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2023.04.29

天皇賞春、直前予想

 中1週の出走、御影祐です(^_^)。
 明日より6月安田記念まで怒涛のGI6連戦。
 京都もリニューアルオープンしたことだし、勝ち越しとは言わない、せめて勝率5割でいきたいものです。

 ところが、せっかくの京都競馬再開なのに、京都のGIは明日の春天1レースだけ。
 ちょっともったいない気持ちです。逆に東京が5レース(もある)。
 余計なお世話ながら「東京GIを一つくらい京都に移してもいいんでは」と思います。
 候補はマイルが3ヶもあるNHK、ヴィクトリア、安田記念のいずれか。

 秋10~11月に東京・京都2開催がありますが、そのときは京都が多く(4)、東京が少ない(2)。なので、前期東京を1つ京都に移し、後期京都1つを東京に移すことも考えられます。
 どのレースを移すか。安田記念とNHKマイルはやはり東京でしょう。
 よって、移転候補はヴィクトリアマイル(^.^)。すると、前期東京4、京都2となり、後期は東京2、京都4となる。一応バランスはとれる。
 が、理想を言えば、前期も後期も東京3、京都3とすべきではないか。

 そこでヴィクトリアマイルを東京から京都に移動すると同時に、思い切ってオークスを東京から京都に、後期京都の秋華賞を東京に移す。こうすれば、前期も後期も東京3、京都3となります。
 さらに、京都オークス、東京秋華賞の距離を変更する。

 以前から牝馬三冠の距離延長は妙だと感じていました。

 牡馬三冠は皐月(中山20)→ダービー(東京24)→菊花(京都30)と何の文句も不満もない3コースであり、距離延長なのに対して、
 牝馬三冠は桜花(阪神16)→オークス(東京24)→秋華(京都20)と、距離がマイルから2400に飛びすぎる。そして、秋華でまた短縮される。
 よって以下のように、
 桜花(阪神16)→オークス(京都20)→秋華(東京20か24)に変える。
 これによって桜花→オークスの(異常な)距離延長が解決できます。

 東京・京都のGIが前期も後期も東京3、京都3となれば、両コースのGIをライブで楽しめる機会が増える。
 いかがでしょう。JRAに提案してみようかしら?(^_^)

 とまー余計な雑感を述べたところで明日の天皇賞春。
 6歳以上は京都の経験があるけれど4歳以下はなし。
 5歳はあったりなかったり。それがどう出るか。

 もっとも、事前予想では以下の3頭、3強ムードです。
横山和03タイトルホルダー …21年菊花V・22年春天V・宝塚V・前日経賞V
ルメル01ジャスティンパレス…22菊花3着・前阪神大賞V
川 田13ボルドグフーシュ …菊花→有馬→前阪神大賞、3連続2着

 まとめれば、21年菊花V(5歳)馬対22年菊花2・3着(4歳)馬という構図。

 あれっ、昨年の菊花1着馬は?
 と思えば、前走日経賞1番人気9着でこけた横山武06アスクビクターモア。
 前走はタイトルホルダーに負け、雪辱を期しての出走。
 しかし、前走の着差は2秒6。かなりビミョーです。
「そんなのカンケーねえ」とばかりにこれを入れると4強?

 さらにもう1頭。
 人気急落が予想されるのが昨年春天1番人気2着だった和田竜07ディープボンド。
 その後[宝塚4→凱旋門18→有馬8→前阪神大賞6着]と鳴かず飛ばず。
 今年6歳にもなったし、オワコンでしょうか。

 しかし、同馬は数少ない京都コース体験馬。2歳から3歳秋まで京都を5戦して[2012]の成績。G2京都新聞杯を勝ち(ダービー5着)、京都コースの菊花賞で4着(7人)の結果を残しています。そのとき勝ったのは福永3冠コントレイル。
 実は週中ひそかなウラ●候補と考えています(^.^)。


 まずは過去7年の実近一覧結果から。

【天皇賞春、過去7年の実近一覧結果】
    一 覧     馬 順     [1234]群
2023年 →→→ →→→ →→→
2022年 F→D→A→B B→A→E→F 2→1→1→1 乖離1着
2021年 C→H→D→A C→B→E→A 1→2→1→1 乖離2着
2020年 B→F→H→A A→11→E→B 1→2→2→1 
2019年 B→G→D→C B→E→H→A 1→2→1→1 
2018年 F→A→D→E B→A→C→10 2→1→1→2 乖離1着
2017年 B→C→A→QC A→C→B→10 1→1→1→3 
2016年 C→QI→A→QD B→13→C→10 1→4→1→3 

 春天最大の特徴は第4群が1頭しか4着内に入っていないこと。
 乖離も少なく、馬連は第1→第2群が多いのでそれが狙い目。[1→1]は1回だけだし、[2→2]は一度もなし。
 馬順は7回全てAまたはBのいずれかが1着か2着。馬順Cも含めると1着または2着が7回中4回もあり、ど本命ABC決着も2回。残り3回は16年[B→13]、19年[B→E]、20年[A→11]。20年は逆乖離。

 つまり、馬順ABCを3強と見なすと、3強の123着が2回、1頭消えたのが3回、2頭消えたのが2回とよくある3強出現パターンです。
 不気味なのは16年、20年の2着フタケタ人気馬。4着にも馬順10が3回激走しています。成績からピックアップできるかどうか。

 3頭すべて消える大穴は考えなくてもいいようです。馬順Dは1頭も4着内に入っていません。たまたまかそろそろ出ごろか。というのは3強総崩れのとき筆頭はD(4番人気)だから。
 もっとも、3強全て消えたら「どう転んでも獲れない」とあきらめて「無駄な抵抗はしない方がいい(=余計な馬券は買わない)」のが賢明かと思います(^.^)。

******************************
 【天皇賞春 実近一覧表】 京都 芝32 18頭 定量58キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|馬      名牝歳|予OZ{実近}[展]3F|馬|乖|3指単複 印着
[1]
A=16|シルヴァーソニック| 2.7{AA}[10] |F| |FEFE △
B=13|ボルドグフーシュ | 4.1{BD}[14]C|C| |CDDD △
C=06|アスクビクターモア| 5.3{DC}[4] |D| |DCCB ・
D=03|タイトルホルダー | 7.0{FB}[2]逃|A| |AAAA ◎
[2]
E=11|ディアスティマ  | 7.9{CH}[1]逃|12| |11111212
F=01|ジャスティンパレス| 8.5{EF}[7]A|B|乖|BBBC ・
G=02|ディープモンスター|10.9{GE}[8]E|10| |09H09H
H=07|ディープボンド  |19.2{1109}[3]E|E| |EFEF 〇
[3]
QA=14|マテンロウレオ  |19.5{1010}[9] |H| |H101010
QB=05|アイアンバローズ |22.1{1211}[12] |11| |
QC=10|サンレイポケット |23.1{0912}[15]D|13| |
QD=15|エンド ロール  |33.3{14G}[11] |17| |
[4]
QE=08|トーセンカンビーナ|34.7{H15}[17] |16| |
QF=12|ブレークアップ  |50.0{1514}[6]B|G| |GGGG
QG=04|メロディーレーン |54.0{1613}[16] |15| |
QH=17|アフリカンゴールド|54.4{1317}[5] |14| |
QI=09|ヒュミ ドール  |69.0{1716}[13] |09| |1009H09

 注…「馬」は馬連順「3」は3複順「単複」は単複順位
---------------------------------------
 ○ 展開予想

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
 11 03 07 06 -17 12 01 02 -14 16 15 05 -09 13 10 04 08
覧5 △ ▲ 6 ◎ 〇
3F E B A E C D
本 ◎ 〇 ・ ・ △ △

-----------------
 [枠連順位]
 枠連型=A流れD [4巴・AB型] 枠順AB=5.0
 馬連型=A流れD [4巴・AB型] 馬連AB=4.5

 枠連=ABCD//EF/GH// 
 枠順=2173 84 65
 馬順=ABCD FE G09 
 代行=1510H11 1416 1213
 代2= 17
 ―――――――――――――
 結果=

[オッズ分析]
 週中予想では3強と思われたが、03・01・13・06の4強である。
 馬連は完全4巴。ただ、枠連はCD(7-3枠)を買うより枠A→EFの方が買われている。つまり、4巴型であり、AB型でもある。ただ、枠GHも無視できない。
 もしもA2枠[馬順A03タイトルホルダー]が強ければ、A流れEとかFくらいになっていいところだ。これは枠E・Fが弱いか、枠CDが強いとも言える。
 このような場合出現傾向としては本命の枠A~D決着が多い。もしもいずれかが3着に落ちると、枠EFGHが浮上する。
 また、3複もABC=7.3、ABD=8.0ゆえ、やはりABCDの本命決着か。
 オッズ分析からのお勧めはなし。ケンするレースのようだ。

*******************************
 ※ 直前予想

 ちょっと創作(予想)意欲の湧かない春天となってしまいました(^_^;)。
 前置きに書いたように、そして実オッズ分析でも4強気配です。
 まずは4強4頭の3複4点買いそうですね(^_^)。

 これでは「穴の可能性あり」と見ていろいろ書いても、結果本命サイドだったら当たってトリガミ必至。
 では、本命決着と見なして馬連馬単2頭、3複3単3頭に絞って多めに買って、結果「消したもう1頭が入着」だと「そっちかよお!」の悲鳴。
 または、(E以下の)妙な馬――どころかフタケタ人気の馬が激走したら、これまた総外れ必至。

 とは言え、前置きに書いたウラ●候補(07ディープボンド、馬順E)がもしも激走したら、「買やあ良かった」と悔やまねばならないし……。
 ああ、まっこと始まる前は心が千々に乱れます。

 で、早速私の結論。「絞って撃沈」を選びます(^.^)。

 印は以下の通り。
 ◎横山和03タイトルホルダー  5歳 A
 〇和田竜07ディープボンド   6歳 E
 △レーン16シルヴァーソニック 7歳 F
 △川 田13ボルドグフーシュ  4歳 C

 5歳A軸は確定。狙うのは4歳BCDではなく馬順EFの方。
 週中ウラ●候補だった07ディープボンドを(頭はないだろうが)2着なら、と考えて〇に抜擢。馬連・馬単は[03→07]のみ。この2軸で16、13を3着候補として流します。
 ただ、ディープボンド2着のときは3複単を馬順AB2頭[01ジャスティンパレス・06アスクビクターモア]に流しても、充分割が合うのでAB2頭も3着候補の[・]印として流しておきます。ルメールさんを無印にはできませんものねえ。

 ちょっと根拠らしきものを書くと、
 今回の春天17頭の年齢構成は以下。
 4歳(5)・5歳(3)・6歳3・7歳(4)・8歳(2)頭

 このうち5歳A03タイトルホルダーを軸として
 4歳BCD[01・13・06]3頭が来れば本命決着。
 もしも4歳3頭が3着以下に落ちれば、激走するのは(5歳2番手の松山G12ブレークアップではなく)6歳和田竜E07ディープボンドか7歳レーンF16シルヴァーソニックと推理しました。

 07ディープボンドは前置きに書いた通り。昨年2着だし、京都コースの経験もあるし、ここでもうひと踏ん張りしてもおかしくない。
 16シルヴァーソニックは過去6戦全て芝30以上を走って5走[2030](昨年の春天は中止)の好成績。前2走もG2ステイヤーズS→海外G3を連勝して、7歳とは言え激走3着があり得る。鞍上レーンだし。

 そして、4歳BCDの3頭ですが、ほんとはみなカットしたかった(^.^)。

 というのはこの3頭のうち13ボルドグフーシュと01ジャスティンパレスは今回58キロ初。この2頭は菊花2、3着で前走阪神大賞典では2着、1着。
 このとき58キロを背負ったのは他の5歳以上馬で4歳のジャスティンは57キロ、ボルドは56キロでした。
 そして、阪神芝30の同レースで勝ちタイムは良3064。過去10年良馬場8位と平々凡々。1000通過64.9のどスローでした。どうも強さが感じられない。

 一方、菊花賞馬の06アスクビクターモアは前走G2日経賞で初の58キロを背負って1番人気。なのに、不良馬場で1着タイトルホルダーから2秒6差の9位。果たして「カンケーない」と言えるかどうか。

 とは言え、さすがに3頭共倒れはないだろう。1頭は来ると思って選んだのが川田13ボルドグフーシュです。
 今回展開図を見ると逃げ・先行馬が多い。その筆頭はもちろん03タイトルホルダー。3200だからハイペースにならないとしても、そこそこのペースにはなりそう。ここは上がりのいい差し馬を狙いたい。

 そうなると13ボルドグフーシュ。11戦[3332]のうち上がりは10戦ベスト3内、1位は7回。しかも、2走前有馬記念(16頭)では3角まで14、15番手の後方追走。そこからまくって4角では6番手。上がりトップ(35.2)で1着イクイノックスの2着まで追い上げました。これは京都3200に絶好の走り方。これができるなら今回も激走必至。そう思って4歳から1頭抜擢しました。

 ちなみに、タイトルホルダーはGI3勝、G2も3勝、芝32の春天1着。58キロ上4戦3勝、前走日経賞は59キロを背負って不良馬場の1着。着差1秒3の大差勝ち。京都コース初ですが、まー大丈夫でしょう。連単軸にしたいと思います。

 というわけで絞って(ほぼ)4頭に(^_^;)。

 本紙予想
 印騎手番馬        名 馬順
 ◎横山和03タイトルホルダー  A
 〇和田竜07ディープボンド   E
 △レーン16シルヴァーソニック F
 △川 田13ボルドグフーシュ  C
 ・ルメル01ジャスティンパレス B
 ・横山武06アスクビクターモア D

 さて結果は?

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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Comments

此の文には熱量が感じられます、それも過激に。凄い!!
結果は残念でしたね。ニュースも野球に取られて扱いが少ない。私も観たのが1つだけ。突然の失速はアクシデントでしょうね。
此の文は楽しませて戴きました。

Posted by: OKITA | 2023.05.02 05:16 PM

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