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2023.11.27

ジャパンカップ、結果とほぞ噛み

 前号古馬58キロのGIについて「春天・安田記念・秋天」と書きましたが、「春天・安田記念・宝塚・秋天」の誤りでした。直後に「宝塚58キロV」などと書いているので、本旨に問題ないものの、お詫びして訂正いたします。

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【前回GI結果】

 ジャパンカップ、結果は――印的中でも馬券買わず…の全滅(^_^;)

 1着―ルメル 02イクイノックス…………[◎] 単勝=1.3
 2着―川 田 01リバティアイランド……[〇]
 3着―ビュイ 17スターズオンアース……[・]
 4着―戸崎圭 05ドウデュース……………[▲]
 5着―横山和 03タイトルホルダー………[●]

 一覧[A→B→D→C] 馬群[1→1→1→1]
 馬順[A→B→C→D] 枠順[A→A*→C→D]

 枠連=1-1=1.8 馬連=02-01=1.8 馬単=2.6
 3連複=02-01-17=6.0 3連単=11.3
 ワイド12=1.3 W13=3.1 W23=4.4

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 本紙予想結果
 印騎 手番馬       名 馬 結果
 ◎ルメル02イクイノックス   A 1
 〇川 田01リバティアイランド B 2
 ▲戸崎圭05ドウデュース    D 4

 ●横山和03タイトルホルダー  F 5
 ▲戸崎圭05ドウデュース    D 4
 ・ヴェロ07イ レ ジ ン   09  9
 ・和田竜14ディープボンド   G  10
 ・モレイ10ダノンベルーガ   E  6
 ・ビュイ17スターズオンアース C 3
 ・吉田豊08パンサラッサ    H  12

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【JC、過去8年の実近一覧結果】

    一 覧     馬 順     [1234]群
2023年 A→B→D→C A→B→C→D 1→1→1→1
2022年 E→A→G→D C→B→D→E 2→1→2→1 乖離C・D
2021年 A→B→C→QD A→C→B→09 1→1→1→3 
2020年 A→B→D→C A→B→C→D 1→1→1→1 
2019年 F→B→G→QD D→E→A→13 2→1→2→3 乖離D・A
2018年 A→E→C→B A→D→C→E 1→2→1→1 
2017年 B→C→A→F D→B→A→F 1→1→1→2 
2016年 E→H→D→B A→F→E→B 2→2→1→1 乖離A

 こんなにも一覧と結果が対応しているとは…ある意味驚き。
 過去7年中第1馬群4頭内で決まったのが3回。今年さらに1回追加された。
 第1馬群は究極の4頭絞りだったことになるが、まー買っても詮無い馬券である。
 第3群の乖離馬2頭は6、10着と不発だった。

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 【ジャパンカップ 実近一覧表】 東京 芝24 18頭 定量58キロ
                  (人気は前日馬連順位)
順=番|馬       名牝歳|予OZ{実近}[展]3F|馬|乖|3指単複 印着
[1]
A=02|イクイ ノックス 4| 1.7{AB}[8]C|A| |AAAA ◎1
B=01|リバティアイラン牝3| 6.1{BA}[9]A|B| |BBBB 〇2
C=05|ドウ デュース  4|10.1{CC}[5] |D| |EECD ▲4
D=17|スターズオンアー牝4|12.5{DD}[13]B|C| |CDEC ・3
[2]
E=13|クリノメガミエー牝4|13.9{1810}[7] |16| |
F=07|イ レ ジ ン  6|22.5{EF}[4] |09| |10H0909 ・9
G=03|タイトルホルダー 5|27.7{09E}[2]逃|F| |DCDF ●5
H=08|パンサ ラッサ  6|27.8{GG}[1]逃|H| |H10FG ・12
[3]
QA=10|ダノン ベルーガ 4|30.0{HH}[10]D|E|乖|FGGE ・6
QB=09|ヴェラ アズール 6|33.8{F11}[17]E|10| |
QC=04|スタッド リー  5|46.3{1212}[6]E|11| |
QD=14|ディープ ボンド 6|52.3{1509}[3] |G|乖|GFHH ・10
[4]
QE=16|イ ン プ レ ス4|55.1{1314}[16] |15| |
QF=15|ショウナンバシット3|59.6{1015}[12] |12| |11121212
QG=18|ウインエアフォルク6|66.5{1713}[18] |14| |
QH=06|フォワードアゲン 6|85.7{1416}[11] |13| |
QI=11|トラストケンシン 8|97.5{1117}[15] |17| |
QJ=12|チェスナットコート9|99.9{1618}[14] |18| |

 注…「馬」は馬連順「3指」は3複系順位、「単複」は単複順位
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 ○ 展開予想(逃げ2頭)

※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
 逃げ     先行     差し     追込
番08 03 14 07 -05 04 13 02 -01 10 06 15 -17 12 11 16 09 18
覧 6 ▲ 5 ◎ 〇 △
3F E C A D B E
本・ ● ・ ▲ ◎ 〇 ・ ・
結 5 4 1 2 3

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 [枠連順位]
 枠連型=A流れG [A 型] 枠順AA=2.3・AB=7.5
 馬連型=A流れF [AB型] 馬連AB=2.3

 枠連=A//BCDE/F/G//H/ 
 枠順=1 5832 4 7 6
 馬順=A ECDF H G 17 枠順[A→A*→C→D]
 代行=B 10141311 09 12 18 馬順[A→B→C→D]
 代2= 15 16
 ―――――――――――――
 結果=12 345

 [オッズ分析]
 枠はA1枠に馬順A02イクイノックス、B01リバティアイランドが入っ
て1枠絶対(に見える)A流れ。A枠のゾロ目・馬順ABが1番人気の2倍
強。これでは他の馬券を買ったのではトリガミ必至。以前このパターンの
出現率を書いたことがある。
 パターンは3つ。A枠のワンツー、A枠どちらかの2着内(お勧めはB
01)。最後にA枠両方が3着以下に消える。
 最後のパターンはハンデ戦とか2歳戦などでときどき見かける。さすが
にケンするレースか。
 敢えて穴を買ってケンする(^_^;)なら、A1枠からFGH枠への流し。
 枠と馬順の異変がB5枠に見られるので、馬順E(10ダノンベルーガ)か
らA02、B01へ馬連・3複を買ってケンする手もありか。

 [結 果]
 結果はA1枠のワンツー。3着も馬順Cのどどど本命(^_^;)。
 やはりケンするレースであった。

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 ※ 回  顧

 この日は関東同様大分内陸も冬の寒さ。
 私は温泉で温まっていつものいとことテレビ観戦。
 穴党のいとこはもちろん、私も「今日の穴馬は来る気がします」とスタート前とても威勢が良かった。そのとき私は言ったものです。
「いつもなら◎〇→総流しと言うんですが、今回はそれで16枚使ってもしも123番人気決着だと目も当てられないから、その馬券は買わないんです」と。

 この予感が的中しました(^_^;)。

 単勝人気は[1→2→5]ですが、馬順は[A→B→C]。3複払い戻し600円ではねえ。
 今回はお金持ちのためのレースで、我ら穴党貧乏人は我慢の競馬でした。

 それにしても、ルメール02イクイノックスの勝ち方、恐れ入ります。
 もしかしたら「レコード走の反動があるかも」と思ったけれど、カンケーなかったようです。

 レースは宣言通り吉田豊08パンサラッサが大逃げ打って1000通過57.6。
「おいおい。1200のレースじゃないんだよ」と言いたくなりました。

 久しぶりの「テレビ馬的大逃げ」だし、昔(大昔?)秋天が3200メートルだったとき、プリティキャストの大逃げを思い出しました。
 1980年のことで私が競馬を始めた年です。向こう正面では後続を20馬身くらい離して「まー無理だよな」と思ったら、あれよあれよと逃げ切り。愕然としたものです。

 パンサラッサも向こう正面では10馬身以上の大逃げ。そして、番手はウラ●03タイトルホルダー。これが実質の逃げであることは明らか。
 このときは「しめしめ」と思いました(^.^)。

 ◎(だけど消えてほしい)ルメール02イクイノックスは数馬身後の3番手。不気味。
 ついでに消えてほしい〇川田01リバティアイランドは4番手先行。
 戸崎圭05ドウデュースも6番手当たりを先行していました。
 私の印は◎〇●▲の4頭絞りであり、ウラ●か▲さえ絡めば、ちょっと面白い的中がありました。

 そして、この4頭確かにみな掲示板に載った。
 が、そこにもう1頭ビュイック17スターズオンアースが食い込んだ。
 それも3着の位置に。これが誤算。

 同馬は古馬牝馬56キロを経験して2戦「2着→3着あり」として注目していた馬――ではあるけれど、印は軽視。
 かくして、印をつけながら買わなかった予想の《的中》(?)なのであります。

 勝ったルメール02イクイノックスの勝ちタイムは2218。これはアーモンドアイの芝24レコード2206に次ぐ2位。
 アーモンドアイは牝3歳53キロのタイムであり、イクイノックスは58キロのタイムだから、重みが違います。2着リバティアイランドとは4馬身差。

 最速上がりはイクイノックスで33.5。3番手先行してこの上がりを出されたのではどうしようもありません。
 実質逃げの番手03タイトルホルダーの上がりは35.0でした。これでは勝ち負けにならず、5着掲示板は頑張った方。
 4着ドウデュースの上がりは2位の33.7。これも頑張った方だと思います。イクイノックスとの勝負付けはホントに終わったようですね。

 今回の勝利でイクイノックスは昨年秋天から有馬→ドバイ→宝塚→秋天→JCとGI6連勝、今年GI4勝で文句のつけようのない年度代表馬候補。
 まるで米大リーグ大谷翔平МVPのように「投票前から満票の選出」が予測される候補です。

 父キタサンブラックは供用わずか3年目。重賞(今回を含めて)12勝。うちGI6勝。つまりイクイノックス1頭の成果。産駒初の年度代表馬でしょう。

 にしても不思議なのは昨年皐月とダービーで2着に負けていること。
 しかもそのときは皐月3番人気、ダービー2番人気だから、ファンの評価は間違っていなかったことになります。
 ればたらはないけれど、あれ勝っていたら新馬から9連勝。ディープインパクト級の大騒ぎになっていたと思います。

 思い起こせばGI6勝の父キタサンブラックも[新馬→1W→G2]を3連勝しながら、皐月4番人気3着→ダービー6番人気14着でした。
 秋になってG2セントライトV後菊花5番人気1着。4歳以降GI5勝だから、大器晩成タイプであり、実子イクイノックスもその血を受け継いだのかもしれません。

 最後にもう一つ。
 イクイノックスはシルクレーシング一口馬主(8万円×500口=4000万)の馬。
 それが今回の勝利(1着5億追加)で獲得賞金22億超、歴代1位になったそうです。
 4000万の50倍強を稼いだことになります。
 ちなみに2位はアーモンドアイ、3位は父キタサンブラック(^.^)。

 馬主の取り分は80パーセントと言われるから、今回4億を500人で分け合う形。
 一口80万。2口分持っていたら160万円!

 一口8万ならビンボー人でも出せる金額。「うらやまし~」と思ったところです(^.^)。
 もっとも、この背後には真逆の結果となった一口馬主各位も大勢いらっしゃるのでしょうね。
 こういう成功例を見るから、投資詐欺とか還付金詐欺に飛びつきやすい。
 やっぱりビンボー人は穴党競馬を小さく楽しむ程度がよさそうです。
 
 以上です。

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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