【 今年の予想方針について 】
今号は今年のほぞかみ予想の予想方針について説明いたします。
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【 今年の予想方針について 】
さて、2021年のほぞかみ予想ですが、大幅に転換いたします。
まず我が予想の最大特徴であった「長文予想」をやめます。
もっとも、これは歓迎される転換かもしれません(^_^;)。
これまでも何度か(やめると宣言したことはないけれど)「短くします」と言っておきながら、いつの間にか、いつもの長文に戻るという繰り返しでした。
書き始めると、どうしても長くなるのが(杉下右京にならえば)「ぼくの悪い癖」なのであります。
なのに、過去10年ほど読者数は減少することなく、(増えもしないけれど)文句も言わず、よくぞ私の予想に付き合って下さったと頭が下がります。
まー斜め読み、飛ばし読みされ、予想をそのまま買うことはなく、「ふーん」で終わっていたのではないかと拝察いたしますが(^_^;)。
そこへ過去2年間「一読法を学べ」の強制配信です。あるいは、「今後は長文予想も一読法で読んでみるか」と思われたかもしれません。そう感じてもらえたなら、作者冥利に尽きるってもんです。
しかし、その矢先「今年は長文予想をやめよう」と本気で決意するに至りました。
最大の理由は寄る年波のせいと言うか、体力面、特に視力面の衰えです。
2000年に早期退職後、パソコンによって執筆活動に励んできました。最盛期(?)は一日10時間くらいパソコンの前に座って小説や論文・エッセー、そしてGIシーズンは「ほぞかみ予想」など書きまくって「へ」でもありませんでした。
ところが、ここ数年、目の調子が悪く(老眼でメガネの度が合わなくなったこともあるようで)、キーボード入力を開始すると、すぐに目がしょぼしょぼしてだいたい1時間で目が痛くなります。2時間もやると、目がかすんでモニターの画面が見づらくてしょうがない。中断して休まざるを得ません。
昨年都市部の眼科に行こうとしたけれど、コロナパンデミックによってあきらめました。近くのメガネ屋さんで相談したら、老眼用メガネにしても無理で「一日10時間もパソコンをやるのが異常でしょう」と言われてしまいました。眼科でも「パソコン活動を減らしない」と言われそうです。
そんな状況ですから、現在一日のパソコン活動は5時間できればよい方で半減してしまいました。
他にも、昔から腰痛持ちでごまかしごまかし暮らしてきた(つまり、常時痛くはない状態をキープしていた)けれど、昨年夏ごろからどうしても痛みが引かないので、整形外科に診察してもらいました。
すると、脊柱管狭窄症であるとのご宣託。手術するか、ブロック注射するか。いずれも完治は難しいとのこと。
昔から腰痛の完治はあきらめていたので、「残りの人生も長くないし、取り合えず痛みがなくて生活できれば」と相談して毎日痛み止めのロキソニンを飲むことにしました。
朝1錠飲めば半日痛みが軽減されるので、日常生活を送り(散歩もして足腰の衰えを防ぐ)、夜は痛みを我慢する――といった道です。そのうち夜も我慢できなくなったら、夕食時にもう1錠飲もうかと思っています。
ロキソニンは胃を痛めるので良くないそうですが、医師によると一日3錠までなら大丈夫とのこと。
もうすぐ『一読法を学べ』の連載が終わります。その後は『空海論文編』の後編執筆、そして過去2年中断していた(投稿用)小説執筆が待っています。そこに「ほぞかみ予想」を入れると、3つとなって今の状況ではかなり厳しい。
一時は「ほぞかみ予想」の休刊も考えましたが、この中で最も楽しいのが競馬予想です(^_^)。
しかし、空海論文編は完結させねばならないし、投稿用小説執筆はこれを最後にしようと思っているので、こちらもやめることはできない。
そこで、競馬予想を簡単に、短くする方法を考えました。
それが文章による予想をやめて「オッズ予想」にすることです。
たとえば、昨年の有馬記念は[枠連順位]として以下のように掲載していました。
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[有馬記念枠連順位]
枠連型=3 巴 [AB型] 枠順AB=4.6
馬連型=A流れD[AB型] 馬連AB=6.6
枠連=AB//C/D/EFG//H
枠順=57 3 4 126 8
馬順=AB E D HFG 13
代行=C11 09 12 101514 16 枠順[A→B'→B→D]
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結果=132 5 4 馬順[A→11→B→D→E]
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以前「オッズ分析」と題してこの解説と予想を少々披露していたことがあります。
最近はやっていないので、参考にしている読者は少ないだろうと思います。
私はかなり参考にして文章予想を組み立てています。
なぜオッズ分析と予想を公開しないかというと、以前打ち明けたことがあるように正直つまらないのです(^.^)。
文章予想は「ああでもない、こうでもない」と検討して◎〇●などの印を付ける。
それが当たれば歓喜の極みだし、外れてもその原因についてまた「あれこれ」書ける。
ところが、オッズ分析と予想にそれはありません。
私が作成したオッズ一覧表ではほぼ自動化されているからです。
たとえば、上記をオッズ分析して予想すると、以下のようになります。
枠連の型は3つ巴であり、AB型である。ABC枠の573枠が強い。
枠連なら本命ABCの3つ巴。荒れるときはDEFかGHが絡む。
馬連はA流れDのAB型だから、馬順ABCDの4頭中心で、うちABが強いので◎〇となる。よって、馬連は本命なら[A=B→C・D]。3複本命は[A B C D]ボックス4枚。
ただ、枠連・馬連・3複の本命は買い目として出てきません。つまり「買わない」ようにしてあります。理由は他の馬券を買う以上、当たってトリガミとなる公算が高いからです。
3複予想に関しては少々企業秘密のルールですが、「この場合馬順Bが軸。3頭目の馬は薄目なら枠G・Hの4頭とA・B枠の人気薄代行=11番人気の馬」と出ます。
よって、
3複予想は[B→A・C→G 14 13 16 11]
馬連予想は[B→G 14 13 16 11]となります。
結果は馬順[A→11→B→D→E]だから、馬連は外れだけれど、3連複は的中です。
A・Bどちらかに絞れないときは馬連[A→G 14 13 16 11]も同時に出すことがあり、この場合は馬連も的中となります。
「ほんとかよ~。結果論じゃないか」と言われそうですが、直前予想で披露してもこうなります。
しかし、先ほど書いた通り、私はこのオッズ枠連順位が出した予想を(参考にしているけれど)買っていません。
決められたルールに従って機械的に買い目を出しているので、毎回ほぼ同じパターンの買い目になります。私が好きな「あれこれ検討する」余地がないのです。
私は昨年牡牝混合GIで牝馬の1番人気をほとんど軽視してその上に◎やウラ●を設定しました。オッズ予想でそれはありません。「1番人気は軸にできる」と出てきたら、牝馬であろうが、格下だろうが無条件で◎にします。
ここで(もうお忘れでしょうから)A~Dと11番人気の馬名と牡牝・年齢・騎手・結果を掲載しておきます。
[有馬記念結果]
A=クロノジェネシス 牝4・北村 友 1
B=フィエールマン 牡5・ルメール 3
C=カレンブーケドール 牝4・池 添 5(同着)
D=ラッキーライラック 牝5・福 永 4
11=サ ラ キ ア 牝5・松 山 2
オッズ予想ではこうした各馬の詳細は使いません。馬柱の成績、前走の着順、上り3Fとか展開なども使わない。
なぜかと言うと、詳細を見て「さすがにこの馬は来ないだろう」、「この騎手には思入れがあるので◎にしたい」、「この1番人気に4着以下はない。絶対◎だ」、「逃げ馬はこれだが、さすがに残れないだろう」など、いろいろな思惑が入って印をつけたり、カットしたりするからです。
たとえば、上記馬連3複予想のうち、「今回は8番人気までで決まるだろう」と思えば、3番手に「G」だけ残して馬順[14 13 16 11]馬をカットして、
馬連3複=[B→A・C→G] の4頭となります。
ここに本命ならと採用していた「D」を入れても5頭です。
結果、1頭「これはないだろう」とカットした11サラキアが激走して「それが来るんかよ~」とほぞをかまねばなりません(^_^;)。
それを防ぐため、オッズ予想では買い目に最低人気が入ろうがどうだろうが、無条件、機械的に買う(印をつける)ことにしているのです。
このオッズ予想、詳細を問題にしないだけに、当たったときの喜びがイマイチ(^_^;)。「あら、当たっているよ」てなもんです。
私としては特にウラ●の激走2着とか1着が的中したときは「よおっしゃあ~!!」と書きたいのです。
ただ、機械的予想だけに、はまれば当たる。特に荒れたときに引っ掛かることが多い。もちろん外れることもあるけれど、馬の能力・騎手などと無縁なだけに、人気薄が激走したとき、「それが来るんかよお」のほぞがありません。
以上です。今年はある意味つまらないけれど、簡単に予想できるオッズ予想を1年間やってみたいと思います。
もちろん実近一覧表は掲載しますが、今まで掲載していた全成績・騎手・実績からの印などは省略します。馬番と馬名は残すので、それ以外の情報はネットの馬柱によって確認してください。
もう一つ「実近一覧過去の傾向」と「展開予想」は残します。また、結果報告は次回GIレース、土曜の「直前予想」末尾に掲載いたします。
以上です。目の問題が解決すれば、また長文予想を復活するかもしれませんが、今年1年はこの方針でいきたいと思います。ご理解いただければ幸甚です。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:やっぱり長くなってしまいました(^_^;)。なお、今まで表記できていた「ほぞかみ」の「かむ」の漢字がなぜか環境依存文字として出なくなりました。今後はひらがな「ほぞかみ」とします。
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