宝塚記念、直前予想
中2週の出走、毎度ほぞ噛み御影祐です(^_^)。
さて、いよいよ明日は前期GIオーラス宝塚。(半期)有終の美を飾りたいものです。
ところが、一体何が起こったのか。わずか13頭の出走。
だけでなく武豊04ドウデュースとルメール02ジャスティンパレス、両牡5歳2強の気配。
2頭の3複[◎〇→総流し]でも11枚。取りあえず買っときますか?(^.^)
しかし、まさかの事態にも備えておくべきだと思います。
災害は忘れたころにやってくる。小頭数だから本命決着とは限らない。
今年大きな異変(をもたらすかもしれない事態)はコース。
阪神から京都競馬場に変更です。距離は変わらず芝22。
最近「京都の宝塚」って聞かないよなあと思って調べたら、21世紀以降だと2006年の1回。その前は1995、91年の2回。84年にGIとなってからはこの3回だけ。
ちなみに、2006年の優勝馬? わかりますよね。
ほらあの名馬。武豊騎乗で天馬と呼ばれ、常に後方、常に大外一気のあの馬ですよ(^_^)。
驚くのはこの2006年宝塚の頭数。何頭だと思いますか?
そう。13頭なのです。こんな偶然あるのでしょうか。
武豊騎乗イニシャルDIは牡4歳。前年の無敗三冠馬は春天Vから単勝110円のど1番人気。
稍重馬場の08番から前半ほぼ最後方。4角7番手から上がり最速34.9。2着に4馬身差をつけての楽勝でした。
では2、3着馬は?
2、3番人気――と言いたいところですが、2着は差し馬の10番人気。3着は逃げた9番人気。馬連19倍ながら3複2万、3単4万の万シュー決着となりました。
……ということは?
今回も1番人気確実武豊04ドウデュースの1着(^.^)。
が、2着3着は薄目-薄目かも。
取りあえず[ドウデュース→10=09=08人気]の3複買っておきましょう。
まずは過去8年の実近一覧結果から。
先ほど「どうしたことか」と書いたけれど、宝塚は13頭以下、16頭以上が交互になることで有名。なので頭数を明記しています。
【宝塚記念、過去8年の実近一覧結果】
一 覧 馬 順 [1234]群
2024年 →→→ →→→ →→→(13頭)
2023年 A→H→B→C A→09→B→C 1→2→1→1(17頭)
2022年 E→F→B→QC A→F→D→C 2→2→1→3(18頭)乖1着
2021年 A→H→B→C A→G→B→C 1→2→1→1(13頭)
2020年 C→D→QG→B C→G→13→A 1→1→4→1(18頭)逆2着
2019年 C→B→E→D D→A→F→C 1→1→2→1(12頭)
2018年 QE→QA→QD→QB G→F→12→D 4→3→3→3(16頭)乖1・2着
2017年 E→F→B→D E→F→C→D 2→2→1→1(11頭)
2016年 F→A→D→E G→A→B→D 2→1→1→2(17頭)
13頭以下4回目なので、過去3回を抜き出すと、
一 覧 馬 順 [1234]群
2021年 A→H→B→C A→G→B→C 1→2→1→1(13頭)
2019年 C→B→E→D D→A→F→C 1→1→2→1(12頭)
2017年 E→F→B→D E→F→C→D 2→2→1→1(11頭)
馬群を見てわかるとおり、(そもそも不在か1頭の)第4群が絡まないのは当然として第3群が1頭も4着内に入っていない。今回続くかどうか。
また、第1群は2頭から3頭4着内。それもほぼ馬順A~D。
が、第2群が1頭は3着内に入っており、それは別に乖離馬ではない。
馬順では[EFG]の激走あり。
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【宝塚記念 実近一覧表】 京都 芝22 13頭 定量58キロ
(人気は前日馬連順位)
順=番|馬 名牝歳|予OZ{実近}[展]3F|馬|乖|3指単複 印着
[1]
A=04|ドウ デュース 5| 2.2{AA}[3] |A| |BAAB ◎
B=02|ジャスティンパレス5| 4.8{BC}[12] |B| |ABBA 〇
C=10|ローシャムパーク 5| 5.7{CD}[7] |E| |EGFH △
D=03|ベラジオ オペラ 4| 5.9{DB}[2] |D| |DEDE △
[2]
E=12|ブロー ザホーン 5| 7.6{EF}[5] |C|乖|CCCC ・
F=06|ヒート オンビート7|11.2{G09}[8]B|12| |11131112
G=09|ソール オリエンス4|11.9{HG}[11] |H| |H09GG ●
H=01|シュトルーヴェ セ5|12.8{09E}[10]A|G| |GFH10 △
[3]
QA=13|ルージュエヴァイ牝5|13.7{F11}[9]D|09| |101010F
QB=07|ブ ラ ダ リ ア5|23.9{11H}[1]逃|F|乖|DFED ・
QC=11|ヤマニン サンバ 6|26.0{1010}[13]C|13| |
QD=05|ディープ ボンド 7|38.7{1312}[4] |10| |09H0909
[4]
QE=08|カ ラ テ 8|39.7{1213}[6]E|11| |
注…「馬」は馬連順「3」は3複順「単複」は単複順位
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○ 展開予想
※展開(3Fは前走の上がり優秀5頭)
逃げ 先行 差し 追込
番07 03 04 05 -12 08 10 06 -13 01 09 02 -11
覧 △ ◎ 5 ▲ 6 〇
3F E B D A C
本・ △ ◎ ・ △ △ ● 〇
結
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[枠連順位]
枠連型=3巴 [AB型] 枠順AB=4.1
馬連型=3巴 [AB型] 馬連AB=3.9
枠連=AB/C/DEF/GH/
枠順=42 8 357 16
馬順=AB C DFE GH
代行=10 09 1213 11
―――――――――――――
結果=
[オッズ分析]
枠連も馬連も3巴のAB型。枠EFの馬順がFEとなって転換があるが、複数枠であり矛盾とまでは言えない。枠連A-Hが24.5倍だからG・H枠をカットできない。並びは順当で代行激走は考えなくて良いのではなかろうか。ただ本命決着でC8枠が絡むなら、09位[13ルージュエヴァイユ]を抑えておくべきか。
AB型のお勧め馬券は[AB軸にCD蹴ってEFGH]だが、枠連AB決着の可能性高く、ばらばら買ってはトリガミ必至。ここは枠連AB[4-2]・馬連AB[04-02]を買ってケンするレースか。
ただ、もしもGH枠が激走するなら、トリガミ覚悟で[AB→GH]の枠連を少々遊ぶのもいいか。ウラの[CDEFボックス]は不要ではないかと思う。
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※ 直前予想
さて結論です(^_^;)。
週中穴の開くほど馬柱を眺めてあれこれ検討しました。
木曜に枠番が決まると、直ちに実近一覧表を作成して04ドウデュースが一覧トップA、02ジャスティンパレスが2位のBであることを確認しました。
そして、金曜夜には前々日馬連AB[04-02]=350円のど1番人気であるとわかって「これはもうAB=◎〇で仕方なし」の結論に到達しました。
ともに牡5歳、鞍上武豊対ルメール。雌雄を決するときが来た――てなところでしょうか。
ただ、昔から「銀行馬券」という言葉があって以前は「この2頭で鉄板」などと言われたものです。もしもこの馬券に100万投入すれば確かに配当350万。10万なら35万に化ける。だが、ハナ差3着だと失意の0円。「だまされたあ!」と叫びたくなる(^.^)。
そもそもしがない年金生活者にそのような剰余金はなし。お上より恵まれた定額減税や貧困生活者への給付金もちびちび使うしか道はなし。[せちがれえー(^.^)]
馬券1点に1万どころか千円賭ける根性も投資意欲もない以上、まーこの馬連ABはお楽しみ馬券として各自の観戦料といたしましょう。
しがない、せちがらい馬券愛好家としては両馬が1、2着なら3着は何か。
あるいは「龍虎の馬連不成立なら激走するもう1頭は何か」そこを狙いたいと思います。
そこで04ドウデュース、02ジャスティンパレスへのいちゃもん(^.^)。
これはもう全成績ですでに現れています。
武 豊04ドウデュース=13戦[6115]重賞[4115]GI[3014]
ルメル02ジャスティン=14戦[5225]重賞[3225]GI[1225]
5歳とは言え、着外の多さが目立ちます。
ドウデュースのGIVは2歳朝日杯、ダービー、昨年の有馬。GI3勝はメンバー最多(他は1勝まで)。
かたやジャスティンパレスは昨年春天の1勝のみ。2着2回は2歳ホープフルSと昨年の秋天(イクイノックスの2着)。
両馬のGI複率は8分の4、10分の5できっちり5割。連率3/8、3/10。
このような確率の馬の組み合わせを鉄板とか銀行馬券と呼べようか。
たとえば、昨年宝塚記念V馬イクイノックス(4歳)と比べると
ルメル・イクイノックス=7戦[5200]重賞[4200]GI[3200]
そして、昨年イクイノックスは宝塚前走ドバイGIシーマC1着。
対して04ドウデュースは前走ドバイGIターフ5着(1人)。
02ジャスティンパレスも前走ドバイGIシーマC4着(4人)。
伏兵が食い込む余地は充分にある、と思うのです。
もちろんこの2頭がマッチレースを演じ、他の11頭が追って届かずになっても不思議なし。両馬の父を見てもう一つ20年越しの因縁があることに気づきました。
ドウデュースの父はハーツクライ。ジャスティンパレスはディープインパクト。
おおなんという因縁。05年有馬記念で武豊DIに(国内13戦で)唯一黒星をつけたのがハーツクライなのです。
その鞍上は? なんとルメールさん。
あれから約20年経ってディープとハーツの仔、ドウデュースとジャスティンに武豊とルメールが騎乗して雌雄を決しようとする。
ロマンじゃあ(^_^)。
龍虎どちらを◎とするか――ですが、ドウデュースとジャスティンの対決ならすでに決着がついています。
2頭同時出走のレースは以下の通り。
04ドウデュース=皐月3着→ダービー1着…秋天7着→有馬1着
02ジャスティン=皐月9着→ダービー9着…秋天2着→有馬4着
かくしてドウデュースの3勝1敗。
それに20年越しの因縁としては武豊ディープ産駒によるルメール・ハーツクライへの雪辱ではないか。やはりドウデュース◎、ジャスティンパレス〇。馬単04→02も買いましょう(^_^)。
ただ、この4戦ジャスティンの鞍上はデムーロと横山武。ルメールさんは新馬→1W連勝……昨春G2→春天連勝以来です。つまり、ジャスティンパレスは鞍上ルメールだと4戦4勝。うーん。馬単02→04買っとく?
ちなみに、ルメールさんは2002年から短期免許で毎年来日騎乗。4年目に重賞初V。それが有馬記念のハーツクライでした。
あのころ現在の活躍ぶりを一体誰が予想したでしょう。武豊・福永祐ちゃん全盛のころでした。
20年の経過っていろいろ、いろいろあるんですねえ。[としみじみつぶやくのはもう一つのメルマガ(次号)と関係あります(^_^;)]
それはさておき、そうなると2強に続く3着かどんでん返し(^.^)のもう1頭。これをウラ●としたい。
ところが、これが難解。と言うか迷いに迷う。
その前に基本データとして年齢構成、前走ステップ別頭数を掲載しておきます。
[年齢構成]
4歳=2 5歳=7 6歳=1 7歳=2 8歳=1頭
牡馬=11頭 セン馬=1頭(01番) 牝馬=1頭(13番)
[前走ステップ]
GI春 天=2頭(12 05)
GI大阪杯=5頭(03 10 13 07 09)
ドバイGI=2頭(04ドウデュース・02ジャスティン)
G2目黒記=2頭(01 06)
G3鳴尾記=2頭(11 08)
当然ながらドウデュースとジャスティンが3着内なら、もう1頭の前走は他のステップから。GI春天か大阪杯。G2目黒かG3鳴尾記念か。過去10年を見ると、多いのは春天か大阪杯。が、目黒も鳴尾もあり。
年齢では高齢馬さすがにムリ筋ながら、気になるのが7歳ディープボンド。G2の4勝はメンバー最多、GIVはないけれど、GI2着4回。京都コース[2132]、前走春天3着も不気味。
また、宝塚では牝馬もよく来ており、唯一牝馬の13ルージュエヴァイユも激走あるか。さらに、唯一セン馬の01シュトルーヴェはレーン騎手騎乗。同馬は目下G2を2連勝。前走目黒記念では4角10番手から上がり32.9を出して1着。この上がりはもちろん全馬のA。
さらにさらに、京都の芝22ということで逃げ馬も気にかかる。逃げAは池添07ブラダリアだが、指数は4.4。つまり、今回ぎんぎんの逃げ馬不在。
通常はどスロー予想ながら、土曜の降雨で重か不良必至だけに、妙な馬が大逃げ打つ可能性もあり。
このようにいろいろ迷うけれど、◎〇両馬が5歳ゆえ、5歳馬は打ち止めとしたい(^.^)。ここは高齢馬より4歳2頭のいずれかをウラ●としたい。
4歳2頭とは横山和03ベラジオオペラと横山武09ソールオリエンス。
おお、横山兄弟(^.^)。親父はいない。
両馬の父はベラジオがロードカナロア、ソールがキタサンブラック。
2頭の前走は03ベラジオオペラがGI大阪杯1着(2人)。
横山武09ソールオリエンスは同大阪杯7着(5人)。
これを反映してか今回馬順は03ベラがD、09ソールがH。
実は前期重賞・GI戦線において明け4歳――つまり昨年の3歳馬を軽視していました。今年の4歳馬は弱いぞと。
このメンバーの前走を見ると、春天123着が6-5-7歳。G2目黒記念も5-6-7歳。4歳馬はどちらも4着が最高。G3鳴尾記念でさえ123着6-8-6歳。
ところが、GI大阪杯は123着4-5-5歳と4歳馬のベラジオオペラが勝った。
もっとも、私は「フロックだな」と見ました。「もしも大阪杯にドウデュースとジャスティンが出ていたら、ベラジオオペラは4番人気であり、たぶん良くて3着だろう」と思ったからです。つまり、大阪杯は鬼のいぬ間のG2みたいなもん。
となると、大阪杯から宝塚出走の両4歳馬は軽視――が本来の予想。
だからこそ、7歳馬のディープボンドに触手が動いたのですが、ここは見方を変えました。「4歳馬弱し」とは多くのファンの思うところ。そのウラをかいてこそギャンブラーの真骨頂(^.^)。人の行くウラに花あり――のことわざもあり。
4歳馬なら大阪杯Vの03ベラジオオペラですが、この2頭比べてみると、09ソールオリエンスの方が上だとわかりました。
たとえば、両馬ともに新馬から3連勝しているけれど、内容が以下。
03ベラジ=2歳新馬→1W→G2スプV →皐月10着→ダービー4着
09ソール=2歳新馬→G3→GI皐月V →ダービー2着
03ベラジオオペラはその後休養して年末G3チャレンジC1着→今年2月G2京都記念2着から大阪杯を勝ちました。
一方、ソールオリエンスの後期はG2セントライト2着→菊花賞3着。
ダービー後勝てなかったけれど、前途洋々に見えました。
何しろダービーから3戦1.8→1.6→2.7倍の1番人気でした。
ところが、その後がいけない。有馬に出てドウデュースの8着(4人)。今年2月G2中山記念4着(1人)。そして、前走大阪杯7着(5人)。
ただ、有馬の鞍上は川田、中山記念は田辺。そして、前走横山武に戻ったけれど、あのていたらく。今回馬順Hも仕方ないところです(単勝は17~8倍の7番人気)。
実は斤量でいうとベラジオオペラは前走58キロ1着ですが、ソールオリエンスは過去2戦58キロともに着外。大きな不安材料です。
こけて不思議ないウラ●抜擢ながら、一つ「もう一度あのレースができたら」と強調したいレースがあります(^.^)。
3連勝目のGI皐月賞です。中山芝20、18頭立てのレースで道中15番手のほぼ最後方。4角でも17番手。しかも馬場は重。絶望的な位置から前の16頭を上がり1位(重ゆえ35.5)でごぼう抜きしました。
中山であのレースができるなら、京都芝22で同じことができるかもしれません。京都コースは菊花賞3着で経験済みだし、今回頭数は13頭。重馬場間違いなし。ここで4歳馬の悪評を吹っ切ってほしいものです。
本紙予想
印騎 手番馬 名 馬順
◎武 豊04ドウ デュース A
〇ルメル02ジャスティンパレス B
△戸崎圭10ローシャムパーク E
△レーン01シュト ルーヴェ G
△横山和03ベラジオ オペラ D
・菅原明12ブローザ ホーン C
・池 添07ブラ ダリ ア F
●横山武09ソールオリエンス H
さて結果は?
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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