崎圭|

QE=02|4|クリン チャー |29.5{1509}11=[3124]福 永|
QF=09|5|リッジ マン  |30.5{1411}13=[540-]蛯 名|  △
QG=07|7|サウンズオブアー|51.7{1016}15=[281-]藤岡佑|   ▲
QH=16|7|サクラアンプルー|53.2{1615}14=[442-]田 辺|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
-------------------------
 成績補足
QA=11|5|ミッキーロケット|15.6{H12}F=[560.12]マーフ|
QD=13|8|スマートレイア牝|24.6{1313}16=[952,17]戸崎圭|
QF=09|5|リッジ マン  |30.5{1411}13=[540,13]蛯 名| △
QG=07|7|サウンズオブアー|51.7{1016}15=[281,17]藤岡佑|  ▲
QH=16|7|サクラアンプルー|53.2{1615}14=[442,11]田 辺|
--------------------------
※年齢 3歳=1 4歳=5 5歳=4 6歳=2 7歳=3 8歳=1頭
※牡牝 牡=14頭(セ=0頭) 牝=2頭 
※格
G1V=8頭
 A12レイデオロ  [2102]2 B06サトノダイヤモン[2124]
 C03モズカッチャン[1121]  D14キ セ キ   [1112]
 E15シュヴァルグラ[1235]3 F04マ カ ヒ キ [1105]
 G11ミッキーロケッ[1007]  H01オジュウチョウサ[5001]障害GI

G2V=6頭(GIV除く)
 A13スマートレイア[3勝]  B05パフォーマプロ[2勝]
 C02クリン チャー[1勝]  D09リッジ マン [1勝]
 E10ミッキーロケッ[1勝]  F16サクラアンプル[1勝]

※芝25優秀
 A05パフォーマプロミ[2010]  B06サトノダイヤモンド[1000]
 C15シュヴァルグラン[1011]3
※中山コース優秀
 A12レイデ オロ [3001]2 B10ミッキースワロー[2101]
 C05マ カ ヒ キ[1100]  D05パフォーマプロミ[1000]
 E03モズカッチャン[1000]  F06サトノダイヤモン[1010]

※昨 年123着     (人気)前 走
1着=02キタサンブラック(1人)GIジャパンカップ3着(1人)
2着=03クイーンズリング(10人)GIエリザベス女王7着(8人)
3着=10シュヴァルグラン(3人)GIジャパンカップ1着(5人)

今年= 02クリンチャー 03モズカッチャン 10ミッキースワロー ×
---------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れF [A型] 枠順AB=7.8
 馬連型=A流れ11 [A型] 馬連AB=7.9

 枠連=ABCDE/F/GH/ 
 枠順=63271/4/85/
 馬順=AECBG D 0910 
 代行=FH121611 15 1413
 ―――――――――――――
 結果=24 5 1 3
----------------------------
 ○ 展開予想
※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 01 14 02 11-09 15 05 12-16 06 08 03 -13 10 07 04
覧▲ ○ ◎ △ 5
3F A B D E C
本・ △ ● ・ ◎ ○ ・ ▲
結 5 4 3 2 1

****************************

 ※ 回  顧

 有馬記念もいつものいとことテレビ観戦――。
 レース後ため息が出ました。「老兵は消え去るのみか」と(-.-)。

 実はスタート前いとこと印を確認し合って「いやーな予感」が湧いていました(^_^;)。二人とも◎12レイデオロ。これはまー当然。
 いとこも私も「頭はないと思う。良くて2着、しかし着外はないだろう」も共通。問題は相手にどの馬を選ぶか。

 私はとにかく5歳04マカヒキ・06サトノダイヤモンド。そして福永02クリンチャー。
 この3頭人気薄だから、実質全てウラ●のつもりで、単勝もちろん買ったし、レイデオロとの馬連・馬単・3複3単、最後の大勝負。
 ところが、この伏兵3頭、もろいとことかぶっていたのです。

 で、いやあな予感(^_^;)。このパターン十中八、九ダメなんです。
 二人揃って「よっしゃあ!」と叫ぶことは十に一あるかないかで、私が叫べばいとこは無言。彼が叫べば私は苦虫。ぶっちゃけ、この時点で馬券不的中の確率90。
 いとこは「二人で祝杯かもしれんぞ」と楽観的でしたが……。
 結果、いとこも私も確率通りの完敗……ほげ(-_-;)。

 勝ったのは唯一3歳馬池添08ブラストワンピース。
 確かに今年後半「3歳は強い」と言われ続けました。アーモンドアイは牝馬3冠を獲っただけでなく、JCでも4歳キセキを驚異のレコードで負かしました。
 しかし、上記一覧下の特記を見てもらえばわかるとおり、ブラストワンピースの名はGI・G2V項目にありません。同馬の重賞勝ちはG3止まりです。

 成績[4002]は3歳としてはまーまー。[新馬→1W→G3毎日杯]の3連勝は優秀。その後ダービー挑戦5着、秋は裏街道8月G3新潟記念1着から菊花挑戦4着。
 GIVもG2Vもない。ダービーを勝ったワグネリアン、菊を勝ったフィエールマン、皐月を勝ったエポカドーロに比べれば格下と見なし、「ここは無理でしょう」と思ったとしても、不思議ないのではと思います。

 ただ、この馬の馬柱を眺めたとき、逆「いやあな予感」も感じていました(^.^)。つまり、「来るかもしれない」という予感です。

 それはダービー5着だけれど、人気は2番人気(1番人気は4連勝無敗の川田ダノンプレミアムで6着)。また、菊4着では340円の1番人気でした。すなわち、ハービンジャー産駒として巷の評価は「かなり高かった」ことを示しています。

 それで思い出したことがあります。
「そう言えば、今年のクラシックは人気薄ばかりの1着だったな」と。
 牡馬3冠1着馬の人気とその後を掲載すると、
 皐月賞 エポカドーロ  7番人気→ダービー2→神新杯4→菊花8
 ダービ ワグネリアン  5番人気→神戸新聞杯1→休養
 菊花賞 フィエールマン 7番人気→休養

 以前からよく「裏切り馬」のことを書いてきました。これら3冠V馬は穴党にとっておいしい裏切り馬です。同時に、そのとき上位人気で負けた馬は本命党にとって悲しい裏切り馬となります。
 この場合、前者が後のレースで上位人気になったときは危険な人気馬であり、後者が人気薄になったときは「激走の可能性がある」との理屈をつくっています。ダービー2番人気、菊花1番人気だったブラストワンピースは正にこれに該当するのです。
 また、私は「古馬と初対戦だろう」と思って評価を下げましたが、これ勘違いで2走前新潟記念で古馬と対戦して勝っていました。その単勝オッズは180円です。

 そして、これらのことは実近一覧のある箇所を見ればわかるようにしています。
 ブラストワンピースは9位より一つ下の10位[QB]にいます。

QA=11|5|ミッキーロケット|15.6{H12}F=[560-]マーフ|     4
QB=08|3|ブラストワンピー|17.3{12C}D=[4002]池 添|   ○ 1

 このときブラストワンピースの実績は12位、しかし近走は3位。この実績と近走のギャップが激しい馬がしばしば激走する――とわかっています。
 近走1位はもちろんレイデオロだから、レイデオロ-ブラストワンピースの馬連、買っておく必要があるのです。

 ……とここまでは一覧作成後気付いていました(^_^;)。一覧下位の中では「近走Cのブラストワンピースくさいなあ」と。
 先程「逆いやあな予感」と書きましたが、もしもその馬が人気薄なら、穴党にとって「今回は来るかもしれない」穴馬となります。

 ところが……ブラストワンピースの前日馬順はD。単勝も9倍前後の4番人気。ただ、枠連順位はF(6番人気クラス)となって不安定でした。
 これを見て思ったことは「私があまり買いたくない馬が4番人気かあ。人気ありすぎだよ」でした。結論は「くさいけど買いたくない」(^_^;)。

 たとえば、4年前あのジェンティルドンナが同年不振で前走JC4着から有馬挑戦、1着になったときは4番人気でした。私はそのとき同馬の単勝を買いました。あのときは「単勝を買いたい」気持ちになれました。

 そこへいくと、この3歳ブラストワンピースの4番人気に賭けるくらいなら、ジェンティルドンナに匹敵する「ぜひ勝ってほしい」馬がいる。それがマカヒキであり、サトノダイヤモンドでした。しかも、両馬はかなりの人気薄。穴党にとって「おいしい」と狸の皮算用が働いたのであります(^_^;)。

 まーそんなわけで、3歳ブラストワンピースが入着するときの理屈はわかっていたけれど、買うつもりがなかったのだから仕方ありません。
「なぜ最初にそれを書いてくれないのか」と言われるかも知れませんが、そうなると全馬書かねばならないことになって私の長文予想はもっと長大になるでしょう。
 これもまたある種結果論かと思います。競馬の理屈っていつでも後追いですよね(^_^;)。次に同じ理屈が通用すると限らないのが辛いところです。

 さて、勝ったブラストワンピースの騎手は池添。ようやく日本人騎手が外国人の連勝を止めてくれました。また、武豊オジュウチョウサンの9着もがんばった方でしょうか。
 逃げたキセキは向こう正面で後続を突き離したとき、「おおっ」と思わせましたが、直線失速。やはりレコード走と秋4走目は厳しかったようです。

 今回の馬券は3複(できたら3単)を当てないと勝ち組に入らないでしょう。
 3着が人気薄シュヴァルグラン。結果から見れば、「GIの人気薄突っ込みがあり得る」と書いたとおりの激走でした。
 しかし、すでに6歳で同馬よりいきのいい5歳人気薄に印をつけた以上、私にとっては「シュヴァルグランまで印は回せない」って感じでした。

 今回の敗因は過去の栄光馬に重い印を打ったことです。
 それにしても5歳両雄マカヒキとサトノダイヤモンド、もう復活することはないのでしょうか。来年どこかで復活勝利を見たい気がします。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2019.12.14

朝日杯FS、直前予想

 先週阪神JF敗戦の反省ですが(^.^)、単に3強を信頼しすぎただけでなく、オッズ順位を実質オッズで考えてしまったことが全滅の理由でもあっなと感じています。
 つまり、2着は馬順6番人気だったけれど、単勝オッズが40倍超ということで、軽視してしまったことです。オッズ分析からは「買えた」だけに、今後注意したいなと思いました。

 さて、今週は引き続き2歳GI、朝日杯FS。どうもまた3強くさいようで参ります。単純な3強123着か、1頭消えるか、2頭消えるか。まさかの3頭消えて先週のように「良くて1頭3着」か。

 実近一覧では馬順Aの06サリオスが第2群です。いつもの[第1群-第2群]の馬券成立なら、軸はサリオス。そして、一覧トップABC流しです(^_^)。
 というのは過去3年一覧トップ3頭が消せないからですが……。

【朝日杯、過去3年の実近一覧結果】

  2019 |2018 2017 2016 |2019年
年=人|着|人|着|人|着|人|着|番馬名(トップ4頭とH8番人気まで)
A=C| |C|4|B|3|F|2|08タイセイビジョン
B=B| |B|1|C|2|A|4|12レッドベルジュール
C=D| |H|5|A|1|E|1|02ビアンフェ
D= | |D| |09| | | |05

E=A| |A|3|D|5|H| |06サリオス
F=F| |G| |E|4|D| |16ラウダシオン
G=E| |F| |F| |B| |03ベールエール
H= | |E| |10| |G| |13

QA=09| |09| | | |09|5|01ジュンライトボルト
QB=11| | | |G| | | |10エグレムニ
QC=G| |10| | | | | |07ウイングレイテスト
QD=H| | | | | |C| |04トリプルエース

QE=12| |11|2| | | | |15メイショウチタン
QF= | | | |H| |12|3|09
QG=10| | | | | | | |14
QH= | |×| | | | | |11
QI=×| |×| |×| | | |×
QJ=×| |×| |×| | | |×
頭= 16 15 16 18 ※注「人気」は前日馬連順位

 ご覧になってわかるように、過去3年トップABCは外せません。1着もトップ3から。
 意外にも第2群はイマイチです。が、昨年の第2群トップが馬順1番人気で3着ですから、今年も継続しそうな気がします。
 また、第3群は最高5着。逆に第4群から2頭3着内が出ています。

**************************
 【朝日杯FS 実近一覧表】 阪神 芝16 16頭 定量55キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|馬        名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F
A=08|タイセイビジョン | 2.3{AA}C=[2100]武 豊|○ △△
B=12|レッドベルジュール| 4.8{BF}B=[2000]スミヨ|◎▲ △
C=02|ビ ア ン フェ | 7.4{CG}D=[2200]藤岡佑|△ △
D=05|マイネルグリット | 7.7{EC} =[3001]国分優|△△

E=06|サ リ オ ス  | 7.9{FB}A=[2000]ムーア|▲◎◎◎
F=16|ラウダ シオン  | 8.0{DE}F=[2010]ルメル|
G=03|ベール エール  |10.8{HD}E=[1110]マーフ|   ○
H=13|プリンスリターン |11.2{G12} =[2011]原田和|

QA=01|ジュンライトボルト|12.2{0909}09=[1120]岩田康|  ▲△
QB=10|エ グ レ ム ニ|12.9{1010} =[2100]福 永|
QC=07|ウイングレイテスト|16.3{1115}G=[1200]松岡正|△△
QD=04|トリプル エース |19.0{1211}H=[1101]ビュイ|

QE=15|メイショウチタン |20.8{1313} =[1013]松山弘|  ▲
QF=09|グ ラ ン レ イ|23.0{14H} =[1010]池 添|
QG=14|タガノビューティー|27.0{1514}10=[0000]和田竜|
QH=11|カ リ ニ ー ト|39.5{1616} =[1003]幸 英|
          TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
-------------------------
 成績補足
QG=14|タガノビューティー|27.0{1514} =ダート[2000]
-------------------------
※年齢 牡2歳=16頭(セ=0頭) 牝=0頭 

※格
G1V=0頭 G2V=2頭、G2-2着=2頭
 A08タイセイビジョ[1勝]京王杯 2S(東京芝14)
 B12レッドベルジュ[1勝]デイリー2S(京都芝16)
 C02ビアンフェ  [2着]京王杯 2S(東京芝14)
 D07ウイングレイテ[2着]デイリー2S(京都芝16)

G3V=3頭(G2V含む)
 A02ビアンフェ  [1勝]函館2S (函館芝12)
 B05マイネルグリッ[1勝]小倉2S (小倉芝12)※3連勝
 C06サ リ オ ス[1勝]サウジRC(東京芝16)

 昨年1234着馬の馬番(今年の出走馬は馬名付加)15頭
 1着=4枠06番  2着=1枠01番
 3着=2枠02番  4着=8枠14番
------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れE [AB型] 枠順AB=6.0
 馬連型=A流れF [4巴型] 馬連AB=5.6

 枠連=ABCDE/F//GH 
 枠順=34621/8//57
 馬順=ACBED F 1110
 代行=13G16H09 12 1415
 ―――――――――――――
 結果=
----------------------------
 ○ 展開予想

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 15 02 09 03-10 05 06 13-01 11 12 07-16 04 08 14
覧 ▲ △ 5 ○ ◎
3F A C D E B
本 △ * ◎ ● * △

******************************
 ※ 直前予想

 自分で作った実近一覧ながら、どうなっているのかと思う事がよくあります。
 前回阪神JFの一覧トップAは2戦2勝[阪神新馬→東京G3アルテミス]の川田・リアアメリアでした。2戦マイル。しかも、予想オッズは1.6倍のダントツ。実近AA、馬順AのトリプルAだから当然◎。ところが、結果は6着。

 そして、今回の朝日杯。一覧作成前、[東京新馬→東京G3サウジRC]2戦2勝のムーア06サリオスは「当然トップAだろう」と思いました。芝18→芝16です。
 ところが、トップAは実近AA、[2100]の武豊08タイセイビジョンが取り、サリオスはE――すなわち5番手の順位です。うーん。わけわかりません。

 しかし、何はさておき、前置きに書いたとおり、第2群トップが馬順Aなので、一覧トップ3頭を含めた3複ボックス4枚をまず買っておきます。
 4頭に印を付けるなら、◎はやはり06サリオスでしょう。

 さらに、第2群トップが馬順Aとなったときの「まさか」馬券があってそれは第一群4頭が全て消えることです。そこで、第2群の馬順EFのルメール16ラウダシオンとマーフィー03ベールエールを[*]として流す、[A→EF]の馬連と3複3単も買っておきます。

 06サリオスは前走G3東京マイルの勝ちタイム1327が光ります。2戦東京マイルで阪神初、右回り初、関西初ですが、新馬は5番手から上がり33.1、前走も3番手から上がり33.1と優秀。新馬は8頭、前走9頭で多頭数の経験がないけれど、先行タイプだから関係ないと思います。枠も内6番に入ったし、馬順もA流れとなっています。よって、単勝軸の◎。馬順BCD相手の馬連は買っても仕方ないので、3連単サリオスを頭にした[06→08=12=02]6枚を。

 さて、ここでウラ●。
 実は今回私の馬券方針は馬順A~Fの6頭で決まるとして馬券を組みます。G以下が来たらあきらめるということで(^_^;)。

 と言うのはオッズ分析から、以下のように離れた枠GHをあきらめると、枠Aから枠Fの中に馬順A~Fが入り、GH09人気も入っています。つまり、この9頭内で決まる可能性が高く、代行激走がなければ上段A~Fで決まる、と考えたわけです。

 枠連=ABCDE/F//GH 
 枠順=34621/8//57
 馬順=ACBED F 1110
 代行=13G16H09 12 1415
 ―――――――――――――

 そんなわけで、表馬券はA06サリオスを軸として相手5頭。ウラはこのサリオスが良くて2着、3着の可能性を考え、一覧トップ3頭より単勝軸としてのウラ●を選び、一覧第2群の[AEF]に流そうという馬券作戦です。

 そこでトップ3頭の取捨ですが、一覧は以下の通り。
-------------
順=番|馬        名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F
A=08|タイセイビジョン | 2.3{AA}C=[2100]武 豊|○ △△
B=12|レッドベルジュール| 4.8{BF}B=[2000]スミヨ|◎▲ △
C=02|ビ ア ン フェ | 7.4{CG}D=[2200]藤岡佑|△ △
-------------

 このうち武豊08タイセイビジョンは3走マイル以上を走ったことがない。阪神JF1着のレシステンシアがそれに当たるので、ちとビミョーですが、何より父タートルボウルが不満。供用4年で重賞わずかに3勝(/17)。産駒GIVはなし。よって、ウラ●足り得ず。

 次に藤岡佑02ビアンフェ。父はディープの子キズナで良しと言いたいところだけれど、今年産駒初出走で重賞まだビアンフェの1勝のみ(/10)。こちらも2戦マイル以上を走ったことがなく、やはりウラ●足り得ない。

 そこで、スミヨン12レッドベルジュール。父ディープインパクトは文句なし。
 2戦2勝の内容は[阪神新馬(芝18)→京都G2デイリー杯2S(芝16)]とマイル以上を走っている。[2→3番人気]で1番人気でなかったことが不満ながら、今回も1番人気でないから良し(^.^)。

 また、初戦は2番手先行(上がり33.8)、前走は11頭立て4角後方9番手から上がり33.8で1着。直線残り400くらいですっと最内に入ると、ものすごい末脚で抜けてきました。
 当時の鞍上は武豊。久し振りに「追い込みで勝つ豊」を見た思いでした。初戦は鞍上福永が2番手先行して勝っているので、武豊は将来のために追い込みを試した感じです。今回は阪神マイル。12番枠なので、中団待機して大外を伸びてくるのではと思います。

 ところが、今回武豊は(前走G2Vとは言えマイル実績のない)タイセイビジョンに乗り、レッドベルジュールはスミヨン騎手が乗ります。武豊の本音は「レッドベルジュールに乗りたかったあ」ではないかと推理しますが……(^_^)。

 そんなわけで、ウラ●はスミヨン12レッドベルジュール。
 相手は第2群の馬順AEF3頭に流します。

 ところで、朝日杯FSは先週と全く同じ阪神マイル。あれだけペースと上がりなどについて考察したのだから、今回もペース予想をして穴馬を見つけたいところです。
 展開図では逃げAの15メイショウチタンが指数1.6、番手02ビアンフェが1.8。展開自動判定では「ハイか平均。逃げ2頭残りが穴」とコメントがあります。

 朝日杯が中山から阪神に移って今年で6回目。ざっと見た感じでは1000メートル通過59.3~60.5といった感じで、良馬場4回の最速は1333、最遅1354。どちらかと言うとスロー気味です。だからどうなのか……と聞かれても、先週書いた通り「ペースと上がりの関係は私にとって永遠の謎」なのです(^_^;)。

 以上です。

----------------------------
 本紙予想
 印番馬       名 馬順
 ◎06サ リ オ ス   A
 ○08タイセイビジョン  C
 △12レッドベルジュール B
 △02ビ ア ン フェ  D
 *16ラウダシオン    F
 *03ベールエール    E
 ●12レッドベルジュール B

 さて結果は?

==============
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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2019.12.10

神JF、結果とほぞ噛み阪

 阪神JF結果は――あり得るなあと思いつつ「まさか」の全滅(^_-)

 1着―北村友 04レシステンシア……………[△]D 単勝=11.2
 2着―田 辺 09マルターズディオサ………[・]F
 3着―藤岡佑 10クラヴァシュドール………[◎]C
 4着―ビュイ 03ウーマンズハート…………[△]B
 5着―武 豊 01ヤマカツマーメイド………[・]QD(一覧順位)
 前日馬順[D→F→B→C→G]枠順[B’→C’→C→B]

 枠連=2-5=6.0 馬連=04-09=100.0 馬単=204.1
 3連複=04-09-10=85.6 3連単=867.2
 ワイド12=24.8 W13=5.1 W23=12.1
---------------
 ○ 展開予想結果

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 16 04 07 12-01 06 11 10-08 15 13 14-03 09 02 05
覧 △ 5 ▲ ◎ ○ 6
3F C B D A E
本 △ ・ ・ * ◎ ○ △ ・
結 1 5 3 4 2
-----------------------------
 本紙予想
 印番馬      名  馬 結果
 ◎10クラヴァシュドール B 3
 ○15リアアメリア    A  6
 △03ウーマンズハート  C 4
 △04レシステンシア   D 1
 *06クリスティ     E  8
 ・09マルターズディオサ F 2
 ・01ヤマカツマーメイド G 5
 ・07ロータスランド   H  12

**************************
 【GI阪神JF 実近一覧表】 阪神 芝16 16頭 定量54キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬      名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F 印着
A=15||リア アメリア | 1.6{AA}A=[2000]川 田|◎◎ ○ ○6
B=03||ウーマンズハート| 6.8{BB}C=[2000]ビュイ|○◎ ◎ △4
C=10||クラヴァシュドー| 7.5{CC}B=[1100]藤岡佑|△▲○▲ ◎3
D=04||レシステンシア | 9.4{EG}D=[2000]北村友|▲ ◎  △1

E=07||ロータスランド |10.0{GD}H=[1100]藤岡康| △   ・
F=09||マルターズディオ|10.5{FE}F=[2100]田 辺| ○ △ ・2
G=08||オータム レッド|10.5{D10} =[2001]松山弘|・
H=11||ルーチェデラヴィ|12.2{HH}09=[2001]池 添|・

QA=06||ク リ ス ティ|13.5{09F}E=[1200]福 永|  △  *
QB=13||ジェラ ベッシュ|22.5{1114} =[1111]幸 英|
QC=16||エレナアヴァンテ|22.6{1015} =[2002]岩田康|・
QD=01||ヤマカツマーメイ|24.0{1209}G=[2102]武 豊|  ▲  ・5

QE=14||スウィートメリナ|30.0{1511} =[1011]和 田|
QF=02||カワキタ アジン|30.0{1312} =[1102]鮫 島|
QG=05||ボン ボヤージ |31.3{1413} =[1001]岩田望|
QH=12||ヒ メ サ マ |45.2{1616} =[1013]川須栄|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
--------------------------
※年齢 全2歳=牝馬 16頭
※格
G1V・G2V=0頭
G3V=3頭、G3-2着=1頭
 A15エアアメリア  [1勝]東京芝16アルテミスS1番人気
 B03ウーマンズハート[1勝]新潟芝162歳S1番人気
 C04レシステンシア [1勝]京都芝14フンタジーS6番人気 1
 D10クラヴァシュドー[2着]東京芝16サウジRC2番人気  3

 昨年1234着馬の馬番
 1着=7枠13番  2着=5枠09番  今年04番1着
 3着=6枠11番  4着=2枠04番  今年09番2着
--------------
 [枠連順位]
 枠連型=3つ巴 [AB型] 枠順AB=3.9
 馬連型=3つ巴 [AB型] 馬連AB=4.0

 枠連=ABC//D/E/FGH 
 枠順=825//3/1/476
 馬順=ACB E G H1109  前日馬順[D→F→B→C→G]
 代行=13DF 10 14 121516
 ―――――――――――――
 結果= 4132 5    前日枠順[B’→C’→C→B]

****************************
 ※ 回  顧

 阪神JF……終わって見れば、「あり得る穴馬券だよなあ」と思いつつ、「まさか3強全て馬連で消える」とは予想しづらいところです。

 我が◎藤岡佑10クラヴァシュドールが田辺09マルターズディオサと2着争いを演じているとき、はるか前で逃げた北村友04レシステンシアがレースを終えていました。

 私は◎-△レシステンシアの馬連も少々買っていただけに、「藤岡っ」の声が出ましたが、ハナ差負け。2頭と1着馬とは5馬身差。勝ちタイム1327のレコード。レースレコードであるだけでなく、阪神マイルのレコード更新となりました。それもハイペースを逃げて残ったのだから、これはもう賞賛するしかありません。

 一方、ど本命1番人気○の川田15リアアメリアは6着惨敗。
 レース前いとこに「今日の阪神JFは3頭立てでしょう」とほざいたことが恥ずかしくなるくらいの3強惨敗ぶりでした。
 向こう正面で同馬がほぼ最後方を走っていたとき、「これは後ろ過ぎるのでは?」と思いました。それでも、外回りの阪神マイルだから、直線鋭く伸びる映像が頭に浮かんでいました。

 ところが、4角もまだ後方で、直線半ばJRAの実況アナは「リアアメリアは伸びない! まだ中団だ。先頭まで10馬身!」と叫ぶように言っていました。
 その声はフジのテレビ中継では聞こえません。しかし、競馬ファンなら誰でも悟ったはずです。リアアメリアから買った全ての馬券が水の泡になったと。
 私はまだ◎クラヴァシュドールだったので、期待して見られましたが……雀の涙さえない返ってこない全滅でした(-.-)。

 1着から5着まで前日馬順A~Hで決まっているので、大荒れとは言いづらい。普通馬連[D→F]なら中穴決着で配当4、50倍ってところですが、馬連1万、馬単2万だから、いかに3強絡みの馬券が買われていたかを表しています。
 なのに枠連は[B-C]。つまり、枠は3強内。Bの代行、Cの代行決着でした。これまたオッズ分析においては「よくあること」です。

 実は私ひそかに「3強が飛んだときのまさか馬券」を買っていました(^_^;)。
 それは枠のABCが飛んだら……の枠連[DEF]です。その馬連[EGH]も買っていました。
 そうしたら、正解は枠の代行に入っている馬連[DEF]だったのです。これで馬連1万だから参ります。「そっちかよお」と叫びました(^_^;)。
 みなさんも覚えておくといいです。馬連3枚追加で1万ゲットです。

 もう一つ「そっちかよお」と叫んだのはウラ●にしかけた*福永06クリスティ。実は田辺09マルターズディオサのどちらにするかで迷っていました。
 馬順は前者がE、後者がF。そして父はどちらもキズナ。つまりディープインパクトの孫です。

 今回の阪神JF、ディープの子キズナとワールドエースの初年度産駒出走が目に止まりました。ディープ逝去の年末、孫が大量出走――「こりゃあ1頭来るかも」と思ったのです。

 キズナの 仔      馬順
 ・06クリスティ    (E)
 ・09マルターズディオサ(F)
 ・11ルーチェデラヴィタ(09)
 ワールドエースの仔
 ・08オータムレッド  (12)
 ・13ジェラベッシュ  (11)
 ・14スウィートメリナ (15)

 さすがに成績・人気を見てワールドエース産駒は無理スジ。キズナの仔06クリスティかマルターズディオサがくさい、と当たりを付けました。

 成績面では06クリスティは[新馬2→未勝1→OP2]で[1200]。
 マルターズディオサは[新馬2→未勝1→1WV]で[2100]。
 後者の方がいい。特にマルターは3走上がり全て33秒台。対してクリスティは33.9の1度だけ。ただ、後者はマイル3戦。前者は芝18を2回走っている。

 最後は鞍上と実オッズ。前者は福永であり、土曜夕方で単勝20倍ほど、後者は田辺で40倍を超えていました。2頭は単勝でも5、6番人気でした。とは言え、「40倍までは荒れないだろう」と思って前者クリスティをチョイスしてほぞ噛みました。

 ただ、ここでマルターズディオサに*印を打ったとしても、ウラ●にしていないので、馬券は獲れません。我が馬券の中心は◎か○であり、そちらから流すから◎○が最高3着では……正直お手上げです。

 それにしてもど本命川田15リアアメリアの6着敗退。
 ○に下げたほぞ噛みでは以下のような危惧を書いていました。
---------------
 川田15リアアメリアがもしかしたら負けるかもと思うのは、やはり少頭数で16頭以上の経験がないことから。今回展開指標では結構逃げ番手が揃っていてハイペースが予想されるので、15エアアメリアは思ったより後ろに位置するかもしれません。
 新馬Vの着差1秒3の破壊力、前走上がりトップの33.0はすごいけれど、初戦(6頭)のタイムは1365でチョー平凡。2戦目(9頭)も勝ちタイム1340。結局、どちらも少頭数のスローペースだからタイムの裏付けはなし。
---------------
 この予想ある意味ずばりで、特にハイペースになるのでは、との予想は的中でした。ただ、我が展開指標では大外16エレナヴァンティが逃げA(指数1.6)で、04レシステンシア(同2.5)は2番手でした。

 レースはぽんと飛び出したレシステンシアが鼻を切ってどんどん飛ばしていました。私は向こう正面でいとこに「ペースが速いから先頭付近にいる連中はみんな消えるでしょ」と言いました。1000メートル通過57.5でした。

 ここからが私には分析不可能です。普通マイルをこのペースで逃げるのは所謂テレビ馬であり、2番手以降はかなり離される――と言うか離れて走ります。
 すると通常逃げ馬は直線でばてる。後続馬がどんどん追いついて抜き去るか、まれに重・不良馬場などで逃げ馬がばてつつ粘って逃げ残る。当然タイムはものすご悪い……なら、よくあることです。

 今回上がり最速は逃げたレシステンシアが出しています。良35.2です。33秒前半決着から考えれば、2秒近くばてています。ということは1000メートル通過時2秒離されていても、残り600を33秒前半で上がれば、2秒差を挽回できる計算になります。

 そのような走力がある馬はメンバーの中にいました。それが3強です。03ウーマンズハートは新潟マイルで32.0、15リアアメリアは東京G3マイルで33.0、10クラヴァシュドールは阪神と東京マイルで33.1。
 ところが、今回の3頭、上がりはいい方から順にクラヴァシュ35.5、リアアメ35.7、ウーマンズ36.2。軒並み35秒以上かかって、当たり前ながら逃げたレシステンシアより悪い。これでは届きません。
 たとえば、10クラヴァシュドールが1秒速い34.5で上がればレシステンシアを抜いて1着です。同馬は4角8番手でしたから、余力はあっただろうと思えるのに、このていたらくです。

 ということは逆に「このレースは能力の低い馬たちが集まったんだ」ということもできるでしょう。
 ところが、不思議なのは1000メートル通過57.5で逃げたレシステンシアが上がり35.2でばてているのに、勝ちタイムは驚異の1327であり、2着馬とは5馬身(コンマ8)も差をつけて逃げ切ったのです。
「そういう力を持つ馬だったんだ。我々はそれを見抜けなかったんだ」と言われれば、それまでです(阪神JFのレコードは06年Vウオッカの1331)。

 レシステンシアは[新馬→G3ファンS]の連勝馬とはいえ、前走は6番人気。先行馬だから上がり最速でも34.9。しかも、マイル以上の経験がない2戦とも芝14。
 ただ、前走の勝ちタイム1207は同レース過去10年のトップでした(レースレコードは1203)。父はダイワメジャー。
 阪神マイルは「差し追い込み有利、逃げ先不利」は馬券の常識で、この馬を◎にするのはさすがに二の足を踏みます。

 さらに、不思議なのは5着以内に3、4番手を先行した馬(2着マルターズディオサと4着ウーマンズハート)が2頭も入っていたことです。ハナ差3着に負けたクラヴァシュドールは8番手から追い込んで2着馬に届かなかったのも不思議です。騎手の腕なのか、前走レコード走の反動か。

 また、展開図では後方13、14番手の03ウーマンズハートが4着、09マルターズディオサが2着。2頭とも上がりはいいので、不思議ではないけれど、レースの現実は2頭ともに2~4番手の先行策を取っています。もちろんどちらも上がりは悪い。なのに、掲示板に残った……。
 両馬の鞍上田辺とビュイックはなぜ「このハイペースを追っかけても残れる」と思ったのでしょうか。聞いてみたいもんです。

 ほんとにペースと上がりの関係は私にとって永遠の謎(?)です(^_^;)。

 スローペースのときは逃げ・先行馬が残りやすい。上がり鋭い馬は追って届かずがある――これが正論。この逆「スローなのに逃げ先残れず、差し追い台頭」は結構あります。これは力のない逃げ先より上がりの良い差し・追いが強い、と言う単純な理屈で説明できます。

 対してハイペースのときは逃げ・先行馬がばてて差し追い込みのえじきとなる――これも正論。
 ところが、ときどきハイペースなのに、逃げ・先行馬が残って差し追い込み馬が届かない――という逆転現象が起きる。これが今回のレース。なぜこのような逆現象が発生するのか、どうしてもわかりません。

 ただ、一つの理屈として「逃げ先がハイペースだと追っかける方もペースを上げて追いかけざるを得ない。それで(逃げ先もばてるけれど)差し追いも直線ばててしまう」と考えることができます。レースの最速上がり35.2とはそれを表しています。つまり、ハイペースになると、差し追い馬――というか全ての馬がばてて、もう誰(どの馬)も33秒台の末脚を出せないというのでしょう。

 もしも「マイルでハイペースが予想されるとき、全馬ばてて逃げ先が残ることがある」を裏ルールとするなら、内枠先行04レシステンシアをウラ●にできます。

 私は芝18、20、22、24、中山25などは「内枠逃げ先行に注意」というルールを作っています。今回1、2枠の逃げ先行は展開指標2番手の04レシステンシアただ1頭。しかも[新馬→G3]2連勝の力がある。

 今までこのルールは、差し追い有利のマイルには適用しませんでした。だが、マイルでもハイペースが予想されるときは「内枠逃げ先から◎またはウラ●を抜擢する」をルールにしておきたいと思います。

 また一つ、記憶に留めねばならない現象が起きました。問題はすぐ忘却の彼方に消え去る事です(^_^;)。そして、天災は忘れた頃にやって来る……。

 最後に実近一覧の結果。馬連は今回も第1群と第2群の絡みでした。
 何も考えず、第2群の馬順トップを採用すれば、馬順Fの09マルターズディオサが軸です。同馬から第1群の4頭に流せば、馬連1万・3複85倍の的中でした。
 いつもは「結果論」と言うところですが、案外結果論ではないかもしれません(^_^)。

【阪神JF、過去3年の実近一覧結果】

  2019 |2018 2017 2016 |2019年(トップ4頭と09番人気まで)
年=人|着|人|着|人|着|人|着|番馬       名 印着
A=A|6|A|1|B| |A|2|15リアアメリア    ○
B=C|4|11| |F| |D|11|03ウーマンズハート  △4
C=B|3|H| |A|1|C|3|10クラヴァシュドール ◎3
D=D|1|C|2|11|5|E| |04レシステンシア   △1

E=H| |D|3|G| |B|1|07ロータスランド   ・
F=F|2| | |C|2|H| |09マルターズディオサ ・2
G= | |E| | | |09| |08
H=09| |G| |D|3|G| |11ルーチェデラヴィタ

QA=E| | | | | |F|4|06クリスティ     *
QB= | |B|4| | | | |13
QC= | |09| | | | | |16
QD=G|5| | | | | | |01ヤマカツマーメイド ・5

QE= | |F| |E| | | |14
QF= | | | | | | | |02
QG= | | | |09|4| | |05
QH= | | | |H| | | |12
QI=×| | | | | | | |
QJ=×| | | | | | | |
頭=16 18 18 18 ※注「人気」は前日馬連順位

 以上です。

 ところで、日曜に行われた香港GI。日本馬が3勝しましたね。
 4R香港ヴァー(芝24)でモレイル牡4グローリーヴェイズ。
 7R香港マイル(芝16)でスミヨン牡3アドマイヤマーズ。
 8R香港カップ(芝20)で松岡 正牡5ウインブライト。

 香港ヴァーズは2着もエリザベス女王杯を勝った牝4ラッキーライラックでした。また、5R香港スプリント(芝12)を勝ったのはセ6歳の香港馬でした。

 私は馬券は買っていないし、◎○馬がどこ走っているかわからないレースなんぞ見る気もしないし、ふーんて感じです。どこかで亡き総帥のアドマイヤ馬がGIを勝つのではと思っていましたが、香港マイルだったようです。

 ちなみに、勝った日本馬3頭はみな牡馬。グローリーヴェイズは初GI(春天2着あり)。アドマイヤマーズは朝日杯、NHKマイルに続くGI3勝目。ウインブライトは今年4月のQE2世Cに続くGI2勝目です。
 今後の活躍次第ではみな種牡馬になる可能性があるのではないでしょうか。

 ところが……この4レースには香港の馬が合計26頭出走しています(牝0頭)。さて、その中にマラをちょん切られていない普通の牡馬は何頭いたでしょうか。答えは後記に。

 さて、今週末は2歳GI朝日杯FS。
 昨年の結果と回顧です。昨年は一覧第4群が2着でちと厳しかった感じです。長いので、おひまなときに一読法で……。

******************************
【2018年朝日杯FS、結果とほぞ噛み】

 朝日杯FS結果は――これは獲りたかった……の敗戦(-.-)。

 1着―Mデムー 06アドマイヤマーズ…………[▲]B 単勝=4.6
 2着―藤岡 佑 01クリノガウディー…………[?]QE
 3着―ルメール 02グランアレグリア…………[○]E
 4着―武  豊 14ファンタジスト …………[△]A
 5着―川  田 08ディープダイバー…………[?](一覧順位)
 前日馬順[B→10→A→C→]枠順[B→G→A→C]

 枠連=4-1=100.6 馬連=06-01=97.1 馬単=142.4
 3連複=06-01-02=33.4 3連単=451.8
 ワイド12=15.6 W13=1.8 W23=10.8
----------------
 本紙予想
 ◎番馬      名  父馬        馬 結果
 ◎11ケイデンスコール  ロードカナロア   D  13
 ○02グランアレグリア牝 ディープインパクト A 3
 ▲06アドマイヤマーズ  ダイワメジャー   B 1
 △14ファンタジスト   ロードカナロア   C 4
 *05マイネルサーパス  マイルハヴアナザー G  10
 ?01クリノガウディー  スクリーンヒーロー 11 2
 ?08ディープダイバー  ブラックタイド   H 5
****************************
 【GI朝日杯FS実近一覧表】 阪神 芝16 15頭 馬齢55キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|馬      名|予OZ|{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F 本着
A=14|ファンタジスト| 2.6|{AC}C=[3000]武 豊|◎  ▲ △4
B=06|アドマイヤマー| 4.8|{CA}B=[3000]Mデム|◎◎   ▲1
C=08|ディープダイバ| 6.4|{BE}H=[1410]川 田|     ?5
D=11|ケイデンスコー| 7.6|{ED}D=[2100]Cデム|▲○△◎ ◎13

E=02|グランアレグ牝| 7.7|{FB}A=[2000]ルメル|○○○  ○3
F=05|マイネルサーパ| 7.9|{DG}G=[2110]丹 内|  ◎▲ *10
G=03|アスターペガサ|13.5|{09F}F=[2001]福 永|△
H=13|ニホンピロヘン|15.1|{G10}E=[2000]浜 中|  △

QA=04|ド ゴ ー ル|19.2|{H11}09=[1100]津 村|
QB=09イッツクール  |19.5|{11H} =[2101]松 田|  △
QC=15|エメラルファイ|26.7|{1012}10=[1011]ビュイ|   ○
QD=10|ヒラ ソール |42.0|{1409} =[1104]岩 田|

QE=01|クリノガウディ|44.3|{1214}11=[1001]藤岡佑|     ?2
QF=07|ソルトイブキ |51.6|{1315} =[1002]四 位|
QG=12|コパノマーティ|53.5|{1513} =[0011]坂 井|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
----------------------------
 成績補足 12コパノマーティン…ダート[1003]
----------------------------
※年齢 2歳15頭 牡=13頭(セ=0頭) 牝=1頭(1キロ減) 
※格
G1V=0頭
G2V=2頭
 A06アドマイヤマー1勝[京都芝16デイリ2S]3連勝 1
 B14ファンタジスト1勝[東京芝14京王杯2S]3連勝
G3V=4頭(G2V含む)
 A02グランアレグリア[東京芝16サウジRC] 3
 B03アスターペガサス[函館芝12函館2S](2前)
 C11ケイデンスコール[新潟芝16新潟2S]
 D14ファンタジスト [小倉芝12小倉2S](2前)
※芝16優秀
 A06アドマイヤマーズ[3000]1 B11ケイデンスコール[2100]
 C02グランアレグリア[2000]3 D15エメラルファイト[1000]
 E07ソルト イブキ [1000]  F08ディープダイバー[0200]
※阪神コース優秀
 A08ディープダイバー[1200]  B13ニホンピロヘンソ[1000]
 C09イッツクール  [1001]  D10ヒラソール   [0101]
※昨年123着         (人気)前走
1着=川  田01ダノンプレミア(1人)G3サウジRC1着(2人)
2着=Cデムー10ステルヴィオ (3人)G3サウジRC2着(1人)
3着=ルメール03タワーオブロン(2人)G2京王杯2S1着(1人)

今年=01クリノガウディ 2 10ヒラソール 03アスターペガサス
---------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れE [A4巴型] 枠順AB=4.3
 馬連型=A流れD [A4巴型] 馬連AB=3.9

 枠連=ABCDE/FGH/ 
 枠順=24863/715/
 馬順=ABCDE H1011 
 代行=G140913F 15 12
 ―――――――――――――
 結果=314 25
----------------------------
 ○ 展開予想
※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 13 09 02 14-06 01 08 12-05 15 10 03-11 04 07
覧 5 ◎ ○ ▲ △
3F C A D A E
本 ○ △ ▲ * ◎
結 3 4 1 2 5

*************************
 ※ 回  顧

 レースが終わったとき、「む~ん。これは獲りたかったなあ」が率直な感想で、しかし「まー1番抜擢は無理かなあ」でした(^_^;)。

 誰もが絶対と見たど本命1番人気ルメール02グランアレグリア。
 私は「牡牝混合戦牝馬の1番人気は危険」の格言を使って軽視を提言。
 念のため予想当該部を再掲しておきます。 
-------------
 しかし、そのグランアレグリア、最大の不安点は牡牝混合戦の牝馬であること。牡牝混合「牝馬の1番人気は危険」という格言があります。
 思い出すのは一昨年の皐月賞。アルアイン(9番人気)が勝ったときの1番人気馬を覚えていますか。[新馬→1W→G3フラワーカップ]を3連勝した牝馬ファンディーナです。2、3番手先行は中山向きだと単勝240円。結果は3、4番手から直線ずるずる下がってコンマ5差の7着。
 よって、グランアレグリアの頭は危ないかも。2着、3着……まさかの着外だってあり得る気がします。
------------
 ファンディーナを覚えている方は少なかったと思います。もちろん私も同じ(^.^)。ただ「確か去年か一昨年の皐月賞じゃなかったかな」とデータを探って見つけました。
 忘れるも道理、ファンディーナはその後秋に3戦して最高6着で引退しています。活躍でもしていれば頭に残ったでしょうが。
 書き忘れましたが、ファンディーナはディープインパクトの仔でした。グランアレグリアもディープインパクトの仔です。何やら因縁めいて感じられます。

 もっとも、こう書きながら「グランアレグリア悪くとも2着か?」と思ったから○に留めたのだし、まさか3着に落ちるとは思いもしませんでした(^_^;)。
 競馬は記憶のゲームです。過去と同じことが繰り返される。しかし、それは数年後、10年後のこともある。だから、天災のようにすぐ忘れてしまうのでしょう。
 3着となったグランアレグリアの今後はどうか。なんとも言えませんが、2戦目にして牡馬を破ったのだから、活躍は期待できそうな気がします。

 ところで、今回グランアレグリアの走りを見たとき、最大の疑問は4角で直後のデムーロ・アドマイヤマーズに並ばれたときのことです。
 グランの鞍上ルメールは内に誘導して――と言うか、アドマイヤマーズに跳ねとばされたかのように内に寄り、以後内枠沿いを走らせています。なぜ併走しなかった(できなかった)のか。回顧後半はこの件について考察してみました。

 取りあえず、グランアレグリア最大の敗因は「いれ込みだったのでは」と思います。テレビでは「この程度なら」と言っていましたが、パドックからちゃかちゃかしていたし、返し馬でも頭をくいくい動かして落ち着きがありませんでした。
 関東馬のグランアレグリアは過去2戦美浦から輸送のない東京競馬場でした。今回初めて長距離を輸送して阪神競馬場。その影響はあったようです。

 そして、スタート直後は気合い充分で、まるで逃げるかのように先頭に立とうとしています。ところが、外から松田09イッツクールがハナを奪いに行くと、鞍上ルメールは「行くな、行くな」と手綱を抑えているように見えます。

 先頭に立つべく勢いをつけたけれど、すぐ抑えにかかった――これが二つ目の敗因ではないかと推理します。ればたらはないけれど、先頭に立とうなどと考えず、2、3番手あたりを走っていれば、最悪2着は確保したのではないか。もしもそれが鞍上の思惑でなければ、馬がいれこんでスタートから想定以上に走り出したのかもしれません。私はルメール(陣営?)の意志ではないかと思います。

 今回展開指数1.5以下のぎんぎんの逃げ馬不在でした。指数2.0~2.7が5頭いて番手~3番手先行の馬が多かった。
 この展開をどう見るかが難題で、普通予想は「逃げ馬不在だからスロー」でしょう。しかし、前走の展開位置を見ると、1.5以下2頭、2.5以下5頭でしたから、私は「ハイペースになる」と予想しました。

 だからこそ上がり優秀な11ケイデンスコールを◎としたのです。ところが、同馬は後方のまま直線も伸びず13着惨敗(-_-;)。
 こちらの敗因はやはり3ヶ月明けと55キロ未経験でしょうか。

 では今回ペースがどうなったかと言うと、1000メートル通過59.5のハイでもスローでもない平均ペース。なおかつ逃げたイッツクールこそ9着だったけれど、1着から5着は2番手から6番手までの5頭。すなわち、完璧な前残り競馬となりました。
 私の私的展開予想図でも、以下のように先行までの7頭で1~5着が出ています。
----------------
 逃げ     先行    
 13 09 02 14-06 01 08 12-
覧 5 ◎ ○ ▲
3F C
本 ○ △ ▲
結 3 4 1 2 5
----------------

 これは私の推測ですが、ルメール・グランアレグリアはやはり逃げようとしたのではないかと思います。内枠2番だし、逃げ馬不在だし、「ぽんと出て影をも踏ませず、逃げまくる」と。
 ところが、誤算は09イッツクールの強引なハナ狙いです。当然ハナ争いしちゃダメだから、ルメールは番手に抑えた。しかし、ここで脚を使った分、最後の200で疲れが出た。そこを藤岡佑01クリノガウディーに差された……ってところでしょうか。

 クリノガウディーは最もいいスタートでした。しかし、ハナを奪いに行くでなく、最初から抑えたまま。ここで脚を温存したことが直線最後200の伸びにつながったし、グランアレグリアを抜くことにもつながったようです。藤岡佑騎手の好騎乗だったと思います(^_^)。

 そして、さらにうまく乗ったのが憎っくきM・デムーロでしょうか(^_^)。
 テレビで解説者が語っていました。「グランアレグリアは並ばれた経験がない。逆にアドマイヤマーズは並んで競争心を出させて突き抜けるタイプだ」と。
 そこで、グランアレグリアとアドマイヤマーズ、過去2走の走りをビデオ映像でチェックしてみました。
 確かに、グランアレグリアは他馬と並ぶやいなやあっさり抜け出して勝っている。対してアドマイヤマーズの前走デイリー杯2Sは正しく並んで叩き合って抜け出すパターンでした。

 このデイリー杯2Sのビデオを見て「そうか。だから、ルメールは直線でアドマイヤマーズとの併走を避けたんだ」と理由がわかりました。

 11月の京都G2デイリー杯2Sではデムーロ・アドマイヤマーズが逃げ、番手は池添・メイショウショウブでした。

 このメイショウショウブの名を聞いて「うん? どこかで聞いた名だな」と思われた方、我がほぞ噛み予想を丁寧にお読みの方だと敬意を表します。
 メイショウショウブは前週阪神JFで私がウラ●とした馬です(^_^)。
 そのとき以下のように書きました。
-----------
 G2デイリー杯2Sは牡牝混合重賞です。勝ったのはMデムー騎乗のど1番人気牡アドマイヤマーズで3連勝でした。アドマイヤマーズは次週朝日杯で1、2番人気が予想される馬。それほどの馬と1キロ減ながら互角に戦った点は充分評価できると思います。そこで05メイショウショウブをウラ●。
-----------
 実はこのときアドマイヤマーズのマイル3戦3勝を知り、「来週の朝日杯はマーズ◎がいいかも」と思っていた……のですが、直前ころりと忘れてしまいました(^_^;)。

 それはさておき、デイリー杯2Sのビデオを振り返ると、逃げたアドマイヤマーズと番手メイショウショウブは4角から直線に入っても並んだまま。マッチレースとなって激しい叩き合いの末、3/4馬身アドマイヤマーズが抜け出して勝ちました。
 私はこの映像を見て「だから、朝日杯のルメールは4角でアドマイヤマーズに並ばれたとき、併走しないで内に入ったのか」とわかりました。

 ぜひ朝日杯の画像を見返してほしいのですが、4角でグランアレグリアの外にアドマイヤマーズが並びかけます。そこから2頭の叩き合いとなるべきところ、ルメール・グランアレグリアはそれを避けるかのように内側に入っていき、そのまま内枠沿いを進んでいます。対して単騎となったアドマイヤマーズは直線真ん中を進み、2馬身差の楽勝となりました。

 デイリー杯2Sで雌雄を決した2頭。正に1着アドマイヤマーズは牡馬、2着メイショウショウブは牝馬です。牡のアドマイヤマーズとは1キロ減。
 素人考えではがん首並べて走ったら斤量の少ない方が有利と思います。だから、牝馬メイショウショウブの方が先着しそうです。ところが、実態は1キロ重い牡馬のアドマイヤマーズがコンマ1先着する。

 そーなんです。競馬には「牡馬と牝馬が併走したら、牡馬が先着する」という傾向があるのかもしれません。すでに1キロとか2キロハンデをつけている。それでも、並べば牡馬が勝つのかもしれません。
 朝日杯のルメールはそれがわかっていたから、アドマイヤマーズに並ばれたとき、「併走しては負ける」と思って(内枠へ誘導して)他馬と離れたところを走らせようとしたのではないか、と思います。

 もうずいぶん前、私に競馬を教えてくれた友人が「牝馬が勝つときは並ぶ間もなく交わすことが多い」と語っていました。これを逆に言うと、並んで叩き合いになったとき、牡と牝なら牡が勝ち、牝は負ける――と言えます。

 ということはデムーロ・アドマイヤマーズは4角でグランアレグリアと並んだとき、「これで勝てる」と確信したのかもしれません。それがデイリー杯2Sで現れていたのです。

 さらに、考えたことがあります。「ということは牝馬が牡馬と叩き合いになって勝ったなら、相当強い馬だ」と。
 思い出したのはジャパンカップのアーモンドアイです。逃げた川田牡4歳キセキと番手ルメール牝3歳アーモンドアイが直線激しい叩き合いを演じ、超絶レコードでアーモンドアイが勝った……ならば、「アーモンドアイは相当強い馬だろう」と。

 そこで、ついでにジャパンカップ画像も見返してみました(^_^)。
 意外なことに直線で両馬は並んでいません。先を逃げるキセキに対して、ルメール・アーモンドアイは追いつくと、「並ぶ間もなく交わしていた」のです。
 なぜこの件を取り上げたかと言うと、来年私たちはアーモンドアイが出てきたら、無条件に◎打ちそうです。
 しかし、(ジャパンカップでは古馬と4キロ差だったし)来年古馬とは2キロ差になります。そして、もしも牡馬と併走して叩き合いになったら、「負ける可能性は充分ある」、そう頭に留めておいていいのではと感じます。
 もちろん叩き合いの末に勝つようなら、古馬となってもアーモンドアイは連戦連勝を続けるでしょう。

 最後にもう一つ、2着に突っ込んだ藤岡佑01クリノガウディーについて語りたいことがありますが、長くなったので、いつかそのデータを駆使して穴馬抜擢、馬券的中となれるよう尽力したいと思います(^_^)。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:香港GIにおける香港馬の出走頭数とセン馬の数は以下。
 R 出-セン馬
 4=4-3
 5=12-12
 7=5-5
 8=5-5

 つまり、全26頭中セン馬25頭。普通の牡馬はわずか1頭。
 これはもう異常事態です。
 香港市民各位よ。権利と自由、民主主義を求めるなら、この事実にも目を向けるべきではないか。「競走馬の虐待をやめよ!」と声を上げるべきではないか……と私は言いたい。

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2019.12.07

I阪神ジュペナイルフィリーズ、直前予想

 ――お知らせ―― 
 これまで実近一覧を4頭ずつ分けて連絡みを考えてきました。今後[A-D]4頭を「第1群」、[E-H]4頭を「第2群」、[QA-QD]4頭を「第3群」、QE以下を第4群と呼ぶ事にします。
*************************
【阪神ジュペナイルフィリーズ、直前予想】

 いよいよ有馬まであと3週。今年も大詰めが近付いています。いつもならクリスマス前後が多いのに、今年は22日(日)です。それまであと2週。資金を減らさないよう、控えめな購入を心がけたいものです(^_^)。

 と言いたくなるのも、阪神JF過去3年は穴党お手上げの本命決着です。
 馬順は16年[BAC-F]、17年[ACD-09]、18年も[ACD-B]。
 今年も2戦2勝の川田15リアアメリアがど1番人気になりそうな気配です。
 ディープインパクト産駒だし、死角なしに思えますが、ちょっと気になるのは外8枠に入ったことと、過去2走少頭数で16頭以上の経験がありません。でも一覧トップの3Aでは◎でしょんなかでしょうか(^_^;)。

 以下実近一覧過去3年の傾向です。
 いつものように馬連は第一群と第二群の絡みが3回中2回。昨年は第1群内の決着。そして、第1群の人気薄は「一応消せる」と言えそうです。
 ただ、油断は禁物。4着は3年とも第3群以下から出ており、そこで中位人気に支持された馬は押さえて置いた方がいいかも。そろそろ本穴、中穴決着が出るのではと思います。

【阪神JF、過去3年の実近一覧結果】

  2019 |2018 2017 2016 |2019年
年=人|着|人|着|人|着|人|着|番馬名(トップ4頭と09番人気まで)
A=A| |A|1|B| |A|2|15リアアメリア
B=C| |11| |F| |D|11|03ウーマンズハート
C=B| |H| |A|1|C|3|10クラヴァシュドール
D=D| |C|2|11|5|E| |04レシステンシア

E=H| |D|3|G| |B|1|07ロータスランド
F=F| | | |C|2|H| |09マルターズディオサ
G= | |E| | | |09| |08
H=09| |G| |D|3|G| |11ルーチェデラヴィタ

QA=E| | | | | |F|4|06クリスティ
QB= | |B|4| | | | |13
QC= | |09| | | | | |16
QD=G| | | | | | | |01ヤマカツマーメイド

QE= | |F| |E| | | |14
QF= | | | | | | | |02
QG= | | | |09|4| | |05
QH= | | | |H| | | |12
QI=×| | | | | | | |
QJ=×| | | | | | | |
頭=16 18 18 18 ※注「人気」は前日馬連順位

******************************
 【GI阪神JF 実近一覧表】 阪神 芝16 16頭 定量54キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬      名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F
A=15||リア アメリア | 1.6{AA}A=[2000]川 田|◎◎ ○
B=03||ウーマンズハート| 6.8{BB}C=[2000]ビュイ|○◎ ◎
C=10||クラヴァシュドー| 7.5{CC}B=[1100]藤岡佑|△▲○▲
D=04||レシステンシア | 9.4{EG}D=[2000]北村友|▲ ◎

E=07||ロータスランド |10.0{GD}H=[1100]藤岡康| △
F=09||マルターズディオ|10.5{FE}F=[2100]田 辺| ○ △
G=08||オータム レッド|10.5{D10} =[2001]松山弘|・
H=11||ルーチェデラヴィ|12.2{HH}09=[2001]池 添|・

QA=06||ク リ ス ティ|13.5{09F}E=[1200]福 永|  △
QB=13||ジェラ ベッシュ|22.5{1114} =[1111]幸 英|
QC=16||エレナアヴァンテ|22.6{1015} =[2002]岩田康|・
QD=01||ヤマカツマーメイ|24.0{1209}G=[2102]武 豊|  ▲

QE=14||スウィートメリナ|30.0{1511} =[1011]和 田|
QF=02||カワキタ アジン|30.0{1312} =[1102]鮫 島|
QG=05||ボン ボヤージ |31.3{1413} =[1001]岩田望|
QH=12||ヒ メ サ マ |45.2{1616} =[1013]川須栄|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
----------------------------------------------------
※年齢 全2歳=牝馬 16頭
※格
G1V・G2V=0頭
G3V=3頭、G3-2着=1頭
 A15エアアメリア  [1勝]東京芝16アルテミスS1番人気
 B03ウーマンズハート[1勝]新潟芝162歳S1番人気
 C04レシステンシア [1勝]京都芝14フンタジーS6番人気
 D10クラヴァシュドー[2着]東京芝16サウジRC2番人気

 昨年1234着馬の馬番

 1着=7枠13番  2着=5枠09番
 3着=6枠11番  4着=2枠04番
-----------------
 [枠連順位]
 枠連型=3つ巴 [AB型] 枠順AB=3.9
 馬連型=3つ巴 [AB型] 馬連AB=4.0

 枠連=ABC//D/E/FGH 
 枠順=825//3/1/476
 馬順=ACB E G H1109 
 代行=13DF 10 14 121516
 ―――――――――――――
 結果=
-----------------------------
 ○ 展開予想

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 16 04 07 12-01 06 11 10-08 15 13 14-03 09 02 05
覧 △ 5 ▲ ◎ ○ 6
3F C B D A E
本 △ ・ ・ * ◎ ○ △ ・

*******************************
 ※ 直前予想

 余談ながらいとこの主戦場は競艇です。
 競輪が衰退気味であるのと同様、競艇もと思ったら、
「そうでもない。最近は若いのがよく競艇場に来ている」と言います。
 理由はどうやら「よく当たるから」だそうです(^.^)。

 それも道理、ある日曜の全レースを見たら8割方1枠が1着です。結果、配当ものすご安い。穴を買っていたら、ほとんどトリガミか元取りだと思います。
 しかし、「当たった、また当たった」と言えるでしょうね。

 考えてみれば、この逆が競馬。もう当たらない事、当たらない事(^.^)。
 自慢じゃありませんが、東京競馬場に朝から行って一日12レース(他場も後半7レースほど)をやって一度も当たらなかった事数知れず。1レースか2レース当たっても本命で、トリガミこれまた数知れず。
 まー当たりを楽しむのであれば、確かに競艇の方が良さそうですね。

 さて、余計な話から始めたのはもちろん明日の阪神がどうやら当てるだけなら、1~4番人気4頭の馬券を買えば良さそうだから。
 以下のように実近一覧も4頭とも第1群、馬順もABCDです。

順=番|齢|馬      名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F
A=15||リア アメリア | 1.6{AA}A=[2000]川 田|◎◎ ○
B=03||ウーマンズハート| 6.8{BB}C=[2000]ビュイ|○◎ ◎
C=10||クラヴァシュドー| 7.5{CC}B=[1100]藤岡佑|△▲○▲
D=04||レシステンシア | 9.4{EG}D=[2000]北村友|▲ ◎

 さらに格の上位4頭もそのままこの4頭。単複4頭に集中。ただ、馬順はABCの3つ巴でD04レシステンシアはちょっと離れています。

 取りあえずこの4頭から123着出現と見て3複[15-03-10-04]のボックス4枚。ABCのみもう一枚。
 ただ、印は15リアアメリアは○、藤岡祐10クラヴァシュドールを◎として03ウーマンズハートと04レシステンシアは△とします。つまり、◎○の馬連1本、馬単◎→○を重めにウラ○→◎も。3単は[◎→○→△△]の2枚とします。絞ろうということです(^_^)。

 川田15リアアメリアがもしかしたら負けるかもと思うのは、やはり少頭数で16頭以上の経験がないことから。今回展開指標では結構逃げ番手が揃っていてハイペースが想定されるので、15エアアメリアは思ったより後ろに位置するかもしれません。
 新馬Vの着差1秒3の破壊力、前走上がりトップの33.0はすごいけれど、初戦(6頭)のタイムは1365でチョー平凡。2戦目(9頭)も勝ちタイム1340。結局、どちらも少頭数のスローペースだからタイムの裏付けはなし。

 そこいくと◎10クラヴァシュドールは阪神新馬(芝16)を3、4番手先行で上がりトップの33.1。タイム1354はフツーながら、2戦目東京のG3サウジRC(芝16)も5番手先行してまたも上がりトップの33.1。1329と1330を切りました。このタイムは芝16のTXです。
 ただ、前走勝てなかった事、こちらも11頭→9頭と他頭数未経験が引っかかりますが、先行馬なら大丈夫かなと思います。父ハーツクライ。
 川田騎手は先週やっと今年初GIVを達成しました。が、果たして連勝といけるかどうか、ちと疑わしいので敢えてこちらを◎としました。

 これだけでいいような気がしますが、◎○から馬順5678人気4頭に3複◎○流しを追加します。

 以上です。
 あ、てなわけでウラ●はありません。
 が、ひそかにひいきの福永ゆうちゃん騎乗06クリスティの単勝買います。

---------------------------------
 本紙予想
 印番馬      名  馬順
 ◎10クラヴァシュドール B 
 ○15リアアメリア    A
 △03ウーマンズハート  C
 △04レシステンシア   D
 *06クリスティ     E
 ・09マルターズディオサ F
 ・01ヤマカツマーメイド G
 ・07ロータスランド   H

 さて結果は?

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2019.12.05

別稿『一読法を学べ――学校では国語の力がつかない』第24号実践編九 (二の4-十)

 芥川龍之介『鼻』の解釈最終章とも言える、「『鼻』の語り手は作者か?」について論じます。たまには「短い文章を」と思って(5)「一読法はなぜ通読をやめようと言うのか」は次号に回しました。ただ、読み終えて「短くないよ」と言われるかも……(^_^;)。
----------------------
 本号の難読漢字
・頻繁(ひんぱん)・体裁(ていさい)・陥(おとしい)れる・稚拙(ちせつ)・遂(と)げる・揶揄(やゆ)・偽(いつわ)る・背(そむ)く

************** 小論「一読法を学べ」*********
 『 一読法を学べ――学校では国語の力がつかない 』 21-6

 九 一読法はなぜ通読をしないのか(その二の4-十)

[十]『鼻』の語り手は作者か?

 本節最後のテーマとして『鼻』の語り手は作者芥川龍之介だろうか――この点について触れておきたいと思います。この考察は作者がなぜ『鼻』の中に「傍観者の利己主義」を書き込んだか、その解明にもつながります。想定問答は省略して結論だけ書きます。

 その前に芥川龍之介デビューのころを簡単に紹介しておくと、彼の処女作は一九一四(大正三)年、帝国大学(現在の東大)在学中、第三次『新思潮』に掲載した小説『老年』です。筆名は「柳川隆之助」、二十二歳でした。
 そして翌年十月、『帝国文学』に「芥川龍之介」の名で『羅生門』が公開されました。筆名やその後の評判ぶりを見ても芥川の実質的処女作は『羅生門』と言っていいでしょう。このころ漱石門下に入ったと言われます。
 翌年二月、第四次『新思潮』に『鼻』が掲載され、漱石に賞賛されました……が、漱石はこの年十二月逝去しています。
 ちなみに、高校の国語教科書ではよく高一に『羅生門』が、高三に『鼻』が掲載されています。

 さて、『鼻』は至る所で作者が登場します。特に「傍観者の利己主義」について解説されたところは異和感を覚えるほどの顔出しであり、巨匠には失礼ながら「説明が足りないのではないか」と感じさせるところです。

 余談ながら、この小見出しは「『鼻』の語り手は作者か?」と疑問形で書かれています。多くの作品は「語り手は作者」であり、普通の読者は「『鼻』も当然作者である」と答えるでしょう。
 しかし、一読法の要点をつかんだ本稿読者なら、「筆者は『鼻』の語り手は作者ではないと言おうとしているな」と予想されたことと思います。

 その予想、もちろん的中です。私は『鼻』はAではなくBの構造を持つと考えています。
--------------
 『鼻』の構造
 A [内供の物語]を語る語り手=作者芥川龍之介――ではなく、
 B [「内供の物語」とそれを語る語り手]の小説を書いた作者芥川龍之介。
--------------

 通常「内供の物語」を語る語り手はイコール作者です。前作『羅生門』は間違いなく作者が、悪の道に入ろうとする「下人」を語っています。
 ところが、『鼻』は主人公「禅智内供」だけでなく、内供の物語を語る語り手も同時に描いている。すなわち、『鼻』に登場してとうとうと解説してくれた「作者らしき人」は狂言回しである――これが一読法によって『鼻』を読んだときの結論です。

 狂言回しとは正しく日本の『狂言』において進行役として登場する人物。あるいは、演劇などで道化・ピエロが「この後大変な事件が起こります」などと解説する役柄のこと。
 また、人形浄瑠璃などは物語の進行、登場人物の内面などを語る「太夫(たゆう)」が、三味線弾きとともに客席の上手にいます。太夫は物語を語っているけれど、作品を書いた作者その人ではありません。この構造が『鼻』においても採用されているということです。
 ただ、浄瑠璃の太夫と違うのは、『鼻』の語り手が「作者として、神として語っている」点です。

 私がこう考えるようになったのは『鼻』の語り手があまりに説明不足であり、内供に偏っていると言うか、内供に寄り添った見解を示しているからです。つまり、客観小説の体裁を取りながら、語り手に客観性が欠けている。

 たとえば、『鼻』における語り手の特徴をいくつか列挙すると、
・ 内供の内心はよく語っているので、とてもよくわかる。だが、「内供は明が欠けている」と書きながら、具体的な内容は説明していない。
・ 周囲の内心について――特に鼻が短くなった内供をなぜ笑ったのか――説明してくれない。それは深い意味のない笑いであった可能性を探ろうとしない。
・ 治療をした弟子の内心について「内供のこの策略がわからない筈はない」 と書きながら、なぜ策略だとわかったのか、説明してくれない。
・ 内供の鼻もたげに失敗した中童子の内心は解説されることなく、突然むく犬を追い回す場面が描写不足で描かれる。

・ 語り手が突然顔を出して「傍観者の利己主義」などと説明不足の理屈を、自信に満ちて断言している。利己主義が持つ裏の感情を説明してくれなければ、到底理解できるとは思えない。
・ 鼻を短くした内供が豹変した理由について「傍観者の利己主義」で終わりにして「そこで内供は日毎に機嫌が悪くなった。二言目には、誰でも意地悪く叱りつける」と、たった一行しか書かない。
・ 内供が感じた「自分は悪くない、周囲の人間が先に敵意を示したんだ」との思いをそのまま採用している。要するに、この語り手は内供の側に立って物語を語っている。

 このように、『鼻』は語り手を頻繁に登場させ、語り手に解説させたり内供を批判させたりしています。だが、それはときに説明不足であったり、内供に肩入れして客観的とは言い難い。神として全てお見通しの語り手とはとても思えないのです。以前書いたように「あなたこそ明が欠けているのでは?」と言いたくなります。

 たとえば、『鼻』を戯曲化して上演するとしましょう。舞台上では内供や周囲の僧俗が登場していろいろな会話が交わされる。そのとき舞台の袖には「内供の内心を語る」黒子姿の人がいる。
 彼はその都度内供の内心を解説してくれます。「このように、内供は周囲の心ない言葉によって自尊心を傷つけられています」とか、「内供は内心を明かしたくないあまり、弟子に策を弄しました。さすがに弟子だって見抜いて反感を覚えます。が、ここは同情が勝ちました」などと。

 さらに、長い鼻を踏んづける治療が終わった後、中童子や下法師などが吹きだし笑いをして内供が小首を傾げたところでは、とうとう黒子のかぶり物を投げ捨て怒りの形相露わに、
「内供はようやく鼻を短くすることができました。ところが、周囲の僧俗は誰も『鼻が短くなって良かったですね』と言ってくれません。むしろつけつけとあからさまに笑っています。ひどい連中です。内供は普通の人間になったのに、それでも笑うとは。彼らが嘲笑する理由は意地悪な心からです。内供が不幸を克服したので、もう一度その不幸に陥れてやろうと考えているのです」と言います。

 この黒子は自分が全てお見通しの神であるかのように語っています。そして、確かに彼が脚本を書いたのでしょう。
 もしもこの話が実話で取材に基づいて脚本化されたとします。黒子の御仁は内供にはとてもよく話を聞いた。治療をした弟子にもいろいろ尋ね、彼は快く答えてくれた。だが、中童子は取材し損ねた。あるいは、会えたけれど、「どうしてそんなことをしたかって? 理由なんかありませんよ」とそっけなく言われた(だから理由を書けなかった)。下法師や侍などは取材活動に疲れたのか、いちいち尋ねる事もせず、内供から聞いた彼らの様子を、ただそのまま書いた。つまり、彼が書き上げた脚本は地道で丁寧な取材に基づいて書かれていない――そう言わざるを得ません。

 私は教員時代文芸部の顧問を務めたことがあります。もしも生徒が『鼻』を提出してきたら、「面白い作品だが、以上のように欠点もある。伏線を含めて説明不足の所をもっと書き直しなさい」と指導するでしょう。

 以前本作を前後半に分けました。内供が鼻を短くするところまでは前半、それ以降は後半。すると字数は前半が四分の三、後半が四分の一となってバランスが悪い。後半はかなり説明・描写不足が感じられる。この点も「後半をもっと増やした方がいい」とアドバイスするでしょう。『鼻』は雑誌『新思潮』に掲載されました。字数制限があったと思われ、それが説明不足を招いた可能性があります。

 であるなら、『鼻』とは若干二十歳前後の作家の卵が書いた稚拙な習作か――と言えば、そうとは思えません。芥川龍之介は敢えて取材不足、考察・構想、描写不足の「黒子作家」を想定して、彼にこの作品を書かせたのです。
 言い換えれば、そのような作家なら「こういう作品ができあがるだろう」との意図をもって『鼻』を書き上げたのではないか、私にはそう思われます。

 『鼻』が完成作品であると考える根拠は次の三点です。
 一つ目は『鼻』と同時期に書かれたであろう『羅生門』にはこのような欠陥らしき点が全く見られないこと。もしも文芸部員が『羅生門』を提出したら、私は「何も言うことはない。どこかの短編文学賞に応募してごらん」と言うでしょう。
 二つ目は夏目漱石が『鼻』を絶賛したことです。英文学を研究し、『文学論』まで書いた漱石が、内供とそれを語る黒子構造に気付かなかったとは思えません。漱石は欠陥のように見えるところも、「わざと書いたな」と見抜いたはずです。
 最後にデビュー後短編小説の旗手として功なり名を遂げた芥川龍之介が『鼻』を全く書き直さなかったことです。つまり、芥川にとって『鼻』は完成形なのです。

 ならば、一見欠陥のように見えるところも意図してそのように書いたと理解すべきでしょう。作者芥川龍之介は語り手の向こうにいる。敢えて説明不足の黒子を登場させることで、世の作家に対して「安易な取材と偏った構想に基づいて小説を書いていませんか。この黒子のように明の欠けた小説家ではありませんか」と揶揄した――私にはそのように思えます。

 あるいは、黒子が語る言葉を作者だと思って賛同したり、批判する批評家に対しても、「おやおや。あなた方は漱石を読んでいるのですか」と皮肉っぽい笑みを浮かべたかもしれません。

 芥川龍之介は『鼻』の黒子構造を終生語らなかったようです。そのわけは「智に働けば角が立つ」と考えたせいかもしれません。「わからないようならそれでいい」と。
 以前私は『鼻』は読者への挑戦であると書きました。ここでも「この黒子構造、読者諸君は見抜きましたか?」と草葉の陰からつぶやいているような気がします。

 最後に作者芥川龍之介が書かなくても通る「傍観者の利己主義」をどうして明示したのか。もう一つの理由を披露したいと思います。

 以前「傍観者の利己主義を最も発揮している人は主人公禅智内供であり、作者はそのことを気付いていない内供に教えている」と書きました。周囲は傍観者であり、内供もまた鼻にしか関心のない傍観者であった、との解釈を導き出してみると、「小説『鼻』は傍観者を、傍観者が裏の利己主義者となって敵対する関係を描いている」とまとめられます。

 だが、読者は果たしてこの物語から「傍観者」の言葉を思い浮かべるであろうか。さらに《傍観者が利己主義者に変貌する物語である》と気付いてくれるだろうか――芥川龍之介はそのような不安にとらわれたのではないでしょうか。ゆえに、「傍観者の利己主義」をどこかに入れたかった、どうしても明示したかったと推理できます。

 この見解は芥川龍之介の実質的処女作である『羅生門』と、文壇デビュー作とも言える『鼻』をセットとして考えることで、よりわかりやすくなります。
 私は傍観者と利己主義者に関して生徒に次のように説明しました。
「漱石が言う『普段はみんな善人であり、少なくとも普通の人間なんだ』との言葉を借りるなら、人はあるとき傍観者になり、あるとき利己主義者になる。ずっと一貫して傍観者とか、利己主義者という人は少ないのではないだろうか」と。

 そのとき「真の傍観者に対して真の利己主義者についても考えてみよう」と言って次のような質問をしています。
「多くの人はときどき利己主義者になる。だが、世の中にはこれから利己主義者として生きるぞ、と決意して実行する人間もいる。それはどのような人だ?」と。
 補足して「自分が最大限の利益を受けたいと思い、自分の欲求、快楽のためには人を傷つけても、犠牲にしても構わない。自分が生き残るためには何でもやる。そう決意して実行する人たちだ」と説明すれば、「泥棒とか詐欺師、強盗ですか」との答えが返ってきます。それこそ『羅生門』において盗人になることを決意する「下人」です。

 下人だけでなく、死人の髪の毛を抜きカツラとして売ろうとする老婆も利己主義の理屈を語ります。死体の女はヘビを干し魚だと偽って売っていた。だが、女も自分も「せねば、飢え死にをするじゃて、仕方がなくすることじゃ」と言います。法や人道に背こうが、生きるためには何をやってもいいんだと。

 このように考えれば、芥川龍之介は『羅生門』において「普通の人間が悪人になる経緯、真の利己主義者」を描いたことがわかります。対して『鼻』は傍観者を描いた。他人の鼻にしか関心のない傍観者禅智内供、周囲の僧俗もまた内供の内心を問うことのない、自分の内心を明かすことのない傍観者たちであった。
 二者は内供が鼻を短くするという異変をきっかとけして、内供は利己主義の裏の感情にとらわれ周囲を敵視し、周囲もまた内供の豹変に合わせてやはり利己主義の裏の感情から、陰口と敵対行動を取るようになった。

 要するに、『鼻』という作品は高僧禅智内供や周囲の僧俗という傍観者たちが描かれ、傍観者が裏の利己主義を感じて敵意や反感を表面化させた物語であると言うことができます。
 私は以前「傍観者の利己主義はなくてもいいのではないか」と書きました。だが、これは作品全体を最も短くまとめた言葉なのです。

 作品の「テーマ(主題)」という言葉は嫌いですが、敢えて二作品のテーマを短く書くなら、
-------------
 『羅生門』と『鼻』のテーマ
 『羅生門』……利己主義の物語(生きるためには他人を犠牲にしても構わない)
 『鼻』…………傍観者の物語(臆病な傍観者が裏の利己主義にとらわれて敵対する)
-------------

 二作品をこうまとめれば、『羅生門』とは普通の人間が利己主義者に変わることを、『鼻』は傍観者(の利己主義)を描いた。よって、『鼻』に突如登場した「傍観者の利己主義」が意識している対照は作品内にはなく、『羅生門』の「利己主義」であることがわかります。

 読者・批評家は作品のテーマを短くまとめることが好きです。『羅生門』に「利己主義」の言葉は出ていません。だが、読めば「これはエゴイズムであり、利己主義の物語である」とわかります。
 しかし、『鼻』はどうでしょう。多くの読者批評家が「これは周囲の心ない言葉や態度によって自尊心が傷つけられる物語である」とか、「内供の長い鼻とは劣等感・コンプレックスの象徴であり、人の不幸は蜜の味という人間の意地悪な一面が書かれた物語である」などとまとめるのではないか。

 読者は果たして「内供と周囲の僧俗という傍観者たちが描かれ、彼らが裏の利己主義を感じて敵対する物語である」と読みとってくれるだろうか。
 芥川龍之介はそう自問し、「わからないかもしれない」と思って《傍観者の利己主義》を書き込んだ――と思われます。
 であるなら、明の欠けた黒子作家に書かせた『鼻』の中で、「傍観者の利己主義」だけは本当の作者芥川龍之介が顔を見せたと言えそうです。

 最後にもう一つ。二作品にまたがる伏線という試みについて。

 『鼻』には作者らしき語り手がどんどん登場します。『羅生門』にも一箇所だけ、冒頭を訂正したいとして作者が顔を見せます。
 『羅生門』の冒頭は「或る日の暮れ方のことである。一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた」とあります。そして、数十行の情景描写の後、「作者はさっき、『下人が雨やみを待っていた』と書いた」が、厳密には「『雨にふりこめられた下人が、行き所がなくて、途方にくれていた』と云う方が、適当である」として作者が出てくるのです。

 これ別にわざわざ書かなくとも、後者の表現を採用して書き直し、完成形とすればいいだけの話です。この後結末まで再び作者が顔を見せることはありません。『羅生門』は純然たる客観小説として書かれています。すなわち、『羅生門』の語り手イコール作者です。

 では、なぜ『羅生門』で一箇所だけ作者を登場させたのか。私はこれこそ次作『鼻』を意識した伏線ではないかと思います。『羅生門』と『鼻』を一連の作品として、この順に読んでもらうとき、『鼻』にはどんどん語り手を登場させている。その伏線として『羅生門』にも作者を登場させた、と思えるのです。

=================
 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:『鼻』の解釈に思わぬ考察と時間が取られてしまいました。しかし、必要な滞留だったと思います。通奏低音はあくまで「一読法はなぜ通読をやめようというのか」にあります。
 いかがでしょう。まとめることができますか。これが正真正銘、本稿最後の宿題です。
 使うべき言葉は「刑事・探偵・未来・利己主義・傍観者」などです。試みてください。

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2019.12.02

チャンピオンズカップ、結果とほぞ噛み

 チャンピオンズC結果は――[●→◎→△]後期3度目の完全的中(^o^)

 1着―川  田 05クリソベリル……………[●]G 単勝=4.4
 2着―ルメール 11ゴールドドリーム………[◎]A
 3着―武  豊 04イ ン テ ィ…………[△]C
 4着―福  永 03チュウワウィザード……[○]B
 5着―秋  山 12キングズガード…………[?]H(一覧順位)

 前日馬順[D→A→E→C→13]枠順[A’→C→B→B’]

 枠連=3-6=4.9 馬連=05-11=9.6 馬単=18.2
 3連複=05-11-04=19.0 3連単=89.8
 ワイド12=3.8 W13=6.7 W23=4.1
----------------
 ○ 展開予想結果

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 04 13 15 05-14 03 10 01-11 16 09 07-06 02 12 08
覧▲ ○ ◎ △ 5
3F B C D A E
本△ ● ○ ・ ◎ △ ・
結3 1 4 2 5
-------------------------------
 本紙予想
 印番馬      名 性齢 馬 結果
 ◎11ゴールドドリーム 牡6 A 2
 ○03チュウワウィザー 牡4 C 4
 △04イ ン テ ィ  牡5 E 3
 △06オメガパフューム 牡4 B  6
 ・08ウェスタールンド セ7 F  9
 ・01タイムフライヤー 牡4 H  8
 ●05クリソベリル   牡3 D 1
 ?12キングズガード  牡8   5

*****************************
 【GIチャンピオンズC 実近一覧表】中京 ダ18 16頭 定量57キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|齢|馬       名|予OZ{実近}人=[全ダ]騎 手|格距TM3F印着
A=11|6|ゴールドドリーム| 1.8{AA}A=[9623]ルメル|◎△▲ ◎2
B=03|4|チュウワウィザー| 4.7{BC}C=[8320]福 永|△▲  ○4
C=04|5|イ ン テ ィ | 7.2{CD}E=[7103]武 豊|△○  △3
D=06|4|オメガパフューム|13.2{GE}B=[6322]デット|○△◎▲△6

E=08|7|ウェスタールンド|14.4{FG}F=[2212]スミヨ|  ○○・
F=16|6|ヴェンジェンス |14.4{E10}09=[7747]幸 英|  △
G=05|3|クリソ ベリル |16.8{09B}D=[5000]川 田|△◎  ●1
H=12|8|キングズガード |21.2{D15} =[下記]秋山真|  △○?5

QA=09|6|サトノティターン|24.6{10H}G=[6113]ムーア| △
QB=10|7|ミ  ツ  バ |25.4{H14} =[下記]和 田|
QC=13|3|ワイドファラオ |29.5{11F} =[1101]デムロ|
QD=07|6|ワンダーリーデル|33.0{1212}10=[708-]横山典|   ◎

QE=15|6|ロンドンタウン |38.8{1313} =[821-]岩田康|▲
QF=02|5|モズアトラクショ|42.1{1509} =[620-]藤岡康|
QG=01|4|タイムフライヤー|42.8{1411}H=[0102]マーフ|    ・
QH=14|4|テーオーエナジー|61.4{1616} =[5127]川 須| △
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
-------------------------
 成績補足
H=12|8|キングズガード |21.2{D15} =[8.11.11.14]秋山真| 5
QB=10|7|ミ  ツ  バ |25.4{H14} =[11.7.6.22]和 田|
QD=07|6|ワンダーリーデル|33.0{1212} =[708.11]横山典|
QE=15|6|ロンドンタウン |38.8{1313} =[821.18]岩田康|
QF=02|5|モズアトラクショ|42.1{1509} =[620.11]藤岡康|
--------------------------
※年齢 3歳=2 4歳=4 5歳=2 6歳=5 7歳=2 8歳=1頭
※牡牝 牡=15頭(セ=1頭) 牝=0頭 
※格
G1V=8頭
 A11ゴールドドリーム[5424]2 B06オメガパフューム[2302]
 C15ロンドンタウン [2004]  D03チュウワウィザー[1100]
 E04イ ン テ ィ [1101]3 F05クリソベリル  [1000]
 G01タイムフライヤー[1003]  H10ミ ツ バ   [1016]

G2V=2頭(GIV除く)
 A13ワイドファラオ[1勝] B14テーオーエナジー[1勝]

 昨年1234着馬の馬番(今年の出走馬は馬名付加)

 1着=2枠02番  2着=7枠12番
 3着=5枠09番  4着=1枠01番
 2着ウェスタールンド今年08
--------------
 [枠連順位]
 枠連型=3 巴 [AB型] 枠順AB=4.3
 馬連型=A流れE[5巴 ] 馬連AB=9.6

 枠連=ABC//DEF/GH 
 枠順=326//415/87
 馬順=BCA FHG 0911  前日馬順[D→A→E→C→13]
 代行=DE13 101215 1416
 ―――――――――――――
 結果=14325 前日枠順[A’→C→B→B’]
*****************************
 ※ 回  顧

 いやー、チャンピオンズカップ、直線最後3頭の《追い比べ》、迫力ありましたねえ(^_^)。
 CMでは「二人が応援した馬どうなったんですか」と問われて「2頭とも負けちゃった」と言っていましたが、我が予想馬はウラ●1着、◎2着としっかり勝って2着確保してくれました。馬単・3単はほんとにウラ●クリソベリルからしか買っていないので、値千金のクビ差でした。

 予想直後は最終1、2番人気の馬を「ウラ●にするなんて」と思いましたが、結果オーライです(^_^;)。かつての自分だったら、昨年2着の08ウェスタールンドか01タイムフライヤーをウラ●にして「撃沈」だったでしょう。

 そして、3着は逃げた△武豊04インティ。前走3秒7も大敗したので、普通カットだけれど、「フェブラリーS1着馬だし、中京2戦2勝(左回り3戦3勝)だし、ダート18、7戦5勝だし、逃げA馬だし、57キロ[4102]だし、無印というわけにはいかない」として△印。
 これが予想どおり絶妙な逃げでコンマ5差の3着。やはり武豊が逃げ馬に乗ったときはカットしてはいけません。スタート後の逃げ争いがなければ、2着か1着さえあったかもと、周回ビデオを見て思いました(後述)。

 そして、一覧トップの3A馬ルメール11ゴールドドリームは一覧を信じて◎。ただ、6歳だから2着かもと見た予想もずばり。
 その上を行く馬なら、中央重賞勝ちはなくとも、3歳川田05クリソベリルは5戦5連勝と強烈な着差から、「上がり馬は突き抜ける可能性がある」と見てのウラ●抜擢。
 今年GI未勝利の鞍上川田も「そろそろやってくれるはず」と見ての連単軸でした。

 123着の最終単勝オッズは[2→1→3]でした。さすがに本命決着で配当は安いけれど、[●→◎→△]は馬単18倍・3単89倍を当てての完全的中だけに、馬券は黒字(^_^)。
 唯一のほぞは他のレースも買ってそれが総外れだったので、「このレースのみの購入にすれば良かった~」とつぶやいたこと(^_^;)。おそらく払い戻しは倍になったはずです。そこんとこ「検討してしまうと馬券を買わずにおれない」馬券キチの悪癖をなかなか克服できません。

 さて、今回のチャンピオンズカップ。予想で書いた通り、ジャパンカップに続く2週連続馬順A~Eの5つ巴でした。ボックス買いをすると、[ABC]決着のときはトリガミ必至。問題はどこに◎○(と私の場合その上のウラ●)を打つか――でした。

 [チャンピオンズC馬順5つ巴の5頭]  印 結果
 A6枠11ルメール 牡6ゴールドドリーム ◎ 2
 B3枠06デットリ 牡4オメガパフューム △  6
 C2枠03福  永 牡4チュウワウィザー ○ 4
 D3枠05川  田 牡3クリソベリル   ● 1
 E2枠04武  豊 牡5イ ン テ ィ  △ 3

 この日はいつものいとこ宅で温泉テレビ観戦。いとこはGI250勝の名手デットーリの06オメガパフュームを◎として撃沈でした。
 ほぞ噛み予想では同馬について何も触れませんでしたが、私は△止まりでいいと感じていました。

 オメガパフュームは全成績[6322]、ダート18[3001]、GI[2302]と優秀ながら、右回り[4110]に対して左回り[0012]、中京は1戦着外とさんざん。
 また、中央重賞5戦[1112]ながら、GI2戦は昨年チャンピオンズC5着(4人)、今年フェブラリーS10着(3人)とイマイチ。つまり、GIで2着内に入ったのは全て地方GIで、着外が中央GI。ここは良くて3着の△で充分と思いました。

 となると、一覧トップのゴールドドリームを表裏共通の連単◎軸としても良かったのですが、一覧トップの3A馬はどうも2、3着が多い傾向があります。
 逆に一覧では下位の馬の方が1着に突き抜ける傾向が高い。そこでウラ●として福永4歳チュウワウィザードか、川田3歳クリソベリルのいずれにするか――で迷いました。

 チュウワウィザードはダート全13戦着外なしの[8320]、ダート18[4210]とチョー優秀。上がりは13戦全てベスト3内(1位7回)。鞍上ひいきの福永祐ちゃんだし、
ウラ●にしたい気持ちでした。
 しかし、GI2戦[1100]ながら、それは前2走の地方GIで中央GIは未経験。中央重賞は2戦[1100]。そして中京は2戦[0110]。見てわかるとおり、すぱっと2戦2勝といかないレースばかりです。先行して上がりもいいのに、なぜか取りこぼす感じがあってウラ●としてイマイチ。ここは良くて2着の○でいいと思いました。

 そうなると、最も魅力的なのは3歳5戦5連勝の川田クリソベリル。
 以下予想を再掲すると、
---------------
 そこで、単勝軸としたいウラ●。週中1番人気だろうかと思っていた3歳05クリソベリルを抜擢します。もちろん5戦5勝馬。
 引っかかるのはG2、GIV3戦は全て地方で中央の重賞経験がないこと。また、右回りのみで左回りの経験もなし。格を重視する私としてはあまり買いたくない馬なのですが、次の2点はめちゃ光っている。

 一つは5連勝の着差平均0.9。そして(どうも今年から3歳馬の斤量は56キロから古馬と2キロ減の55キロに変わったようで)55キロ超もちろん5戦5勝。これが昨年までの56キロだと3戦3勝。中京初は昨年の3歳ルヴァンスレーヴも中京初だったので、大丈夫かなと。上がりも中団から5戦ベスト3内(1位4回)。究極の連勝上がり馬と考えて鞍上川田に今年初GIVをもたらしてほしいものです(^_^)。
---------------
 ちまたでは「今年の後期GIで3歳馬イマイチ、川田はGI何度も1番人気になりながら勝てない」とうわさされていたようです。ならば天の邪鬼で「そろそろ来るかな」とも思いました(^.^)。

 そして、今回武豊騎手以上に川田騎手の絶妙騎乗ぶりも、勝ち得た理由だと思います。それについて書くと……

 まず武豊インティの逃げですが、最初の200を12.8でとろっと出てそのまま先頭キープと見えました。ところが、外から川須14テーオーエナジー(16人気)が無謀にも(?)ハナを奪わんばかりの強襲。豊も次の200、11.3とペースを上げざるを得ませんでした。そして、1角で内枠を利してハナに立つと、次の200を12.5に落とし、その後4ハロンを12.0か12.1と絶妙なる定速走行。粘れる余力を残しました。
 おそらく武豊唯一の誤算は2ハロン目で11.3を出さざるを得なかったことでしょう。「ればたら」はないけれど、あそこも12.0なら、おそらく悪くとも2着、1着だってあり得たと思います。

 そして、勝った川田クリソベリルは3番手、2着ルメール・ゴールドドリームは5番手の先行態勢。4角ではルメールは真ん中より外目、川田はインティの直後を追い上げます。
 リアル映像を見ていたとき、私は川田クリソベリルがインティの内を進むか、外に出して追い上げるか注視していました。横映像ではインティと内らちの間はかなり空いているように見えたので、インを抜けてくるのがいいなと思いました。

 ところが、川田はインティの外に、しかもかなり斜行気味に出して追い上げます。
「ああ、あれでは苦しい」と思いました。ご存じの通り人間も馬もまっすぐ走った方が力を出せることは明らか。斜めに進むときはスピードを落とすし、もう一度体勢を立て直して追わねばなりません

 その外にいて抜け出しつつあったのがルメール・ゴールドドリーム。しかし、ゴールドドリームとインティとの間は空いていたようで、川田クリソベリルは2頭の間を進み、最後の100メートルでクビ差ゴールドドリームを押さえました。「抜けっ! 抜けっ!」と叫んだこと言うまでもありません(^_^)。

 帰宅後周回パトロールビデオによって、横画像からは見えにくい川田と武豊の闘いぶりがよくわかりました。
 直線に入ったところで、武豊インティと内らちとの間は、たっぷり馬2頭分は空いていました。背後にクリソベリルが迫っていることはわかっていたでしょう。豊は右ムチを使いました。
 当然のようにインティは内によれます。それを真っ正面から見ると、クリソベリルは完全にインティの真後ろ状態となりました。よくある「前が壁」ですが、これを武豊は1頭でつくり出したのです。「内は抜かせないよ」てな感じでしょうか。これでは川田クリソベリルはインティの外に出すしかありません。

 しかし、川田はそれを予感していたのではないかと思います。おそらく前を行く武豊が右ムチを持ったとき、「内を締めようとしているな」と。だから、何の躊躇もなくインティの外に進路を取るべく外斜行した。

 そこにはまだ14テーオーエナジーと途中から番手併走していた15ロンドンタウンがいました。幸いなことはもうテーオーエナジーは下がるばかり(最終16着)。
 ロンドンタウンが粘っていたけれど、その内はあき、ロンドンタウンの外をゴールドドリームが伸びてきます。その後ロンドンタウンが力尽きると、クリソベリルとゴールドドリームの併走状態に。最内が武豊インティ。

 横映像では3頭の併走と見えましたが、正面からはルメール・ゴールドドリームと川田クリソベリルの追い比べでした。結局、逃げたインティは2ハロン目で想定外の11.3を出したせいで力尽き、クリソベリルが残り100でゴールドドリームをクビ差押さえたわけです。川田の好騎乗だったと思うし、馬も突き抜ける力を持っていたことがわかります。

 再度「ればたら」はないけれど、3歳クリソベリルが昨年までと同じ古馬と1キロ減の56キロだったら、クビ差の1着はゴールドドリームの方だったかもしれません。
 告知されていたのかどうか、競馬評論家諸氏はこの件に触れていなかったことが不思議ながら、私は「3歳馬を有利にしようとする変更だな」と見ました。

 武豊、川田、ルメール。東西トップジョッキーの追い比べは周回ビデオによってさらに面白いことがわかりました。そこに福永が4着に追い上げたことも嬉しく、今後騎手4強として活躍してほしいもんだと思いました。

 ちなみに、昨年このレース1着馬は3歳7勝目となったルヴァンスレーヴ。鞍上はミルコ・デムーロでした。デムーロは今年87勝(重賞3勝)。一昨年171勝(重賞18)、昨年153勝(重賞15)と比べると、見る影もない凋落ぶりです。
 ルヴァンスレーヴは今年一度も走ることなく終わりそうです。原因は知りようもありませんが、「デムーロを乗せると馬が壊れる」と思われては騎手もおしまい。ぜひ反省して復活してほしいし、若手日本人騎手も彼らのテクニックを盗んでほしい……などと思ったチャンピオンズカップでした(^_^)。

 最後に実近一覧の結果、やはり第2グループ-第1グループの絡みとなりました。
 予想オッズはトップ3頭が抜けていたので、第2グループで馬順トップのクリソベリル→トップ3頭の4頭絞りだったようです。

【GIチャンピオンズC、過去3年の実近一覧結果】

  2019 |2018 2017 2016 |2019年
年=人|着|人|着|人|着|人|着|番馬名(トップ4頭とH8番人気まで)
A=A|2|A|1|12|8|E|7|11ゴールドドリーム 2
B=C|4|B| |A|11|B|12|03チュウワウィザー 4
C=E|3|C|5|09|1|D| |04イ ン テ ィ  3
D=B| |E| |D|5|C| |06オメガパフューム

E=F| |F| |C|4|A|2|08ウェスタールンド
F=09| |10| |G|3|F|1|16ヴェンジェンス
G=D|1|11| |E| |10|3|05クリソベリル   1
H=13|5|D|3|B|2|G|5|12キングズガード  5

QA=G| | | | | | | |09サトノティターン
QB= | | | |F| |09| |10
QC=11| |G|2| | |11|4|13ワイドファラオ
QD=10| |H|4| | | | |07ワンダーリーデル

QE= | |12| |H| | | |15
QF=12| |09| | | |H| |02モズアトラクション
QG=H| | | | | | | |01タイムフライヤー
QH= | |×| | | |×| |14
頭=16 15 16 15 ※注「人気」は前日馬連順位

 以上です。

 さて、今週から2週は2歳GI戦。阪神JFの登録19頭。
 1番人気は阪神新馬→G3アルテミスSを連勝した川田リアアメリア(父ディープインパクト)のようです。川田騎手のGI連勝なるか。ヒメサマとメデタシメデシタシというビミョーな(^.^)名前の馬も登録しています。

 また、日曜は香港GIもあり、日本馬も参戦しています。アーモンドアイが熱発とかで回避しました。さーそうなると同馬の有馬記念参戦があるかどうか。
 目下年度代表馬候補のGI2勝馬はアーモンドアイとリスグラシューとマイル2勝のインディチャンプ。
 リスグラシューは次走有馬記念のようです。香港マイル参戦のインディチャンプがVなら、(ゴルフで言うと)先に上がって後続組を待つ形になります。
 有馬でアーモンドアイ対リスグラシュー対決が実現すると、これは盛り上がりそうです。2頭とも中山コース初で、しかも牝馬。消せる人気馬になる可能性があって「うっしっし」です(^.^)。

 以下、昨年の阪神JF結果と回顧です。本命決着でした。
 回顧の後半から後記までは「カンケーない」話ですが、そのまま掲載します。
 記憶力減退ゆえか「そうだ。昨年こんなこと書いたんだ」と改めて思い出し、「この件は中央競馬会に投書するつもり」だったのに、すっかり忘れていました。

******************************
【2018年阪神JF、結果とほぞ噛み】

 阪神JF結果は――[◎→○→▲]の完全的中、なのにトリガミ(^_-)

 1着―Cデム 13ダノンファンタジー……[◎]A 単勝=2.6
 2着―北村友 09クロノジェネシス………[○]D
 3着―福 永 11ビーチサンバ……………[▲]E
 4着―武 豊 04シェーングランツ………[△]QB
 5着―秋 山 03プールヴィル……………[?]QG(一覧順位)
 前日馬順[A→C→D→B]枠順[A→B→D→C]

 枠連=7-5=5.2 馬連=13-09=6.4 馬単=11.9
 3連複=13-09-11=13.1 3連単=50.2
 ワイド12=2.7 W13=3.2 W23=4.3
----------------------------
 本紙予想
 印番馬      名  馬 父 馬       着
 ◎13ダノンファンタジー A ディープインパクト 1
 ○09クロノジェネシス  C パ ゴ       2
 ▲11ビーチサンバ    D クロフネ      3
 △04シェーングランツ  B ディープインパクト 4
 ・12レッドアネモス   E ヴィクトワールピサ  9
 ・10タニノミッション  F Invincible Spirit   7
 ・16グレイシア     H ダイワメジャー    15
 ●05メイショウショウブ G ダイワメジャー    6
 ?03プールヴィル      Le Havre      5

***************************
 【GI阪神JF 実近一覧表】 阪神 芝16 18頭 馬齢54キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番||馬        名|予OZ{実近}人=[全芝]騎 手|格距TM3F本着
A=13||ダノンファンタジー| 2.0{AA}A=[2100]Cデム|○△▲ ◎1

B=15||ローゼンクリーガー| 6.7{EB}11=[2200]藤岡佑|  ○
C=16||グレイ シア   | 6.7{DC}H=[2001]田 辺|  ○

D=09||クロノジェネシス | 7.7{FD}C=[2000]北村友|  △◎○2
E=11||ビーチ サンバ  | 8.0{B11}D=[1100]福 永|△△△▲▲3
F=18||メイショウケイメイ| 8.6{GG} =[2000]古 川|
G=12||レッド アネモス | 8.9{HF}E=[2000]戸崎圭| ◎  ・

H=05||メイショウショウブ|12.0{C16}G=[0120]池 添|▲△  ●6
QA=07||ウイン ゼノビア |12.9{1009} =[2101]松 若| △
QB=04||シェーングランツ |13.1{0914}B=[2001]武 豊|◎ ▲ △4
QC=01||ベ ル ス ー ル|14.4{1113}09=[1100]アヴド|△

QD=17||ト ロ シ ュ ナ|16.5{13E}12=[1000]北村宏|
QE=10||タニノミッション |17.4{1410}F=[1000]浜 中|   ○・
QF=08||ラブミーファイン |17.6{1217} =[1102]丸 山|
QG=03||プール ヴィル  |18.8{1512} =[2001]秋 山|     5

QH=14||サヴォワールエメ |22.4{16H} =[1000]藤岡康|
QI=02||ジ ョ デ ィ ー|25.1{1815} =[2002]四 位| ○
QJ=06||スタークォーツ  |31.7{1718} =[1011]荻野極|
             TM…タイム優秀 3F…上がり3F優秀
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※年齢 2歳=18頭 ※全牝  
※格
G1V・G2V=0頭
 参考G2-2着
G3V=2頭
A04シェーングランツ [2001]G3アルテミスS(芝16)1着
B13ダノンファンタジー[2100]G3ファンタジS(芝14)1着 1

※芝16優秀
 A12レッドアネモス [2000]  B02ジョ ディー  [2002]
 C13ダノンファンタジ[1100]1 D11ビーチサンバ  [1100]3
 E07ウインゼノビア [1101]  F05メイショウショウ[0120]

※阪神コース優秀
 A12レッド アネモス[1000]  B13ダノンファンタジ[1000]1
 C11ビーチサンバ  [1000]3 D05メイショウショウ[0010]

※昨 年123着     (人気)前走
1着=06セイウンコウセイ(5人)G3シルクロードS2着(4人)

1着=石橋脩11ラッキーライラ(2人)G3アルテミスS1着(2人)
2着=川 田07リリーノーブル(3人)京都芝16-1W1着(1人)
3着=戸崎圭04マ ウ レ ア(4人)東京芝16-1W1着(1人)
今年=11ビーチサンバ 3 07ウインゼノビア 04 シェーングランツ
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 [枠連順位]
 枠連型=A流れD[AB4巴型] 枠順AB=6.2
 馬連型=3巴  [3巴4巴型] 馬連AB=6.9 AC=7.4

 枠連=ABCD//EFGH
 枠順=7526//8314
 馬順=ACBD HG0910  前日馬順[A→C→D→B]
 代行=11F13E 12181415
 代2=16    17
 ―――――――――――――
 結果=12453       前日枠順[A→B→D→C]

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 ○ 展開予想

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 12 18 02 08-06 01 07 14-15 05 09 03-16 13 10 11 04 17
覧 ○ △ ▲ ◎ 5
3F C A E B E D
本・ ● ○ ・ ◎ ・ ▲ △
結 6 2 5 1 3 4
*****************************
 ※ 回  顧

 阪神JFレース後、「は~」とため息をついたのは私だけでしょうか。
 結果は印を付けた◎○▲△がそのまま1234着。いくら本命決着とはいえ、ここまで重なると、普通3単も当たってプラス決算でしょう。

 ところが、ウラ●メイショウショウブに固執しすぎて馬券はほとんどそちら流し。表の◎を頭とする単勝系馬券は全く買っていなかった……とあって配当雀の涙のトリガミ(-_-;)。ふう。

 ウラ●池添・メイショウショウブが番手勝負に出て直線粘りかけたときはちょっと声も出ました。が、善戦空しくコンマ7差の6着敗退。阪神マイルは差し追いの天下ですから、まーしょんなかです。

 そして、もう一つのため息はこれで9週連続中央GIは「外国人騎手」の勝利。デムーロ兄がいなかったらデムーロ弟の優勝ですから、なんとも言葉が見つかりません。
 武豊くんはいいですよ。年も年だし4着は想定内。しかし、北村に福永くん、「もっとしゃんとせんかい!」と言いたかったのは私だけでしょうか(^.^)。

 以上、今回の結果は誰でも予想できる決着だったので、取り立てて論評したいことはございません。問題は馬券を買うかどうか、です(^_^)。

 さて、今週末は同じ阪神2歳チャンプ決定戦朝日杯FS。
 ネット人気では3強の気配です。そして、またもデム-ルメ-豊の3強。
 [朝日杯3強馬]
 *ルメール・グランアレグリア[2000]新馬→G3サウジRC
 *Mデムー・アドマイヤマーズ[3000]新馬→OP→G2デイリー2S
 *武  豊・ファンタジスト [3000]新馬→G3→G2京王杯2S

 この3複一体いくらつくのか。ときどき3複200円てのもありますから、恐怖です(^.^)。ああ、またしても本命決着、またも外国人騎手Vなのでしょうか。

 そう思って先週末も他のレースが荒れるだろうと、そちらに手を出せば……事実結構荒れたけれど、「そりゃないだろ」の穴馬が来る(-.-)。もう有馬まで耐えるしかありません。

 その有馬記念、なんとあのオジュウチョウサンの出走が決まりました。乗るは武豊くん。目下2016年4月から11連勝中。うちGI-5勝、G2-3勝、G3-1勝。もちろん全て障害(^_^)。そして、前2走、1W→2Wを連勝して出走資格を得ました。
 すでに7歳馬。さすがに無理筋ですが、こうなったらウラ●に抜擢しますか(^.^)。

 以上です。

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 さて、今日は別件でもう一つ書かせてください。他ならぬ日曜に開催された香港GI競馬について。日本馬が結構参戦しました。

 私はヨーロッパとか香港競馬は馬番・ゲート番が違うし、ひいきの馬がどこ走っているか全くわからないひどい中継なので見る気なく、当然馬券も買っていません(それだけ日本の競馬中継はファンのことを考えた放映をしていることがよくわかりました)。
 ところが、午後3時からのフジTV競馬中継で「香港ヴァーズ(芝24)」の実況があり、日本の4歳牝馬リスグラシューが2着惜敗でした。

 以後3レースはその後行われたので、夜「どうだったろう」とJRAホームページを確認しました。
 結果、香港マイルで牝5ヴィブロスが2着、香港カップで牝4ディアドラが2着したけれど、残念ながら日本馬の勝利はなし。
 香港スプリントに唯一出ていた高松宮とスプリンターズSを連勝した牡5ファインニードルは8着でした(勝てばGI3勝目でした)。

 そして、結果一覧を眺めているとき、ある異常なことに気がつきました。
 それを示したのが以下の出走数です。( )内は日本馬の頭数。
 さて、「?」で示した数字は何でしょうか。

 [香港GI]     頭数(日)?
 4R-ヴァーズ [芝24]14(2)5
 5R-スプリント[芝12]12(1)11
 7R-マイル  [芝16]14(3)9
 8R-カップ  [芝20]9(2)5

 「?」の数字は「せん」と書かれた馬の数です。その欄には他に「牡」・「牝」とあります。つまり、「?」とはセン馬の数です。
 芝24の香港ヴァーズこそ出走14頭に対してセン馬5頭ですが、他のレースは軒並み過半数。どころか香港スプリントなど、12頭中セン馬でないのはただ1頭。もちろんそれは日本のファインニードルです。これは一体どういうことでしょう。

 もちろん日本のレースでもセン馬の出走を見かけます。しかし、1レースせいぜい1頭か2頭。レースの9割以上がセン馬出走なんて聞いたことも見たこともありません。

 驚くと同時に「これは虐待ではないか、動物愛護精神に反するのではないか」と思いました。
 もちろん競走馬を去勢するのは性質が荒々しすぎて馴致(じゅんち)しづらいからであり、法律的にも認められていることでしょう。

 しかし、香港スプリントの香港馬は11分の11、マイルは11分の9去勢された馬とは異常だと思います。もう馴致をあきらめた結果であり、権利の乱用だと言わざるを得ません。
 調教助手が「ちょっと言うこと聞きません」と言えば、調教師は「どうせ種牡馬になれない短距離馬だ。切っちゃえ」と言っているに違いありません。

 その傾向は中長距離馬であっても同じようです。実際種牡馬になれるのは100頭中1頭いるかどうか。ほとんどの馬は種牡馬になれない。なら、「去勢して言うこと聞かせて走らせるだけ走らせろ。後は捨てるだけだ」てな発想でしょうか。
 中国にはかつて宦官(かんがん)という去勢の歴史がありました。だから、去勢にさほど抵抗がないのかもしれません。

 しかし、思います。たとえば、もしもあなたが男性で結構荒っぽい人で、人に逆らいがちな人だとして(^.^)、「去勢すればおとなしくなるだろう」と言われたとしたら。そういう人間は去勢するという法律ができたなら。
 あるいは、現役時代荒っぽい性格だったと言われるサンデーサイレンスが去勢されていたとしたら、以後日本を席巻したSS種牡馬旋風は幻に終わったのです。

 もう一つ、GI香港スプリントに出走した香港馬11頭が全てセン馬というのだから、馴致の難しさより「去勢した方がよく走る」というのもありそうです。
 今回のGI4レース、勝ったのは全てセン馬でした。誰かが始めたセン馬がレースで勝ち負けできる確率が高いとわかり、「それならすぐ去勢しろ」となったのかもしれません。

 競馬はブラッドゲームと言われるほど、血統を重視する世界です。香港マイルを勝ったビューティージェネレーションはセン馬6歳。成績は18戦して10勝をあげています。しかし、この馬の血が子孫に受け継がれることはありません。

 香港競馬が昔からそうなのか、最近そうなったのか、詳しいことはわかりません。しかし、勝てば馬のことなどどうでもいいという拝金主義が生み出したのではないか、とも思います。

 愕然としました。これはやりすぎだと思いました。もしも地獄があるなら、香港競馬の馬主・調教師・調教助手、それを見過ごしている連中は地獄に堕ちたとき、牛頭馬頭の獄卒から去勢される責め苦を受けるでしょう。
 悶絶してまた地獄で生まれ変わると普通の男になっている。その後絶世の美女に恋をしたら、また去勢される責めを受ける……その繰り返しが未来永劫続くだろうと思います。

 私は宣言します。そんな人たちが競走馬を扱っている競馬界と付き合いたくない。馬券など買いたくないと。(御影祐)

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 後記:地獄の話は源信『往生要集』にある「刀身の林」の敷衍(ふえん)です。
 ちなみに「彼らは地獄に堕ちるだろうが、私御影は天国に行きます」などとちっとも考えておりません(^_^;)。地獄があるなら私も地獄に堕ちます。
 私が昨年書いた「はてなのDZIGOKU」という作品は「どんな善行を積もうと天国に行ける人間はいない。人は例外なく地獄に堕ちる」という構想の小説ですから。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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